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「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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  ★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2011/02/06 (Sun)
昨年の忘年会LIVEの際に、
「matsuZACKさんのギターは、
豪快な○○さんと対極にある繊細なタイプですよね…」
と言われ、
ギターを語る場合に、
そういう切り口もあったかと、
新たな発見をしたわけですが、
たぶんそれはこういうことなんだろうなぁ…っと、
思いつくままを以下にラレツしてみました。

豪快なタイプ
・ギブソン系ハムバッキングPUのギターを愛用している。
・あまりエフェクターを使わない。
・アドリブプレイが多い。
・カッティングはザッとしていて荒っぽい。

繊細なタイプ
・フェンダー系シングルコイルPUのギターを愛用している。
・エフェクター(とくにエコーやコーラスのような空間系)をよく使う。
・ソロパートのフレーズは事前に考えておく。
・16系の細かいカッティングが得意。


では、
レスポールを愛用しているけれど、
ポール・コソフやピーター・グリーンは豪快なのか?
ストラトキャスターを使っているのに、
ジミ・ヘンドリックスのライブは荒っぽいじゃん、
ラッシュのアレックス・ライフスンはギブソンのセミアコなのに、
とっても繊細じゃないか?
ピート・タウンジェントはライブは荒っぽいが、
スタジオでは異常なほど繊細だ、
などなど…、
いろいろ異論や例外はあるでしょうけれど、
ザックリこんなイメージではないでしょうか?

(あくまでも主観…、いや思いっきり主観ですけどね(笑)

たしかに、
私の場合、
中学時代にガツンとやられたのは、
ストーンズからエアロやキッスといった、
ハードロックンロールであったわけですが、
高校に入学する頃には、
ピンク・フロイドやディープ・パープル、
ユーライア・ヒープといった、
キーボード入りでプログレ寄り、
しかも思いっきりヨーロッパ系に好みが変わり、
ギタリストも、
デイブ・ギルモア、リッチー・ブラックモア、
ジェフ・ベック、
そして、
ウルリッヒ・ロスといった、
ストラト・プレイヤーばかりを好み、
ついに18歳のとき、
自分でもフェンダー・ストラトキャスターを手に入れ、
以来30年間にわたり、
ずっとメインギターとして愛用しているわけで…、

初体験の相手は豪快であったものの、
2人目の繊細さが印象に残り、
ずっと忘れられない…、
いや、
たとえがよくないか(笑)

高校時代というのは、
ちょうど、
ギターテクニックを磨いていた最盛期であったため、
繊細なタイプのDNAが、
私のギタープレイに強く刷り込まれていったのでしょうね…。

今でも、
LIVEなどの後で、
あーっ今日はよくなかった、
と反省するときは、
荒っぽくゾンザイなプレイをしてしまったときで、
満足感があるときは、
それなりに細かいことができたときなのです。

話はコロっと変わりますが、
ある経済界の大物が、
「40代半ばを過ぎてからは、
新しい本をあまり読まなくなりました。
自分の愛読書を何度も何度も、
丁寧に読み返すことの方が重要だと思います。」
と言っておりましたが、
たしかに、
新しい刺激に鈍感になるというか、
ときどき聴きたくなるのは、
かつて熱狂した音ばかりであることは事実です。

で…、
そんな自分の資質に客観的に気がついた今、
リッチー好きでわりぃーかぁ?
どーせ俺はパープル好きだよーっ、
とばかりに開き直り(笑)、
いわゆる繊細なタイプの音ばかり聴いている、
今日この頃です。

そう考えると、
アメリカンロックにあまり深く入り込まなかったのも、
なんとなく合点がいきます。
ブルースよりも、
幼少の頃から親しんでいた、
クラシックの方が、
自然と耳に入ってきたんですよねーっ。

しかし、
そのようなことをツラツラと考えながら、
ユーライア・ヒープを聴くと、
やっぱり、
このサウンドに
このギター(ミック・ボックス)はミスマッチだよな…、
ちょっと豪快過ぎるんだよ…、
本当は、
リッチーみたいなタイプが合っているんじゃない?
…というか、
俺が弾いてみたかったなぁ…、
などと、
しょーもないことを思いついてしまいます。(笑)

ところで、
BS12で土曜の夜9:00からやっている、
「GUITAR STORY」という番組を知りませんか?
毎週、
日本の有名どころのギタリスト…、
今回は森園勝敏(四人囃子)、
前回は渡辺香津美でした…、
がギターを持ってスタジオへやって来て、
生徒役(こいつらもギターを持っている)に、
ギターを弾きながら、
自分の影響を受けたギタリストの話や、
ちょっとした演奏のコツなどを話す、
ひじょーにすばらしー番組なのですが、
毎回のゲストの話から、
いかに、
ギターやロックと出会った、
初期の頃の影響が大きいか、
ということをじみじみと感じている次第です。

「三つ子の魂百まで」のことわざ通り、
音楽は原体験が重要であるということ。

そして私は、
いくつになってもパープルが好きなんだと、
開き直ったら…、

けっこー気が楽になりましたよ。(笑)

芸の道は深し…です。
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★ ILLUSTRATION BY nyao