「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2012/12/16 (Sun)
先週は、
更新をサボってしまいました…
12月1日(土)の、
「LIVE忘年会」が終わったとたん、
音楽に対する意欲がダウンしてしまい…
しかもその後は、
忘年会シーズン本番に突入し、
全身アルコール漬けになったせいで、
さらにダラダラとした生活を送り…(笑)
まぁ…毎年、
程度の差こそあれ、
この時期はいつも、
こんな感じになって…
しかも、
ROCK色の弱い、
できるだけギターが登場しない音楽を聴いて、
年末から年始を迎える、
というのが、
定番になっています。
こういうのを、
“燃え尽き症候群”と言うらしいですね。
昨年のこの時期は、
JAZZピアノとサックスの作品、
それからクラシック、
パガニーニかなんかを聴いていましたが…
今年はこれです。
『日本の恋と、ユーミンと。』(笑)
私にとってのユーミンは、
リアルタイムのミュージシャンでありながら、
デビューアルバム『ひこうき雲』以外は、
アルバムをまともに聴いたことがなく、
曲もテレビやラジオ…
あとはどっかのお店で流れているのを聴く程度の存在でした。
(『ひこうき雲』だけはよく聴きました…かなり好きだったりします…(笑)
洋楽志向…
そしてハードロック少年だった私にとって、
「ユーミンが好き」なんて、
口が裂けても言えず、
また、
堅く誓ったわけではありませんが…
そのようなことではいけないと、
なんとなく、
自分で自分を縛っていたようなところがあったようです。
ところが、
最近になって、
新聞で『日本の恋と、ユーミンと。』の広告を見たら、
意外と知っている曲が多く…
というより、
人生のさまざまな場面でBGMとして流れていた曲が多く、
あらためて、
その存在感に驚き、
今回の購入に至ったというわけです。
最近はとくに、
日本語の歌って、いいなぁ…と思うことが多くなったので、
余計気になったのかもしれません。
『日本の恋と、ユーミンと。』は、
ベストアルバムでありながら、
年代順に曲を並べることをしていません。
したがって、
こちらとしては、
テキトーに、
興味のあるあたりから、
ランダムに拾っていけばよいので、
気楽といえば気楽です。
まずは、
「ひこうき雲」…
これは文句なくよいですね。
でも、
オリジナルアルバムでは、
この次に位置している、
私のお気に入り…「曇り空」が収録されていないのは、
ちょっと残念。
それを補うように、
その後に収録されているのが「青い影」…
「ひこうき雲」のモデルがこの曲であるとは、
よく知られていることですが、
今回は、
プロコル・ハルムの演奏で彼女が歌うという…
単なるカバーとは一線を画す内容になっています。
この初期の、
ヨーロッパ志向は、
私の好むところだったのですが、
彼女はその後、
どちらかというと、
アメリカン志向のサウンドに変化していきます。
それで…
リアルタイムには関心が持てなかったのかもしれません。
でも、
正直なところ、
今回気になっているのは、
サウンドよりもむしろ、
歌詞の方なのです。
最近、
お気に入りなのは、
「海を見ていた午後」…
なかなかこういう、
ピュアで透き通るような歌詞は書けないものです。
「ソーダ水の中を、貨物船が通る…」ですよ。
「中央フリーウェイ」でも同じように、
「この道はまるで滑走路、夜空へ続く」という部分は、
なかなか出てこないフレーズだと思います。
失恋も、
彼氏とのドライブの光景も、
乙女心のおもむくままの感情ですが、
最近のオネーチャンシンガーたちには、
ストレートに表現するばかりが能ではなく、
このように、
文学的に表現することがどれだけ素晴らしいことか、
理解してもらいたい部分ですね。
日本語って素晴らしい言語なんですから…
さて、
何をいまさら、
ユーミンに感心しているのかと、
自分でもよくわからなかったのですが、
答えは彼女が書いた、
コメントにありました。
『日本の恋と、ユーミンと。』
作者からすると少し面映いこのタイトルの奥にあるのは、
「私の曲の主人公はいつもあなた自身なのです。」という気持ちです。
いつの日か私の名前が忘れられても、
いくつかの曲が“詠み人知らず”として見知らぬあなたに歌い継がれてゆく…
それこそが私のゴールなのです。
そう…そういうことなんですよ。
私のように、
とくにあらたまって彼女の音楽に向かったことがなくても、
その音が、
何かの記憶といっしょに、
自分の中に残っているわけです。
それが“歌”なんでしょうね。
私はそれを、
ユーミンの作品から感じてしまった、
というわけです。
そうやって、
人生を振り返る年になった、
ということかもしれませんね(笑)
更新をサボってしまいました…
12月1日(土)の、
「LIVE忘年会」が終わったとたん、
音楽に対する意欲がダウンしてしまい…
しかもその後は、
忘年会シーズン本番に突入し、
全身アルコール漬けになったせいで、
さらにダラダラとした生活を送り…(笑)
まぁ…毎年、
程度の差こそあれ、
この時期はいつも、
こんな感じになって…
しかも、
ROCK色の弱い、
できるだけギターが登場しない音楽を聴いて、
年末から年始を迎える、
というのが、
定番になっています。
こういうのを、
“燃え尽き症候群”と言うらしいですね。
昨年のこの時期は、
JAZZピアノとサックスの作品、
それからクラシック、
パガニーニかなんかを聴いていましたが…
今年はこれです。
『日本の恋と、ユーミンと。』(笑)
私にとってのユーミンは、
リアルタイムのミュージシャンでありながら、
デビューアルバム『ひこうき雲』以外は、
アルバムをまともに聴いたことがなく、
曲もテレビやラジオ…
あとはどっかのお店で流れているのを聴く程度の存在でした。
(『ひこうき雲』だけはよく聴きました…かなり好きだったりします…(笑)
洋楽志向…
そしてハードロック少年だった私にとって、
「ユーミンが好き」なんて、
口が裂けても言えず、
また、
堅く誓ったわけではありませんが…
そのようなことではいけないと、
なんとなく、
自分で自分を縛っていたようなところがあったようです。
ところが、
最近になって、
新聞で『日本の恋と、ユーミンと。』の広告を見たら、
意外と知っている曲が多く…
というより、
人生のさまざまな場面でBGMとして流れていた曲が多く、
あらためて、
その存在感に驚き、
今回の購入に至ったというわけです。
最近はとくに、
日本語の歌って、いいなぁ…と思うことが多くなったので、
余計気になったのかもしれません。
『日本の恋と、ユーミンと。』は、
ベストアルバムでありながら、
年代順に曲を並べることをしていません。
したがって、
こちらとしては、
テキトーに、
興味のあるあたりから、
ランダムに拾っていけばよいので、
気楽といえば気楽です。
まずは、
「ひこうき雲」…
これは文句なくよいですね。
でも、
オリジナルアルバムでは、
この次に位置している、
私のお気に入り…「曇り空」が収録されていないのは、
ちょっと残念。
それを補うように、
その後に収録されているのが「青い影」…
「ひこうき雲」のモデルがこの曲であるとは、
よく知られていることですが、
今回は、
プロコル・ハルムの演奏で彼女が歌うという…
単なるカバーとは一線を画す内容になっています。
この初期の、
ヨーロッパ志向は、
私の好むところだったのですが、
彼女はその後、
どちらかというと、
アメリカン志向のサウンドに変化していきます。
それで…
リアルタイムには関心が持てなかったのかもしれません。
でも、
正直なところ、
今回気になっているのは、
サウンドよりもむしろ、
歌詞の方なのです。
最近、
お気に入りなのは、
「海を見ていた午後」…
なかなかこういう、
ピュアで透き通るような歌詞は書けないものです。
「ソーダ水の中を、貨物船が通る…」ですよ。
「中央フリーウェイ」でも同じように、
「この道はまるで滑走路、夜空へ続く」という部分は、
なかなか出てこないフレーズだと思います。
失恋も、
彼氏とのドライブの光景も、
乙女心のおもむくままの感情ですが、
最近のオネーチャンシンガーたちには、
ストレートに表現するばかりが能ではなく、
このように、
文学的に表現することがどれだけ素晴らしいことか、
理解してもらいたい部分ですね。
日本語って素晴らしい言語なんですから…
さて、
何をいまさら、
ユーミンに感心しているのかと、
自分でもよくわからなかったのですが、
答えは彼女が書いた、
コメントにありました。
『日本の恋と、ユーミンと。』
作者からすると少し面映いこのタイトルの奥にあるのは、
「私の曲の主人公はいつもあなた自身なのです。」という気持ちです。
いつの日か私の名前が忘れられても、
いくつかの曲が“詠み人知らず”として見知らぬあなたに歌い継がれてゆく…
それこそが私のゴールなのです。
そう…そういうことなんですよ。
私のように、
とくにあらたまって彼女の音楽に向かったことがなくても、
その音が、
何かの記憶といっしょに、
自分の中に残っているわけです。
それが“歌”なんでしょうね。
私はそれを、
ユーミンの作品から感じてしまった、
というわけです。
そうやって、
人生を振り返る年になった、
ということかもしれませんね(笑)
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★2012/12/02 (Sun)
昨日のLIVE忘年会の報告をしたいところですが、
音源や画像がまだ整わないので、
本日はお休みさせていただきます(笑)
アップできる状態になったら、
すぐに記事を書くつもりですが…
やはり今回は、
イマイチ気合いが入らず、
聴き返すのがコワい演奏をしてしまったような…
気がします(笑)
そのせいか、
人のステージに飛び入りして、
「Burn」と「Honky Tonk Women」を演奏してしまうという…
いつもと違うハジケ方をしてしまいました(笑)
新しい相棒の
Godinは、
イイ音しましたよ(みんなもそう言っていました)
音源や画像がまだ整わないので、
本日はお休みさせていただきます(笑)
アップできる状態になったら、
すぐに記事を書くつもりですが…
やはり今回は、
イマイチ気合いが入らず、
聴き返すのがコワい演奏をしてしまったような…
気がします(笑)
そのせいか、
人のステージに飛び入りして、
「Burn」と「Honky Tonk Women」を演奏してしまうという…
いつもと違うハジケ方をしてしまいました(笑)
新しい相棒の
Godinは、
イイ音しましたよ(みんなもそう言っていました)
★2012/11/25 (Sun)
今年も残すところ、
あと1ヶ月となりました。
本来であれば、
恒例になった、
12月第一週の忘年会LIVE(at 吉祥寺曼荼羅2)を目前に、
気合いを入れるタイミングのはず、
ではありますが…
なぜかそうならず、
なんとなく気が抜けた、
3連休を過ごしてしまいました(笑)
先週は仕事とはいえ、
生まれて始めて北陸地方を訪れ、
まぁ…いろいろと発見をしたわけですが…
まず驚いたのは、
東京から近いこと!(笑)
羽田を出発して、
離陸やら着陸のモロモロを含め、
たったの1時間で着いてしまいます。
つまり…
上空を飛行しているのは、
正味20〜30分ということで、
これは飛行機嫌いの私には、
たいへんありがたい距離でありました(笑)
初日の目的地が金沢で、
帰りは富山から出ましたが、
どちらも、
陸路では倍以上の時間と、
数回の乗り換えが必要になるので、
文明の利器の恩恵を受けるべし…
ここは飛行機を使うにかぎります。
金沢は風光明媚で、
古い街並がとてもエキゾチックでした。
ただ…
冬場はいつも曇り空で、
ときどき雨や雪が降るため、
外出するときは傘が手離せないようで、
これは雨嫌いの私にとっては、
いただけない話です。
事実、
私が滞在していた間も、
ずっと曇り空で、
ときどき思い出したように雨が降っていました。
ロンドンもこんな感じなのかな?(笑)
食べ物のおいしさは特筆すべきで、
京都のように、
ひとつひとつの料理が非常に丁寧に感じられました。
新そば、かに、のどぐろ(赤ムツのことです)…
一通り旬のモノを味わいましたが、
どれもおいしかったですね…
そして…日本酒!(笑)
行く前から知っていたのですが、
「手取川」という銘柄。
これはウマい!
けっこうしっかりしているので、
そんなに万人受けする味ではないかもしれませんが、
単においしいというだけでなく、
強い個性を持っているところがよろしいですな。
山口の「獺祭(だっさい)」、
長野の「夜明け前」と並び、
私の舌に残る味です。
これからも折あるたびに愛飲しそう…(笑)
小松空港などでは、
「手取川」はそれこそ高級品に位置付けられる、
1升1万円クラスのものを中心に並べられていますが、
私としてはこの↓
4合で千円台の、
山廃仕込み純米「ひやおろし」というヤツがお手頃で、
すっかり気に入ってしまいました。
それから、
「ご当地リラックマ」くんですが、
今回の収穫は、
ねじり鉢巻がミョーに決まっている(?)
「北陸 越前ガニ」(小松空港でゲット)と
「ホタルイカ」(富山空港でゲット)の2つでした。
他にもいろいろありましたが、
今回は海産物モノで統一となりました。
ということで、
忘年会LIVEを目前に、
だららんとした私でありましたが…
今回は、
十分に練り込んだレパートリーを用意することができず、
インプロビゼーションで切り抜けようと企んでいるので…
あまり、
シャカリキになって練習する必要はないかもしれません。
(↑言い訳か?(笑)
いや…、
冗談抜きで、
こういう感じの演奏は、
練習よりインスピレーションが重要なんです。
どういう演奏なのかというと、
それは来週以降のお楽しみなのであります。
あと1ヶ月となりました。
本来であれば、
恒例になった、
12月第一週の忘年会LIVE(at 吉祥寺曼荼羅2)を目前に、
気合いを入れるタイミングのはず、
ではありますが…
なぜかそうならず、
なんとなく気が抜けた、
3連休を過ごしてしまいました(笑)
先週は仕事とはいえ、
生まれて始めて北陸地方を訪れ、
まぁ…いろいろと発見をしたわけですが…
まず驚いたのは、
東京から近いこと!(笑)
羽田を出発して、
離陸やら着陸のモロモロを含め、
たったの1時間で着いてしまいます。
つまり…
上空を飛行しているのは、
正味20〜30分ということで、
これは飛行機嫌いの私には、
たいへんありがたい距離でありました(笑)
初日の目的地が金沢で、
帰りは富山から出ましたが、
どちらも、
陸路では倍以上の時間と、
数回の乗り換えが必要になるので、
文明の利器の恩恵を受けるべし…
ここは飛行機を使うにかぎります。
金沢は風光明媚で、
古い街並がとてもエキゾチックでした。
ただ…
冬場はいつも曇り空で、
ときどき雨や雪が降るため、
外出するときは傘が手離せないようで、
これは雨嫌いの私にとっては、
いただけない話です。
事実、
私が滞在していた間も、
ずっと曇り空で、
ときどき思い出したように雨が降っていました。
ロンドンもこんな感じなのかな?(笑)
食べ物のおいしさは特筆すべきで、
京都のように、
ひとつひとつの料理が非常に丁寧に感じられました。
新そば、かに、のどぐろ(赤ムツのことです)…
一通り旬のモノを味わいましたが、
どれもおいしかったですね…
そして…日本酒!(笑)
行く前から知っていたのですが、
「手取川」という銘柄。
これはウマい!
けっこうしっかりしているので、
そんなに万人受けする味ではないかもしれませんが、
単においしいというだけでなく、
強い個性を持っているところがよろしいですな。
山口の「獺祭(だっさい)」、
長野の「夜明け前」と並び、
私の舌に残る味です。
これからも折あるたびに愛飲しそう…(笑)
小松空港などでは、
「手取川」はそれこそ高級品に位置付けられる、
1升1万円クラスのものを中心に並べられていますが、
私としてはこの↓
4合で千円台の、
山廃仕込み純米「ひやおろし」というヤツがお手頃で、
すっかり気に入ってしまいました。
それから、
「ご当地リラックマ」くんですが、
今回の収穫は、
ねじり鉢巻がミョーに決まっている(?)
「北陸 越前ガニ」(小松空港でゲット)と
「ホタルイカ」(富山空港でゲット)の2つでした。
他にもいろいろありましたが、
今回は海産物モノで統一となりました。
ということで、
忘年会LIVEを目前に、
だららんとした私でありましたが…
今回は、
十分に練り込んだレパートリーを用意することができず、
インプロビゼーションで切り抜けようと企んでいるので…
あまり、
シャカリキになって練習する必要はないかもしれません。
(↑言い訳か?(笑)
いや…、
冗談抜きで、
こういう感じの演奏は、
練習よりインスピレーションが重要なんです。
どういう演奏なのかというと、
それは来週以降のお楽しみなのであります。
★2012/11/18 (Sun)
先週に引き続いて、
ROXY MUSICの話題です。
10枚組 BOX SETを、
それこそ…
入念に(笑)
1枚ずつ聴き返しているわけですが、
あらためて気がついたことをいくつか、
小ネタ風に並べてみたいと思います。
「意外とヘヴィーなリズムセクション」
…そうなんですよ。
このようなサウンドを展開しているのに、
リズムセクションはヘヴィー。
とくに、
ドラムのポール・トンプソンは、
ハードロックいけるんじゃない?
と思えるほど、
ヘヴィーで溜めの効いたリズムを叩き出しています。
(ベードラ、重いっす)
ヒットした「ドゥ・ザ・ストランド」などは、
ベースも含めて、
重低音がドスドスきますが、
このような音の録り方はとくに初期の2枚に顕著なので、
もしかすると。
音響にコダワリの強い、
イーノの志向であったかもしれませんね。
「…などと言いながら、ベーシストはゲスト扱い」
そーなんです。
歴代のベーシストで、
アルバムジャケットに写真が載っているのは、
ファーストアルバムのグラハム・シンプソンだけで…
(実はこの人…
ブライアン・フェリーと共に、
バンド結成へと向かった中心人物だったそうで、
アルバムのクレジットもフェリーにつぐ2番目になってます…)
例の「ドゥ・ザ・ストランド」でヘヴィーなベースを弾いている、
2代目ベーシスト、
ジョン・ポーターはゲスト扱いで、
当然、
『FOR YOUR PLEASURE』には写真なし。
『STRANDED』『COUNTRY LIFE』『SIREN』
という、
中期の重要な3枚のアルバムでプレイしたにもかかわらず、
3代目ベーシスト、
ジョン・ガスタフスン(その後はイアン・ギラン・バンドにいましたね)もなぜか、
一度もアルバムジャケットに写真が載らず。
同じ時期に加入した、
エディ・ジョプソンとはたいへん扱いが違っています。
剛腕ジョン・ウェットンはツアーのみ。
ドラマーのみならず、
ベーシストも、
ウェットンに象徴されるように、
かなり重い音を出す人を起用しており、
求めている人材はよく理解できますが、
なぜ、
このような扱いだったのでしょう?
ひとつ考えられるのは…ヴィジュアル。
腕は認めるが、
ヴィジュアルが合わないと、
判断したのではないでしょうか?
(映像で見ると、ウェットンもちょっと合いませんね)
このへん、
徹底的な美意識に貫かれた、
ROXY MUSICというバンドの特異性が物語られています。
「イーノは録音のとき、何をやっていたのだろうか?」
となると…、
存在感はスゴいものの、
演奏面でどういう貢献をしていたのか、
よくわからないのが、
イーノです。
ときどき、
効果音みたいな音で、
アヴァンギャルドなプレイを聴かせていますが、
それは数えるほどしかありません。
イーノについては、
プレイもプロデュースも、
ROXY MUSIC以降に本領が発揮されるわけですが、
ここではビジュアル担当ぐらいの役割だったのでしょうね。
「ブライアン・フェリーはソロ活動をする必要があったのだろうか?」
そんなROXY MUSICのコンセプトは、
ブライアン・フェリーによるところが大きかったはずですが、
それでもこの人はずっと、
ソロ活動を続けていました。
バンドよりも、
もっとストレートに、
好きな音楽を表現していたとは思いますが…
何しろ、
あの声ですから、
少々、
バックのアレンジが変わったところで、
それほど大きく雰囲気が変わるものではありません。
再結成後になると、
ますます、
ブライアン・フェリーのカラーが強くなるので、
2つの活動を並行させることにどれほどの意味があったのか、
わからなくなる部分があります。
などと…
CDを聴きながら、
アレコレ考えてしまう、
今日この頃です。
つまり…
私はそれほど、
ROXY MUSICが好きだったわけです。
どこが?って言われると、
ROCKのかっこよさとかっこ悪さをいっしょくたにして、
ヨーロッパの退廃感や終末感でいっぱいにして、
極彩色で塗りたくったような…
この、
独特の美意識が、
たまらないんですね。
↓もっとも彼ら“らしく”て、大好きな映像です(ドイツのTV)
↓こっちのフェリーは少し地味です。BBCだからか?(笑)
ROXY MUSICの話題です。
10枚組 BOX SETを、
それこそ…
入念に(笑)
1枚ずつ聴き返しているわけですが、
あらためて気がついたことをいくつか、
小ネタ風に並べてみたいと思います。
「意外とヘヴィーなリズムセクション」
…そうなんですよ。
このようなサウンドを展開しているのに、
リズムセクションはヘヴィー。
とくに、
ドラムのポール・トンプソンは、
ハードロックいけるんじゃない?
と思えるほど、
ヘヴィーで溜めの効いたリズムを叩き出しています。
(ベードラ、重いっす)
ヒットした「ドゥ・ザ・ストランド」などは、
ベースも含めて、
重低音がドスドスきますが、
このような音の録り方はとくに初期の2枚に顕著なので、
もしかすると。
音響にコダワリの強い、
イーノの志向であったかもしれませんね。
「…などと言いながら、ベーシストはゲスト扱い」
そーなんです。
歴代のベーシストで、
アルバムジャケットに写真が載っているのは、
ファーストアルバムのグラハム・シンプソンだけで…
(実はこの人…
ブライアン・フェリーと共に、
バンド結成へと向かった中心人物だったそうで、
アルバムのクレジットもフェリーにつぐ2番目になってます…)
例の「ドゥ・ザ・ストランド」でヘヴィーなベースを弾いている、
2代目ベーシスト、
ジョン・ポーターはゲスト扱いで、
当然、
『FOR YOUR PLEASURE』には写真なし。
『STRANDED』『COUNTRY LIFE』『SIREN』
という、
中期の重要な3枚のアルバムでプレイしたにもかかわらず、
3代目ベーシスト、
ジョン・ガスタフスン(その後はイアン・ギラン・バンドにいましたね)もなぜか、
一度もアルバムジャケットに写真が載らず。
同じ時期に加入した、
エディ・ジョプソンとはたいへん扱いが違っています。
剛腕ジョン・ウェットンはツアーのみ。
ドラマーのみならず、
ベーシストも、
ウェットンに象徴されるように、
かなり重い音を出す人を起用しており、
求めている人材はよく理解できますが、
なぜ、
このような扱いだったのでしょう?
ひとつ考えられるのは…ヴィジュアル。
腕は認めるが、
ヴィジュアルが合わないと、
判断したのではないでしょうか?
(映像で見ると、ウェットンもちょっと合いませんね)
このへん、
徹底的な美意識に貫かれた、
ROXY MUSICというバンドの特異性が物語られています。
「イーノは録音のとき、何をやっていたのだろうか?」
となると…、
存在感はスゴいものの、
演奏面でどういう貢献をしていたのか、
よくわからないのが、
イーノです。
ときどき、
効果音みたいな音で、
アヴァンギャルドなプレイを聴かせていますが、
それは数えるほどしかありません。
イーノについては、
プレイもプロデュースも、
ROXY MUSIC以降に本領が発揮されるわけですが、
ここではビジュアル担当ぐらいの役割だったのでしょうね。
「ブライアン・フェリーはソロ活動をする必要があったのだろうか?」
そんなROXY MUSICのコンセプトは、
ブライアン・フェリーによるところが大きかったはずですが、
それでもこの人はずっと、
ソロ活動を続けていました。
バンドよりも、
もっとストレートに、
好きな音楽を表現していたとは思いますが…
何しろ、
あの声ですから、
少々、
バックのアレンジが変わったところで、
それほど大きく雰囲気が変わるものではありません。
再結成後になると、
ますます、
ブライアン・フェリーのカラーが強くなるので、
2つの活動を並行させることにどれほどの意味があったのか、
わからなくなる部分があります。
などと…
CDを聴きながら、
アレコレ考えてしまう、
今日この頃です。
つまり…
私はそれほど、
ROXY MUSICが好きだったわけです。
どこが?って言われると、
ROCKのかっこよさとかっこ悪さをいっしょくたにして、
ヨーロッパの退廃感や終末感でいっぱいにして、
極彩色で塗りたくったような…
この、
独特の美意識が、
たまらないんですね。
↓もっとも彼ら“らしく”て、大好きな映像です(ドイツのTV)
↓こっちのフェリーは少し地味です。BBCだからか?(笑)
★2012/11/11 (Sun)
ようやく入手しました、
ROXY MUSIC BOXセット 10枚組!
中身は、
オリジナルアルバム 8枚と、
シングル(B面およびヴァージョン違いを含む)2枚組
という構成…
紙ジャケ仕様で、
オリジナルアルバムはすべて、
見開きになっています。
まずは、
オリジナルアルバムのジャケを開いて、
発表順に並べてみると…
音を聴くまでもなく、
このバンドの特異性がビジュアルから伝わってきます。
ご存じの通り、
ROXY MUSICのアルバムジャケットは、
グラマラスな女性モデルで飾られていますが、
あらためて見ると…
ファーストは、
わざと画像をブラしていて、
目が4つに見えます…
セカンド『FOR YOUR PLEASURE』は、
女性と思いきや、
性転換した男性…今で言う、ニューハーフ。
たしか、
アマンダ・レアといったような方がモデルをつとめ…
サード『STRANDE』は、
ジャングルっぽい背景に、
真っ赤なドレスのミスマッチ…
4枚目『COUNTRY LIFE』は、
ジャングルシリーズの続きですが、
セカンドに続き、
右側のモデルにニューハーフという噂があり…
5枚目『SIREN』は、
ジェリー・ホール扮する、
妖しくも美しい、
伝説の生き物…
本来ならば、
ここで、
名盤の誉れ高いライブアルバム
『VIVA!』が入りますが、
なぜかこのセットには入っていません。
そして、
いったん解散して、
再結成後の1枚目『MANIFESTO』では、
マネキンになり、
続く『FRESH + BLOOD』は、
ふたたび生身の女性に戻り、
しかも、
何のヒネリもなくなり…
『AVALON』では、
もはやグラマラスな女性の姿は消え…
つまり、
いったん解散するまでの ROXY MUSIC は、
ちょっとヒネリのある、
作為性の認められた美意識に彩られ、
再結成後はそれが整理されていった…
それが、
ジャケットを見ていると、
よくわかるのです。
全体の流れで異質なのは、
『MANIFESTO』と『AVALON』ですが…
『AVALON』は、
今さら語るまでもない、
1980年代ポップスの名盤であり、
高い完成度を誇る作品として、
評価されています。
デビュー当時、
異形の音楽と言われていた
ROXY MUSICが、
ラストアルバムの時点で、
最高に洗練されたポップスを完成させる…
これは、
そもそも、
バンドの経歴自体がねじ曲がっていることを象徴しています。
バンドの転機は、
再結成後にあったようで…
『MANIFESTO』は、
初期のアバンギャルドな雰囲気と、
ポップさが同居する内容になっています。
しかし、
このアルバムから、
シングルヒット(「Angel Eyes」が生まれ、
バンドは一気にポップな方向へ向かうのでした。
『FRESH + BLOOD』は、
路線変更の第一弾といえる隠れ名盤で、
「Oh, Yeah!」の美しさなどは特筆モノ…
私はむしろ、
『AVALON』よりこちらのアルバムの方が好きだったりします。
ブライアン・フェリーはもともと、
ソウルやボブ・ディランなどを好んではいたものの、
オイラの歌唱力では勝負できないよーっと考えたらしく、
かなり屈折したアレンジを施していたわけですが、
ヒットすればこっちのもんだとばかり、
バンドのポップ化に躊躇しなかったのでしょう。
この、
革新的な音が、
最先端の音として、
大衆音楽に定着するというのは、
クラシックなどを見てもよくわかるように、
かなり前例のあることです。
少し先を行っているアーティストに、
時代が追いつく、
ということでしょう。
これは、
ROCK自体がこのような変遷をたどっており…
そういう意味では、
ROXY MUSICの方法論は、
ROCKの方法論そのものである、
といえます。
最近つくづく、
LED ZEPPELIN、
KING CRIMSON、
そして、
このROXY MUSICこそが、
その屈折の度合い、
独特の美意識、
独自性により、
いかにも、
イギリスらしい、
ブリティッシュ・ロックを体現した
3大バンドである、
と思えるようになってきました。
ちなみに私は、
どのへんのROXY MUSICが好きかといえば、
サード『STRANDE』から
5枚目『SIREN』あたりの、
美形エディ・ジョプソンを擁した、
アヤシく輝いている時期が、
もっとも好きです。
それと…
ファースト&セカンドアルバムの中ジャケの、
極彩色の衣装に身を包んでいる、
メンバーのルックスも好きです(笑)
中学の頃に、
NHKの『ヤングミュージックショー』で見た、
こまわりくんを大きくしてチョビヒゲをはやしたような、
クネクネ踊る、
あまり歌のうまくないヴォーカルは、
(↑ブライアン・フェリーのことだよ(笑)
最初の頃はコワいもの見たさ的な興味であったものの、
長じるに従って、
その耽美的な世界にのめり込み、
ついには、
このような企画モノ(BOXセット)を購入するに至るわけですから、
まぁ…やっぱり、
偉大なバンドなワケです。
スゴいんだよーっ
ROXY MUSICは…
↓そのNHKで見た映像
↓おいおい、こっちのベースはジョン・ウェットンだじょーっ
かっこいいーっ!
ROXY MUSIC BOXセット 10枚組!
中身は、
オリジナルアルバム 8枚と、
シングル(B面およびヴァージョン違いを含む)2枚組
という構成…
紙ジャケ仕様で、
オリジナルアルバムはすべて、
見開きになっています。
まずは、
オリジナルアルバムのジャケを開いて、
発表順に並べてみると…
音を聴くまでもなく、
このバンドの特異性がビジュアルから伝わってきます。
ご存じの通り、
ROXY MUSICのアルバムジャケットは、
グラマラスな女性モデルで飾られていますが、
あらためて見ると…
ファーストは、
わざと画像をブラしていて、
目が4つに見えます…
セカンド『FOR YOUR PLEASURE』は、
女性と思いきや、
性転換した男性…今で言う、ニューハーフ。
たしか、
アマンダ・レアといったような方がモデルをつとめ…
サード『STRANDE』は、
ジャングルっぽい背景に、
真っ赤なドレスのミスマッチ…
4枚目『COUNTRY LIFE』は、
ジャングルシリーズの続きですが、
セカンドに続き、
右側のモデルにニューハーフという噂があり…
5枚目『SIREN』は、
ジェリー・ホール扮する、
妖しくも美しい、
伝説の生き物…
本来ならば、
ここで、
名盤の誉れ高いライブアルバム
『VIVA!』が入りますが、
なぜかこのセットには入っていません。
そして、
いったん解散して、
再結成後の1枚目『MANIFESTO』では、
マネキンになり、
続く『FRESH + BLOOD』は、
ふたたび生身の女性に戻り、
しかも、
何のヒネリもなくなり…
『AVALON』では、
もはやグラマラスな女性の姿は消え…
つまり、
いったん解散するまでの ROXY MUSIC は、
ちょっとヒネリのある、
作為性の認められた美意識に彩られ、
再結成後はそれが整理されていった…
それが、
ジャケットを見ていると、
よくわかるのです。
全体の流れで異質なのは、
『MANIFESTO』と『AVALON』ですが…
『AVALON』は、
今さら語るまでもない、
1980年代ポップスの名盤であり、
高い完成度を誇る作品として、
評価されています。
デビュー当時、
異形の音楽と言われていた
ROXY MUSICが、
ラストアルバムの時点で、
最高に洗練されたポップスを完成させる…
これは、
そもそも、
バンドの経歴自体がねじ曲がっていることを象徴しています。
バンドの転機は、
再結成後にあったようで…
『MANIFESTO』は、
初期のアバンギャルドな雰囲気と、
ポップさが同居する内容になっています。
しかし、
このアルバムから、
シングルヒット(「Angel Eyes」が生まれ、
バンドは一気にポップな方向へ向かうのでした。
『FRESH + BLOOD』は、
路線変更の第一弾といえる隠れ名盤で、
「Oh, Yeah!」の美しさなどは特筆モノ…
私はむしろ、
『AVALON』よりこちらのアルバムの方が好きだったりします。
ブライアン・フェリーはもともと、
ソウルやボブ・ディランなどを好んではいたものの、
オイラの歌唱力では勝負できないよーっと考えたらしく、
かなり屈折したアレンジを施していたわけですが、
ヒットすればこっちのもんだとばかり、
バンドのポップ化に躊躇しなかったのでしょう。
この、
革新的な音が、
最先端の音として、
大衆音楽に定着するというのは、
クラシックなどを見てもよくわかるように、
かなり前例のあることです。
少し先を行っているアーティストに、
時代が追いつく、
ということでしょう。
これは、
ROCK自体がこのような変遷をたどっており…
そういう意味では、
ROXY MUSICの方法論は、
ROCKの方法論そのものである、
といえます。
最近つくづく、
LED ZEPPELIN、
KING CRIMSON、
そして、
このROXY MUSICこそが、
その屈折の度合い、
独特の美意識、
独自性により、
いかにも、
イギリスらしい、
ブリティッシュ・ロックを体現した
3大バンドである、
と思えるようになってきました。
ちなみに私は、
どのへんのROXY MUSICが好きかといえば、
サード『STRANDE』から
5枚目『SIREN』あたりの、
美形エディ・ジョプソンを擁した、
アヤシく輝いている時期が、
もっとも好きです。
それと…
ファースト&セカンドアルバムの中ジャケの、
極彩色の衣装に身を包んでいる、
メンバーのルックスも好きです(笑)
中学の頃に、
NHKの『ヤングミュージックショー』で見た、
こまわりくんを大きくしてチョビヒゲをはやしたような、
クネクネ踊る、
あまり歌のうまくないヴォーカルは、
(↑ブライアン・フェリーのことだよ(笑)
最初の頃はコワいもの見たさ的な興味であったものの、
長じるに従って、
その耽美的な世界にのめり込み、
ついには、
このような企画モノ(BOXセット)を購入するに至るわけですから、
まぁ…やっぱり、
偉大なバンドなワケです。
スゴいんだよーっ
ROXY MUSICは…
↓そのNHKで見た映像
↓おいおい、こっちのベースはジョン・ウェットンだじょーっ
かっこいいーっ!