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「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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  ★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2012/08/12 (Sun)
やってきました、
LED ZEPPELINの紙ジャケが。

まずは、
ファーストアルバム…



ジョンジョンッ、
ジョンジョンッ…で始まる名盤といったらなんや?
なんやも女郎屋もあるか、
このサノバビーッチ(Sun Of A Bitch)!
レッド・ツェッペリンのファーストに決まっとるやないけーっ、

と、
かつて山岸潤史氏が、
Player誌で雄叫びを上げた名盤であります。

これはよいですね。
まず、
アルバムジャケットがカッコいい。
そして、
バンド名。
LED ZEPPELINですからね。
(ZEPPINカレーではない…(笑)

ジャケットとバンド名のインパクトもピカイチでしょう。

全体のイメージを語っても仕方ないので、
今回は1曲ずつ語ってみたいと思います。

「GOOD TIMES BAD TIMES」
この1曲目は今聴いても本当にカッコいいですね。
同じ時期に
似たようなコンセプトの曲は多く出ていますが、
(JEFF BECK GROUP、FREEなど)
明快な組み立てでまったくムダがないことは、
他の比ではありません。
リフのインパクト、
豪快なドラム、
(というか…ドラムの破壊力がケタ違い!)
印象的なギターソロ…、
ペンタトニック・スケールを上から3連で下りてくる部分など、
ここ一番で見せ場をつくる、
ハッタリ的なカッコよさでいっぱい…、
これを“ポップ”というんでしょうね。

「BABY I'M GONNA LEAVE YOU」
当時、
ジミー・ペイジがやりたかったのは、
こういう曲だったということですが、
いわゆる“静と動”…、
アコースティックとエレクトリックの融合は、
のちに名曲「STEAWAY TO HEAVEN」に至るわけです。
それにしても、
この曲を聴くと、
ファーストアルバムの時点で、
すでにこのコンセプトが完成していたことがわかり、
つくづくスゴいレベルの作品だと、
感心せざるを得ません。
ロバート・プラントって歌うまいよね。

「YOU SHOOK ME」
ブルースにこのように、
まったく泥臭さを抜いてしまうという、
画期的なアレンジを施したわけですが、
これは私のようにモノホンがNGな人には、
最適のブルースナンバーになるわけです。
1曲目同様、
ギターソロの決めでトリルにドラムがたたみかけるあたりは、
ボンゾ以外のドラマーでは思いもつかなかったアレンジでしょうね。

「DAZED AND CONFUSED」
ヤードバーズにこの曲の原曲があるわけですが、
共通しているジミー・ペイジ以外のメンバーの力量が、
(とくにドラムだっつーの)
もう大人と子供ぐらい違っていて、
1969年の時点で、
LED ZEPPELINがどれだけケタ違いであったかを物語っております。
ベースがまた…かなり自己主張しているというか、
しなやかに、
ネチネチくる感じで、
ちょっといやらしいですね(笑)

ここまでがLP時代はA面だったわけですが、
これがよくできていて、
それに比べるとB面は少々インパクトが弱く、
A面を5回聴くうちに、
1回ぐらいしか聴かなかった記憶があります。

「YOUR TIME IS GONNA COME」
なぜかこの曲を聴くと、
中学の授業風景がフラッシュバックしてくるのですが、
なぜでしょう?
ジョンジーの鍵盤の才能がアピールされており、
これはこの後も続くわけですが、
バンドのコンセプトがすべて、
ファーストアルバムの時点で明確になっていたというのは、
あらためてスゴいことだと思います。

「BLACK MOUNTAIN SIDE」
インド音楽の初体験でしたね。
この曲を弾けるようになりたくてコピーしたわけですが、
後に変則チューニング(DADGAD)であることが判明し、
あせりまくりました、
が…じつは、
レギュラーチューニングでもできるんですよ…これ。

「COMMUNICATION BREAKDOWN」
タイトルがカッコいいですよね。
そして、
この群を抜いたスピード感。
短くスパっとキメる、
この爽快さ。
まるでジャックナイフのようですが、
かなり大きくて重いジャックナイフって感じですね。

「I CAN'T QUIT YOU BABY」
当時、
この曲がここに収録されているのは、
収録時間を稼ぐためじゃないか?と言われておりました。
スタジオセッションを入れたんだろう?って…(笑)
しかし、
後になって、
多くの未発表ライブが出て、
この曲が当時の重要なレパートリーであることがわかり、
どうやらその説は完全に否定されました。
3曲目ほど、
派手なアレンジが施されていないところを見ると、
そうは言っても、
LED ZEPPELINがルーツであるブルースを、
とても大切にしていたことがよくわかるのでありました。

「HOW MANY MORE TIMES」
私はこっちの方が時間稼ぎだと思いましたけどね…(笑)
なんか、
アルバム全体のダイジェストみたいで、
この曲だけは、
あんまり好きになれませんでした。

さて、
ファーストアルバムとしての完成度があまりに高く、
並みいるライバルをブッチギリであったことがわかる内容ですが、
今聴いてもその破壊力が伝わる、
名盤中の名盤といえるでしょう。

ひとつ気になったのは…、
リマスターされているわけですが、
LPよりも音抜けが悪く感じられるのは、
気のせいでしょうか?
元々彼らの音は、
ディープ・パープルのように分離のいい仕上げではなく、
全体が音の塊のようになっていることが多いのですが、
それを強調したのかしら?

私としてはもう少し、
ドラムとベースの音像をくっきりさせてほしかったのですが、
それは無理な注文でしょうか?

あっセカンドのことを書くスペースがなくなってしまった。

セカンドは次回ということで…(笑)
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★ ILLUSTRATION BY nyao