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「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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  ★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2020/07/12 (Sun)
iPhone(またはMacのPC)に、
「Garage Band」というアプリが
インストールされていることを、
ご存じの方は多いと思いますが、
使ったことのある方はどれくらいいるのでしょう。

コイツは音楽作成ソフトです。

私は以前から、
その存在を知っていましたが、
意識的に無視し続けていました。

信じられないぐらいの機能が予想されるので、
楽器を弾かなくなってしまうのでは?と
ミョーな恐怖を感じたからです。

今回ひさしぶりで、
リズムマシンを使って曲作りを始めたわけですが、
一から打ち込まない、
プリセットタイプには、
思わぬ弱点があることに気がつきました。

それは…
変拍子のパターンが作れない、
ということです。

私は、
生来のプログレ好き、
またはラッシュ好きのせいか、
変拍子のリフを作るのが得意で、
曲を作ると、
変拍子のオンパレードになってしまいます。

これができないとツライなぁ〜

いろいろ試行錯誤のあげく、
たどりついたのが、
「Garage Band」の
禁断の扉を開けることでした。

この「Garage Band」ですが、
iPhone版は簡略型で、
PC版がフルバージョンです。

私は両方を使える環境なので、
まずはPC版を開けてみました。

これはスゴイ…
歴史上存在した、
すべての音源があります。

すでに、
私のPCには、
9人のドラマーが待機しています…

そして、
操作は直感的というか、
適当にいじっていれば何とかなるので、
それほど難しくはなく…

これは使えるソフトです。

変拍子も簡単にクリアできるので、
前述の私の悩みは瞬時にして解消してしまい、
リズムマシンはもはや不要…
録音機材も不要かもしれません。

さて、
こうなると、
「Garage Band」に取り組むことは間違いなく、
後は、
私がギターをやめてしまうまでに至るか?
ということが問題になりそうです(笑)

新型コロナの影響でギターを辞めました…
なんて、
シャレにならないんですけど〜

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★2020/07/05 (Sun)
そのような事態になってほしくはありませんが、
ここ数日の状況はよろしくありませんね。

また家にコモる日々がやってくるかもしれないという、
予感のなせる技か…
私は以前取り組んでいた、
「宅録」への復帰を準備し始めたのでありました。

まずは、
リズムセクションを決めるべく、
KORG KR-55 Proという、
リズムマシンを手に入れました。

かつて使っていた、
Roland TR-707、
そしてYAMAHA SY-55は、
すでに使用不可の状態で、
廃棄物になって久しく…

数点から本機を選びましたが、
最新機器の性能には驚かれされるばかりです。

以前は、
リズムパートを一から入力…
それこそバスドラの一発から入力して、
根気と勝負しながら、
曲を作り上げたものですが、

KR-55は、
すでに多数のパターンがプリセットされていて、
それを組み合わせれば済むようになっています。
ドラムの音色は、
有名なドラマーのプレイをシュミレートしたそうで、
かなりイイ感じです。

生っぽいんですよ…

そして、
ここへドラム以外のパートを録音することができるので、
たいへん便利です。

KR-55だけで作品を完成することができますし、
これを再生しながらのライブ演奏もいけます。

まぁ…個人的には、
この後のダビングの回数や、
最終的な音質調整などを考えると、
ミキサー付きの録音機器は必要と思いますが、
本機でリズムセクションが完結するのは、
使い勝手がよいところです。

さらに、
カセットテープではなく、
本体にデータ保存(SDカードで取り出し可)
するので編集が楽なだけでなく、
音質劣化を気にする必要がありません。

あれから30年…
やはり文明はかなり進んでいたのです。

さて、
まずはリズムパートを制作しながら、
他の必要な機器を揃える予定ですが、
目指すは自宅のスタジオ化で…
この際、
部屋の防音もやりたいところですが、
そこまでやらなくてもいいか…(笑)

とはいえ、
自身が高齢になることも考え、
それなりの機能は用意したいところです。

↓ A4の解説書と比べて、この大きさである

★2020/06/21 (Sun)
先週NHKの地上波で放送された、
「ストーリーズ 
誇り高き悪魔 KISSジーンシモンズ」は、
以前BSで放送されたものを再編集し、
昨年12月の来日公演時の取材を中心に、
ビジネス面にスポットを当てた内容になっていました。

グッズ販売というスキームを成功させ、
ミュージシャンのキャラクター化を実現させた
KISSですが、
ここでは、
ジーン一流の人生哲学が垣間見られました。

アメリカという、
非常にシビアな社会の中で、
メジャーになり、
その地位を維持し、
半世紀もの間それを継続させることは、
並大抵なことではなく、
ジーンのコメントの一つ一つは、
おそろしく説得力に溢れております。

ROCKもその初期の頃は、
ミュージシャンは素材丸投げで、
後は野となれ山となれ的な雰囲気がありましたが、
ジミヘンやジャニスの悲劇の後、
ビジネスとして確立されていきました。

巨大化するROCKビジネスに対する
アンチテーゼであったはずの、
パンクロックでさえ、
イギリスに渡った段階では、
ビジネスに変化していたのです。

そのビジネスの裏側は、
映画『ボヘミアンラプソディー』でも
描かれていましたね。

とにかくまず売れることが前提で、
多くの人に知られなければ、
何を主張したところで、
どんなに素晴らしいことをやったところで、
それは知る人ぞ知る存在で、
終わってしまうわけです。

とくに、
アメリカは自由主義という名の
格差社会だから、
ポッと出の素人がのし上がるには、
かなり難しい環境で、

1970年代後半から80年代にかけて、
成功したミュージシャンの多くは、
誰かメジャーなミュージシャンに発掘され、
バックバンドやスタジオを経験し、
ROCK特有のビジネスマナーを習得しています。
(ビジネスマナーと同様に、
ミュージシャンとしての基本テクニックも…)

そこがないと、
ヒット曲を出したものの、
パーティ三昧で浪費して消えて行く…
いわゆる“一発屋”で終わってしまいます。

ヴァンヘイレンみたいなタイプは珍しいのですが、
そう考えると、
エディの非凡さがわかると思います。
(一握りしかいない天才ですね…)

こうなるとミュージシャンも、
アーティストの側面だけでなく、
ビジネスを意識せざるを得なくなるわけですが、
あのリッチーですら、
アメリカ市場の制覇を優先させ、
従わないメンバーを切ったほどですが、
それはバンドの運用資金の確保であったことが、
最近になって明らかになりました。

ジーンが語るように、
やはりオカネは大事なのです…

日本でも、
1970年代の後半、
サザンオールスターズが売れ始めた頃、
有望な新人の青田買いが盛んになりましたが、
心ある業界関係者が、
ミュージシャン志望の若者に向けて、
「今は安売りしてデビューしない方がよい」
と言っていました。

今にしてよく理解できる、
この言葉は、
その前に「ミュージシャンを仕事にしたいなら」
が付いたのでしょうね…

ROCKというより、
音楽業界特有のビジネスマナーをわきまえ、
そこでのし上っていくには、
身近に業界人がいないとなかなか難しく、

さらには、
学生やりながらではさらに難しく、
ティーンエイジャーの自分が、
いかに甘かったか思い知らされるものがあります。

これは、
この年齢に至り、
ビジネスというものがわかるようになったから、
言えることですが、

この年齢で悟っても、
もうROCKビジネスには参入などできず、
ブログでブツブツ言うぐらいしか、
できることはありません(笑)

この記憶を保持したまま転生するか、
または、
過去にタイムスリップすれば、
ROCKミュージシャンになれそうな気がしますが、
映画の世界ではあるまいし、
無理な話ではあります。

孫がミュージシャンになりたいと言ったら、
業界人に近づけ、
学校はすぐに辞めろとアドバイスしますね…
娘から出禁を食らいそうですが(笑)
★2020/06/14 (Sun)
この年齢になって初めて、
RAINBOWの、
『Difficult to cure(邦題:アイ・サレンダー)』
アルバムを聴きました。

発表された当時(1981年)は、
邦題になっているシングル「I surrender」を聴いて、
もうRAINBOWはオシマイだ、
などと発言し、
まったく聴く耳を持たなかった私でしたが、
今になってみると…

これはよい…(笑)

『Down to earth』よりよいと思いました。

音楽性は、
前作『Down to earth』の延長にある、
と言って過言ではありませんが、

まず、
ヴォーカルが変わったことで、
かなり印象が違っています。

グラハム・ボネットは、
ハイトーンが強力ではありますが、
私にはどうも、
あの絞り出すようなというか…
悪く言うと、
ニワトリが絞め殺されるような(笑)
独特の歌い方が苦手で、
長く聴いていられないのですが、

後任のジョー・リン・ターナーは、
ソフトな歌い方で、
まったく耳障りなところがありません。

これが、
ポップな曲調にマッチしているのです。

そして、
バンド内に対立候補がいなくなったせいか、
リッチーがじつに、
のびのびとギターを弾いています。

対立候補がいることで生じる緊張感は、
作品にも適度な刺激を与えるので、
悪いことではないのですが、
リッチーにはこちらの方が合っていたようです。

ようやく、
自分のバンドを、
好きなように操縦することができた…
そんな感じです。

そのせいか、
『Difficult to cure』は、
過去のRAINBOWのどのアルバムよりも、
ギターが前に出ています。

そして、
ギターの音色が素晴らしい。

なんでも、
録音方法というか…
マイクの立て方や、
ミックスのやり方を変えたということですが、
ライブに近い、
極上のトーンを体験することができます。

以前に、
『THE RITCHIE BLACKMORE STORY』DVD
を購入した際にカップリングされていた、
1984年の日本公演のライブは、
この路線の集大成で、
じつに素晴らしいパフォーマンスを披露していますが、
そこに至るスタートが、
このアルバムだったのです。

あのライブでは、
オーケストラを導入した、
「Difficult to cure」(ベートーベンの第9だよ)
が素晴らしく、
オーケストラとの掛け合いや、
ドラマー(チャック・バーギ)とのやり取りが、
スタジオバージョン以上の成果をもたらしています。

さてようやく、
リッチーの真意がわかるようになってきた私ですが、
どうやらリッチー中毒も、
difficult to cureなようです(笑)

新型コロナウイルスの後遺症が、
リッチー中毒とは…
思いっきり笑えますね。
★2020/06/07 (Sun)
私けっこう好きなんですよ、
このバンド…ヤードバーズのことが。

同じ時期のバンドを横に並べると、
ヤードバーズとフーが、
アタマひとつ飛び出す感じです。
(ストーンズやビートルズよりも…)

かつて渋谷陽一氏が、
ヤードバーズについては、
圧倒的な過大評価以外の何者でもない、
と発言していたことがありましたが、

まぁ…それは、
在籍していた、
ブリティッシュ3大ギタリストの、
その後の活動と比較するからであって、
リアルタイムではかなりの存在感だったと思います。

他に例を見ない、
暴力的に疾走する音なんですよ。
疾走感がハンパない…

だから、
エアロスミスやジョニー・サンダースといった、
アメリカ東海岸の不良たちが、
影響を受けたバンドの筆頭に上げているのです。

ギタリスト以外、
傑出した演奏者がいないので、
バンド一丸となってビートを出すのですが、

その暴走ぎみのヘヴィネスが心地よく、
パンクだグランジだと、
暴走する若者のパワーが、
時代と共に呼び名を変えても、
ヤードバーズの存在感は変わらないのです。

フーと並べて、
ハードロックの元祖と呼べるでしょう。

私は最近、
2018年に紙ジャケで再発された3枚、
『For your love』
『Having a rave up』
『Little games』
をよく聴くのですが…

クラプトン、ベック在籍時は、
前述のように、
ギタリストが前に出て、
バンドが必死についてくる感があるのですが、

ペイジはそうではなく、
あくまでも自分をバンドの枠に収めている点が、
前任者と大きく異なっています。

クラプトン時代の
「I'm not talking」
ベック時代の
「I ain't done wrong」と
「Little games」を比べると、
その違いがよくわかります。

だから、
エアロたちは、
その時期のヤードバーズを評価するのでしょう。

対するペイジは、
その後このコンセプトを、
レッド・ツェッペリンに発展させ、
そちらで評価されるわけです。

ツェッペリン贔屓の渋谷さんは、
だからあのような発言をしたのかもしれませんね。

いずれにしても、
今聴いても新鮮というか、
今聴くから新鮮なのかもしれませんが、

シンプルな音はよいですね。
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★ ILLUSTRATION BY nyao