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「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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  ★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2017/12/10 (Sun)
さて、
今年も残りわずかとなったところで、
例年より早いのですが、
恒例の「2017年マイベストアルバム」の発表です。


【新譜部門】
☆チャック・ベリー『チャック』

今年3月18日に90歳で他界した、
史上最長寿のロケンローラーの新作。
(そういえばエンケンも逝ってしまいましたなぁ…)
新作とはいえ、
かなり以前の録音(1980年代?)もあり、
前作からの38年間にわたって録り貯めていたものを、
このタイミングで発表した、
という印象でした。

相変わらず、
ワンパターンとも言える、
名人芸的なフレーズのオンパレードですが、
リズム隊が新鮮で、
86歳までライヴをやっていたという、
御大の現場感覚にはアタマが下がりました。

余計な思い入れ抜きで、
単純に新譜として聴いても、
冒頭の2曲は素晴らしく、
今年を象徴する一枚と言えるでしょう。


☆デヴィッド・ボウイ『ライヴ・ナッソー・コロシアム’76』
『クラックド・アクター~ライヴ・ロサンゼルス’74』

こちらは、
昨年他界したボウイの未発表作。
『ライヴ・ナッソー・コロシアム’76』は既に、
別の企画に含まれていたものですが、
単体としては今回が初出になります。

いずれも、
ジギー以降、
ボウイのキャリアでもっとも評価が高い、
ベルリン3部作の後『レッツ・ダンス』に至る、
ちょうど中間に当たる、
いわゆるソウルに傾倒していた時期の作品ですが、
後述のように、
ジャズ・ファンクに再びハマった、
今年の私には、
たいへん響いた作品群でありました。

どちらも、
ソウルやファンクに根ざした音ではあるものの、
ヨーロッパ的な音の解釈により、
独自の世界を展開している点が、
「さすが!」というところです。

この時期(1970年代中盤)のボウイは、
一般には、
わりと評価が低いのですが、
クラブやジャズ・ファンクがブームになった後の、
21世紀の今になると、
非常に新鮮なサウンドに聴こえます。

『★』は、
このへんの延長にある音でしたからね。

もっと発掘音源を出してくれないかなぁ。



【再発部門】
☆ピンク・フロイドの紙ジャケ・シリーズ

これは、
買わずにはいられない、
悪い企画(笑)でしたが、
あらためて、
ピンク・フロイドの偉大さを痛感させてくれました。

とくに、
『狂気』の完璧さ、
『ウマグマ』の意外な存在感、
そして、
今になって聴くと、
素晴らしさが際立つ『炎』…
最近はこの3枚にヤラレています。

『狂気』はもはや、
クラシックの域ですね。
小学校の授業で聴くようになるのも、
時間の問題かと…


その他、
マイ・ブームとして、

『Guitar Magazine』の企画がよくて、
12ヶ月のうち7冊を購入するという、
この20年間では珍しい事件がありました。

とくに、
『進撃のジャズファンク』と
『モータウンの歩き方』は傑出しており、
私に再び、
ジャズ・ファンク三昧の日々を送らせることになったのです。

昨年のこのコーナーでは、
2016年を総括し、
「ルーツを再確認し開き直った年」である、
としていましたが、
今年はまさに、
その流れの延長にあったと思います。

その結果、
ジャズ・ファンクがやって来て、
『ダニー・ハザウェイ・ライブ』を聴き直し、
これからはコレで行こう、
と決意を新たにしたところです。

そんな年末になって、
BSで放送された、
昨年ハイド・パークで開催されたという、
キャロル・キングの『つづれおり』再現コンサートを見て、
そのあまりの素晴らしさに感動し、
こちらも座右の銘としようと決心したところです。

『ダニー・ハザウェイ・ライブ』と『つづれおり』

ここに行き着いたら、
フリーと2期ジェフ・ベック・グループが愛おしく…

まぁ、そんな年末であります。


「ルーツを再確認し開き直った」昨年に対し、
「明確な指針を得た」
これが今年だったと思います。

あと3週間で今年も終わりですね。
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★ ILLUSTRATION BY nyao