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「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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  ★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2016/04/24 (Sun)
今年は大物ミュージシャンの訃報が続いていますが、
ここでプリンスが逝くとは思いませんでした。
(まぁ…人の生死は予想できないものではありますが…)

もっとも…

彼の場合は、
およそ健康的なイメージからかけ離れていたので、
長寿だったら驚くところだったかもしれません。
もっと驚いたのは彼の年齢が57歳であったこと…
私と3歳しか違わなかったのです(笑)

プリンスがメジャーになった1980年代前半は、
マイケル・ジャクソンの全盛期で、
王道の彼に対し、
明らかに非主流の匂いがしていました。

ビートルズに対するストーンズのように…

デビュー当時は、
タブーとされるテーマに、
堂々と正面から向き合っていましたね。

当然、
非主流派の私としては、
このミョーにエロくて、
悪っぽい男に興味を持ったわけですが、
「1999」を聴いたときに、
ファンクの正統派という感じがして、
ちょっと意外だったことを覚えています。

さらに「Little Red Corvette」が、
とてもわかりやすいサビを持つポップチューンだったので、
マイケルはポップなソウル、
コイツはポップなファンクだなぁ…
とひとりで納得していました。

マイケルより、
サウンド面はマニアックで、
1970年代にミュージシャンのグルーヴで盛り上がった部分を、
コンピューターをうまく使った機械的なサウンドで再現した…
その冷たい熱狂の感触がおもしろかったのです。

いちばんよく聴いたアルバムは『Purple Rain』(1984年)で、
オープニングの「Let’s Go Crazy」を始め、
次のアルバムを予見させる、
ちょっとサイケな「Take me with You」
ショーのフィナーレのような
「I Would Die 4 You」「Baby I’m A Star」の流れ…
(ここの完成度は高いですね)
そしてタイトル曲。
どれをとっても素晴らしく、
名曲のオンパレードと言えるでしょう。

このへんからロックっぽさがかなり強調され…
ギターを弾いている姿がジミヘンに似ているなどと、
言われるようになりました。

一方で、
感情表現がかなり激しく、
ロックの持つ暴力衝動から、
エロティックなところ、
フォーク的な女々しさまで、
正直に自分の全てを暴露しているような感じがあり、
そこもおもしろいなと思いました。
(映画はかなり安っぽかったですけどね…(笑)

映画も含め、
プリンスの場合は、
女性と聴く機会が多かったので、
なんか青春の想い出と重なるのでありました…(笑)

次のアルバム『Around The World In A Day』(1985年)では、
サイケなフォーク色が強くなったため、
ちょっと興味が薄れたのですが、
『Sign Of The Times』(1987年)は強力で、
『Purple Rain』と並ぶ愛聴盤になりました。
(ドラムを叩くシーラEのカッコよさがズバ抜けていました)

その後の活動は、
なんだかよくわからなくなってしまい、
フォローするのをやめてしまいましたが、
プリンスという名前を捨てたアルバム…
(タイトルが文字に変換できない)
はよかったですね。

過激さとか斬新さはなくなっていましたが、
いかにも王道のファンクを演奏していて、
JBっぽくなっていたところが印象的でした。

ということで、
振り返ってみると、
けっこう影響を受けているプリンスですが…

亡くなってしまうと、
歴史上の人物になってしまうわけで、
彼の場合、
どういうカテゴリーに入るのか、
興味があるところです。

マイケル・ジャクソンは文句なく、
ブラックミュージックの歴史の1ページを飾るでしょうけれど、
プリンスはどちらかと言うと…
ロックの側面で語られるように思えて仕方ありません。

プリンスのカヴァーなんか、
やってみたい気がしますが…
ヴォーカルはイヤがるでしょうね(笑)

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★ ILLUSTRATION BY nyao