「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2013/05/06 (Mon)
GWも終わりに近づいてきましたが、
みなさんはいかがお過ごしでしょう?
私は前に書いた通り、
だららんと…過ごしているわけですが、
おととい見た「藁の楯(わらのたて)」という映画が、
かなり印象に残ったので、
少し語ってみようと思います。
原作、
木内一裕…きうちかずひろって、
あれ?ヤング・マガジンに連載されていた、
ビー・バップ・ハイスクールの…?
いつから小説なんて書いていたんだ?
まず、
意外な作者に驚き…
期待していいような悪いような…
ちょっと複雑な心境の中、
映画が始まったわけですが…
いきなりショッキングなシーンで始まり、
たたみけけるようなテンポでストーリーが展開され、
あっという間に130分が過ぎていた…
そんな感じでした。
かなり見応えはありますが、
あっという間に時間は過ぎていきますよ。
けっこうな問題作…
かなり重いテーマですね。
原作を読んだ人からは、
こんなに重い作品ではなかったと、
軽く失望のコメントをいただきましたが、
原作を読んでいない私としては、
先入観のない分、
単体作品として楽しめました。
CGをあまり使わず、
実写中心としたことで、
非常に迫力のある画面に仕上がっていますが、
まず、
撮影の規模がハンパでなく、
それに驚かされます。
移送中の高速道路のシーンや、
新幹線ホームの群衆など、
日本映画っぽくない、
派手なシーンが続きます。
そして、
そんな中で、
懸賞金欲しさに凶悪犯を狙う一般市民が次々現われ、
ひとつにまとまっていない移送チームを揺さぶる…
個性豊かな移送チームのメンバーの心理描写も丁寧で、
演じる俳優のキャスティングもバッチリです。
描かれているのは、
人間の本性…
大沢たかお演じる主人公は、
それと戦いながらプライドに殉じる…
藤原竜也演じる凶悪犯は、
プライドも良心も何もなく、
本能のおもむくままに生き、
それをためらうことなく口に出す。
見ている人はどちらに共感するのだろうか?
大沢たかおに共感する?
いや、偽善だと思う?
藤原竜也に説得力を感じる?
それとも、嫌悪感を抱く?
見ている人それぞれの価値観で、
映画が終わった後の感想が
かなり違ってくるのではないでしょうか?
これは、名作の証です。
残念だったのは、
終盤で明らかになった、
主人公の上司を含めた、
本件に関する組織的な陰謀の部分に、
イマイチ仕掛けが弱く…
説明が足りないこともあり、
作品を盛り上げるほど効果的でなかったこと。
それと、
音楽のセンスがイマイチで…
うーん、
この監督はどの作品を見ても、
音楽の使い方が今一歩なんですよ。
とりあえず、
この映画のエンディングに氷室京介は…
ないと思いますね。
クラシックを使えよーっ
と思い、
映画館を出ました…(笑)
GW前半に、
松田優作の「野獣死すべし」なんかを見ていたせいか、
この映画のテーマはすぐに理解できましたし、
なぜか、
「野獣死すべし」につながってしまいました。
この映画、
カンヌに出すという話でしたが、
けっこうイイ線いくのではないでしょうか?
ただ、
もっと上を目指すなら、
音楽をおろそかにしてはいけない…
黒澤明監督は、
そういう点ではケタ違いの感性だったと、
あらためて感心してしまった次第です。
明日から仕事ですなぁ…
みなさんはいかがお過ごしでしょう?
私は前に書いた通り、
だららんと…過ごしているわけですが、
おととい見た「藁の楯(わらのたて)」という映画が、
かなり印象に残ったので、
少し語ってみようと思います。
原作、
木内一裕…きうちかずひろって、
あれ?ヤング・マガジンに連載されていた、
ビー・バップ・ハイスクールの…?
いつから小説なんて書いていたんだ?
まず、
意外な作者に驚き…
期待していいような悪いような…
ちょっと複雑な心境の中、
映画が始まったわけですが…
いきなりショッキングなシーンで始まり、
たたみけけるようなテンポでストーリーが展開され、
あっという間に130分が過ぎていた…
そんな感じでした。
かなり見応えはありますが、
あっという間に時間は過ぎていきますよ。
けっこうな問題作…
かなり重いテーマですね。
原作を読んだ人からは、
こんなに重い作品ではなかったと、
軽く失望のコメントをいただきましたが、
原作を読んでいない私としては、
先入観のない分、
単体作品として楽しめました。
CGをあまり使わず、
実写中心としたことで、
非常に迫力のある画面に仕上がっていますが、
まず、
撮影の規模がハンパでなく、
それに驚かされます。
移送中の高速道路のシーンや、
新幹線ホームの群衆など、
日本映画っぽくない、
派手なシーンが続きます。
そして、
そんな中で、
懸賞金欲しさに凶悪犯を狙う一般市民が次々現われ、
ひとつにまとまっていない移送チームを揺さぶる…
個性豊かな移送チームのメンバーの心理描写も丁寧で、
演じる俳優のキャスティングもバッチリです。
描かれているのは、
人間の本性…
大沢たかお演じる主人公は、
それと戦いながらプライドに殉じる…
藤原竜也演じる凶悪犯は、
プライドも良心も何もなく、
本能のおもむくままに生き、
それをためらうことなく口に出す。
見ている人はどちらに共感するのだろうか?
大沢たかおに共感する?
いや、偽善だと思う?
藤原竜也に説得力を感じる?
それとも、嫌悪感を抱く?
見ている人それぞれの価値観で、
映画が終わった後の感想が
かなり違ってくるのではないでしょうか?
これは、名作の証です。
残念だったのは、
終盤で明らかになった、
主人公の上司を含めた、
本件に関する組織的な陰謀の部分に、
イマイチ仕掛けが弱く…
説明が足りないこともあり、
作品を盛り上げるほど効果的でなかったこと。
それと、
音楽のセンスがイマイチで…
うーん、
この監督はどの作品を見ても、
音楽の使い方が今一歩なんですよ。
とりあえず、
この映画のエンディングに氷室京介は…
ないと思いますね。
クラシックを使えよーっ
と思い、
映画館を出ました…(笑)
GW前半に、
松田優作の「野獣死すべし」なんかを見ていたせいか、
この映画のテーマはすぐに理解できましたし、
なぜか、
「野獣死すべし」につながってしまいました。
この映画、
カンヌに出すという話でしたが、
けっこうイイ線いくのではないでしょうか?
ただ、
もっと上を目指すなら、
音楽をおろそかにしてはいけない…
黒澤明監督は、
そういう点ではケタ違いの感性だったと、
あらためて感心してしまった次第です。
明日から仕事ですなぁ…
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