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「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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  ★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
55
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2015/07/11 (Sat)
長生きと書いて「おさむ」と読みます。
ウソつき、
ちっとも長生きなんかしなかったじゃん…

今週、
イエスのクリス・スクワイアの訃報に続き、
とつぜん飛び込んできた、
石田長生さんの訃報…
私にとって、
とても身近な存在だっただけに、
大きな衝撃を受けました。

今日は親しみをこめて、
「石やん」と呼ばせてもらいますよ…

私が初めて、
石やんのプレイに接したのは、
1990年代の半ば、
竹中先輩(Char)と組んでいた、
BAHOのステージでした。

アコースティックに持ち替えても、
ロックギターの申し子のようなプレイをする、
竹中先輩の横で、
あきらかに、
それとは違うバックグラウンドから出て来る、
新鮮なフレーズを繰り出していた石やん。

これはかなりの衝撃でした。

キーがAなのに、
8〜12フレットあたりで、
4本の指を均等に使って、
しかも、
この音の展開は…?

私は一発で魅了されました。

漫才のようなトークとは裏腹に、
繊細で華麗なフィンガリング…
これが、
ジャズギターからの影響によるものと知るのに、
かなりの歳月を費やしてしまいました。

一方で石やんは、
エレキギターでは、
テレキャスターが好きだ、
と言っていました。

材木に鉄弦張っただけみたいな、
シンプルさがたまらなくいとおしい…
そんな表現をしていた記憶があります。

若い頃はMXRのコンプレッサー一発で、
ほとんどアンプ直だったと威張っていましたが、
金子マリさんの
Voice&Rhythmでのプレイもそんな感じで、
あまりエフェクターを使わないシンプルなセッティングで、
あれだけ表情豊かなプレイをするとは…
私は、
本当にギターがウマいとは、
こういうことなんだろうと思ったものです。

さて…

次に石やんと出会ったのは、
2011年、
BS12で放映されていた『GUITAR STORIES』
という番組にゲスト出演した際。
私は、
東日本大震災の直後で、
家に籠ることが多く、
ジャズギターの研究に余念がなかった頃。

豊富なジャズのバックグランド…
その中でもとくに、
ジム・ホールが好きだったという、
石やんの話を聞き、
私もぜひ、
このニュアンスを身につけたい、
そう思ったものです。

そして、
この番組の最後に、
石やんは、
阪神淡路大震災の際に作ったという、
「Brothers & Sisters」という曲を、
東日本大震災で被災された方々へ向けて、
アコースティックギターによる弾き語りで披露してくれたのです。
(ちなみに、
『GUITAR STORIES』は現在、
毎週月曜の21時から再放送されているので、
興味のある方はチェックしてみてください)



Brothers & Sisters 今日を生きている
世界中に散らばる星くず
今 How you're doing この風に乗って
君のニュースが聴こえてくるのさ

Brothers & Sisters ちっぽけな世界
愛しあったり 傷つけあったり
今 How you're doing 地球はまだ回る
罪深い 俺たちを乗せて
You & me livin' this world
Where are you 元気かい?



石やんの大らかな愛を、
ブルースっぽく表現した印象的な歌詞が、
ゴスペルっぽいメロディとともに、
強く印象に残りました。

私はこの曲を,
i Tunesでダウンロードし、
その年の5月に、
被災した岩手県を訪れた際、
ずっと聴いておりました。

変わり果てた旧知の土地の姿、
無常な世の中の営み…
石やんはこれを、
「Brothers & Sisters」で。
見事に表現しているのです。



Brothers & Sisters おひさまの下で
夢のかけらを今日もさがしてる
今 How you're doing いい時 悪い時
変わる景色の中に君がいる



本当にその通り…
私は、
ここを聴くたびに涙が出そうになったものです。


そんな石やんは、
今年の2月に食道ガンが見つかり、
療養のため音楽活動を休止しておりました。
金子マリさんのブログによれば、
とつぜん容態が変わり、
あっという間に逝ってしまったとか…

そのあっけなさが石やんらしいと言えば、
それまでですが、



Brothers & Sisters 笑い声響く
花咲く丘でいつか会いましょう
今 How you're doing どこかの街角
口ずさんでる自由のメロディ



そっちは花なんか咲いているのかい?

この曲は、
私がレパートリーにしてもいいでしょう?

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