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「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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  ★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2021/05/30 (Sun)
最近のマイ・ブームは、

2020年文庫書き下ろし
時代小説ベストテン第1位に輝いた、
井原忠政さんという方が書いた、
「三河雑兵心得シリーズ」という小説です。

今年に入って5冊目が出て、
以下のようなラインナップとなっています。

①「足軽仁義」
②「旗指足軽仁義」
③「足軽小頭仁義」
④「弓組寄騎仁義」
⑤「砦番仁義」

この作品は、
時は戦国時代、

架空の人物である、
植田茂兵衛という男が、
農民から士分へ取り立てられ、
出世していく姿が、

三河一向一揆、
姉川の戦い、
三方ヶ原の戦い、
長篠の戦い、
松平信康の切腹
という、
実際の出来事に合わせて描かれています。

足軽という、
戦においては最下層の兵であり、
もっとも重要な存在から、
史実を見ているところがおもしろく、

それを平易な言葉で表現しているせいか、
当時の一般人の生活や習俗が、
手にとるように感じられるので、
読み始めると止まらなくなってしまいます。

私は第1巻を、
ゴールデンウィーク初めの4/30に入手し、
就寝前の短い時間に読んでいるだけですが、
それでも、
一か月間で5冊を読破するに至りました。

これは異例のハイペースといえます。

戦国時代とはいえ、
現代と何ら変わりない人々が、
そこに存在していただけのことで、
そんな彼らが何を考え、
どう行動していたのか考えることは、
たいへん興味深いことです。

最近、歴史モノは、
ノンフィクションの、
研究書みたいなものばかり読んでいましたが、
それは、
リアリティを重要視していたからで、

本書のように、
それを感じることができるのであれば、
小説を敬遠することはなく、
むしろ、
読みやすさを考えれば、
歓迎すべきことだと思います。

そう考えると、
この作品の価値がわかるでしょう。

続編(6冊目)が出るのか、
今のところわかりませんが、
茂兵衛が生きているうちは、
続けてほしいところです。
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