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「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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  ★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2019/12/01 (Sun)
12月
街はクリスマス気分
あちこちから思い出したように
ジョン(レノン)の声

そして俺ときたら
いつもこの頃になると
何かやり残したような
やわらかな後悔をする…

SIONが1986年に発表した、
「12月」という曲の一節です。

毎年この時期になると、
この一節が思い出され、
まったくその通りだよと、
一人で納得することがあります。

そして、
もう少し暮れてくると、
今度は山下達郎の「クリスマス・イブ」が聴こえてきて、
ミョーにセンチメンタルになったりするのです(笑)

さて、
何だかんだとありながら、
今年も暮れを迎えようとしています。
すべてを贖罪し、
清らかな気持ちで新年を迎える…
年末年始とは、
そういうタイミングなのでしょうね。

今年を、
どう総括しようか。
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★2019/11/24 (Sun)
ポリスのBOXセット
『Every Move You Make, The Studio Recordings』
を聴いていますが、
何だか物足りないのです。

とくに、
ファースト・アルバム…
こんなにパンクっぽく、
薄っぺらな音だったのでしょうか。

「Next To You」も、
「So Lonely」も、
「Roxanne」も、
「Can’t Stand Losing You」も、
STINGのセルフ・カヴァー、
そして、
幕張メッセのライヴの方がよかったのです。

一方、

四人囃子の方は、
2002年の再結成ライヴよりも、
1973年のデビュー前のライヴの方がよかったりして…

楽曲も成長しているというか、
時と共に変化するので、
どの時点で琴線に触れるか…
演奏者と聴衆の接点が重要、
ということなのでしょうね。

我がバンド、
LOOSE CONNECTIONもしかりで…

いちおう毎年、
いろいろなことにチャレンジするのですが、
数年おきに、
定番と言えるオリジナル曲とカバーに戻り、
自分たちのアイデンティティを確認するような…
そんな音を出す年があります。

そのとき、
楽曲たちは、
初出時と違った姿になっているのですが、
どの時点がもっともよいと感じるかは、
人それぞれなのでしょう。

今年は、
どうやらそんな年回りのようで、
12弦ギターという、
新たなアイデンティティにより、
少し姿を変えた定番曲を熟成しています。

ギターソロや、
コードに制約があり、
もちろんアームなども使えない、
12弦ギターですが、
その特有の響きには、
すべてを凌駕するものがあり、
私は意外と、
それが心地よかったりしています。

さて、
それを世に問いかけるのは、
12月7日(土)
場所はいつもの吉祥寺曼荼羅2…
これまた定番になった、
身内の忘年会ライヴのステージです。

今年はちょっとした事情で、
雰囲気自体が例年と違う中、
どんな成果が出るのでしょうか…
かなり、
楽しみにしていたりします(笑)
★2019/11/17 (Sun)
まさか、
このタイミングで、
四人囃子にハマるとは、
予想だにしなかったことですが、
それはそれは毎日、
熱心に聴きまくっているわけです。

森園さんのギターについては、
本当に非の打ち所がないほどの、
格好よさであると同時に、
ミョーな親近感を覚えたりするのですが、
これは…
彼のツボが理解できるということなのだと思います。

つまり…
ストラトサウンドであり、
エコーであり、
不思議な響きのある和音だったり…

適度なファンクっぽさ、

ディープ・パープル、
ピンク・フロイド、
クリームのようなポップなハードロック…

そう…
難解そうなイメージのサウンドであっても、
基本は覚えやすい、
ポップなメロディになっているあたりが、
重要なポイントと言えるでしょう。

私がリアルタイムで、
四人囃子に興味を持ったのは、
中学3年あたりから高校の前半にかけて…
つまり、
1976年から1978年頃、
ということになります。

セカンド・アルバム
『ゴールデン・ピクニックス』が発売される直前に、
そのレコーディングの状況が大きく記事になっている、
「音楽専科」(ミュージックライフのライバル誌)を、
今でも持っていますが…

つまり、
その直後に、
森園さんは四人囃子から脱退して、
プリズムに参加してしまうのです。

私が初めて観た、
四人囃子のライヴは、
近田春夫とハルヲフォンのギタリストにして、
リッチー・ブラックモア教則本のパイオニア、
小林克己さんが代役で、
ベースの佐久間正英さんが歌を歌っていました。

あれっ?
森園さん太った?
しかも歌を歌わないんだ?

などと、
トンチンカンな反応をしたことが、
懐かしく思い出せます。

それほど、
遠目には、
二人の外見が似ていたのと、
何よりも、
ギタープレイがそっくりで…
(この件に関しては、
のちに佐久間さんが
「プリ(小林氏のこと)は、
器用なので便利でしたよ。
何しろ克明に音を採ってくるので…」
と絶賛していました)
まったく違和感を感じなかったのでした。

そしてその後、
佐藤ミツルさんが森園さんの後任として加入し、
2枚目の『包』というアルバムが、
非常に完成度が高くて、
よく聴いた覚えがありますが…

この時点では、
もはや“あの”四人囃子ではなく、
同じバンド名でありながら、
まったく別のバンドになっていた、
と言ってよいと思います。

佐藤さんはルックスが良かったので、
アイドルっぽく売り出そうとしていた…
そんな記憶があります。

私が中学の頃は、
ちょうどキッス、エアロスミス、クイーンが、
新ロック御三家と言われた頃で、
ストーンズにショックは受けたものの、
リアルタイムでこれらのバンドに熱狂したものです。
そしてなぜか、
日本のバンドではキャロルをよく聴いていました。

つまり、
ロケンロールだったわけです(笑)

それが、
何を思ったか、
高校に入学すると同時に、
ピンク・フロイド、
ディープ・パープル、
そして忘れちゃいけない、
ユーライア・ヒープという、
キーボード入りのバンドに夢中になり、

日本のバンドの興味は、
キャロルから四人囃子に移るわけです。

同時に、
ソロでは、
ジェフ・ベックやデヴィッド・ボウイを聴き、
このまま行くかと思いきや、

高校の後半は、
ポリスやラッシュに、
ガツンとやられ、
U2にトドメを刺され、
あっさりと、
音楽感が変わってしまうのでありました。

四人囃子も、
このような時代の流れに反応し、
サウンドを変化させていった、
というところでしょうね。
(このへんは、佐久間さんが敏感だったようです)

そんな時代に、

森園さんが在籍していた、
初期の四人囃子は、
そのあたりで、
音楽観が転換する直前に熱狂したバンドとして、
私の記憶に深く刻まれているようです。

などと言っていたら…

本日、
発売が遅れていた、
ポリスのBOXセットが届き(笑)

最近なんだか、
そのあたりにいるんだよね、
と可笑しくて仕方ない、
今日この頃です。

12月に入れば、
U2もキッスも来日するし、
思いっきり、
青春時代をなぞっている感じがしますが…

セクハラだパワハラだと騒がしい昨今、
ああ…あの暴力に支配された時代が懐かしい(笑)
★2019/11/10 (Sun)
ロキシーミュージックのギタリスト、
フィル・マンザネラのプロジェクトである、
『801 Live』の、
2019リマスター紙ジャケ仕様を購入した際に、

HMVオンラインショップで、
いろいろと特典があったため…

購入のタイミングを逃していた、
数枚のアルバム(すべて紙ジャケ)を一気に、
揃えたのですが、

なぜかプログレ系作品が並ぶことになりました。

その中で、
フランスはアトールのデビュー作『Musiciens magiciens』
そしてユーライア・ヒープが、
アンプラグドでセルフカバーに挑戦した『Acoustically driven』
に感銘を受けた私は、

その後、
迷うことなく、
四人囃子の
『一触即発デラックスエディション』を予約したのです。
(2019/10/23発売)

これは、
説明の必要がない、
我が国が誇る名バンドの、
衝撃のデビューアルバムをリマスターし、
未発表音源(ライブ)を加えた3枚組で、

目玉は、
1973/7/21杉並公会堂で行われた、
四人囃子初のワンマンコンサート、
「ミラージュ・オブ・四人囃子」の、
全演奏が収録されていることです。

すでに、
このコンサートの翌月に当たる、
1973/8/21六本木俳優座のライブは、
『’73 四人囃子』として、
1978年にLPレコードで発表され、
CD化もされていますが、

今回発表された
「ミラージュ・オブ・四人囃子」の音源が揃うことで、
アルバムデビューする前の、
貴重な演奏を堪能できるようになりました。

初期の四人囃子というと、
ピンク・フロイドと比較されがちですが、
実際にこの時期の彼らを見た人によると、
「いや、むしろ“ディープ・パープル”っぽかった」
という答えが返ってきます。
(BOWWOWの山本恭司氏は当時、
松江で「Burn」を演奏する彼らを見たそうな…)

今回収録されている、
「ミラージュ・オブ・四人囃子」のアタマ2曲を聴くと、
その発言に頷けます。

オープニングの「ライト・ハウス」は、
彼らにとって、
初のオリジナル作品ということですが、
冒頭の、
ハウリング&フィードバックに、
派手なアーミングの応酬があるところは、
初めは「ジミヘンだな…」と思うのですが、
次第に「リッチー?」と思えてきます。

第2期ディープ・パープルのライブ映像…
2期でも初期の頃の映像(1期の曲をやっているヤツです)ですが、
あのあたりでよく見かける、
リッチーのアドリブパートの感じに、
そっくりなのです。

当時は、
これらの映像はあまり一般的ではなかったはずで、
森園氏はどこからインスパイアされてのでしょう?
もしかして、
ジミヘン好きにプログレ色が入ると、
こうなるのかもしれません。

そして、
フィードバックさせながら、
なんと!
我が国の国歌が…
ジミヘンのアメリカ国歌よろしく、
登場するところがあり…

これは、
竹中茶々丸先輩の、
JL&Cのファーストアルバム(ライブ)で、
冒頭に出てくるヤツ…

先輩はもしかすると、
森園氏をパクったのでしょうか?(笑)

そして、
「ライト・ハウス」本編に入ると、
ギターとオルガンによる、
ヘヴィーなリフがメインで、
まさにディープ・パープル!です。

2曲目は、
「羅生門」という舞台で使われた、
「藪の中」という、
これまた未発表曲ですが、
こちらのイントロでは、
絶妙なエコーのかけ方がいくつか披露され、
格好イイこと、
この上ありません。

これ、
ハタチそこそこの若造の演奏じゃないよ〜
スゴ過ぎて言葉が出ません。

それにしても、
森園氏のストラトはエエ音してはりますなぁ…
やっぱストラトはエレキの王様です。

「藪の中」はインストで、
ここから「ピンポン玉の嘆き」につながり、
(これライブでやるとは思ってもいませんでした)
これ以降は、
すでに発表されている俳優座のライブと、
同じ選曲になっています。

「おまつり」
「空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ」
「中村君の作った曲」(タイトル考えろよ〜(笑)
「泳ぐなネッシー」
「一触即発」

(「泳ぐなネッシー」は、
LP時代の『’73 四人囃子』には、
時間の関係で収録されなかった曲ですが、
CD化に際して収録されています)

1ヶ月後の俳優座ライブと比べると、
かなり荒々しい音で、
(あっちは綺麗にまとまっています)
「空飛ぶ円盤〜」のドラムソロも、
たいへん長尺になっていますが、
若さというか、
エネルギッシュな熱気があって、
これはこれで面白いと思います。

何度も言いますが、
これがハタチそこそこの若造の演奏とは…
とうてい信じられないことであります。

笑えるのは、
この異常にボルテージの高い演奏の合間に入る、
森園氏のボソボソしたMC…(笑)

神奈川の奥で合宿していたので、
疲れ果てていますとか…
虫と蒸し暑さに悩まされたとか…
親父ダジャレを交え、
なぜか饒舌に喋るのでした(笑)

『’73 四人囃子』は、
「ネッシー」を加えてCD化された際に、
ものの見事に、
このようなMCがすべてカットされてしまい、
何だか物足りなく感じた覚えがあります。
(冒頭「4番エコーを切ってください」から
「最後に出るから偉いんじゃなくて〜」
という内輪にしか受けないネタばかり続くのですが…)

まぁ…このへんの朴訥さというか、
飾らない感じが、
独特の日本語の歌詞に表れているわけで、
これを含めて四人囃子の魅力、
と言えるわけです。

それにしても、
改めて再認識した、
四人囃子のスゴさ…

これは後世に語り継がれるべきものですよ。

ちなみに私は、
名曲の誉れ高い「一触即発」よりも、
「おまつり」と「空と雲」が好きで、
そして「なすのちゃわんやき」が好きです。

あんな感じのストラトサウンドが再現できたら、
サイコーなんですけどね。
言ってしまえば、
我が国では珍しい、
トリップ・ミュージックなんですよ。

気持ちよくなれる?(笑)
★2019/11/04 (Mon)
一週間が経ちました。

周囲も落ち着き、
生活は当然のごとく、
元通りになりましたが、
どことなく、
鬱屈とした気分が残っており…

これを、
災害ストレスと呼ぶのかもしれません。

我が家の近くで、
崩落した土地は、
いまだに立入禁止になっており、
倒壊を免れた、
周囲の何軒かの住民も、
公営住宅への転居を促されました。

そして、
災害危険区域の指定、
千葉県知事を初めとする、
行政の対応など、
いろいろな問題に焦点が当たり、
あちこちで論争になっています。

そこで明らかになってきたのが…

今年9月以降の、
台風15号、19号、そして今回の、
21号通過の影響による大雨の被害が、
驚くべきほど広範囲に及び、
しかも、
被災の認定に該当しない被害が、
驚くべきほど多い、
という実態です。

これでは、
国も行政もお手上げ状態になってしまいます。

どうやら、
この秋の風水害は、
東日本大震災以来、
それに次ぐ規模の、
自然災害であったようです。

毎年このような騒ぎが起こったら、
そのうち、
日本には誰も住まなくなってしまうのでは?
などと心配になってしまいます。

そんなこの頃…

音楽とは離れているのか、
と言えばそうでもなく、
今回はわりと、
いろいろやっているので、
ご安心ください。

なぜか、
マイ・ブームはプログレで、
さらに、
自分のバンドの過去の映像を見て、
モチベーションが上がったりしています。

おおっ…
この頃のオレ頑張っているじゃん、
なんて、
自然と笑顔になるわけですよ(笑)

そこで、
気が付いたわけです。

物質はお金で買えるけれど、
思い出…つまり、
人生の記録だけは、
一度失ってしまったら、
二度と取り返すことができないのだと…

時を遡ることはできないので、
過去は記録で振り返るしかなく、

家族の写真や映像は当然のこととして、
楽器やCDよりも、
演奏の記録(録音や録画したもの)を、
保管しておくことを考えた方がよさそうです。

先週の金曜日に、
もしかすると我が家も倒壊するかも、
と思いながら帰宅する道すがら、
楽器は仕方ないか、
と案外サバサバしていたことを思い出しました。

いっそ、
すべて失なって、
一からやり直したら、
また違う世界が見えるかも、
などと開き直っていたのです。

こういうことがあると、
大切にすべきものがわかるのかもしれませんね。

断捨離とは違う意味で、
これからの人生で意識するべきものを、
しっかり管理するということなんでしょう。

次回は音楽の話題をやるかーっ
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★ ILLUSTRATION BY nyao