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「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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  ★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
57
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2018/12/16 (Sun)
さて、
今年も残りわずかとなったところで、
例年同様、
恒例の「2018年マイベストアルバム」の発表です。

と言いたいところですが…

今年は、
突発性難聴の治療に専念したり、
いつもと違うメンバーで懐古的な音を出したり、
その流れで、
ギターパートをフルコピーすることに熱中したりしたせいか…

発売される音源や映像を、
リアルタイムで追いかけておらず、
ここで発表するネタがあまりありません。

とはいえ…

そんな今年の終盤に、
とんでもない新譜に出会いました。

まさに、
今年の新譜はこれに尽きる、
と言っても過言ではないでしょう。

【新譜部門】
☆ミシェル・ンデゲオチェロ『カヴァーズ〜ヴェントリロクイズム』

ミシェルは、
ベーシスト兼シンガー/ソングライターで、
1993年にデビューした、
ベルリン生まれでワシントンDC育ち、
バイセクシャルを公言する女性です。

我々の感覚からすると、
90年代のデビューなんて、
まだ新人の域という印象ですが、
とんでもない、
ミシェルはデビューしてから25年が過ぎ、
今やベテランの領域に達しているのです。

そんな円熟期の彼女が、
1980〜90年代のR&Bのヒット曲を、
独自の感覚でカヴァーしたのが本作で、
2018年3月に発表されました。

私は本作に、
発売当初から興味を持っていたのですが、
冒頭で述べたような、
諸般の事情により、
入手したのは、
半年以上過ぎてからになりました。

そして、
一聴した瞬間に、
ノックアウトされてしまったのです。

これは素晴らしい…

どの曲も、
現代風にアレンジされているのですが、
彼女の柔らかく澄み切った歌声が、
冷たさや鋭さを緩和していて、
本来は最先端の尖った音のはずなのに、
妙に心安らぐ懐かしい音に聴こえてしまいます。

聴きモノは、
2曲目の「Nite and day」
そして続くプリンスの
「Sometimes it snows in April」
さらに「Waterfalls」への流れです。

「Nite and day」の美しさは、
ため息が出るほどですが、
このようなアレンジに出会うと、
結局、
楽器は人の声にかなわない、
ということを気付かされてしまい、
歌が不得手な私としては、
少々妬ましい思いになります。

プリンスは…
なぜかこの方の曲は、
女性シンガーがカヴァーすると、
何倍も説得力が増し、
名曲になってしまうのです。

1990年に、
シンニード・オー・コナーが発表した、
「Nothing compare to you」
のカヴァーも衝撃的でしたが、
今回の「Sometimes it snows in April」からは、
それと同じクラスの衝撃を受けました。

「Nothing compare to you」は、
あなたと別れてから15日と7時間…
いろんなことをしているけれど、
あなたに変わるモノなんてありゃしない…

「Sometimes it snows in April」では、
ときどき4月でも雪が降るよね、
私はときどき悲しくなるんだよ…

両者とも、
ブツブツと独り言のように、
虚ろな心情を吐露するのですが、
この女々しさ!(笑)

プリンスの詞は、
女性的なのでしょうね…

なので、
彼が歌うより女性シンガーが歌った方が、
曲の魅力が倍増するのだと思うわけです。

それにしても、
この曲の諦観とでも言いたくなるような、
疲労感は、
心地よいなぁ…

このまま語っていると、
この作品だけで本が一冊書けそうになってしまうので、
このへんでやめておきますが、
それほど『カヴァーズ~ヴェントリロクイズム』は素晴らしい作品です。

正直なところ、
このような新譜には数年ぶりで出会いました。

その他、
ちょっと実験し過ぎたかな?
と思われるものの、
カート・ヴァイルの新作『Bottle it in』は、
よく比較されるボブ・ディランというよりは、
ルー・リードっぽいサウンドで、
なかなかの聴きモノでした。
(ヴェルヴェットっぽいのだ)

この方、
かなりの音響マニアと見ましたが、
イーノあたりがプロデュースをしたら、
面白くなるかもしれません。

それと、
これは新譜と言ってよいと思いますが、
ジミヘンの『Both sides of the sky』も名作と思います。
なにしろ音が良くて、
彼が何をやっていたか、
がよくわかる仕上がりになっていたのが印象的でした。

が…
ミシェルがすべてを凌駕してしまったのです。



【再発部門】
ここは、

昨年暮のピンク・フロイドの紙ジャケ…
『炎』以降の作品から始まり、
ビートルズの『ラバー・ソウル』以降を揃え、

同じく、
昨年のマイ・ブームからの流れで、
ジャズ・ファンクの傑作、
バディ・マイルズの『ゼム・チェンジズ』を聴き、

これまた『Guitar Magazine』の特集から、
ベンチャーズを集め、

その後、
キッス、ディープ・パープル、エアロスミスなど、
コレクションとして欠けていたアルバムを、
紙ジャケで揃え、

なぜか最後はサンタナにハマったりして…(笑)

いろいろありました。

が…

ここでもっとも衝撃的だったのは、
映像作品で、
☆『Still on the run The JEFF BECK story』

これはもうタイトルが全てを表しています。

Still on the run
そうです。
師匠はまだ走り続けています、
まだ現役で最先端のシーンに立っているのです。

この作品は、
師匠の50年に及ぶ活動を振り返る内容で、

ロッド・スチュワートとの時代、
そしてコージー・パウエル、
第二期ジェフ・ベック・グループから『Blow by blow』、
唐突にBBA、
あたりの貴重映像満載で、
ファンにはそこだけでも垂涎モノでありますが…

その延長上に現在の活動があり、
DiSC2に「Live at Montreux 2007」
が収録されているのがポイントです。

ここまで見て、
誰もが思うことは、
「ジェフ・ベックって、年々ギター上手くなってるじゃん」
です…(笑)

確かに、
私も来日のたびに、
師匠のステージには接していますが、
来るたびに上手くなっているのです。

これには驚きです。

そして、
毎回ライヴのコンセプトを変えてくる。

ここには脱帽です。

ということで、
まだまだ、
その動向から目が離せないジェフ・ベック師匠ですが、
その凄さを堪能できるのが、
この作品です。

これを今年の年頭に見たのがいけなかったのかな?
(忘年会で「Superstition」を演奏してしまったことに対して…)

師匠に始まりミシェルで終わった…
まぁ、そんな2018年であります。

例年同様ですが、
あと2週間で今年も終わりですね。


↓オマケが欲しくて買ったわけではない(笑)

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