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「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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  ★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2017/04/30 (Sun)
今年は年明けから、
ジャズファンク・ギターがマイ・ブームで、
あれこれと乱聴ぎみに聴きまくっていましたが、
この頃になって、
そろそろ真打登場のタイミングかな?と思い、
2枚のアルバムを購入しました。

それが、
『ダニー・ハザウェイ・ライヴ』と『スタッフ』です。
2枚とも、
リマスターされたSHM-CDで、
お値段は1,000円(!)
ここまでCDで聴いたことがなかったので、
この機会に手に入れた次第です。

ちなみに、
ジャズファンク・ギターの名盤と言われているアルバムの多くが、
1,000円(ネット販売ではもっと安くなります…)で販売されており、
大人買いをするには最適の環境となっています。

これが、
マイ・ブームをさらに盛り上げている要因のひとつかもしれませんね。

『スタッフ』については、
別の機会に語るとして、
ひさびさに聴く『ダニー・ハザウェイ・ライヴ』は、
やはり素晴らしい作品でした。

この不朽の名盤について、
私ごときがいまさら語ることなどありませんが、
個人的には冒頭、
ダニーが爪弾くエレピ(エレクトリックピアノ)の音で、
すべてがキマってしまいます。

私は、
ロックを聴き始めた中坊の頃、
ローリング・ストーンズの「Fool to cry」(『BLACK & BLUE』)
にシビれて以来、
エレピの音が大好きで、
これにフェイズシフターかレズリースピーカーをかまして、
ジョワジョワという音に仕上っていると、
もう鳥肌ゾクゾク…たまらんらんなのです(笑)

生ピアノほど地に足がついていない、
この独特の浮遊感が、
ソウルやジャズをモダンに演出したことは、
よく知られています。

そうそう、
『Jazz Supreme Fender Rhodes Prayer』
という、
エレピにスポットを当てた、
ジャズのオムニバス企画もありましたが、
ここに並ぶアーティストたちの先鋭ぶりには、
特筆すべきものがありました。

話がエレピに集中してしまいましたが…

『ダニー・ハザウェイ・ライヴ』が、
不朽の名盤と称えられるのはまず、

終始リラックスした雰囲気でありながら、
聴衆との一体感がハンパでなく、
クライマックスではたいへんな盛り上がりを見せる、
ライヴならではの醍醐味が余す所なく伝わってくるところです。

そして、
歌モノとインストの絶妙なバランス。
スタジオ作品では歌が入っている曲を、
あえてインストで演奏するセンスには驚かされます。

この、
聴衆をコントロールし、
バンドを変幻自在に操る、
魔法の杖のような役割を果たしているのが、
ダニーのエレピなのです。

ですから、
『ダニー・ハザウェイ・ライヴ』は全編、
エレピを中心に構成されており、
ここまでエレピを鳴らしまくっている作品は、
他に見当たらないと言われているのです。

それにしても、
素晴らしい作品ですね。
これからはこれだけでいいかな?
と思えるほど、
今の年齢になると、
あらためて魂に沁みわたるものがあります。

ギターのことにはまったく触れませんでしたが、
前半はフィル・アップチャーチ、
後半はコーネル・デュプリーが、
いぶし銀のようなシブいプレイを聴かせてくれます。

フィルはフルアコ、
コーネルはテレキャス…

テレキャスのキュンキュンした音、
よいですね。
やっぱり、
一本持っていたいギターです。

次はテレキャスか?(笑)

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★ ILLUSTRATION BY nyao