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「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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  ★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2018/07/29 (Sun)
ピンク・フロイドの
紙ジャケ発売に際して、
『ザ・ウォール』までを、
一気に揃えてみたら、

他のミュージシャンの、
歯抜けというか…
数枚足りない程度の、
不完全なコレクションが気になり、
(悪いクセで、途中で飽きる)

地道に、
それらの補填に励む、
今日この頃であります。

とくに、

少年期というか、
ロックに出会ったばかりの、
ローティーンの頃に熱狂した
ミュージシャンぐらいは、
ここで揃えておこうと思い、

amazonの中古盤情報を、
こまめにチェックしているのです。

とはいえ、
法外な投資をするつもりはないので、

販売時の価格を大幅に上回る、
高値がついている場合は、
しばらく様子を見て、

許容範囲の価格が出ると、
すかさず購入することにしています。

(ちなみに、
評価は「非常に良い」に限定…)

こうして、
揃い始めたのが、
『ラヴ・ガン』までのKISS、
『ライヴ・ブートレグ』までのエアロスミス、
第4期までのディープ・パープル…

この辺りが揃えば次に、
ユーライア・ヒープ、トッド・ラングレン
などに手を出そうかと考えております。
(さすがにジェフ・ベック辺りは揃っています…)

そんな中、

エアロスミスの紙ジャケは、
やけに安価で市場に出回っているので
気になったのですが、
入手してナットク…

販売時の価格が、
CBS得意の、
いわゆる廉価盤扱いだったため、
元値が安いのです。

『ライヴ・ブートレグ』は
LP時代によく聴いた作品でしたが、
この紙ジャケは、
それをそのままCDサイズに縮小しただけ、
という感じで、
どことなく粗雑…というか、
作品に対する愛情が感じられません。

とはいえ、
元々、
このアルバムはブートレグを意識した、
粗雑な作りがコンセプトだったので、
これはこれで仕方ないかと思い、
ディスクを再生したところ…

明らかにLPよりも、
輪郭のはっきりした音になっていて、
ジョーとブラッドのギターを楽しむことができました。

このライヴは、
スティーヴン・タイラーのヴォーカルを中心に…
スタジオよりもキレの良いジョーイのドラムと、
スタジオ以上に豪腕ぶりが際立つトムのベースをボトムに、
両側から2本のギターがせめぎ合う構成になっています。

ウォームな歪みで、
正統派のブリティッシュ・ロックという感じの、
ブラッドと、
硬めで少しぎこちない音のジョーは、
ギターソロだけでなく、
バッキングのパターンも違うので、
すぐに聴き分けられるようになります。

この真逆といってもいい個性の2人が、
決してぶつかることなく、
綺麗にバンドのアンサンブルに溶け込んでいるのが、
エアロスミスの特徴だと思います。

この2人は、
仲が良いだけでなく、
お互いのプレイを尊敬しているようなので、
これができるのです。

とくにジョーは、
ブラッドのギターなしには成立しない個性なので、
ここはよくわきまえているようです。
(ソロで失敗してからさらにそうなったみたい…)

そんなブラッドのギターは、
ミュージシャンの間で高く評価されているようで、
ロリー・ギャラガーも、
「エアロスミスにはいいギタリストがいるね」
とインタビューで話していましたが、
それはどうやらブラッドのことだったそうです。

いいコンビネーションだなぁ…
あらためてそう思いました。

それにしても…

少年期に聴きこんだ作品は違いますね。

歌詞だけでなく、
ギターのフレーズまで口ずさめる上に、
どちらのギタリストが弾いているのか、
見当がつくのですから…

冒頭に挙げたミュージシャンたちの紙ジャケ収集は、
かなり意味のあることと思えて仕方ないのです。

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★ ILLUSTRATION BY nyao