忍者ブログ
「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
  ★ カレンダー
01 2018/02 03
S M T W T F S
1 2 3
5 6 7 8 9 10
11 13 14 15 16 17
19 20 21 22 23 24
25 26 27 28
  ★ フリーエリア
  ★ 最新コメント
[02/16 shiba]
[01/24 matsuZACK]
[01/24 サキツミベイビー]
[01/14 matsuZACK]
[01/14 matsuZACK]
  ★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
56
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
  ★ バーコード
  ★ ブログ内検索
  ★ P R
  ★ カウンター
  ★ お天気情報
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7]
★2017/12/24 (Sun)
どうして、
海外の紙ジャケはこのように粗悪なのだろうか…

ロキシー・ミュージックもそうだったけど、
これでは、
インナースリーブに印刷した程度じゃないか…

ブツブツ…

などという、
紙ジャケ・コレクターの不満はさておき、


フォーカスの紙ジャケBOXセット
『HOCUS POCUS BOX』(13枚組)が届きました。

暮れも押し詰まったこの時期に、
フォーカス三昧の日々を送るとは、
予想だにしなかった出来事で、

そのついでに、
と言っては何ですが…

この際、
ソフトの関係で更新できなくなってしまった、
『web-magazine GYAN GYAN』の、
「コレクターにならずに、ユーロ・ロックを聴く方法(第7回)」に予定していた、
フォーカスの特集をお届けしたいと思います。


「コレクターにならずに、ユーロ・ロックを聴く方法(第7回)」FOCUS

前回PFMの項でお話しした、
1973年のレディング・フェスティバルでトリを務めたのが、
フォーカスです。

さらに、
この年のメロディ・メーカー誌の人気投票では、
グループ部門で2位(1位はイエス)
ギタリスト部門ではヤン・アッカーマン(フォーカス)が1位
(2位はエリック・クラプトン)
キーボード部門ではタイ・ヴァン・レア(フォーカス)は5位
シングル「Sylvia」が2位、「Hocus Pocus」が3位
という、
ユーロピアン・プログレッシヴ・ロック系のバンドとしては、
二度と達成できない記録を打ち立てました。

当時のイギリスの音楽ファンの目が、
自国以外のヨーロッパのシーンに向けられていたことは、
間違いありませんが、
フォーカスはその中でも別格の存在で、
ロックの本拠地イギリスを脅かす勢力として、
オランダからやってきた黒船だったのです。

フォーカスは、
前出のタイ・ヴァン・レアとヤン・アッカーマンが出会い、
1970年に結成されました。

以降、
1976年にヤン・アッカーマンが脱退するまでを全盛期としていますが、
その後もバンドは後任を迎え存続し、
1985年には、
再び合流しアルバムを1枚だけ発表しました。
それから現在に至るまで、
何度か再結成されてはいるものの、
ヤンは参加せずにマイペースでソロ活動を続けています。

タイ・ヴァン・レアは、
コンセルバトワール(「のだめカンタービレ」参照)で正規の音楽教育を受け、
各種学位を取得しています。
ヤン・アッカーマンはタイ・ヴァン・レアほどではないものの、
やはり正規の音楽教育を5年間受け、
成績優秀であったため奨学生になっています。

このため、
フォーカスはヨーロッパ古典音楽の理論に基づき、
演奏を組み立てていたそうで、
3代目ドラマーとしてイギリスから参加した、
コリン・アレン(前任のピエール・ヴァン・ダー・リンデンはトレースに移籍)は、
アレンジ変更や転調を、
セッションの中で簡単にこなしてしまう、
メンバーの技術の高さに圧倒されたという話が残っています。

そして、
ポップ・ミュージック(ロックを含む)が英米発祥
と理解されていることに否定的であり、
音楽史から見てもヨーロッパ(大陸側)が主体である、
と主張していたようです。

そのせいか、
ヤン・アッカーマンはエリック・クラプトンに対し、
「いいギタリストだが技術的には自分の方がはるかに上だ」
とコメントを残しているだけでなく、
後にインタビューでクラプトンについて尋ねられると、
何も答えなかったと言うエピソードを残しています。

さしずめ、
正規の音楽教育を受けた彼から見れば、
ブルースなどを愛聴しているクラプトンなどは、
素人のギター少年であるというところでしょう。

そんなフォーカスのポリシーが具体的に表現されているのが、
セカンドアルバム『MOVING WAVES』(1971年)冒頭に収録されている、
ヒット曲「Hocus Pocus」です。
そうあの有名な…
鋼鉄リフから歌に入るといきなりヨーデルになり、
「よいろろ、よいろろ、ろんぱっぱ〜」となるアノ曲です。
(邦題「悪魔の呪文」はいえてます)

英米中心のロックに対しシニカルな視線を投げかけた、
この曲以外は、
バロックの香りがする小曲や、
いわゆるシンフォニック・ロックと呼ばれる組曲で構成されていますが、
これこそがフォーカスの真骨頂といえます。

ちなみに、
我が国でも当時の学園祭の定番だった、
大ヒット曲「Sylvia」を含む、
サード・アルバム『FOCUS 3』(1972年)、
メンバーは納得していない演奏のようですが、
ライヴの名盤に数えられる『AT THE RAINBOW』(1973年)に続く、

5枚目のアルバム『HAMBURGER CONCERTO』(1974年)は、
『MOVING WAVES』とまったく同じ構成をとっており、
「Harem Scared」でまたもや、
ブルースをおちょくったような演奏を披露しています。
(このアルバムのドラマーは前出のコリン・アレン)

フォーカス未体験の方には、
『MOVING WAVES』か『HAMBURGER CONCERTO』から
入ることをおススメいたします。

ヤン・アッカーマンのギターは、
ブルース・ブレイカーズ〜クリームあたりの
クラプトンによく似たトーンでありながら、
クラシック仕込みの流麗なフィンガリングに加え、
(このあたりはリッチー・ブラックモアに近い…)
フレーズの語尾に絶妙なビブラートを添えるという、
名人芸ともいえる高度なテクニックを誇っています。

ロックギター好きに受ける要素が満載なのです。

そんな彼はフォーカスを脱退すると、
ジャズ色を強め、
いわゆるフュージョンっぽい音を聴かせるようになり、
こちらも絶妙なのですが、
また別の機会にお話するとしましょう。


ユーロロックの世界で、
もっとも支持を受けたバンド、
それはフォーカスであることは、
間違いないことでしょう。


↓「よいろろ、よいろろ、ろんぱっぱ~」である…

PR
★2017/12/10 (Sun)
さて、
今年も残りわずかとなったところで、
例年より早いのですが、
恒例の「2017年マイベストアルバム」の発表です。


【新譜部門】
☆チャック・ベリー『チャック』

今年3月18日に90歳で他界した、
史上最長寿のロケンローラーの新作。
(そういえばエンケンも逝ってしまいましたなぁ…)
新作とはいえ、
かなり以前の録音(1980年代?)もあり、
前作からの38年間にわたって録り貯めていたものを、
このタイミングで発表した、
という印象でした。

相変わらず、
ワンパターンとも言える、
名人芸的なフレーズのオンパレードですが、
リズム隊が新鮮で、
86歳までライヴをやっていたという、
御大の現場感覚にはアタマが下がりました。

余計な思い入れ抜きで、
単純に新譜として聴いても、
冒頭の2曲は素晴らしく、
今年を象徴する一枚と言えるでしょう。


☆デヴィッド・ボウイ『ライヴ・ナッソー・コロシアム’76』
『クラックド・アクター~ライヴ・ロサンゼルス’74』

こちらは、
昨年他界したボウイの未発表作。
『ライヴ・ナッソー・コロシアム’76』は既に、
別の企画に含まれていたものですが、
単体としては今回が初出になります。

いずれも、
ジギー以降、
ボウイのキャリアでもっとも評価が高い、
ベルリン3部作の後『レッツ・ダンス』に至る、
ちょうど中間に当たる、
いわゆるソウルに傾倒していた時期の作品ですが、
後述のように、
ジャズ・ファンクに再びハマった、
今年の私には、
たいへん響いた作品群でありました。

どちらも、
ソウルやファンクに根ざした音ではあるものの、
ヨーロッパ的な音の解釈により、
独自の世界を展開している点が、
「さすが!」というところです。

この時期(1970年代中盤)のボウイは、
一般には、
わりと評価が低いのですが、
クラブやジャズ・ファンクがブームになった後の、
21世紀の今になると、
非常に新鮮なサウンドに聴こえます。

『★』は、
このへんの延長にある音でしたからね。

もっと発掘音源を出してくれないかなぁ。



【再発部門】
☆ピンク・フロイドの紙ジャケ・シリーズ

これは、
買わずにはいられない、
悪い企画(笑)でしたが、
あらためて、
ピンク・フロイドの偉大さを痛感させてくれました。

とくに、
『狂気』の完璧さ、
『ウマグマ』の意外な存在感、
そして、
今になって聴くと、
素晴らしさが際立つ『炎』…
最近はこの3枚にヤラレています。

『狂気』はもはや、
クラシックの域ですね。
小学校の授業で聴くようになるのも、
時間の問題かと…


その他、
マイ・ブームとして、

『Guitar Magazine』の企画がよくて、
12ヶ月のうち7冊を購入するという、
この20年間では珍しい事件がありました。

とくに、
『進撃のジャズファンク』と
『モータウンの歩き方』は傑出しており、
私に再び、
ジャズ・ファンク三昧の日々を送らせることになったのです。

昨年のこのコーナーでは、
2016年を総括し、
「ルーツを再確認し開き直った年」である、
としていましたが、
今年はまさに、
その流れの延長にあったと思います。

その結果、
ジャズ・ファンクがやって来て、
『ダニー・ハザウェイ・ライブ』を聴き直し、
これからはコレで行こう、
と決意を新たにしたところです。

そんな年末になって、
BSで放送された、
昨年ハイド・パークで開催されたという、
キャロル・キングの『つづれおり』再現コンサートを見て、
そのあまりの素晴らしさに感動し、
こちらも座右の銘としようと決心したところです。

『ダニー・ハザウェイ・ライブ』と『つづれおり』

ここに行き着いたら、
フリーと2期ジェフ・ベック・グループが愛おしく…

まぁ、そんな年末であります。


「ルーツを再確認し開き直った」昨年に対し、
「明確な指針を得た」
これが今年だったと思います。

あと3週間で今年も終わりですね。
★2017/12/03 (Sun)
毎年恒例の、
吉祥寺MANDARA2の忘年会ライブが、
昨夜(12/2)開催されました。

昨年は、
年頭に星になってしまった、
デヴィッド・ボウイを追悼しようと、
全曲、
彼のナンバーを演奏しましたが、
今年は趣向を変えています。

曲目は以下の通りです。

1, What's Goin' On
2, Boogie On Reggae Woman
3, No Woman, No Cry
4, Gimmie Shelter
5, Watch That Man
6, White Light / White Heat

後半の5、6は、
デヴィッド・ボウイのナンバーで、
6は昨年も演奏していますが、
早くもバンドの音に馴染んでおり、
今後の重要なレパートリーになりそうです。

1はマーヴィン・ゲイの名曲ですが、
私の座右の銘、
『ダニー・ハザウェイ・ライヴ』のヴァージョンを参考に、
エレピの雰囲気を再現しようと、
ユニヴァイブを試してみました。

2はスティービー・ワンダーの、
これまたピアノがメインの曲ですが、
U2のような、
デジタル・ディレイをかけた、
コード・プレイでアレンジしてみました。

3はボブ・マーリイ、
4はストーンズ…
ここまでの並びは、
なぜか、
“反戦”的なテーマになってしまいました。

今の周辺状況を考えると、
自然な流れであったかもしれませんね。

使用ギターは、
バッカスのストラト。

秋頃には、
マスタービルダーのVを使うと言いましたが、
11月以降の、
U2〜ピンク・フロイドの紙ジャケ攻めに耐えられず、
あえなく陥落となりました。

でも、
イイ音で鳴りましたよ。

前半は、
個人的には趣味シュミの音でしたが、
今年前半に悩まされた、
五十肩のせいではなく、
これからは、
単音よりコードカッティングで行こう、
などと決心していたりします。

1、2をアップしたので、
聴いてみてください。





昨年も同じことを言ったけど、
あー疲れた。

年齢を重ねるにつれ、
疲れが増すような気が…

コレが終わると…

今年も終わりですね。
★2017/11/26 (Sun)
今年の紙ジャケ再発の目玉、
ピンク・フロイドを大人買いしたおかげで、
毎日ピンク・フロイド漬けの日々を送っております。

一般社会人として、
こういう音に浸ることが、
精神衛生上よろしいことなのかどうかは別にして、
幼い私の感性を刺激しまくったあの音は、
今でも十分に刺激的です。

私のピンク・フロイドは、
『狂気(The Dark Side Of The Moon)』で終わっており、
その残像を描き、
ギターサウンドがナイスな
『炎(Wish You Were Here)』はよしとして、
それ以降の活動は「別のバンド」と捉えております。

そう考えると、
このバンドは『狂気』という作品を作るために存在し、
このアルバムこそがピンク・フロイド、
と言えるのでありますが、
そこへ至る過程を紐解いてみるのも、
なかなかおもしろいものではあります。

一般的に『狂気』の原点は、
『おせっかい(Meddle)』のB面、
「エコーズ」であると言われており、
これにはまったく異論はありませんが、
『ライヴ・アット・ポンペイ』を見ればお分かりのように、
「エコーズ」のコンセプトの下敷きとして、
初期のサイケデリックなレパートリーの数々が存在しております。

それを感じ取ることができるのが、
ピンク・フロイド4枚目のアルバム『ウマグマ(Ummagumma)』です。
多分にヨーロッパ的な響き(おフランスチックですな)のする、
この作品のディスク1…
つまりライヴの方がとても重要な音源と、
私は10代の頃から主張しているのです。

『ウマグマ』に収録されているのは、
シド・バレット在籍時のファースト・アルバムから1曲、
そして、
シドからデイヴ・ギルモアへ交代する移行期に作られた、
セカンド・アルバムから2曲、
同時期のシングルから1曲という構成ですが、
どの曲もオリジナルをはるかに凌ぐ、
圧倒的なパワーを放っています。

とくに、
シングル曲であった、
「ユージン、斧に気をつけろ(Careful That Axe, Eugene)」は出色で、
部屋の照明を落として聴くと、
目の前に極彩色の映像が広がって来ます。

この「映像が広がる」は、
ピンク・フロイド・サウンドの最大の特徴で、
他のバンドには類を見ないものですが、
私は『ウマグマ』から顕著になると思います。

音でトリップできるんですよ…

また、
『狂気』のイメージからすると、
ピンク・フロイドは、
スタジオ作業を得意としているバンドと思われがちですが、
実はライヴで鍛え上げた、
ライヴ・バンドであり、
それを数々の名演が証明しています。

デイヴ・ギルモアという、
キチンと演奏できるミュージシャンが加入し、
たくさんのライヴを経たおかげで、
初期の録音…
コンセプトはおもしろいが演奏が稚拙だった…
が見事に昇華したのが、
『ウマグマ』のライヴ面と言えるでしょう。

『ウマグマ』のディスク2…
つまりスタジオ録音の方は、
あまり語られることはないのですが、
デイヴ・ギルモアのパートでは、
「エコーズ」の中間部分(カモメの鳴き声みたいな音…)のような、
エフェクトを駆使した効果音が満載だし、
ニック・メイスンのパートでも、
パーカッションてんこ盛りの部分などは、
『狂気』に収録されている「タイム」のイントロを想起させます。
(この方はドラマーというより、パーカッショニストですな)

私は、
このように『ウマグマ』は聴くべき部分の多い、
たいへん重要な作品と評価しており、
大好きなアルバムの1枚に入れているのですが、
ロジャー・ウォーターズもデイヴ・ギルモアも、
「これは失敗作だ、恥ずかしくて聴けない」と言っており、

んー…
まったくもって、
ミュージシャン自身の作品に対する評価というのは、
よくわからないなぁ…と思う次第です。

「あなたの性格って、こうですよ」と、
他人に指摘されてハッとするようなものかしらん。

ピンク・フロイド三昧の日々は、
まだ続くのでありました…


↓ジャケもトンでるよね

★2017/11/19 (Sun)
今週はいろいろ忙しくて、
年末を前に一回お休み…
というところですが、

ホームセンターで売っている食器用の保管棚を使って、
エフェクター・ボードを作ってしまいました…
かかった費用は250円なり〜(笑)

あとは、
自宅にある結束バンドを使っただけです↓



なにしろ、
サイズがピッタリで、
試してみようと思ったのですが、
配線を下に落とせる点がヒットでした。

さて、
先週、
ヤン,アッカーマンについて書き、
「コレクターにならずに、ユーロ・ロックを聴く方法」に、
フォーカスがなかったことに気がつきました(笑)

そこで、
次回はフォーカスについて、
キチンと語りたいと思います。

今回は一回お休みです。
忍者ブログ★ [PR]

★ ILLUSTRATION BY nyao