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「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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  ★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2024/05/06 (Mon)
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★2020/11/01 (Sun)
訃報続きですが…

近藤等則さんが逝去しました。

1990年前後の時期に、
熱狂していたことを覚えています。

こんなに乱暴で、
ブッキラボーなのに、
最新の音に敏感なトランペッターは、
見たことがありませんでした。

出会いは、
1985年『Metal position』という作品からで、
1曲目の「Night drive」の荒涼とした景色…
アルバムタイトルそのままの、
クールでメタリックな音をバックに、
短いリフのようなメロディを叩き込む、
近藤さんのプレイに一瞬にして惚れ込んでしまいました。

彼のバンドIMAのメンバーが強力で、
ベースにフリクションのRECK、
キーボード、富樫春生
ギター、酒井泰三
ドラムス、山木秀夫
という強者揃い…

RECKはすでによく知っていましたが、
山木秀夫という、
稀代の名ドラマーに出会ったのは、
このアルバムで、
以降、
彼のソロアルバムを追いかけ、
参加作を手当たり次第に聴くことになります。

そして、
『Metal position』に続く、
1989年の『Tokyo rose(東京薔薇)』は、
天安門事件に対する抗議を表明した、
「China demonstration」や、
地味変の「Purple haze」のカヴァーで話題になりましたが、
個人的にベストトラックは、
山木さんのビートがひたすら心地よい、
「F1 Republic」(よく聴くと阿波踊りのリズムです)と、
近藤さんが砂漠でトランペットを吹いているような、
「Timeless man」で、
この無国籍サウンドは、
当時のワールドミュージック・ブームにぴったりで、
何しろ文句なしにカッコイイと思ったものです。

続く1991年の『Brain war』からは、
CMに起用される曲も出て、
近藤さんはすっかり時の人になり、
TVの歌謡番組にも出演しておりました。

とは言え…

ステージ同様、
スーツ姿にサングラスをキメて、
ガニ股で闊歩しながらトランペットを吹く姿に、
ジャズミュージシャンのイメージはなく、
それを期待していた視聴者の期待を裏切る、
まさに拍手喝采の勇姿でありました。

一方、
ドラムの山木さんはこの時期、
IMAと並行して、
1990年に『Tentelletsque』(傑作!)
1993年に『Shadow run』(ジンジャー・ベイカーと共演)
という2枚のソロ作を発表しておりますが、
いずれも近藤さん譲りの、
無国籍音楽で、
こちらにも熱狂したものです。

ギターの酒井さんとは、
2000年頃にネットで知り合い、
前にやっていた、
ホームページの掲示板に遊びに来てくれたりして、
いろいろな話をした覚えがあります。

ウワサでは、
近藤さんも、
ツアーでのアルコール摂取量は半端なかったそうで、
多くのミュージシャンが70歳あたりで力尽きるのは、
その影響があるのかもしれません。

それにしても続きますね…

ご冥福をお祈りします、
と言いたいところですが、
近藤さんは不死身な顔をしていたから、
その言葉が似合わないかもしれません(笑)

ヴァン・ヘイレン、
加部さん、
近藤さん、
みんな素晴らしい音楽をありがとう…
こう言った方が良いかもしれませんね。
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★Brain War★
私はIMAのアルバムは「Brain War」しか持っていませんが、ここでの山木さんのDrumsは好きですね。

訃報と言えば、元クリムゾンのゴードン・ハスケルも亡くなりましたね。ルイズルイス加部さん、エドワード・ヴァン・ヘイレン、近藤等則さんに比べると地味な方ですが、こちらも惜しい人を亡くしました。
shiba 2020/11/01(Sun)21:57:26 ★編集
★>Brain War★
ここで取り上げた「Tokyo rose」と、
山木さんのソロ2作はオススメです。
(入手困難かもしれませんが…)

ゴードン・ハスケル…
いたなぁ〜
地味なミュージシャン特集でもしますか?(笑)
matsuZACK 2020/11/02(Mon)14:40:17 ★編集
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