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「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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HN:
matsuZACK
年齢:
56
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2018/04/22 (Sun)
今年に入って、
ジェフ・ベック師匠の半生を描いたDVDや、
ジミヘンの新譜(『Both sides of the sky』)などが、
たて続けにリリースされたこともあり、
いつになくギターと向き合う時間が多くなっています。

この5年ほどは、
40年近くの相棒であった、
ストラトキャスター以外のギターに
手を出すことが多くなっていましたが、
これはひとえに、
ライヴにおけるパワー不足の悩みからでした。

ストラトキャスターで、
クリアなトーンをメインにすると、
「ここ一発!」というタイミングで、
フィードバックしてくれなかったり、
ギターソロで、
音が思うように伸びなかったりすることが多く、
これが徐々にフラストレーションになっていったのです。

THE WHOのピート・タウンジェントも、
同じような悩みを持っていたようで、
私もおおいに参考にさせていただきましたが、

彼の場合、
1967年頃まで(モンタレーあたりまでかな)は、
ストラトキャスターをメインにしていましたが、
その後、
一時期ジャズマスターを使い、
ギブソンSGスペシャルに落ち着きます。

ジャズマスターもSGも、
似たようなピックアップを搭載しており…
いわゆるシングルコイルですが、
ストラトキャスターのそれよりはパワーがあります。

私も数年前に、
SGジュニアを手に入れましたが、
これもスペシャルと同じ、
P-90が一基搭載されたモデルです。

これをライヴで使ってみたら…
基本はシングルコイルなので、
ヴォリュームを下げるとクリアなトーンになりますが、
フルに上げるとそれなりにパワフルで、
何しろ、
「ここ一発!」でフィードバックしてくれることが、
ありがたかったのです。

ただ、
揺れ系のエフェクターと相性が悪く、
イイ音のゾーンも狭いため、
汎用性のあるギターとは言い難いのですが、
これはこれで大発見でした。

ピートもそのあたりで行き詰まったのか、
SGに続き、
1970年代の中盤になると、
今度はスモール・ハムバッカーの搭載された、
ギブソン・レスポール・デラックスを使用するようになりますが、
1980年代になると再び、
ストラトキャスターに戻ります。

当時、
彼が手にしたストラトキャスターは、
いわゆる「エリック・クラプトン・モデル」で、
ブレンダーと呼ばれる、
独特の回路をもち、
通常のストラトキャスターよりもパワフルな音が出るタイプでした。

ピート・タウンジェントはその後、
ストラトキャスターをメインとし、
今に至るわけです。

私もスモール・ハムバッカーに興味を持ち、
一時期、
ギブソン・ファイヤーバードを所有していたのですが、
ギブソンの標準仕様である、
チューンOマチック・ブリッジと、
ストップ・テイルピースの組み合わせによるテンションが、
どうもダメで…
(SGジュニアはコンビネーション・テイルピース&ブリッジ)
そちらには手が出ませんでした。

「エリック・クラプトン・モデル」は、
1994年に、
今も所有している、
かつてメインだった、
黒いストラトキャスター(メイプル指板)を入手する際に、
どちらにしようか迷った経緯があり、
結局ノーマルタイプを選び、
そのおかげで、
ずっとパワー問題を抱えてしまうことになったのです。

その後、
このような仕様になっている
ストラトキャスターは少数派になってしまい、
手にする機会がなくなってしまいました。

さて、
ジミヘンもやはり、
同じような悩みを抱えていたらしく、
ライヴでパワー不足を感じると、
ファズを踏んで対応していたようですが、
ファズを通した音で、
イイ音を作るのはなかなか難しく、
私が知る範囲で、
これに成功しているのは、
スコーピオンズのウルリッヒ・ロスぐらいです。
(これは相当に研究したマニアックなセットですね)

そのため、
私もそうですが、
ファズをオンにしたジミヘンのプレイは、
どうも荒っぽさが目立ち、
イマイチと感じる人が多いようです。

ところが、
最近気がついたことですが、
ジェフ・ベック師匠は、
そんな人々の苦労をよそに、
特別なことをせずに、
これを克服しているようなのです。

師匠はノーマルなストラトキャスターを使い、
ファズ系の必要以上に歪むエフェクトは使用しておりません。
しかし…
絶妙なポイントでフィードバックをさせることができます。

どうやら師匠は、
ギターから手を離したら、
すぐにフィードバックするようなレベルまで、
アンプのヴォリュームを上げ、

それ以外の部分では、
ギター側のヴォリュームを下げて調整する、
というワザを使っているようなのです。

これは、
誰にでも真似のできることではなく、
軽やかに、
爪弾くようにギターを奏でる、
師匠ならではのワザと言えます。

このやり方でイイ音を出すのは、
弾き方が重要なポイントになるのです。

そして、
ジミヘンの新譜でも、
同じようなアプローチが感じられる部分があり、
最近の大発見と言えます。

どうやら、
パワー不足に対して、
何かを足す(エフェクトをオンにする)のではなく、
ヴォリューム調整で対応する、
いわゆる引き算のテクニック…
これを習得できれば、
ストラトキャスターのパワー問題は解決するようです。

確信までは至ったのですが、
実践は…
どうですかねぇ?(笑)

↓私のストラトキャスターたち



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★ ILLUSTRATION BY nyao