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「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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  ★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
56
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2017/11/26 (Sun)
今年の紙ジャケ再発の目玉、
ピンク・フロイドを大人買いしたおかげで、
毎日ピンク・フロイド漬けの日々を送っております。

一般社会人として、
こういう音に浸ることが、
精神衛生上よろしいことなのかどうかは別にして、
幼い私の感性を刺激しまくったあの音は、
今でも十分に刺激的です。

私のピンク・フロイドは、
『狂気(The Dark Side Of The Moon)』で終わっており、
その残像を描き、
ギターサウンドがナイスな
『炎(Wish You Were Here)』はよしとして、
それ以降の活動は「別のバンド」と捉えております。

そう考えると、
このバンドは『狂気』という作品を作るために存在し、
このアルバムこそがピンク・フロイド、
と言えるのでありますが、
そこへ至る過程を紐解いてみるのも、
なかなかおもしろいものではあります。

一般的に『狂気』の原点は、
『おせっかい(Meddle)』のB面、
「エコーズ」であると言われており、
これにはまったく異論はありませんが、
『ライヴ・アット・ポンペイ』を見ればお分かりのように、
「エコーズ」のコンセプトの下敷きとして、
初期のサイケデリックなレパートリーの数々が存在しております。

それを感じ取ることができるのが、
ピンク・フロイド4枚目のアルバム『ウマグマ(Ummagumma)』です。
多分にヨーロッパ的な響き(おフランスチックですな)のする、
この作品のディスク1…
つまりライヴの方がとても重要な音源と、
私は10代の頃から主張しているのです。

『ウマグマ』に収録されているのは、
シド・バレット在籍時のファースト・アルバムから1曲、
そして、
シドからデイヴ・ギルモアへ交代する移行期に作られた、
セカンド・アルバムから2曲、
同時期のシングルから1曲という構成ですが、
どの曲もオリジナルをはるかに凌ぐ、
圧倒的なパワーを放っています。

とくに、
シングル曲であった、
「ユージン、斧に気をつけろ(Careful That Axe, Eugene)」は出色で、
部屋の照明を落として聴くと、
目の前に極彩色の映像が広がって来ます。

この「映像が広がる」は、
ピンク・フロイド・サウンドの最大の特徴で、
他のバンドには類を見ないものですが、
私は『ウマグマ』から顕著になると思います。

音でトリップできるんですよ…

また、
『狂気』のイメージからすると、
ピンク・フロイドは、
スタジオ作業を得意としているバンドと思われがちですが、
実はライヴで鍛え上げた、
ライヴ・バンドであり、
それを数々の名演が証明しています。

デイヴ・ギルモアという、
キチンと演奏できるミュージシャンが加入し、
たくさんのライヴを経たおかげで、
初期の録音…
コンセプトはおもしろいが演奏が稚拙だった…
が見事に昇華したのが、
『ウマグマ』のライヴ面と言えるでしょう。

『ウマグマ』のディスク2…
つまりスタジオ録音の方は、
あまり語られることはないのですが、
デイヴ・ギルモアのパートでは、
「エコーズ」の中間部分(カモメの鳴き声みたいな音…)のような、
エフェクトを駆使した効果音が満載だし、
ニック・メイスンのパートでも、
パーカッションてんこ盛りの部分などは、
『狂気』に収録されている「タイム」のイントロを想起させます。
(この方はドラマーというより、パーカッショニストですな)

私は、
このように『ウマグマ』は聴くべき部分の多い、
たいへん重要な作品と評価しており、
大好きなアルバムの1枚に入れているのですが、
ロジャー・ウォーターズもデイヴ・ギルモアも、
「これは失敗作だ、恥ずかしくて聴けない」と言っており、

んー…
まったくもって、
ミュージシャン自身の作品に対する評価というのは、
よくわからないなぁ…と思う次第です。

「あなたの性格って、こうですよ」と、
他人に指摘されてハッとするようなものかしらん。

ピンク・フロイド三昧の日々は、
まだ続くのでありました…


↓ジャケもトンでるよね

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★ ILLUSTRATION BY nyao