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「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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  ★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
56
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2018/01/14 (Sun)
私は何かを購入する際に、
個別の商品よりも、
その商品の製造元や販売店を気に入って購入することが多く、
お気に入りのメーカー(ブランド)や行きつけの店が、
ほぼ決まっています。

したがって、
ショッピングは極めてシンプルに、
決まった店に行って、
決まったメーカーの商品をチェックするだけなので、
大概の場合、
短時間で用が済んでしまいます。

いわゆる「衝動買い」をほとんどしないタイプなのですが、
見方によっては「ブランド指向」と言えなくもありません。
(ミーハーと紙一重かも…(笑)

そんな私の自宅のパソコンは、
1990年代に初めて購入して以来、
ずっとMacです。

つまり、
iPhoneが普及する以前から、
Macを愛用しているのでした。

Macが気に入ったのは、
まずデザイン…(やはり、ミーハーかも…)
そして、
完成度の高い商品と、
そのクオリティを守るメーカーのプライド。
安易に妥協したり、
世間に迎合しないところがよいのです。

ところが…

昨年の後半以降、
iPhoneのバッテリー問題で黒い噂が流れ、
(具体的に書くと色々うるさいので内容は省略します)
それを裏付けるかのように、
自分のiPhoneの調子が悪くなり、
(もちろんバッテリーですな)
少々メーカーに対して不信感を抱き始めていました。

そんなことを言っていたら…

ここ数日、
バッテリーの消耗が笑えるぐらい早くなり、
ソフトウェアをアップデートしたら、
いきなりシャットダウンするトラブルは回避したものの、
日常生活の支障をきたすほどのレベルなので、
バッテリー交換を視野に入れ、
修理を予約することにしました。

エイトとかテンに機種変更することも検討したのですが、
望遠レンズ付きが欲しいものの、
センタースイッチはあってもよいから、
もう少し小さいサイズがあればいいなぁ…
もしかすると、
その仕様がナインになるのかな?
などと考え躊躇していたところへ、
前述のトラブルから、
バッテリー交換の価格を大幅に下げていることを知り、
今回は修理で行こうと決心したのです。

ところが…

純正パーツを扱っている、
直営または特約ショップは限られている上に、
事前予約の制度になっていて、
土日の二日間では用が足りませんでした。

純正パーツでないと、
後で何かと損をすることになるので、
これは守りたいところですが、
毎日使うものの修理に、
ここまで手間がかかるのもいかがなものかと思い、

クオリティを守るメーカーのプライドってヤツは、
場合によってはうっとおしいものになるなぁ…
などと、
私の「ブランド神話」が揺らいできました。


あ…そうそう、
ひとつだけ、
そういう買い方をしないで、
ほぼ「衝動買い」をしているものがありました。

それは、
ギターです(笑)

こちらはまだ、
100%信頼できるメーカーに出会っていないのかもしれませんね。


いや、
そんなことはどうでもよい。
明日の昼休みは、
Macへ行かねば…
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★2018/01/08 (Mon)
さて、
2018年最初の話題は、
2017年末に、
紙ジャケ・再発シリーズを9枚、
一気に揃えてしまった、
ピンク・フロイドについてです。

9枚というのはつまり、
デビューアルバム『夜明けの口笛吹き(The Piper At The Gates Of Dawn)』から、
『神秘(A Saucerful Of Secrets)』
『モア(More)』(サウンドトラック)
『ウマグマ(Ummagumma)』
『原子心母(Atom Heart Mother)』
『おせっかい(Meddle)』
『雲の影(Obscured By Clouds)』(サウンドトラック)
『狂気(The Dark Side Of The Moon)』
『炎(Wish You Were Here)』
のことで、

以前にも述べましたが、
私にとってのピンク・フロイドとは、
まさに、
ここまでの作品を指しています。

この後の『アニマルズ(Animals)』『ウォール(Wall)』は別のバンド…
とまで言ってしまうと言い過ぎでしょうか…
とりあえずは、
別のコンセプトに支えられている作品ととらえています。

そして、
そこにあまり魅力を感じておりませんでした。

したがって、
私にとってのピンク・フロイドとは、
アルバム『狂気』であり、
この作品に至る軌跡だったのです。


2017年11月26日の項で、
『ウマグマ』が『狂気』のサウンド作りの過程で、
重要な役割を果たしていると述べましたが、
今回あらためて、
前述の9枚を聴き込んでみると、
まだ他にも発見がありました。


まず、
『アニマルズ』以降のコンセプトが違うと述べましたが、
もう1枚、
デビューアルバム『夜明けの口笛吹き』も、
その後の8枚とコンセプトが違うようです。

当時のリーダーである、
シド・バレットは、
少々変わったセンスではあるものの、
ポップ(つまり大衆音楽然とした曲調)であることを基本としているせいか、
今になって聴いてみると、
このアルバムはサイケデリックというよりは、
グラムロックっぽく聴こえるのでした。

シドのセンスに、
不思議なキラキラ感があるから、
余計にそう感じるのかもしれません。

ここから、
初期のTレックスや
ロキシーミュージックに近いものを感じてしまうのです。

そして、
彼の弾くギターはイケています。
現代のポップシーンでも十分通用しそうな、
普遍性のある音のセンスが素晴らしい。
(テレキャス特有のゴリゴリしたトーンもよいですね)

『夜明けの口笛吹き』は、
シドが伝説の存在ではなく、
ミュージシャンとしての才能に溢れていたことを確認できる作品です。

このポップな感じですが、
じつは『ウォール』でもう一度前に出てきます。

そして、
もう1つ際立ったのが、
『おせっかい』の、
2つの代表曲(「吹けよ風、呼べよ嵐」と「エコーズ」)にはさまれた小曲…
2曲目の「ピロウ・オヴ・ウィンズ」から
「フィアレス」「サントロペ」における、
ギルモアさんのギター。

これは当時流行の先端だった、
ジャズやファンクに影響された、
クロスオーバー的なオシャレなギターですが、
ギルモアさんはソロアルバムで、
かなりそちら側へ寄ったギターを弾いておりまして…
じつは「おせっかい」でその片鱗が伺えるのです。

ちなみに、
当時の先進的なギタリストには、
この嗜好が見られ、
最近何かと話題にする、
フォーカスのヤン・アッカーマンも、
『フォーカス3』の後半でこのようなプレイを見せたと思ったら、
ソロアルバムでは全面的に採用し、
オシャレなサウンドを作り出していました。

さらに余談ですが…

プログレ系のギタリストは、
ジャズのプレイスタイルからロックへアプローチしたタイプと、
(フリップ尊師やスティーヴ・ハウ先生など)
その逆にロックのプレイスタイルからジャズへアプローチしたタイプ
(ギルモアさんやアッカーマン)
に分かれますが、
私としては後者の方が色気で優っている気がして、
そちらに惹かれるのですが、
みなさんはいかがでしょう?

話を戻しますが、

つまり『おせっかい』では、
ギルモアさんの存在感が増しており、
このセンスが
『狂気』という到達点を過ぎた際に、
大きな力になったことがよく理解できたのです。

『ウォール』のコンセプトは、
『狂気』や『炎』の歌詞の一部に表れているような、
大衆をコントロールすることが可能になるほどの
商業的成功をおさめたバンドのエゴとよく言われますが、

時代の流れを意識し、
原点回帰とばかりに、
デビューアルバムの頃のポップな曲調に戻り、
最先端のギターを前に出すことを手法として採用していたとすると、
発表当時とは違う聴き方ができるかもしれません。

なにかと世間では、
ロジャー・ウォーターズにスポットが当たることが多いようですが、
ピンク・フロイドの2人のギタリストについては、
時代の先端を行くセンスの持ち主であったと言えるのではないでしょうか。

『狂気』を頂点とする9枚をよく聴いてみたら、
『ウォール』が理解できるようになったという…
2018年最初の収穫と言えるでしょうか、
これは…(笑)
★2018/01/01 (Mon)
年末の挨拶から数時間後、
今度は新年の挨拶になります。

本年もよろしくお願いいたします。

★2017/12/31 (Sun)
紅白見ていますか?

私は、
一年間 iPhoneに撮った画像を整理して、
ここの記事をまとめながら一杯飲む、
というお決まりのコースでこの時間を過ごしています。

明ければ 2018年…
思えば遠くへ来たもんだ。

未知の世界は、
どんなもんじゃろ。

よいお年を。
★2017/12/24 (Sun)
どうして、
海外の紙ジャケはこのように粗悪なのだろうか…

ロキシー・ミュージックもそうだったけど、
これでは、
インナースリーブに印刷した程度じゃないか…

ブツブツ…

などという、
紙ジャケ・コレクターの不満はさておき、


フォーカスの紙ジャケBOXセット
『HOCUS POCUS BOX』(13枚組)が届きました。

暮れも押し詰まったこの時期に、
フォーカス三昧の日々を送るとは、
予想だにしなかった出来事で、

そのついでに、
と言っては何ですが…

この際、
ソフトの関係で更新できなくなってしまった、
『web-magazine GYAN GYAN』の、
「コレクターにならずに、ユーロ・ロックを聴く方法(第7回)」に予定していた、
フォーカスの特集をお届けしたいと思います。


「コレクターにならずに、ユーロ・ロックを聴く方法(第7回)」FOCUS

前回PFMの項でお話しした、
1973年のレディング・フェスティバルでトリを務めたのが、
フォーカスです。

さらに、
この年のメロディ・メーカー誌の人気投票では、
グループ部門で2位(1位はイエス)
ギタリスト部門ではヤン・アッカーマン(フォーカス)が1位
(2位はエリック・クラプトン)
キーボード部門ではタイ・ヴァン・レア(フォーカス)は5位
シングル「Sylvia」が2位、「Hocus Pocus」が3位
という、
ユーロピアン・プログレッシヴ・ロック系のバンドとしては、
二度と達成できない記録を打ち立てました。

当時のイギリスの音楽ファンの目が、
自国以外のヨーロッパのシーンに向けられていたことは、
間違いありませんが、
フォーカスはその中でも別格の存在で、
ロックの本拠地イギリスを脅かす勢力として、
オランダからやってきた黒船だったのです。

フォーカスは、
前出のタイ・ヴァン・レアとヤン・アッカーマンが出会い、
1970年に結成されました。

以降、
1976年にヤン・アッカーマンが脱退するまでを全盛期としていますが、
その後もバンドは後任を迎え存続し、
1985年には、
再び合流しアルバムを1枚だけ発表しました。
それから現在に至るまで、
何度か再結成されてはいるものの、
ヤンは参加せずにマイペースでソロ活動を続けています。

タイ・ヴァン・レアは、
コンセルバトワール(「のだめカンタービレ」参照)で正規の音楽教育を受け、
各種学位を取得しています。
ヤン・アッカーマンはタイ・ヴァン・レアほどではないものの、
やはり正規の音楽教育を5年間受け、
成績優秀であったため奨学生になっています。

このため、
フォーカスはヨーロッパ古典音楽の理論に基づき、
演奏を組み立てていたそうで、
3代目ドラマーとしてイギリスから参加した、
コリン・アレン(前任のピエール・ヴァン・ダー・リンデンはトレースに移籍)は、
アレンジ変更や転調を、
セッションの中で簡単にこなしてしまう、
メンバーの技術の高さに圧倒されたという話が残っています。

そして、
ポップ・ミュージック(ロックを含む)が英米発祥
と理解されていることに否定的であり、
音楽史から見てもヨーロッパ(大陸側)が主体である、
と主張していたようです。

そのせいか、
ヤン・アッカーマンはエリック・クラプトンに対し、
「いいギタリストだが技術的には自分の方がはるかに上だ」
とコメントを残しているだけでなく、
後にインタビューでクラプトンについて尋ねられると、
何も答えなかったと言うエピソードを残しています。

さしずめ、
正規の音楽教育を受けた彼から見れば、
ブルースなどを愛聴しているクラプトンなどは、
素人のギター少年であるというところでしょう。

そんなフォーカスのポリシーが具体的に表現されているのが、
セカンドアルバム『MOVING WAVES』(1971年)冒頭に収録されている、
ヒット曲「Hocus Pocus」です。
そうあの有名な…
鋼鉄リフから歌に入るといきなりヨーデルになり、
「よいろろ、よいろろ、ろんぱっぱ〜」となるアノ曲です。
(邦題「悪魔の呪文」はいえてます)

英米中心のロックに対しシニカルな視線を投げかけた、
この曲以外は、
バロックの香りがする小曲や、
いわゆるシンフォニック・ロックと呼ばれる組曲で構成されていますが、
これこそがフォーカスの真骨頂といえます。

ちなみに、
我が国でも当時の学園祭の定番だった、
大ヒット曲「Sylvia」を含む、
サード・アルバム『FOCUS 3』(1972年)、
メンバーは納得していない演奏のようですが、
ライヴの名盤に数えられる『AT THE RAINBOW』(1973年)に続く、

5枚目のアルバム『HAMBURGER CONCERTO』(1974年)は、
『MOVING WAVES』とまったく同じ構成をとっており、
「Harem Scared」でまたもや、
ブルースをおちょくったような演奏を披露しています。
(このアルバムのドラマーは前出のコリン・アレン)

フォーカス未体験の方には、
『MOVING WAVES』か『HAMBURGER CONCERTO』から
入ることをおススメいたします。

ヤン・アッカーマンのギターは、
ブルース・ブレイカーズ〜クリームあたりの
クラプトンによく似たトーンでありながら、
クラシック仕込みの流麗なフィンガリングに加え、
(このあたりはリッチー・ブラックモアに近い…)
フレーズの語尾に絶妙なビブラートを添えるという、
名人芸ともいえる高度なテクニックを誇っています。

ロックギター好きに受ける要素が満載なのです。

そんな彼はフォーカスを脱退すると、
ジャズ色を強め、
いわゆるフュージョンっぽい音を聴かせるようになり、
こちらも絶妙なのですが、
また別の機会にお話するとしましょう。


ユーロロックの世界で、
もっとも支持を受けたバンド、
それはフォーカスであることは、
間違いないことでしょう。


↓「よいろろ、よいろろ、ろんぱっぱ~」である…

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★ ILLUSTRATION BY nyao