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「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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matsuZACK
年齢:
55
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2014/08/31 (Sun)
月刊「レコード・コレクターズ」最新号の特集は、
「1970-1979 日本の女性アイドル・ソング・ベスト100」
でした。

ここで、
TOP30に選ばれた曲を眺めていたら、
それぞれの曲が流れていた、
当時の記憶が蘇ってきて、
なんだかミョーに甘酸っぱい気分になってしまい、
iTunesで何曲か購入してしまいました。

1970年から1979年というと、
私は小学3年から高校3年にあたり、
もっとも多感な時期であったからかもしれません。

とはいえ、
小学生当時はレコードなど買うこともなく、
中学生以降、
ロックにめざめてからは洋楽一辺倒で、
歌謡曲のシングルなど買う余裕もなく、
ひたすらラジオから録音したカセットを聴いていたおかげで、
手元にはほとんど音源が残っておりません。

今回は、
いいタイミングなので、
しばらく、
記憶に残っている曲を少し集めてみようかな、
と思っている次第です。

さて今回は、
そんな「レコードコレクターズ」を参考にしながら、
私が選ぶ、
1970年代の日本の女性アイドル・ソング・ベスト10
を語りたいと思います。

以下、
ランキング形式ではなく、
順不同で並べてあります。
また、
「レコードコレクターズ」は「レココレ」と略させていただきます。

「木綿のハンカチーフ/太田裕美」(1975年)
「そよ風のくちづけ/キャンディーズ」(1974年)
「渚のシンドバッド/ピンク・レディ」(1977年)
「透明人間/ピンク・レディ」(1978年)
「黄色いリボン/桜田淳子」(1974年)
「泣かないわ/桜田淳子」(1976年)
「日曜日はストレンジャー/石野真子」(1979年)
「涙の太陽/安西マリア」(1973年)
「みずいろの手紙/あべ静江」(1973年)
「17才/南沙織」(1971年)

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「木綿のハンカチーフ/太田裕美」(1975年)

傑作ですね。
「レココレ」では文句なしの第1位でしたが、
これには私もまったく異論ありません。

そして、
ギターのイントロと歌詞に尽きますね。

この印象的なギターの弾き手は、
芳野藤丸氏ということですが、
オケだけ収録したために、
誰が歌ってどんな曲になるのか、
まったくわからなかったそうです。
で…しばらく経ってから、
大ヒットになり初めて知ったとか…
「あっ…これオレが弾いたヤツじゃん」…(笑)

太田裕美さんは、
スクールメイツに在籍しており、
キャンディーズのメンバー候補でもあったとか…
あの並びに入ってもきっと似合ったでしょうね。

遠距離恋愛の破綻をテーマに、
切ない乙女心を吐露していますが、
けっしてベタつかず、
さわやかな余韻を残すのは、
歌い手の才能と言ってよいでしょう。

どこにでもいそうなお姉さん、
という感じだったけれど、
それがよかったんですね。


「そよ風のくちづけ/キャンディーズ」(1974年)

ソウルっぽい、
強力なベースラインが印象的なデビュー曲、
「あなたに夢中」とどちらにしょうか迷いましたが、
結局こちらになりました。

キャンディーズは…「年下の男の子」がヒットするまでの、
初期の方が好きでした。

デビュー当時は、
「8時だよ全員集合」のレギュラーで、
毎回ではなかったと記憶していますが、
とこどき歌うことがあり、
それがとっても楽しみでした。

それこそ、
そのへんにいる、
ちょっと綺麗なお姉さん、
という感じが親しみやすかったんですね。

実際、
スーちゃんは、
私の中学の地元…隣の学区域で、
釣具屋の娘さん。
しかも、
美術の教師の元教え子で、
彼がサインまで考えてあげたという、
じょーだん抜きで、
近所のスターだったということもあり、
余計にそう感じられたのです。

それだけに、
「フツーの女の子に戻りたい」発言は、
ものスゴく説得力があったわけです。

で…3人の中で、
誰が好きだったかって?
そりゃ…もちろん…
ランちゃんでしたよ。
ミョーに目元に色気があって…(笑)


「渚のシンドバッド/ピンク・レディ」(1977年)
「透明人間/ピンク・レディ」(1978年)

高校3年の頃かな…
バンドで歌謡曲をやってみようということになり、
選ばれたのが、
「渚のシンドバッド」と、
この後に出てくる「日曜日はストレンジャー」でした。
結局は歌い手がいなくてポシャったけど…

ピンク・レディはデビュー当時、
お色気路線でキワものっぽく見られていましたね。
ところが、
なぜか小学生を中心とした低年齢層に受け、
国民的アイドルに成長するのですが、
これは正直なところ、
とっても意外でした。

「渚のシンドバッド」は曲調がモロ、
ろけんろーるだったので、
当時から文句なしでしたが、
今になって見ると、
あの振り付けは、
アイク&ティナ・ターナーの、
アイケッツみたいですね。
健康的な太ももでバタバタ…みたいな(笑)

いちおー今でも、
だいたい弾けるので、
カラオケなどで披露すると、
けっこう受けます(笑)


その「渚のシンドバッド」と並んでお気に入りなのが、
「透明人間」ですが、
これもメイン部分はろけんろーるですね。
単純にノリがよくってカッコいい。
ドラムは誰だろう?

「透明人間」は歌詞にシャレが効いていて、
「うそをついてはいけません、
あらわれないのが透明人間です」という部分が素晴らしい。
全体に引っ掛かりの多い、
“ですます”体の丁寧な日本語ですが、
ミーちゃんの綺麗な発音で、
かえって歯切れ良く聴こえるから不思議です。

歌詞をよく考えれば、
日本語だってノリがよくなるという好例ですね。


「黄色いリボン/桜田淳子」(1974年)
「泣かないわ/桜田淳子」(1976年)

ローティーンの頃、
ルックス的に好きだったのが、
まずは、
浅田美代子さん(私の中で、彼女は“歌手”ではないが…)
そして、
「黄色いリボン」の頃の桜田淳子さんとなるのですが、
この頃の彼女は本当にカワイかった。

黄色という色は彼女にピッタリで、
とにかく明るく、
ハツラツとしたイメージがありました。
その反面、
大人びたフレーズや誘い言葉が多く、
この背伸びした少女の感じが、
とってもよかったんですね。

なにしろ、
黄色いリボンがラブサイン、
ですからね(笑)


そんな桜田淳子さんですが、
途中から、
大人の女、
そのものへ路線変更するのですが、
正直、
あまりうまくいったとは思えませんでした。

その中で、
「泣かないわ」は、
従来のキャラと大人っぽさがうまくブレンドされた、
数少ない好例だと思います。
「私、平気、きっと明日は元気になるわ」
というフレーズがそれを象徴しています。

この曲は、
音数少ないがミョーに印象的なピアノと、
それをうまく支えるベースラインが絶妙です。
ちなみに、
この頃の歌謡曲のバックのベースって、
気の利いたプレイが多くて、
たいへん気になります。
たぶん、
有名な方々が弾いているのでしょうけれど…(笑)


「日曜日はストレンジャー/石野真子」(1979年)

前述のように、
この曲はコピーしたことがあるのですが、
かなり難しかった記憶があります。
それは、
テーマがコロコロ変わる上に、
どのテーマもよくできていて、
気が抜けなかったからなんです。

歌うのも難しいと思うけど、
さりげなく歌っているよなぁ…
想像以上に歌唱力があるのかもしれませんね。

「悪魔になりたい」と歌うバックで、
軽く歪ませた、
高速ミュート奏法のギターが印象的ですが、
これって、
竹中茶々丸先輩っぽいと思うのは、
私だけでしょうか。


「涙の太陽/安西マリア」(1973年)
「みずいろの手紙/あべ静江」(1973年)

太田裕美さんやキャンディーズが、
そのへんにいそうな綺麗なお姉さんとすると、
こちらのお2人は、
フツーにお目にかかれそうにない、
ものすごーく綺麗で色っぽい、
いわゆる理想の年上の女性という感じでした。

「涙の太陽」は、
原曲が洋楽(エミー・ジャクソン)ですが、
なぜかイントロを演歌っぽくアレンジしてあり、
ここだけ少々違和感を覚えたものの、
「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」っぽい、
R&Bテイストのベース・ラインがカッコよく(これもベースだ)
日本人離れした安西マリアさんのルックスと相まって、
なんか、
別格っぽいカッコよさを感じたものです。

この牝豹っぽいキャラで、
もっと活躍してほしかったのですが、
1976年に引退。
24年後に復帰したと思ったら、
今年になって急逝。
まったく翻弄されっぱなしであります。


一方の、
あべ静江さんは、
巻き巻きのロングヘアーにブラウス、
デニムのロングスカートにヒールの高いサンダル、
という、
私の中での勝手な、
魅惑の年上の女性イメージそのものだった上に、

いきなり、
「お元気ですか?
そして今でも愛していると言ってくださいますか?」ですからね…
これ一発で撃沈でありました(笑)

こんな素敵な女性を置いて、
2ヶ月も音信不通になるなんて、
なんというバチ当たりな男なんだろう。
この手紙を読んだら、
私の元へ来てくださいって、
私だったら、
何をも置かず、
まっしぐらに飛んで行くんだけど、
なんて思ったりしました。

手紙という文化の美しさ、
そして、
やはり日本語の表現の美しさが印象に残ります。


「17才/南沙織」(1971年)

「レココレ」では第2位で、
しかも、
日本における、
女性アイドルの原点としていました。

たしかにそうですね。

私はこの曲と、
尾崎紀世彦さんの「また逢う日まで」を聴くと、
なぜか小学生時代の大晦日の風景…
紅白歌合戦を見て、
それから近所のお寺に初詣に行く光景が浮かんできます。
「男はつらいよ」シリーズで毎回、
エンディング近くに登場する、
あの頃の正月の風景とシンクロする光景…
なつかしいなぁ…日本が美しかった頃の姿。

この時代って、
まだ沖縄は海外だったんですね。
そう考えると、
彼女に、
外タレっぽい雰囲気があったことも、
うなずけますね。

なんか違う、
カッコよさを感じたものです。

後の、
森高千里さんのカバーもよかったのですが、
どんな風に料理してもいい感じに仕上がるということは、
原曲のよさを物語っているのではないでしょうか。


それにしても、
どの曲を聴いても感心するのは、
バラエティという逃げ場がなかった、
当時のアイドルたちの、
歌手としての基本的な歌唱力の高さ、
そして、
日本語の歌詞の美しさです。

やはり、
日本語は基本に忠実に、
そして美しくないと…
“ら”抜き言葉は論外、
「愛してる」「がんばろうね」の連呼では、
少々貧しいと思うのですが…
いかがなものでしょう?

「食育」「体育」だけでなく、
「語育」も必要ではないと思う、
今日この頃です。
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★ ILLUSTRATION BY nyao