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「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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  ★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
56
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2018/01/28 (Sun)
日本の上空 3,000mと 1,500m付近に、
それぞれ 60年に一度、30年に一度という、
記録的な寒波がハモっていて(笑)
私の半世紀余りの人生でも、
かつて体験したことのないような、
寒い寒い日々を過ごしております。

先週は、
近畿方面へ出張があり、
東海道新幹線を利用しましたが、
名古屋〜京都間の豪雪エリアは、
例年よりも雪が深く、
吹雪であったことも重なり、
車窓が見事にホワイトアウトしていました。





そんな寒さのせいか、
週末に何か企画する気にならず、
ひたすら家にコモっていたおかげで、
年末に購入したフォーカスの13枚組BOXセット
『HOCUS POCUS BOX』を2/3程度まで、
聴き込んでしまいました。

ここまで、
フォーカスの活動を俯瞰して見ることは、
いまだかつてなかったことですが…

先に述べたように、
ユーロロックの最高峰と称賛されたグループが、
どのようにして現在に至ったのかよくわかり、
たいへん興味深いことは確かです。

ライヴアルバムをはさみ、
一般的に全盛期とされる、
5枚目の作品『HAMBURGER CONCERTO』までの彼らは、
文字通り、
クラシックをベースにした、
ユーロロックの王道とも言えるサウンドを奏でておりますが、
後で振り返って見ると、
3枚目『FOCUS 3』に少々、
不穏な気配を感じてしまいます。

それは、
ギタリストである、
ヤン・アッカーマンの曲を中心に、
ジャズの匂い…
というか当時の最先端である、
フュージョン(クロスオーバーとも言いましたね)
の雰囲気を漂わせていることです。

大ヒットした「Sylvia」はもちろん
「Answers? Questions! Questions? Answers!」とか、
ファーストに収録されていた「Anonymus」のロングヴァージョンが、
それに当たりますが、
これはそのまま、
ヤンのソロ作品に受け継がれていきます。

『FOCUS 3』の後の2枚の作品では、
いったんこれは感じられなくなるのですが、
6枚目に当たる『MOTHER FOCUS』は、
もはやフュージョン一色に染まっており、
これが「よいろろ、よいろろ、ろんぱっぱ〜」と歌ったバンドの、
その後の作品であることが信じられないサウンドになっております。

『MOTHER FOCUS』制作時は、
バンドの2枚看板である、
ヤンとタイ・ヴァン・レアが、
それぞれのソロ活動に夢中で、
アルバムに楽曲を提供できなかったことから、
ベーシストであるバート・ルイターが奮戦し、
なんとかアルバムに仕上げたと言われています。

このサウンドがソロの方向とよく合っていたらしく、
とにかくヤンのプレイが切れっ切れ!なのです。

発表当時は、
このようなサウンドの変貌についていけなかったファンから、
非常に酷評されたそうですが、
今になって聴いてみると、
たいへんカッコイイ。

すべての曲が3分台でまとまっているのもよい点ですが、
何しろタイトル曲は絶品でしょう。
(もっと言うと『SHIP OF MEMORIES』に収録されている、
同曲の別テイク「Glider」の方が絶品です)

ファンの思惑とは別に、
バンドもこの方向性に手応えを感じたのか、
続く『FOCUS CON PROVY』でも、
この延長上にあるサウンドを展開していますが、
ヤンは脱退し、
2人のギタリストとヴォーカリストを加え、
もはやフォーカスとは言えないバンドになっています。

(ただこの作品は、
『MOTHER FOCUS』ほど新鮮なサウンドではなく、
いわゆる、“よくありそうなフュージョンサウンド“ですが…)

やはり、
キーマンはヤン・アッカーマンだったといえるでしょう。

この方のギターはテクニックだけでなく、
センスも突出しているのです。

そんなヤンが、
経歴から考えると意外なことですが、
あくまでもロックギターのマナーに従っていることは、
特筆すべきことだと思います。

ハムバッキング系PUを中心に、
かなりヒステリックなトーンで、
派手にチョーキングをかます彼の運指は、
ペンタトニックスケールに慣れた私にも、
容易に理解できるものです。

クラプトンと比較されることを嫌がり、
ロックギターを下に見るような発言のあった彼ですが、
そのよさはわかっていたんでしょうね。

この事実に思い当たった私は、
ここ数年の、
ジャズギター・コンプレックスから解放されたような気分になりました。

たしかに、
ジャズ側からロックやファンクへアプローチするよりも、
ロック側からジャズへアプローチした方がカッコイイことは、
ジェフ・ベック師匠を見ればわかること…
まったく迷う理由などありませんでしたね。

そんなジェフ・ベック師匠の、
第1期ジェフ・ベック・グループ時代の、
BBCセッションの録音が月末に発売されるのです。

それまでに、
このボックスセットを聴き終えていなければ…(笑)
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★ ILLUSTRATION BY nyao