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「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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HN:
matsuZACK
年齢:
57
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2019/08/18 (Sun)
災害級の酷暑が続く中、
ようやく今日で盆休みも終わりです。

とはいえ、
前回お話ししたように、
私は休みを取らずに、
いつも通りの生活をしていたわけですが…

そんなここ1週間ほど、
よく聴いているのは、
これまた以前にお話しした、
レゲエでもベンチャーズでもCHARでもなく、
佐井好子さんの『胎児の夢』という作品です。



この作品、
ふとしたきっかけで、
Apple Musicからダウンロードしたのですが、
(Apple Musicの収録曲の幅広さに驚きました…)
たいへん気に入ってしまい、
CDを入手しようかと考えています。

佐井好子さんは、
夢野久作、谷崎潤一郎から影響を受けたという、
シンガー・ソングライターですが、
『胎児の夢』では、
彼女によるジャケットのイラストそのままの、
幻想的かつ耽美的な世界を展開しています。

「私の恋しいあの人を
ガラスの壜に閉じ込めた
月の光で眠れぬ夜に
ガラスの壜を砕いて逃げた」
(「アルハンブラの青い壜」より)

私がもっとも気に入った曲の一部ですが、
このような詩を、
水彩画のように軽い音に乗せて、
聴き手を包み込んでくれます。
(アルバムタイトルは秀逸です)

音の方は、
フォークソングよりも、
ジャズや民族音楽のカラーが強く、
そのせいか、
歌詞が演奏より強調されることもなく、
全体が必要以上に重くならずに済んでいるのです。

ジャズの影響なのか、
それとも、
それ以前に声楽をしっかり学んだのか、
なにしろ歌が抜群に巧いことに驚かされますが、

加えて、
独特の柔らかい声質は、
ウィスパーヴォイスよりは、
少々力強く、
聴いていて心地よいことこの上もありません。

そして、
驚くべきは、
この作品が1977年の発表である、
という事実です。

海の向こうで
ケイト・ブッシュがデビューした同時期の我が国に、
この才能があったということになります。

佐井好子さんは、
1975年に19歳でデビューし、
1979年に音楽活動を休止してしまいます。
それから2008年に長い眠りから覚めるまで、
まったく音楽シーンから離れてしまうのです。

時代が彼女の才能に追いつけなかったのでしょうね…

暑苦しいこの時期に、
一服の清涼剤になったのか、
なにしろ私は、
彼女の大ファンになってしまいました。

最近のJ-POPの女性シンガーが歌う、
直接的な歌詞もいいけれど、
私はやはりこのような、
不思議な感触の歌詞が好きですね。

10ccの「I’m not in love」に似てるなぁ…
この浮遊感。
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