忍者ブログ
「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
  ★ カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
  ★ フリーエリア
  ★ 最新コメント
[01/25 matsuZACK]
[01/23 shiba]
[01/02 matsuZACK ]
[01/02 ういん]
[12/27 shiba]
  ★ 最新記事
(02/16)
(02/15)
(02/13)
(02/06)
(01/30)
  ★ 最新トラックバック
  ★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
  ★ バーコード
  ★ ブログ内検索
  ★ P R
  ★ カウンター
  ★ お天気情報
[57] [56] [55] [54] [53] [52] [51] [50] [49] [48] [47]
★2024/04/27 (Sat)
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

★2009/01/04 (Sun)
昨日テレビ東京で放送された、
没後20周年企画「松田優作は生きている」
あまり期待しないで見たのですが、
たいへん素晴らしい内容でした。

思い入れたっぷりの過剰なナレーションがなく、
家族へのインタビューもなく、
早い時期から、
ずっと側にいた、
本当に親しい人へのインタビューと
本人が残した言葉で構成されていて、
それが返って、
彼の実像に迫ることに成功したのではないでしょうか?

私は、
中学校のときに「太陽にほえろ」を見て以来、
ずっと彼の大ファンで、
テレビ番組や主演映画を欠かさずチェックし、
とくに映画などは、
台詞を覚えるほど何度も見たものです。

番組の中で印象深かったのは、
中心になってインタビューを受けていた人が、
「松田優作を一言で語ることはできない」
「自分達の拙い表現では表現しきれない」
「だから、多くを語りたくない」
と語った部分。
そして、
女優の桃井かおりが、
「松田優作は神じゃないのよね」
と語った部分。
…いえてますね。

見終わった後、
私も松田優作から学んだことについて考えてみました。
それは以下の2つです。
まず、何事にも真剣に取り組むこと。
そして、人生とは果てしない自分探しの旅であること。
人は、
自分が何者であるかを知るために、
いろいろなことに取り組むのではないでしょうか?
とすれば、
自分が納得するまで妥協せずに追求し、
中途半端に折り合いをつけてはいけません。
そして、
そのような過程で、
日々自分が変化していくはずです。
昨日の自分より今日の自分の方が素晴らしいのです。
変化を止めてしまったら、
そこで終わりなのです。
そんなことを教えられた気がします。

ちなみに、
私がいちばん好きな、
彼の作品は、
東映アクションシリーズの傑作「処刑遊戯」や、
お洒落な「探偵物語」や、
世紀の問題作「野獣死すべし」や、
イメチェンをはかったTVドラマ
「春が来た」「熱帯夜」も捨て難いのですが、
じつは「俺たちの勲章」なのです。

これは、
話題になることが極端に少ない作品ですが、
私は1970年代中期の青春を描いた傑作だと思います。
これを見ると当時の匂いが蘇ってくるのです。
熱く燃えた1960年代が過ぎ、
なんだか“負けた感”が支配していた時代…。
そうそう、“シラケ世代”などと呼ばれていた時代ですね…。
それでも、
まだ真っ白な灰になりきれず、
ギラギラしていた大都会。
それが見事に捉えられているのです。
最終話などは、
何度見ても胸がキュンとなりますよ。
(BGMもよいのだ)

この雰囲気って、
Charの「かげろう」や
PANTAの「ガラスの都会」に近いですね。

いずれにしても正月早々いいものを見ました。
明日からまたイケそう…かな?(笑)
PR
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする★
忍者ブログ★ [PR]

★ ILLUSTRATION BY nyao