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「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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HN:
matsuZACK
年齢:
57
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2016/03/27 (Sun)
と言っても…

今の若い人たちは、
わからないでしょうね。


マカロニウェスタンとは…

1960年代後半から70年代前半にかけて、
イタリアを中心に、
西ドイツやスペインなど、
ヨーロッパで製作された西部劇のことで、

本家アメリカの西部劇が、
ヒューマニズム溢れる作風に傾いていたため、
そのアンチテーゼとして、
ヒーローっぽくない人格や風貌の…
いかにもアウトロー的な主人公による、
暴力シーン満載のリアルな(?)西部劇を称した呼び名。

クリント・イーストウッドやジュリアーノ・ジェンマを、
スターの座に押し上げたことでも有名。

後期はコメディタッチの作品も多く、
バラエティに富んでおりますが、
多くのストーリーは、
後半で主人公がこっぴどく痛めつけられて、
最後に奇跡の反撃をするという、
いわゆるワンパターン…

そのせいか、
「マカロニ」(=中身がない)という言葉を、
頭に冠せられたというウワサがある…

などなど…


まぁ…このワンパターンな作風は、
1970年代中盤から後半にかけての、
カンフー映画(香港製)にも同じ傾向があるので、
マカロニウェスタンに限ったことではないと思いますが、
限りなくB級の匂いがすることは、
間違いありません。

最近、
BSプレミアムで、
毎週火曜日に、
このマカロニウェスタンの名作が放送されており、
私は熱心にこれを鑑賞しているわけですが…

なぜ、
このようなものに熱心になっているのかといえば、

じつは…

ここに、
私の洋楽原体験があるから、
なのです。


マカロニウェスタンは、
音響効果にこだわった作品が多く、
サウンドトラックに独特の雰囲気があります。
とくに、
エンニオ・モリコーネが一世を風靡した、
口笛とエレキギターの音色は、
小学校の高学年だった私に、
強いインパクトを残しました。

歌謡曲に物足りなさを覚え、
映画の主題歌から洋楽へ興味を持ち始めた私に、
このサウンドはどストライクだった、
というわけです。

ストーリーが黒沢明監督の「用心棒」のパクリで、
盗作と言われた「荒野の用心棒」は、
有名な主題歌の他、
トランペットが哀愁のメロディを奏でる、
劇中歌(インスト)が素晴らしい。

「荒野の用心棒」に比べると、
ストーリーにオリジナリティが出た、
「夕陽のガンマン」も、
デューズハープ(ビヨンビヨンってヤツです)と口笛から始まり、
エレキギターが登場する主題歌と、
やはり、
オルゴールの音色にパイプオルガン、
フラメンコギターがからむ劇中歌(インスト)が耳に残ります。

モリコーネ以外だと、
棺桶を引きずって登場する主人公が、
両手を潰されたあげく、
恋人を守るために、
墓場で決闘…
口で銃を撃つという離れ技をこなしてしまう(笑)
「続荒野の用心棒」では、(「荒野の用心棒」とは無関係な内容ですが…)
演歌調の「ジャンゴーっ」という主題歌がカッコよい。

さらに、
口笛は登場しますが、
モリコーネ作ではない「荒野の1ドル銀貨」…
胸のポケットに入れていた、
1ドル銀貨のおかげで命拾いをするという、
珍しく小細工の効いたストーリーによく合った、
こちらも哀愁のメロディです。


すぐに、
このあたりの作品とメロディが浮かんできます。
そーとーヤラレましたね。


ちなみに、
マカロニではない、
本家のウェスタンでも、
「雨にぬれても」(「明日に向かって撃て」)や、
「天国の扉」(「ビリー・ザ・キッド」)など、
お気に入りの曲がたくさんあります。

マカロニウェスタンは、
映画本編を見なくても、
サウンドトラックを聴いていれば大満足なのですが、
LP時代によく聴いていたアルバムが、
ひとつもCD化されていないので困ったものです。

モリコーネはその後、
「オペラ座の怪人」なども手掛けることになり、
そういう意味では彼も、
マカロニウェスタンから世に出た作曲家といえるのですが、
駆け出しであっただけに、
想像力のおもむくままに、
言ってしまえば、
好き放題に作った、
この時代の作品は、
限りなく魅力的です。

というわけで、
私のロック人生は、
砂ぼこりをバックに、
モリコーネ作のエレキギターの音色から始まったのでした。


↓クリント・イーストウッド。
「ダーティ・ハリー」も好きです。
この頃のイメージは、どことなく松田優作氏とカブるのです。

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★ ILLUSTRATION BY nyao