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「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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  ★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2018/12/24 (Mon)
ロードショーから1ヶ月以上が経ち、
大ヒットで世の中を騒がせていますが、
私は本日ようやく観ることができました。

映画の評価については、
すでにいろいろな場所で語り尽くされているので、
あえてここで言及することはやめますが、
月並みな表現ですけれど…
タイヘンカンドウシテシマイマシタ(笑)

先に体験していた先輩諸氏から、
ラスト20分で、
拳を振り上げて立ち上がりたくなった、
と聞いていたのですが、
それもよくわかりました。

ライブ・エイドの再現の部分、
とくに「We are the champions」で、
ピアノ以外の楽器が入るところ…
私も思わず立ち上がりそうになりましたが、
おそらくココでしょう。ココ!

なんでみんな座っているんだよーっ
と心の中で叫びながら、
ささやかな抵抗で、
拳を前に突き出すにとどめた、
“小市民”な私です(笑)

クイーンについては、
リアルタイムでは正直なところ、
あまり好きではありませんでした。

どうも、
あの白っぽいヒラヒラした衣装のせいなのか、
『ミュージック・ライフ』の取り上げ方のせいなのか、
“アイドル”的なイメージが強くて、
中学時代には、
キッスやエアロスミスほどには熱狂できませんでした。

ところが、
高校の後半で一緒にバンドをやっていたベーシストが、
大のクイーン・ファンで、
遊びに行くと、
まず「Keep yourself alive」を聴かされる
という日課のせいで(笑)
少しずつそのサウンドを理解するようになりました。

そして今では、
黒人音楽からの影響を強く感じさせない派として、
ディープ・パープルやユーライア・ヒープ、
プログレッシヴ・ロックと同じカテゴリーで、
評価するようになっています。
(ブライアンはリッチー・ブラックモア、
ジョンはユーライア・ヒープのファン
だったこともわかっていますね…)

ちなみに、
『オペラ座の夜』は中学時代…
「ボヘミアン・ラプソディ」がヒットした頃から、
よく聴いています。

ですから、
映画の中で演奏される曲は、
みんな知っている…
どころか、
歌えたりするので驚きです。

そんな私がまず感動したのは、
俳優陣の健闘ぶりでした。
フレディ役の主演はもちろん、
ブライアンやジョンもよく似ていること…
(ロジャーはイマ0.5ぐらいでしたが…)
とくにブライアンはよく似ていましたね。
(雰囲気や話し方が、
インタビュー映像で見る彼そのものでした)

そして、
フレディの救いようのない孤独な魂に触れ…
新世代のミュージシャンとして
語られることの多い彼らですが、
こうしてみると、
フレディだけはその前の世代、
例えば…ジミ・ヘンなどと
同じようなタイプだったことがわかり、
これは新鮮な驚きでした。
(取り巻きがクソだったことも共通していますね)

この映画によって、
老若問わず、
クイーンが再評価されているようで、
いまさらながらに、
彼らの音楽の素晴らしさを実感するわけですが、
それを生み出す側は、
このように熾烈な生みの苦しみを味わい、
不幸にして、
人生の幕を早く下ろしてしまうことがあるということ…
これもロック・ミュージシャンの性でしょうか。

私はAM局の電話リクエスト番組で、
リアルタイム(1975年)に、
「ボヘミアン・ラプソデイ」を聴きましたが、
AM局ゆえに、
ギター・ソロのあたりでファイド・アウトされ、
LPを聴くまではこの曲の全貌を知りませんでした。

初めて聴いたときの衝撃は、
劇中のレコード会社のお偉いさんと同じく…
「なんじゃコレ」でした(笑)

さて、
今日行った映画館には、
エリック・クラプトンの
ドキュメント映像の広告(『12小節の人生』)がありましたが、
コレも見ることになりそうです。

初期のロックが映画になり、
古典作品のように扱われる時代が
ついにやって来たか、
という感じですが…

年末に、
いいモノを見せてもらいましたよ(笑)

↓やっぱ、コレでしょう

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★2018/12/16 (Sun)
さて、
今年も残りわずかとなったところで、
例年同様、
恒例の「2018年マイベストアルバム」の発表です。

と言いたいところですが…

今年は、
突発性難聴の治療に専念したり、
いつもと違うメンバーで懐古的な音を出したり、
その流れで、
ギターパートをフルコピーすることに熱中したりしたせいか…

発売される音源や映像を、
リアルタイムで追いかけておらず、
ここで発表するネタがあまりありません。

とはいえ…

そんな今年の終盤に、
とんでもない新譜に出会いました。

まさに、
今年の新譜はこれに尽きる、
と言っても過言ではないでしょう。

【新譜部門】
☆ミシェル・ンデゲオチェロ『カヴァーズ〜ヴェントリロクイズム』

ミシェルは、
ベーシスト兼シンガー/ソングライターで、
1993年にデビューした、
ベルリン生まれでワシントンDC育ち、
バイセクシャルを公言する女性です。

我々の感覚からすると、
90年代のデビューなんて、
まだ新人の域という印象ですが、
とんでもない、
ミシェルはデビューしてから25年が過ぎ、
今やベテランの領域に達しているのです。

そんな円熟期の彼女が、
1980〜90年代のR&Bのヒット曲を、
独自の感覚でカヴァーしたのが本作で、
2018年3月に発表されました。

私は本作に、
発売当初から興味を持っていたのですが、
冒頭で述べたような、
諸般の事情により、
入手したのは、
半年以上過ぎてからになりました。

そして、
一聴した瞬間に、
ノックアウトされてしまったのです。

これは素晴らしい…

どの曲も、
現代風にアレンジされているのですが、
彼女の柔らかく澄み切った歌声が、
冷たさや鋭さを緩和していて、
本来は最先端の尖った音のはずなのに、
妙に心安らぐ懐かしい音に聴こえてしまいます。

聴きモノは、
2曲目の「Nite and day」
そして続くプリンスの
「Sometimes it snows in April」
さらに「Waterfalls」への流れです。

「Nite and day」の美しさは、
ため息が出るほどですが、
このようなアレンジに出会うと、
結局、
楽器は人の声にかなわない、
ということを気付かされてしまい、
歌が不得手な私としては、
少々妬ましい思いになります。

プリンスは…
なぜかこの方の曲は、
女性シンガーがカヴァーすると、
何倍も説得力が増し、
名曲になってしまうのです。

1990年に、
シンニード・オー・コナーが発表した、
「Nothing compare to you」
のカヴァーも衝撃的でしたが、
今回の「Sometimes it snows in April」からは、
それと同じクラスの衝撃を受けました。

「Nothing compare to you」は、
あなたと別れてから15日と7時間…
いろんなことをしているけれど、
あなたに変わるモノなんてありゃしない…

「Sometimes it snows in April」では、
ときどき4月でも雪が降るよね、
私はときどき悲しくなるんだよ…

両者とも、
ブツブツと独り言のように、
虚ろな心情を吐露するのですが、
この女々しさ!(笑)

プリンスの詞は、
女性的なのでしょうね…

なので、
彼が歌うより女性シンガーが歌った方が、
曲の魅力が倍増するのだと思うわけです。

それにしても、
この曲の諦観とでも言いたくなるような、
疲労感は、
心地よいなぁ…

このまま語っていると、
この作品だけで本が一冊書けそうになってしまうので、
このへんでやめておきますが、
それほど『カヴァーズ~ヴェントリロクイズム』は素晴らしい作品です。

正直なところ、
このような新譜には数年ぶりで出会いました。

その他、
ちょっと実験し過ぎたかな?
と思われるものの、
カート・ヴァイルの新作『Bottle it in』は、
よく比較されるボブ・ディランというよりは、
ルー・リードっぽいサウンドで、
なかなかの聴きモノでした。
(ヴェルヴェットっぽいのだ)

この方、
かなりの音響マニアと見ましたが、
イーノあたりがプロデュースをしたら、
面白くなるかもしれません。

それと、
これは新譜と言ってよいと思いますが、
ジミヘンの『Both sides of the sky』も名作と思います。
なにしろ音が良くて、
彼が何をやっていたか、
がよくわかる仕上がりになっていたのが印象的でした。

が…
ミシェルがすべてを凌駕してしまったのです。



【再発部門】
ここは、

昨年暮のピンク・フロイドの紙ジャケ…
『炎』以降の作品から始まり、
ビートルズの『ラバー・ソウル』以降を揃え、

同じく、
昨年のマイ・ブームからの流れで、
ジャズ・ファンクの傑作、
バディ・マイルズの『ゼム・チェンジズ』を聴き、

これまた『Guitar Magazine』の特集から、
ベンチャーズを集め、

その後、
キッス、ディープ・パープル、エアロスミスなど、
コレクションとして欠けていたアルバムを、
紙ジャケで揃え、

なぜか最後はサンタナにハマったりして…(笑)

いろいろありました。

が…

ここでもっとも衝撃的だったのは、
映像作品で、
☆『Still on the run The JEFF BECK story』

これはもうタイトルが全てを表しています。

Still on the run
そうです。
師匠はまだ走り続けています、
まだ現役で最先端のシーンに立っているのです。

この作品は、
師匠の50年に及ぶ活動を振り返る内容で、

ロッド・スチュワートとの時代、
そしてコージー・パウエル、
第二期ジェフ・ベック・グループから『Blow by blow』、
唐突にBBA、
あたりの貴重映像満載で、
ファンにはそこだけでも垂涎モノでありますが…

その延長上に現在の活動があり、
DiSC2に「Live at Montreux 2007」
が収録されているのがポイントです。

ここまで見て、
誰もが思うことは、
「ジェフ・ベックって、年々ギター上手くなってるじゃん」
です…(笑)

確かに、
私も来日のたびに、
師匠のステージには接していますが、
来るたびに上手くなっているのです。

これには驚きです。

そして、
毎回ライヴのコンセプトを変えてくる。

ここには脱帽です。

ということで、
まだまだ、
その動向から目が離せないジェフ・ベック師匠ですが、
その凄さを堪能できるのが、
この作品です。

これを今年の年頭に見たのがいけなかったのかな?
(忘年会で「Superstition」を演奏してしまったことに対して…)

師匠に始まりミシェルで終わった…
まぁ、そんな2018年であります。

例年同様ですが、
あと2週間で今年も終わりですね。


↓オマケが欲しくて買ったわけではない(笑)

★2018/12/09 (Sun)
毎年恒例の、
吉祥寺MANDARA2の忘年会ライブが、
先週の土曜日(12/1)に開催されました。

タイトルに、
LOOSE CONNECTIONが入っていないことに
気づいた方がいらっしゃるかもしれませんが、
前回お話ししたように、
今年は別のユニットで参加しました。

当初の計画とは違う形になってしまい、
準備不足の感は否めないものの、
これが今年の記録なので、
例年と同じように紹介させていただきます。

さて、
ユニット名は、
「Fullbody Blues Project」と言います。

「Fullbody」とは、
赤ワインの中でも、
渋みが強くドロっとした…
いわゆる重いタイプの呼称で、
我々世代の血液の状態を表しています。(笑)

そして「Blues」は、
ブラックミュージックのそれを指すのではなく、
そんな「Fullbody」な血液の我々が、
そろそろ…
人生の意味を悟る年齢に到達したことを意味し、

「Project」はゴロ合わせで、
1960年代末期に登場した、
やたら長い名前のバンド名(サイケに多いですね)
を意識して語尾にくっつけてしまった…
そんな名前ですが、
けっこう気に入っています(笑)

あえて「Project」と名乗ったのは、
メンバーを固定しないで、
いろいろな人が参加して、
好きな曲を演奏できるような、
自由なユニットとしておきたかったからなのです。

したがって、
来期以降の形は未定ですが、
今回はトリオで、
演奏曲目は以下の通りです。

1, Are You Ready
2, Superstition
3, Crossroads
4, Satin Doll
5, Hey! Girl
6, Train Kept A Rollin’

説明の必要のない、
有名曲ばかりが並んでいますが、
4はLOOSE CONNECTIONのオリジナル(1986年頃の作品)で、
過去にも何度か演奏している曲。
5は今回参加したドラマー、
「具志堅さん」(本名は渡邊さんである)が在籍していた、
「ERONARI」(正式には「エロ成田」らしいっす…)という、
パンクっぽいハードロックバンドの曲です。(1980年頃の作品)

ジェフ・ベック師匠の2は、
何度か演奏したことがありましたが、
クラプトンの3は私の人生初の演奏になります。

初期のクラプトンは、
中途半端な音程のチョーキングや、
意識的にリズムを崩すところが多く、
そこがどうにも捉えられなくて、
ずっと遠ざけていましたが、
今回は思い切って挑戦してみました。

いざ挑戦するとなると、
そこは凝り性の私なので、
徹底的に完全コピーを目指し、
CDが擦り切れるまで研究しました。

これは、
頻繁にポーズと再生を繰り返したおかげで、
本当にCDが音トビを起こし、
再生できなくなってしまったのです(笑)
(CDも擦り切れることがあるという、
貴重な体験ですね)

使用ギターは、
バッカスのストラト。

最初はSGジュニアでいくつもりでしたが、
marcさん(Vo&B)が、
「ストラトの方がいいよ」というので、
それに従うことにしました。

演奏は自己採点で、60点ぐらいかな?

もう一回やれば、
もう少しいい演奏ができると思いますが、
忘年会なので、
このくらいでもいいかな?
そんなところです。

自分としては、
カラオケのレパートリーを増やすように、
「Crossroads」が演奏リストに加わったので、
機会あるたびに披露してみようかと思ったりして…
これが最大の収穫であったかもしれません(笑)

今年も昨年に続き
前半は突発性難聴の治療に専念し、
(昨年は五十肩で腕が上がらなくなった)
満足に活動ができなかったのですが、
いろいろと考える時間ができ、
自分の中にあった混乱に、
とりあえず終止符を打つことができたと思います。

その件は、
またの機会にお話しするとして、
今回はとりあえず、
映像をいくつか披露するので、
笑ってやってください。

コンセプトは「大人のパンク」…
見ればわかりますよ(笑)

昨年ここで、
「これからは、
単音よりコードカッティングで行こう、
などと決心していたりします。」
と言っておきながら、
単音を弾きまくっているので、
自分でもおかしくて仕方ありません。

メンバーおよび、
来場された皆様、
ありがとうございました。





★2018/11/25 (Sun)
来週の土曜日は12月1日…
12月の第一土曜日ということで、
恒例のライヴ忘年会が、
吉祥寺の「マンダラ2」で開催されます。

今年は、
早い時期に始動しようとしたのですが、
当の私が、
5月の連休明けに突発性難聴になってしまい、
しばらく治療に専念することになりました。

完治するまでに2ヶ月近くかかったのですが、
その間に…

LOOSE CONNECTIONのリズム隊が、
他のバンドを手伝っている話を聞いて、
それなら今回は、
別々にやってみようということになり…

満を持していた、
オリジナルメンバー(ドラマー)に声をかけ、
marcさんがベースを持ち、
トリオでやることに決めたのが夏頃のこと。

オリジナルLOOSE CONNECTIONの復活!
と息巻いてみたものの…

今年は、
例年にない猛暑で、
少し暑さがおさまった頃に音を出そう、
ということになり…(笑)

結局、
スタジオ入りしたのは、
9月に入ってからでした。

ところが今度は、
些細なことでメンバー間の意見が合わず、
結局はドラマーが脱退してしまいました。

最悪の場合は、
marcさんと2人で演ることも考えたのですが…
ここ数年、
忘年会に客として参加していた、
2コ上の先輩(ドラマー)が叩いてくれることになり、
急遽、
選曲を変え、
音を出し始めたのが10月のこと。

最終的には、
たった3回のスタジオ入りで、
仕上げてしまったという顛末になりました。

だが、しかーしっ(笑)

「瓢箪から駒」とはよく言ったもので、
この予定外のメンバーによる音は、
なかなか面白く、
しばらく追求してみようかと思うようになりました。

何しろ重い!
どヘヴィーなサウンド!
ひっさびさのハードロック(笑)

そして、
その先輩が、
我々が大学に入学した頃に
参加していたバンドのオリジナル曲を、
再現してしまったのです。

コンセプトは「大人のパンク」(笑)

身内の集まりだけでなく、
少し別の場所で音を出してみたい、
そんな気になる今日この頃です。

オーダーしたエレクトリック12弦は?

残念ながら、
今回は出番がなく、
これはまた、
いつものメンバーと演った方がハマるのでは?
などと思ったりして…

結果として、
なぜか、
創作意欲が高まりながら、
12月を迎えようとしているのでありました。

人生、
一寸先は闇、
であります(笑)

闇…
つまり、
何があるかわからない、
ということですね。
★2018/11/11 (Sun)
最近、
サンタナと共によく聴いているのが、
モンティ・アレキサンダーの『RASS!』です。

これは、
昨年の夏に発売された
『Guitar Magazine』9月号の、
ジャマイカのギタリスト特集から、
Apple Musicに用意されていたリストで知ったのですが、
たいへん心地よいサウンドなので、
リラックスしたい時に最適です。

モンティ・アレキサンダーという人は、
もともとはジャズ畑のピアニスト(1964年デビュー)ですが、
出身がジャマイカ(後にアメリカへ移住)で、
1970年代に入ると
中南米の音楽に接近するようになり、
ジャマイカの名ギタリスト、
アーネスト・ラングリンとしばしば共演するようになり、
評価の高い作品を残しています。

『RASS!』は1974年の作品で、
アーネスト・ラングリンとの初共演となっています。
モンティは、
全編をフェンダー・ローズ(エレクトリックピアノ)で演奏していて、
特有の浮遊感を味わうことができます。

楽曲は、
レゲエやカリプソといった、
中南米音楽だけでなく、
ソウル・ナンバーを取り上げていて、
(アル・グリーン)
ジャズ・ファンク的なグルーヴがクールで、
ほどよい調味料になっている感じです。

聴きモノはズバリ、
そのアル・グリーンのカヴァー2曲で、
「Let’s stay together」は後半、
レゲエのリズムに乗りながら、
アーネストがジャズっぽいフレーズで盛り上げ、
たいへんイカしています。

もう1曲の「Love and happiness」は、
ジャズ・ファンクかくあるべし、
という感じで、
文句なしのグルーヴです。

あまりコテコテのソウルやファンク、
またはレゲエは苦手だけど、
ちょっと興味あるんだよね、
という方にはおススメの1枚なので、
ぜひ聴いてみてください。

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★ ILLUSTRATION BY nyao