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「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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HN:
matsuZACK
年齢:
55
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2017/05/28 (Sun)
さて、

雑誌の特集をきっかけに、
ギターという切り口から、
再びジャズファンクへ取り組んでいますが…

結局、
行き着いた先は、
以前にお話ししたように、
『ダニー・ハザウェイ・ライヴ』(1972年)
と『スタッフ』(1976年)でした。

今回は、
まずメルヴィン・スパークスとオドネル・レヴィという、
かなりマニアックなギタリストから入りましたが、
両者ともいわゆるジャズファンクの王道路線、
ホーンセクションを率い、
にぎやかにグルーヴするのでありました。

これはかつてよく聴いていた、
ギタリスト以外のリーダーアルバムと、
ほぼ同じ雰囲気です。

そんな中、
オドネル・レヴィの『シンバ』(1973年)というアルバムと出会い、
この分野にしては珍しい、
クリアなトーンのギターに感動し、
ビシビシとタイトなドラムにシビれ、
それがスティーヴ・ガッドであることを知りました。

で…
クリアなギターとタイトなドラム、
というキーワードで、
ジョージ・ベンソンの『バッド・ベンソン』(1974年)に行き、
(ここでもスティーヴ・ガッドが叩いています)

『ブリージン』(1976年)以前の彼の素晴らしさを知り、
(『ブリージン』以降のプレイは嫌味な感じが…)
その美しいトーンと端正なプレイに感銘してしまったのですが、

ここで大活躍しているのが、
サイドギターを担当している、
フィル・アップチャーチであることに気がつき、
彼のソロ・アルバム、
『アップチャーチ』(1969年)と『ダークネス・ダークネス』(1971年)という、
たいへんマニアックな2品を聴くに至りました。

『アップチャーチ』はサイケ色が濃く、
地味変のカヴァー2曲が秀逸ですが、
(「クロスタウン・トラフィック」と「ヴードゥー・チャイル」)
トレモロアームをビヨビヨといぢるプレイが多く、
テレヴィジョンのトム・ヴァーレインを彷彿とさせます。

『ダークネス・ダークネス』はサイケ色は薄くなっていますが、
ペケペケのトーンで、
地味変ばりにプッツンいってしまうプレイがあり、
この方の不思議なオーラを感じないワケにはまいりません。

このフィル・アップチャーチが、
『ダニー・ハザウェイ・ライヴ』の前半で、
リードギターを担当しているのでした。

一方、
『バッド・ベンソン』と対をなす、
ジョージ・ベンソンのアルバムに『ボディ・トーク』(1973年)がありますが、
こちらはジャック・ディジョネットが叩いており、
ベースはロン・カーターです。

やっぱりジャックのプレイもカッコええなぁ…
(私はマイルスのバンドにいたときのプレイが好きです)
と感動していたら、
このアルバムにはJB流のファンクマナーの曲があり、
まさかロンがあのベースラインは弾かないだろう、
と思っていたら、
サイドギターを担当しているアール・クルーが、
それを見事にフォローしておりました。

このようなサウンドには、
意外とギター2本の効果があることに気がついたら、
やはり『スタッフ』ですなということになり、
ここに至るのでありました。

スタッフは、
エリック・ゲイルとコーネル・デュプリーのツインギター、
ドラムスもスティーヴ・ガッドともう一人いて、
これにベースとキーボードが加わるものの、
ホーン・セクションはおりません。

そういえば、
『ダニー・ハザウェイ・ライヴ』にも
ホーン・セクションは入っていませんね。
そして、
後半でリードギターを担当しているのは、
コーネル・デュプリーでし

スタッフは、
その編成から想像すると、
ジャズばりにインタープレイを展開するのかと思いきや、
そうではなく、
あくまでもシンプルにグルーヴを出すことに専念しており、
ポップで覚えやすいメロディと相まって、
抜群のダンス・チューンに仕上がっています。

ジャズファンクはここで、
“売れる音楽”として世間に認知されることになり、
フュージョンブームが起こるのですが、
同年に前述の『ブリージン』もヒットし、
一役買うワケです。

それにしても、
そこに関わってきたミュージシャンが、
ほぼ同じメンツであり、
彼らが職人として、
感覚と技術を昇華したことが、
この流れを生み出したと考えると、
感慨ひとしおであります。

とはいえ…

まったく、
このへんの人脈とは違うところから、
あっさり違う次元までもっていってしまう、
天才がもう一人いるワケですが、
この話はまた次回に譲ることとしましょう。

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★2017/05/21 (Sun)
いったいどうなっちまっているんだ?

今年に入ってから、
毎号『Guitar magazine』から
目が離せなくなっています。

ブルース、ジャズファンクに続き、
6月号の特集は「チャック・ベリー」です。

とにかく今年は、
黒い表紙の『Guitar magazine』を見かけたら、
要注意でっせー

さて、
今年の3月18日に、
90歳で亡くなったチャック・ベリーですが、
86歳頃までライヴをやっていたというのは、
驚きです。

エンケンではありませんが、
まさに史上最長寿のロックンローラー…

さらに驚きは、
6月9日に38年ぶりのニューアルバムが発表されること。
そして、
これに合わせて、
全盛期のオリジナルアルバムが紙ジャケで再発されるとか…
本人の没後であることが悔やまれます。

デヴィッド・ボウイのニューアルバムから
感銘を受けたこともあり、
私はこのニューアルバムを聴いてみようと思っています。
ついでに、
紙ジャケもいくつかピックアップして見ようかな…

それにしても、
今回の『Guitar magazine』
この種の雑誌で、
ここまでチャック・ベリーを取り上げた例はなく、
貴重なこと国宝級であります。
(楽譜は「ジョニーBグッド」のカヴァー3例でした)

私がロー・ティーンの頃、
チャック・ベリーに代表される、
シンプルなロックン・ロールは、
キャロルから派生したクールス等の、
いわゆるリーゼントで決めた方々
(海外ではロカビリアンといい、
ロックンローラーなどとは呼びません…)
が独占しており、
今から考えると、
これがチャック・ベリーを正しく理解する、
妨げとなったことは否めません。

チャック・ベリーが目指したものは、
シンプルでポップな音楽であり、
それを演奏するために、
プロのエンターテイナーになるという、
実にわかりやすい図式だったのです。

だから、
若き日のミックやキース、
ジョン・レノンなどが、
理屈抜きで熱狂したわけで、
我々も余計なことは考えず、
ただ「気持ちよい気持ちよい」と、
その音に身を任せれば良いのではないでしょうか。

それにしても、
今年に入ってからというもの、
ジャズファンクにどっぷり浸かり、
少し食傷気味になってきたところで、
チャック・ベリーがやって来るなんて、
神に導かれているような気がするのですが、
いったいどこへ行けというのだろうか?(笑)

↓色とデザインが統一されていると思われる

★2017/05/14 (Sun)



悪魔の塔(東京スカイツリーのことです…)


が開業して早5年になるそうで、


今月はいろいろな行事が企画されています。



その中のひとつとして、


某大手食品メーカー主催、


「ナポリタンスタジアム2017」


というイベントが、


昨日と本日の2日間にわたり開催されています。



これは、


全国の予選を勝ち抜いた、


10店舗の(スパゲティー)ナポリタンが、


日本一を目指して競い合うと言うイベントで、


2日間を通じて、


もっとも売上の高かった店舗が、


グランプリを獲得することになります。



私は職業柄、


そのメーカーさんと懇意なこともあり、


一般来場に先立ち金曜日(5/12)に開催された、


プレスおよび関係会社の招待DAYに参加してきました。



とはいえ…


ここで、


出店されていたナポリタンについて、


詳細を語るつもりはありませんが…



さて、



とりあえず、


9種類(何故か1店舗だけ来ていなかった)のナポリタンを試食し、


そろそろ帰ろうかと思っていたら、


メーカーの営業の方から、


「16:00から、


正面のステージでアトラクションが始まるので、


ぜひご覧ください」


とのこと…



そういえば、


このイベントのために、


「ナポリたん」というキャラクターを作り…


 


↓「ナポリたん」(たんは敬称なので、名前はナポリっす(笑)



会場で、


テーマソングを流し続けていたことに気がつき、


同行していた会社の連中が、


「演奏して歌でも歌うんですかね?」


と問いかけてきたので、



そこは、


みなさんよりは少々クロウトの私ですから、


即座にステージをチェックし、



「いや、


アンプがないし、


音響はステージ脇のミキシングボードだけだから、


演奏はないだろう…」



それどころか、


ステージにはマイクが一本立っているだけです。



これで歌うのはキツイだろうなぁ…



「ダンスでもやるんじゃないかな?」


と答えました。



すると、


「ナポリたん」は着ぐるみだろうか、


それともコスプレだろうか?


という議論になり…



男性諸氏はコスプレを期待したいところですが、


白昼堂々、


野外ステージでコスプレダンスというのもどうかと思いながら…(笑)


ステージに注目していました。



数分後、


期待通り、


コスプレの「ナポリたん」が一人、


ステージに上がりました。



そして、


エレクトリックベースを手にしたのです。



ああ…これならラインで音をとればいいね。


ベース弾きながら歌うのは、


けっこう斬新かも…



ところが、



「ナポリたん」はCDに合わせて、


笑顔いっぱいで華麗に舞いながら、



なんと!

歌わず、


ベースだけを弾いたのです。



それも…


風貌に似合わず、


パンキッシュなチョッパーを主体としたハードなプレイで…


ビシビシっと。



リズム正確、


派手なグリッサントが心地よい。



いやー驚きました!



ベースの腕前も、


企画自体にも驚いた。



会場が大いに盛り上がっていたのが、


もっと驚きでした。



私も無意識に手拍子を叩いていたようで、


同行していた女子社員から、


「あんなに楽しそうにしている姿は珍しいですよ」


と指摘されてしまいました。



いやいやマジで面白かったですよ。



「ナポリたん」は、


2曲ほどベースを披露して、


ステージを降りましたが、


正体は、


アキバで活動している地下アイドルユニット、


仮面女子の月野もあさんという方だそうで、


今月号のBass Magazineに記事が掲載されていました。



専門誌に、


単純にベーシストとして取り上げられているので、


演奏がしっかりしていたワケだ…



やっぱ、


万民に受ける、


こういうミーハーなノリっていいよなぁ…


じつは、


最近またKISSなんか聴いていて、


自分もコスプレをしたくなっているのです。



女子社員に指摘された瞬間の私は、


日常から解放され、


一瞬だけ非日常の世界に入ってしまった、


いつもと違う無防備な私だったのです。



アトラクション終了後、


この企画をしたメーカーに敬意を表し、


「ナポリたん」のCDと、


(おそらくコンピューターでプログラムした演奏)


シールを記念にいただいたのですが…


さて、


このシール、


ギターに貼ったらヒンシュクかな?(笑)




↓演奏する「ナポリたん」


 ベース弦が蛍光ピンクである(笑)


★2017/05/07 (Sun)
ゴールデンウィークも今日で終わりですが、
みなさんはいかがお過ごしでしょうか?

今年の私は、
没後150年「坂本龍馬」を見るため、
江戸東京博物館へ行ったことと、

GINZA SIXへ行こうと思ったものの、
あまりの混雑にメゲて、
銀座にある各県のアンテナショップを回って、
ちょっとした日本一周気分を味わったことがメインで、

あとは自宅の庭を整備したりして、
とりあえずノンビリ過ごしていました。

なにしろ、
日本全国のほとんどがお休みなので、
どこへ行っても人出がハンパなく…

GINZA SIXの前に、
江戸東京博物館に行った際、
ひさしぶりで両国に来たから、
ちゃんこでも食べようと思ったものの、
どこのお店も長蛇の列で、
即座にあきらめてイタリア料理にしたという…

この時点で、
こんなときは無理しないにかぎると、
悟りを開いてしまったのでした(笑)

会社では積極的に、
有給休暇を取得するよう指導されておりますが、
職務柄、
大勢が通常稼働しているときは、
いつ緊急連絡が入るかわからず、
落ち着いて観光などできる状況ではなく、

では、
日本全国が休みのタイミングといえば、
今回のようなハンパない混雑を覚悟せねばならず、

どうも世の中うまくいきませんなぁ…

江戸東京博物館の常設コーナーで見た、
江戸時代の庶民の暮らしの方が、
よっぽどゆったりしていて。
生活を楽しんでいる感じがしました。

物理的に豊かになることだけが、
人類の幸福ではないかもしれませんね。

★2017/04/30 (Sun)
今年は年明けから、
ジャズファンク・ギターがマイ・ブームで、
あれこれと乱聴ぎみに聴きまくっていましたが、
この頃になって、
そろそろ真打登場のタイミングかな?と思い、
2枚のアルバムを購入しました。

それが、
『ダニー・ハザウェイ・ライヴ』と『スタッフ』です。
2枚とも、
リマスターされたSHM-CDで、
お値段は1,000円(!)
ここまでCDで聴いたことがなかったので、
この機会に手に入れた次第です。

ちなみに、
ジャズファンク・ギターの名盤と言われているアルバムの多くが、
1,000円(ネット販売ではもっと安くなります…)で販売されており、
大人買いをするには最適の環境となっています。

これが、
マイ・ブームをさらに盛り上げている要因のひとつかもしれませんね。

『スタッフ』については、
別の機会に語るとして、
ひさびさに聴く『ダニー・ハザウェイ・ライヴ』は、
やはり素晴らしい作品でした。

この不朽の名盤について、
私ごときがいまさら語ることなどありませんが、
個人的には冒頭、
ダニーが爪弾くエレピ(エレクトリックピアノ)の音で、
すべてがキマってしまいます。

私は、
ロックを聴き始めた中坊の頃、
ローリング・ストーンズの「Fool to cry」(『BLACK & BLUE』)
にシビれて以来、
エレピの音が大好きで、
これにフェイズシフターかレズリースピーカーをかまして、
ジョワジョワという音に仕上っていると、
もう鳥肌ゾクゾク…たまらんらんなのです(笑)

生ピアノほど地に足がついていない、
この独特の浮遊感が、
ソウルやジャズをモダンに演出したことは、
よく知られています。

そうそう、
『Jazz Supreme Fender Rhodes Prayer』
という、
エレピにスポットを当てた、
ジャズのオムニバス企画もありましたが、
ここに並ぶアーティストたちの先鋭ぶりには、
特筆すべきものがありました。

話がエレピに集中してしまいましたが…

『ダニー・ハザウェイ・ライヴ』が、
不朽の名盤と称えられるのはまず、

終始リラックスした雰囲気でありながら、
聴衆との一体感がハンパでなく、
クライマックスではたいへんな盛り上がりを見せる、
ライヴならではの醍醐味が余す所なく伝わってくるところです。

そして、
歌モノとインストの絶妙なバランス。
スタジオ作品では歌が入っている曲を、
あえてインストで演奏するセンスには驚かされます。

この、
聴衆をコントロールし、
バンドを変幻自在に操る、
魔法の杖のような役割を果たしているのが、
ダニーのエレピなのです。

ですから、
『ダニー・ハザウェイ・ライヴ』は全編、
エレピを中心に構成されており、
ここまでエレピを鳴らしまくっている作品は、
他に見当たらないと言われているのです。

それにしても、
素晴らしい作品ですね。
これからはこれだけでいいかな?
と思えるほど、
今の年齢になると、
あらためて魂に沁みわたるものがあります。

ギターのことにはまったく触れませんでしたが、
前半はフィル・アップチャーチ、
後半はコーネル・デュプリーが、
いぶし銀のようなシブいプレイを聴かせてくれます。

フィルはフルアコ、
コーネルはテレキャス…

テレキャスのキュンキュンした音、
よいですね。
やっぱり、
一本持っていたいギターです。

次はテレキャスか?(笑)

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★ ILLUSTRATION BY nyao