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「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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  ★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2012/07/17 (Tue)


あーっ、逝っちゃったかーっ。
ついにディープ・パープルも一欠に…。
(ゴメン、トミー。あんたは早過ぎ…)

「逝くものは斯くの如きか、昼夜を舎かず」
とは言うものの、
だんだんロックがクラシックに…、
というか、
過去の遺物になりつつあるようで、
さびしい限りです。

なんとかしたいが、
こればかりはどうにもなりませんなぁ…。
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★2012/07/15 (Sun)


いきなりの夏ですね…。

こう暑いと、
何もする気になりません。

ということで、
今回はだららんと、
お休みです…

などと言っていると、
夏いっぱいお休みになりそうなので、
少しはお話しましょうか(笑)

毎年夏になると、
ベンチャーズだの、
レゲエだの、
ボサノヴァだのと…、
やたら涼しげな音楽ばかり聴いておりますが、
どうやら今年は、
想定外の、
レッド・ツェッペリン!
になりそうです。

というのも、
8月7日に、
ツェッペリンの全アイテムが、
SHM-CD紙ジャケ仕様で再発売されるから、
でありました。

ツェッペリンについては、
いきなりBOXセットが出てしまったおかげで、
いまだに、
紙ジャケはおろか、
オリジナルアルバムのCDを1枚も持っておりません。

とはいえ…、

どうも、
BOXセットのベスト盤というのは、
便利でお買い得なので、
最初は重宝するものの、
時間が経つにつれて、
「やっぱ、オリジナルの曲順で聴きたいな…」
という思いが強くなり、
結局は聴かなくなってしまうものです。

その上、
ツェッペリンBOXセット4枚組の方には、
「グッドタイムズ・バッドタイムズ」が収録されておらず、
消化不良の状態が続いていました。

やっぱ、
1発目は「ジョンジョンッ」「ティララティララ」と、
決めなくちゃ(笑)

ということで、
何度か、
紙ジャケが出るたびにチャンスをうかがっていたのですが、
タイミングが合わず、
今回に至るというわけです。

だららん、
なんて言ったけど、
ツェッペリンを聴き始めたら、
スイッチ入っちゃって、
夏の後半には、
熱い男になってしまうのではないでしょうか?

とりあえず…、
スタートは8月7日…、
まずは、
ファーストからサードまで、
一気に行くのでありました…。

今年の夏は要注意(笑)


★2012/07/08 (Sun)
ギターを選ぶ際に、
大量生産ではなく、
しかも日本国内生産にこだわり、
BACCHUSに到達してから、
早いもので10年…。

今では、
私のギターコレクションに、
3本を数えるに至りました。

最近では、
BACCHUSもいいけれど、
SWORDはケタ違いによい…、
同じ価格で、
もう1ランク上の製品に出会えるよ、
などとプロからアドバイスを受け、
ますます、
その道にのめり込んでおります。

そんな折、
「世界のルシアー探訪
マスター・ビルダー達が創り出す
華麗なるギター&ベースの世界へ」
という本を手に入れ、
素晴らしい作品の数々に感動していたら…、

いた、
いた…、
日本人でありながら、
アメリカで成功したルシアーが…、

その名は、
坂下拓、
Taku Sakashta Guitarsのブランドで、
ギターを発表している、
素晴らしい日本の職人がいました。

まずは、
このギター。



美しい…美し過ぎる。

フルアコのサイドに丸みをつけたことで、
芸術品のようなギターになっています。

オーソドックスなフルアコはもちろん、



サウンドホールの形など、
従来のものにとらわれることなく、
このような、
近未来的なデザインのフルアコも作り、



フルアコだけでなく、
完全なソリッドも作っている、
柔軟さ…。



インタビューを読むと…、

自分は何でも作るので「ギター屋」で結構、
ルシアーなどと呼ばれる者ではありません。

楽器のデザインは、
必要性や機能性から発想すべきで、
エレクトリックで鳴らす以上は、
アンプ等の周辺機材との相性を考えなければ、
いい楽器は作れない。

自分の作品をどんどんコピーしてほしい。
そうなることで、
どんどん私は本物になっていくのです。

などなど…、

果ては、
環境問題や福祉のことにまで触れ…、

おおっ、
何という偉大な職人がいたのだ…。
大枚はたいて高級品を買うなら、
こういう人のギターを選ぶべきだ。

そうは言っても…、
100万円を下るようなギターは流通していないだろうなぁ…、
などと思いはしたものの、
あの丸みを帯びたフルアコが忘れられず、
ネットを検索してみたら…、

なんと…、

坂下拓さんはすでに、
この世の人ではありませんでした。

2010年2月17日、
金品目当ての強盗に殺害され、
他殺体で発見されたそうです。
享年46歳…。
私とほぼ同年代であります。

このような素晴らしい魂の方は、
早死にしてしまうんですね…。

それにしても惨い最期で、
本当に胸が痛みます。

出会いと同時に別れを体験したようで、
ちょっとショックです。

この状況だと、
この方の作品は、
まず市場に現われて来ないでしょうし、
出たとしても、
ものスゴく高価で取引されるでしょう。

一度手にして、
制作者の思いに触れたい…、
そんな気持ちになっただけに、
たいへん残念です。

ただ…今回、
そんなやりとりの中、
自分のギターの好みを、
再認識することはできました。

優美な曲線を描いていて、
ヴィンテージではなく、
新しい機能を持っていること…、

そして…、
できれば、
Made in JAPANであること。
私の我が国に対するコダワリは、
年齢と共に一層強くなってきたようです。
(ヤバいかな?(笑)



坂下さん
もう何年も経過してしまっていますが、
ご冥福をお祈りいたします。
★2012/07/01 (Sun)
先日、
ちょっとした機器で、
体のゆがみを測定してもらったら…、

左肩がやや上がっていて、
前へ出ているとか…、
いつも、
左肩に 5Kg程度の物をぶら下げて、
こんな姿勢をしていませんか?と言われ…、

あ…ギターだ(笑)

あらためて言われるまでもなく、
左手の小指が右手のそれに比べて 1cmちょっと長く、
あるいは、
パンツの直しをするために股下を測ると、
左足が右足より 0.6〜1cm程度短い…など、
日頃から、
数値で体のゆがみを実感していたばかりか、
肩凝り…、
とくに左肩がヒドく、
悪化すると、
首筋から奥歯、
耳のあたりまで痛くなるという、
強力な症状い悩まされていたので、
「やはり」という感じでしたが、
原因がギターだったとは…。

考えてみれば、
中学の後半…、
まだ成長期が終わっていない時分から、
30年以上も続けているわけで、
これが体に影響を与えないはずはなく…、
まったく、
ギターおそるべし…、
であります。

平家物語に登場する、
鎮西八郎 源為朝は、
強弓で知られ、
弓を支える左腕が、
右手より 12cmほども長かったと言われていますが、
彼も肩凝りに悩んでいたのだろうか…?(笑)


さて、
測定後、
体のゆがみを治す、
簡単な体操を教わり…、

左足をまっすぐ伸ばして座り、
右足を曲げて左足のひざあたりにつけ胸を張り、
そのまま、
息を吐きながら左手で、
左足の指先をつかむ、
という…、

文字にすると簡単ですが…、

初めは、
体がゆがんでいるせいで、
左足まで手が届かず、
「痛い、痛い」…とヒーコラしておりました。

しかし、
人間の体はおそろしいもので、
数日続けているうちに、
少しずつ届くようになり、
それにつれて、
肩凝りが解消されてきたから、
これは驚きです。

一生ギターを続けるつもりなら、
体をそれに耐えられるようにしておかなければ…、
などと、
殊勝なことを考えるようになったわけではありません。
が…、
最近は、
それほど、
熱心に…、
それは熱心に、
ギターを練習しているのでありました。
ですから、
肩凝りもヒドく、
それはヒドい症状になっていたので、
対策を考えていたのです。

今回のアドバイスは、
そんな私にピッタリだったというわけです。

そのような折、
高校の頃によく聴いていた、
リッキー・リー・ジョーンズのデビューアルバムが、
紙ジャケで再発され、
「なつかしい、なつかしい…」とばかり購入し、
毎日聴いております。

あれだけ、
ハードロック一直線だった時期に、
どうして、
こんなにユルい音に惹かれたのか?
それはよく覚えておりませんが、
当時はこの雰囲気と、
リッキーの気だるい歌声が、
この上なく心地よかったのです。

今聴いても気持ちいいなぁ…、

それと…、

今なら、
こういうギター弾けるぜーっ(笑)


★2012/06/24 (Sun)
昨日、
ある場所で、
ベートーベンの「第九」を聴いてきました。
ヴォーカル(というのかな?ソロをとる人)の何名かを除き、
すべてアマチュアではありますが、
約100名のオーケストラと、
約300名の合唱隊という、
堂々たる編成でありました。

最近はジャズでも、
人数の少ない演奏を好み、
トリオどころか、
ギターとベースのデュオや、
完全なソロばかり聴いていた私にとって、
この編成は、
衝撃!以外の何物でもありませんでした。

ステージいっぱいに人がいる!(笑)

まず…、
「第九」っていいなぁーっと、
素直な感動…。
40分近い全編をフルに聴く機会は、
あまりありませんが、
あらためて聴いてみると、
やはりこれは素晴らしい。

歌と演奏パートのバランスが絶妙な上に、
歌はソロパートと合唱の掛け合いが素晴らしく、
畳み掛けるように進行します。

こういうのを、構築美というんだろうなぁ…。

ベートーベンおそるべしっ。

最近の私は、
ラフな演奏よりも、
計算された、
カッチリした演奏を好むようになっています。
若い頃はここまでではなかったのですが、
最近はかなりこの傾向が強くなっています。

だから、
ジャズギターに興味を持ったのかもしれません。
いや…、
だから、
ジミー・ペイジよりもリッチー・ブラックモア、
そして、
ウルリッヒ・ロスを究極のハードロックギタリストとし、
プログレではピンク・フロイドを好んだのかな?
つまり、
元々そういう素養があったのではないでしょうか?

ウルリッヒ・ロスがかつて、
オーケストラを従えて、
それこそクラシックのような作品を発表しましたが、
音楽が行き着く先は、
やはりクラシック…、
というより、
その…構築美を目指すのかもしれません。

私もそっちへ行くのかなぁ…、
可能性は高いかもしれませんね(笑)

「第九」を聴いて、
もうひとつ感じたことは、
やはり音楽はマジメにやらないといけない、
ということでした。
オーケストラのメンバーは、
みんな真剣に音楽に取り組んでいます。

ジャズミュージシャンもそう…、
ロックミュージシャンは…?
メジャーなミュージシャンはみな、
見えないところで努力しているのです。

ロックはそのイメージから、
常にゴシップネタや、
スキャンダルがつきまとい、
とてもじゃないが、
マジメに音楽をやっているイメージはないかもしれませんが、
実際はそんなことはありません。

その見せかけの部分にダマされて、
ロックミュージシャンなどになると、
すぐに先が見えてしまい、
多くの人は人生を台無しにしてしまうのです。

マジメにやろうっと…。

それにしても、
私は、
プロになれなかったわけだ…。
若い頃は自分に素直になれないものです(笑)
あの頃、
素直にマジメに音楽に取り組んでいたら、
違った人生になっていたかもしれませんなぁ…。



↓キース・ジャレット「ケルン・コンサート」
世に言われているように、
これが本当に完全即興演奏であったら、
信じられないことである。


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★ ILLUSTRATION BY nyao