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「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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  ★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2014/12/14 (Sun)
社会復帰して2週間が経ちました。

12月第一土曜日に開催される、
毎年好例の忘年会ライブ(at 吉祥寺曼荼羅Ⅱ)は
さすがに出演を辞退しましたが、
2回目の手術から1ヶ月が過ぎ、
退院後2週間の検診でも問題なく、
少しずつ元のペースを取り戻しつつあります。

復帰後の初仕事が、
所属組織の政策発表というかなり重い内容で、
先週以来日経BPなどの紙面を騒がせておりましたが、
主婦の友社のHPではご覧の通り、
顔写真入りで紹介されていて、
少々照れくさいところではあります。↓
(「主婦の友キッチン」)

このときは、
カメラを向けられたので、
とっさに、
右目はまだ充血が残っているので、
左側から撮っていただけますか?
などと…
注文をつけたのでありました(笑)

ということで、
まぁ…元気でやっているので、
みなさんご心配なく。

さて…、

若い時分に、
同じような病気で入院したときは、
ひたすら気持ちが落ち込み、
ジョニー・サンダースばかり聴いていたことを、
以前に書いたことがありましたが…
「ぼやけた輪郭のジョニー」

さすがに今回は、
歳の功というか…
それなりにズーズーしくなったせいか、
そのようなことはなく、
むしろ…
どうせしばらく安静だし、
目を使うことは控えた方がよいから、
できるだけたくさんの音を持ち込もう、
とばかりに、
iPhoneにいろいろな音をダウンロードして、
入院生活に備えたのでした。

ところが…
おもしろいことに、
事前に聴こうと思っていた曲と、
実際に病室で聴きたくなった曲が微妙に違っていました。

病室という、
特別な環境ゆえに、
そうなったのでしょうか?

ちなみに、
病室でよく聴いていたのは、
ジャズギターのインストものと、
1960年代のイギリスのビート系、
ビートルズやザ・フーの初期…
まさにその音を1970年代に蘇らせた、
Drフィールグッドの初期3枚(今年、紙ジャケで再発されたました)
そして、
U2の新作『Songs of Innocence』でした。

まぁ…BGMっぽい、
気軽に聴ける音だった、
ということも言えるかもしれませんが…

たとえば、
同じ1960年代のイギリスのビート系でも、
ストーンズやヤードバーズはあまり聴きませんでした。
なんか、
違うんだよなぁ…などと思ったのです。

今になって考えてみると、
どうも…エレキギターの音…
それもギターならではのトーンとか響きが心地よかったようで、
なぜか今回は、
そこに心の波長がピタっと合ったようです。

ビートルズやザ・フーの初期は、
ニュアンスに富んだコードが
曲の中心になっていることが多く、
それがシンプルな構成のバンドサウンドのおかげで、
強調されたビートと対比され、
絶大な効果を生んでいます。

理屈抜きにカッチョイーっとしびれる音ですが、
この場合、
鍵盤系のロングトーンや、
エレキでも、
サスティーンの効いた音は邪魔になるのです。

Drフィールグッドは、
テレキャスターというギターの特徴を最大限に生かし、
U2は、
ディレイという音響効果を加えて、
さらに磨きをかけた感があるわけですが、
どちらもこの系統のサウンドであることは、
疑問をはさむ余地がありません。

病気になって、
ひとり病室にいると、
自分を見つめ直すような、
内向的な思考に陥りがちですが、
もしかすると、
私の求めている音というのは、
このへんのサウンド…
つまり、
エレキギター・サウンドの原点、
みたいな音なのかもしれません。

そのせいかな…
最近、
1970年代のハードロックに、
まったく興味を示さなくなったのは…
うーんっ、
歪ませたサウンドで、
ルートと5度上の音だけでコードを弾いても、
ちっとも美しくないですよねー?

このままいくと、
リッケンの12弦かテレキャスを手に入れそうなんですが…
さてどうなることやら(笑)

あと…単曲では、
家入レオさんの「Silly」が気に入りました。
孤独感満載の悲しい歌詞ですが、
それを it's so sillyと突き放す、
悟りの境地というか諦観というか、
これは聴いていて心地よかったですね。

最近のJ-POPでは、
あまり聴くことのない、
聴き手を奈落の底に突き落とすような、
救いの手をさしのべない感じが素晴らしい。
この若さでこんな世界を展開できるとは、
この人はスゴい才能の持ち主だと思いますが、
一歩間違えると、
尾崎豊さんの二の舞になるような気もして、
少々心配です。

余計な心配か…(笑)

次回は、
こんな話題も織り込みながら、
本年(2014年)の、
マイ・ベスト・アルバムについて語ってみようと思います。

更新も元のペースに戻すのだ。
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★ ILLUSTRATION BY nyao