「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2015/06/21 (Sun)
先週、
「松田優作DVDマガジン」について語り、
「今振り返ると、
とてもよい時代だったと、
思えて仕方ありません。」などと、
私たちが青年期を過ごした、
1970年代後半の東京の姿を懐かしんでいたら…
なんと!
昨日は高校のクラス会で、
しかも会場が、
「松田優作DVDマガジン」の出版元である、
K社の最寄り駅である、
護国寺駅下車のイタリア料理店という、
神の啓示のような流れになりました。
K社の正面玄関前には、
デカデカと優作アニキのポスターが…
旬のネタだなーっ、
これからアノ時代へ戻ってきまーっす、
と仁義を切り(笑)
クラス会へ向かいました。
私たちのクラス会は恒例になっており、
2010年頃から、
毎年6月第三土曜日に開催されることになっています。
なんだって…
一年でいちばん雨の多い時期にやるんだよ…
と初めの頃こそ文句タラタラでしたが、
今年は幹事などをやるまでに至り、
すっかり常連メンバー化しております。
幹事となると、
そこは「食」に関わる商売についている身ですから、
知り合いの有名シェフに頼み、
一次会のお店を予約し、
二次会はその近辺でいちばんおもしろそうな、
酒にこだわったバーを予約するなど、
考えられるだけの趣向を凝らしました。
おかげで評判は上々…
参加者の楽しそうな表情を見ると、
ああ…やってよかったなぁと、
これまた、
サービス業の性が出てしまうのでありました。
昔の仲間の集まりを企画すると、
とりあえず健康で、
生活が安定していて、
それなりに余裕のある人が出てくるようで、
話題も明るく、
終始なごやかに時が過ぎます。
仲間の1人が、
スナップショットをいくつか撮ってくれましたが、
自分の表情が、
信じられないくらい穏やかなことに驚きました。
無防備と言ってもいいかな?
仕事中には絶対見られない表情(笑)
当時の担任の先生も、
70台の半ばになりながら、
毎年前向きな話題をふりまき、
みんなの驚きのネタとなっております。
このクラス会と、
年末のライブ忘年会が、
私が素に戻る貴重な時間なのです。
年に2日だけ…
シンデレラよりキビシイ環境かも(笑)
「松田優作DVDマガジン」について語り、
「今振り返ると、
とてもよい時代だったと、
思えて仕方ありません。」などと、
私たちが青年期を過ごした、
1970年代後半の東京の姿を懐かしんでいたら…
なんと!
昨日は高校のクラス会で、
しかも会場が、
「松田優作DVDマガジン」の出版元である、
K社の最寄り駅である、
護国寺駅下車のイタリア料理店という、
神の啓示のような流れになりました。
K社の正面玄関前には、
デカデカと優作アニキのポスターが…
旬のネタだなーっ、
これからアノ時代へ戻ってきまーっす、
と仁義を切り(笑)
クラス会へ向かいました。
私たちのクラス会は恒例になっており、
2010年頃から、
毎年6月第三土曜日に開催されることになっています。
なんだって…
一年でいちばん雨の多い時期にやるんだよ…
と初めの頃こそ文句タラタラでしたが、
今年は幹事などをやるまでに至り、
すっかり常連メンバー化しております。
幹事となると、
そこは「食」に関わる商売についている身ですから、
知り合いの有名シェフに頼み、
一次会のお店を予約し、
二次会はその近辺でいちばんおもしろそうな、
酒にこだわったバーを予約するなど、
考えられるだけの趣向を凝らしました。
おかげで評判は上々…
参加者の楽しそうな表情を見ると、
ああ…やってよかったなぁと、
これまた、
サービス業の性が出てしまうのでありました。
昔の仲間の集まりを企画すると、
とりあえず健康で、
生活が安定していて、
それなりに余裕のある人が出てくるようで、
話題も明るく、
終始なごやかに時が過ぎます。
仲間の1人が、
スナップショットをいくつか撮ってくれましたが、
自分の表情が、
信じられないくらい穏やかなことに驚きました。
無防備と言ってもいいかな?
仕事中には絶対見られない表情(笑)
当時の担任の先生も、
70台の半ばになりながら、
毎年前向きな話題をふりまき、
みんなの驚きのネタとなっております。
このクラス会と、
年末のライブ忘年会が、
私が素に戻る貴重な時間なのです。
年に2日だけ…
シンデレラよりキビシイ環境かも(笑)
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★2015/06/14 (Sun)
創刊号特別価格 760円!(←税抜き価格!)
に惑わされ…
出版社の策略に乗ってしまいました(笑)
とりあえず第2号を手に入れたところです。
優作さんが亡くなって、
30年近くが経過していますが、
なんとなく記憶から遠ざかろうとすると、
世の中の話題に上がり、
ふたたび私のアタマの中を占拠する…
これを繰り返しているのであります。
いつの時代でも、
誰かが語ろうとする…
稀代の名優であった証でしょうね。
息子も「パッカーンっ」とがんばっているし…(笑)
今回のDVDマガジンは、
毎号に彼の出演作が収録されているのですが、
第13号まではTVシリーズ「探偵物語」を、
笑える予告編も含めて完全収録しています。
かつてVHSで全編を持っていた私は、
いつかDVDで揃え直そうと思っていたので、
これはいい機会と思い、
まずはそこまでいこうと思っていますが…
第2号からは1,520円(←いつも表示は税抜き価格(笑)なんですよー。
しばらくは、
毎月のCD購入を1枚分控えなくては…
第14号以降は、
映画が一本ずつ収録されるようですが、
さすがにこのへんの作品は、
すでにDVD(デジタルリマスターされたヤツだったりして)
で揃えてあるものも多く、
『野獣死すべし』
遊戯3部作のうち『殺人遊戯』など、
ダブりが多いので、
気になる作品だけつまみ食いしようか、
などと考えております。
どうせTVシリーズを収録するなら、
『俺たちの勲章』とか
『大都会パート2』を入れてほしかったですね。
このへんは個人的に、
とくに思い入れのある作品なのです。
『探偵物語』や『太陽にほえろ』なども含め、
優作さんの作品で見ることができる、
都会の光景はまさに、
私たちが青年期を過ごした、
リアルな東京の姿であり、
今振り返ると、
とてもよい時代だったと、
思えて仕方ありません。
少しギラギラして、
いかがわしい雰囲気満載ですが、
夢というか希望というか、
みんなが、
「何かおもしろいことできそう」と思えた時代…
ああ…桃源郷は遠くになりけり、
そんな感じですね。
↓生きていたら70近くなっているわけですが、
この方だけはどうなっていたか、
まったく想像がつかないですね。
に惑わされ…
出版社の策略に乗ってしまいました(笑)
とりあえず第2号を手に入れたところです。
優作さんが亡くなって、
30年近くが経過していますが、
なんとなく記憶から遠ざかろうとすると、
世の中の話題に上がり、
ふたたび私のアタマの中を占拠する…
これを繰り返しているのであります。
いつの時代でも、
誰かが語ろうとする…
稀代の名優であった証でしょうね。
息子も「パッカーンっ」とがんばっているし…(笑)
今回のDVDマガジンは、
毎号に彼の出演作が収録されているのですが、
第13号まではTVシリーズ「探偵物語」を、
笑える予告編も含めて完全収録しています。
かつてVHSで全編を持っていた私は、
いつかDVDで揃え直そうと思っていたので、
これはいい機会と思い、
まずはそこまでいこうと思っていますが…
第2号からは1,520円(←いつも表示は税抜き価格(笑)なんですよー。
しばらくは、
毎月のCD購入を1枚分控えなくては…
第14号以降は、
映画が一本ずつ収録されるようですが、
さすがにこのへんの作品は、
すでにDVD(デジタルリマスターされたヤツだったりして)
で揃えてあるものも多く、
『野獣死すべし』
遊戯3部作のうち『殺人遊戯』など、
ダブりが多いので、
気になる作品だけつまみ食いしようか、
などと考えております。
どうせTVシリーズを収録するなら、
『俺たちの勲章』とか
『大都会パート2』を入れてほしかったですね。
このへんは個人的に、
とくに思い入れのある作品なのです。
『探偵物語』や『太陽にほえろ』なども含め、
優作さんの作品で見ることができる、
都会の光景はまさに、
私たちが青年期を過ごした、
リアルな東京の姿であり、
今振り返ると、
とてもよい時代だったと、
思えて仕方ありません。
少しギラギラして、
いかがわしい雰囲気満載ですが、
夢というか希望というか、
みんなが、
「何かおもしろいことできそう」と思えた時代…
ああ…桃源郷は遠くになりけり、
そんな感じですね。
↓生きていたら70近くなっているわけですが、
この方だけはどうなっていたか、
まったく想像がつかないですね。
★2015/06/07 (Sun)
ロビン・トロワーの初期5作が、
(クリサリス・レーベル時代)
デジタル・リマスター化され、
紙ジャケ仕様で再発売…
というニュースを見たのは、
かなり以前のことでした。
まぁ…5月末のことだし、
間近になって手配すればいいだろう…
と多寡をくくっていたら、
忙しさのあまり、
つい失念してしまい…
再び気がついたのは、
発売日から1週間ほど経ってからのことでした。
ああ、すっかり忘れていた…
といつものネットショップを開いてみると、
お取り寄せ商品…
8日から15日で入荷との表示が出ます。
あれ?
別のネットショップを開いてみると、
5枚のうちの1枚が、
販売終了とのこと。
もしかして売れているの?
意外だなぁ…今頃になって、
ロビン・トロワーだぜーっ?
あわてて、
大型のCDショップへ駆け込んでみると、
こちらの店頭には、
ロビン・トロワーのロの字もなく、
店員に尋ねてみると、
発売から2〜3日で売れてしまい、
在庫がありませんとのこと。
これはマズい。
買い逃すかも…
慌てて、
あちらこちらと手配をして、
ようやく数枚を手に入れることができました。
今では、
ネットショップの在庫も復活したようで…
どうやら一時的な欠品だったようで、
こんなに売れると思わず、
あわてて増産したのかなぁ…
あまり慌てさせないでほしいものです。
こうして手にしたロビン・トロワーですが、
何十年ぶりかで再開したこの音は、
まぎれもなく1970年代…
追憶のジミ・ヘンドリックス・サウンドであります。
ロビン・トロワーは、
「青い影」で有名なプロコル・ハルムのギタリストでしたが、
1971年頃にバンドを脱退。
1973年にクリサリス・レーベルと契約し、
以降ソロとして活動。
セカンド・アルバム『Bridge of Sight(魂のギター)』が大ヒット、
その後も『Robin Trower LIVE!』などの名作を残し、
とくにアメリカで人気の高いギタリストでした。
サウンドはズバリ、
ジミ・ヘンドリックス!
1980年代に、
スティヴィー・レイヴォーンが現れるまで、
ジミの後継者と言われておりました。
それほど、
気合いの入ったフォロワーだったのです。
その美しい、
ストラトキャスター・サウンドは絶品で、
思わず聴き惚れてしまうほど。
レイヴォーンはカントリーの要素があり、
カラっとした響きが特徴でしたが、
ロビンは徹頭徹尾ブルース一本勝負で、
かなりウェッティな情緒を発散させる点が、
大きく異なっております。
ちなみに、
ギターのトーンこそ、
ジミヘンそっくりではあるものの、
ジミより繊細なタッチでプレイをします。
このあたりがイギリス人っぽいところかもしれません。
私は彼のこんなところが好みなんですね。
リズムの切れがよく、
指使いがとても繊細。
また、
極端にスローなテンポを得意としており、
そのヘヴィーさは、
聴いているとソファにめり込んでいくような錯覚に陥るほど…
トリップしてるのかな?(笑)
おもしろいのは、
ライヴ・アルバムなどを聴いていると、
部分的に、
同年代のジミヘン・フォロワーたちのライヴ…
ウルリッヒ・ロス、
スコーピオンズ時代の
『Tokyo Tapes(蠍団爆発)』の、
「Fly to the Rainbow」後半部分、
フランク・マリノは、
『Mahogany Rush LIVE』のメドレー、
「Talkin' Bout a Feelin'」など、
曲展開やギターのフレーズに、
きわめてよく似た部分が見つかることです。
みんな同じようなことを考えていたのかな?
リズム・セクションに、
元スライ&ファミリー・ストーンのメンバーを起用するあたり、
ブルースの先にファンクを意識していたようで、
このへんのセンスもジミヘンゆずり。
ベースのジェイムズ・デュワーの声と歌い方は、
ポール・ロジャースそっくりで、
これまたロビンのギターとの相性がよく、
このへんがアメリカで人気が出た要因かもしれません。
ちなみに、
ブルース一筋で繊細なギターを弾くロビンですが、
人間性というか性格には「?」な部分が多く、
ミュージシャン仲間からはいい評判を聞いたことがなく、
来日時にCharがインタビューした、
ミュージック・ライフの記事を読んでも、
質問に答えなかったりする個所が多く、
かなり手こずった印象を受けたりしました。
職人に偏屈な人が多いというので、
それと同じでしょうか?(笑)
ジミヘンの残した作品は、
今聴いても色褪せていないものが多いのと同じで、
フォロワーズたちの作品も、
今聴くとかなりおもしろいものがあると思いました。
個人的には、
ジャズをそこそこ身につけた後に、
アコースティック・ブルースを身につけたいと思っているので、
ロビンのアプローチはたいへん参考になります。
手に入れられてよかったなぁ…
おそらく、
ロビン・トロワーの5枚は、
間もなく売り切れますよ。
興味を持たれた方はお早めに。
↓KISSのピーター・クリスに似ていると思うのですが…
ちなみに、
最近は前髪がすっきりしてしまったので、
(一般的にはハゲたという…)
そんなに違和感はありません。
前髪パッツンがいけなかったのかなぁ…
(クリサリス・レーベル時代)
デジタル・リマスター化され、
紙ジャケ仕様で再発売…
というニュースを見たのは、
かなり以前のことでした。
まぁ…5月末のことだし、
間近になって手配すればいいだろう…
と多寡をくくっていたら、
忙しさのあまり、
つい失念してしまい…
再び気がついたのは、
発売日から1週間ほど経ってからのことでした。
ああ、すっかり忘れていた…
といつものネットショップを開いてみると、
お取り寄せ商品…
8日から15日で入荷との表示が出ます。
あれ?
別のネットショップを開いてみると、
5枚のうちの1枚が、
販売終了とのこと。
もしかして売れているの?
意外だなぁ…今頃になって、
ロビン・トロワーだぜーっ?
あわてて、
大型のCDショップへ駆け込んでみると、
こちらの店頭には、
ロビン・トロワーのロの字もなく、
店員に尋ねてみると、
発売から2〜3日で売れてしまい、
在庫がありませんとのこと。
これはマズい。
買い逃すかも…
慌てて、
あちらこちらと手配をして、
ようやく数枚を手に入れることができました。
今では、
ネットショップの在庫も復活したようで…
どうやら一時的な欠品だったようで、
こんなに売れると思わず、
あわてて増産したのかなぁ…
あまり慌てさせないでほしいものです。
こうして手にしたロビン・トロワーですが、
何十年ぶりかで再開したこの音は、
まぎれもなく1970年代…
追憶のジミ・ヘンドリックス・サウンドであります。
ロビン・トロワーは、
「青い影」で有名なプロコル・ハルムのギタリストでしたが、
1971年頃にバンドを脱退。
1973年にクリサリス・レーベルと契約し、
以降ソロとして活動。
セカンド・アルバム『Bridge of Sight(魂のギター)』が大ヒット、
その後も『Robin Trower LIVE!』などの名作を残し、
とくにアメリカで人気の高いギタリストでした。
サウンドはズバリ、
ジミ・ヘンドリックス!
1980年代に、
スティヴィー・レイヴォーンが現れるまで、
ジミの後継者と言われておりました。
それほど、
気合いの入ったフォロワーだったのです。
その美しい、
ストラトキャスター・サウンドは絶品で、
思わず聴き惚れてしまうほど。
レイヴォーンはカントリーの要素があり、
カラっとした響きが特徴でしたが、
ロビンは徹頭徹尾ブルース一本勝負で、
かなりウェッティな情緒を発散させる点が、
大きく異なっております。
ちなみに、
ギターのトーンこそ、
ジミヘンそっくりではあるものの、
ジミより繊細なタッチでプレイをします。
このあたりがイギリス人っぽいところかもしれません。
私は彼のこんなところが好みなんですね。
リズムの切れがよく、
指使いがとても繊細。
また、
極端にスローなテンポを得意としており、
そのヘヴィーさは、
聴いているとソファにめり込んでいくような錯覚に陥るほど…
トリップしてるのかな?(笑)
おもしろいのは、
ライヴ・アルバムなどを聴いていると、
部分的に、
同年代のジミヘン・フォロワーたちのライヴ…
ウルリッヒ・ロス、
スコーピオンズ時代の
『Tokyo Tapes(蠍団爆発)』の、
「Fly to the Rainbow」後半部分、
フランク・マリノは、
『Mahogany Rush LIVE』のメドレー、
「Talkin' Bout a Feelin'」など、
曲展開やギターのフレーズに、
きわめてよく似た部分が見つかることです。
みんな同じようなことを考えていたのかな?
リズム・セクションに、
元スライ&ファミリー・ストーンのメンバーを起用するあたり、
ブルースの先にファンクを意識していたようで、
このへんのセンスもジミヘンゆずり。
ベースのジェイムズ・デュワーの声と歌い方は、
ポール・ロジャースそっくりで、
これまたロビンのギターとの相性がよく、
このへんがアメリカで人気が出た要因かもしれません。
ちなみに、
ブルース一筋で繊細なギターを弾くロビンですが、
人間性というか性格には「?」な部分が多く、
ミュージシャン仲間からはいい評判を聞いたことがなく、
来日時にCharがインタビューした、
ミュージック・ライフの記事を読んでも、
質問に答えなかったりする個所が多く、
かなり手こずった印象を受けたりしました。
職人に偏屈な人が多いというので、
それと同じでしょうか?(笑)
ジミヘンの残した作品は、
今聴いても色褪せていないものが多いのと同じで、
フォロワーズたちの作品も、
今聴くとかなりおもしろいものがあると思いました。
個人的には、
ジャズをそこそこ身につけた後に、
アコースティック・ブルースを身につけたいと思っているので、
ロビンのアプローチはたいへん参考になります。
手に入れられてよかったなぁ…
おそらく、
ロビン・トロワーの5枚は、
間もなく売り切れますよ。
興味を持たれた方はお早めに。
↓KISSのピーター・クリスに似ていると思うのですが…
ちなみに、
最近は前髪がすっきりしてしまったので、
(一般的にはハゲたという…)
そんなに違和感はありません。
前髪パッツンがいけなかったのかなぁ…
★2015/05/17 (Sun)
BBキングが逝去されました。
89歳、
長年にわたり糖尿病を患っていたことは、
よく知られていました。
80歳を過ぎてからもステージはこなしていましたが、
椅子に腰掛け、
イントロのギター…
それもチョーキング一発
「チュイーン!」…
だけ弾いて、
聴衆を満足させてしまうという(笑)
もはや名人芸の境地に達していたことも、
これまたよく知られていたことです。
かふいう高齢者にわたしはなりたい…
さてBBキングといえば、
ゴージャスなホーンセクションを入れたアレンジが有名ですが、
5/2(土)NHK-BSで放映された、
「名盤ドキュメント RCサクセション『シングル・マン』」も、
タワー・オブ・パワーのホーンセクションが参加したことで
有名な作品です。
なぜ、
このタイミングで『シングル・マン』なのか?
それは、
リニューアル発売を記念して、
というレコード会社さんの事情によるもの、
などということはさておき…
このアルバムは、
3人編成時代のRCサクセションの最後の作品にして、
不朽の名作であると言われながら、
長らく廃盤の憂き目に会っていたという、
いわくつきの作品です。
5人編成になったRCサクセションが
破竹の勢いで世に出る中、
これを再発してほしいというファンの動きにより、
1980年に復活したのです。
もしも彼らが成功していなかったら、
おそらく二度と世に出ることはなかったでしょう。
私は当時、
すでに『シングル・マン』を聴いていましたが、
正直なところ、
「スローバラード」を除いて、
その魅力がよくわかりませんでした。
フォークなのに、
なぜかホーンセクションが入っていて、
ソウルっぽい雰囲気もあり、
ちょっと散漫な印象を受けたものです。
もともと、
フォークが大嫌いだった私には、
歌詞が私小説っぽく、
かなりヘヴィーであったことも、
敬遠する理由になったと思います。
それが…今回、
番組で、
この作品の背景を紹介され、
さらに各トラックのバランスを変え、
原曲のイメージを前面に出した音を聴くに至り、
ああ…いい作品じゃないか、
と思うようになったのです。
そして、
30年ぶりに、
もう一度聴き直してみた、
という次第です。
おもしろかったのは、
私が1980年当時に感じた、
ホーンセクションに対する違和感は、
じつはキヨシローさんも同じであったということ。
キヨシローさんは、
この3人でできる“ソウル”を目指していたのでしょう。
ホーンセクションを入れるのはいいが、
作り込みが不十分で、
短絡的に“ソウル”をイメージさせる音にしかならなかったことを、
嫌がっていたものと思われます。
しかも、
当時全盛だったニュー・ミュージック的なアレンジも、
随所に散りばめられており…
これが当時の私の耳には、
散漫な印象に聴こえた原因だったと思います。
今となってみると、
ニュー・ミュージックというものが何であったか、
しっかりと理解できているので、
冷静に聴くことができるのです。
さて、
私が今回感銘を受けたのは、
「うわの空」という曲で、
この独特の浮遊感は、
ジミヘンの「エンジェル」や、
フェイセズの「デブリ」を想起させ、
歌詞の解釈からは、
ユーミンの「海を見ていた午後」の男性版、
という見方もでき、
とても魅力的な作品だと思いました。
女性から急に別れ話を告げられると、
男性はアタマが真っ白になり、
フワフワしちゃうんですね(笑)
反対に女性は、
そのときの光景を冷静に記憶しているという…
悲しい男の性(さが)
番組の中では、
この曲の破簾ケンチのギターを絶賛していましたが…
たしかに、
この感じはなかなか出せないでしょう。
フレーズ弾くと同時にハーモニクスが出る…
ミックスダウンで、
ヴォリュームを下げられてしまったのは、
惜しいことです。
リンコさんのウッドベースも、
かなりの腕前だということがわかり、
あらためて、
この3人はおもしろい組み合わせだったんだなぁ…
ということを痛感しました。
RCサクセションのスタジオ作品は、
この後、
ライブアルバムをはさんで、
『PLEASE』になります。
ここへ至ると、
ホーンセクションの使い方もうまくなり、
歌詞もオブラートでくるんだように、
直接的な毒を感じさせない表現になり、
なるほど、
1980年代を代表するサウンドに仕上がっているのですが、
ここに至る原動力が、
『シングル・マン』で味わった、
強烈な挫折感であったとすると、
今回のNHKは、
非常に興味深い検証をしたことになります。
BBキングのような名人芸を確立するのは、
並大抵のことではないのです。
キヨシローさんが高齢になったら、
何をどうやって表現するのだろうか?
レコードは文字通り、
その瞬間の記録であることを実感した、
『シングル・マン』でした。
89歳、
長年にわたり糖尿病を患っていたことは、
よく知られていました。
80歳を過ぎてからもステージはこなしていましたが、
椅子に腰掛け、
イントロのギター…
それもチョーキング一発
「チュイーン!」…
だけ弾いて、
聴衆を満足させてしまうという(笑)
もはや名人芸の境地に達していたことも、
これまたよく知られていたことです。
かふいう高齢者にわたしはなりたい…
さてBBキングといえば、
ゴージャスなホーンセクションを入れたアレンジが有名ですが、
5/2(土)NHK-BSで放映された、
「名盤ドキュメント RCサクセション『シングル・マン』」も、
タワー・オブ・パワーのホーンセクションが参加したことで
有名な作品です。
なぜ、
このタイミングで『シングル・マン』なのか?
それは、
リニューアル発売を記念して、
というレコード会社さんの事情によるもの、
などということはさておき…
このアルバムは、
3人編成時代のRCサクセションの最後の作品にして、
不朽の名作であると言われながら、
長らく廃盤の憂き目に会っていたという、
いわくつきの作品です。
5人編成になったRCサクセションが
破竹の勢いで世に出る中、
これを再発してほしいというファンの動きにより、
1980年に復活したのです。
もしも彼らが成功していなかったら、
おそらく二度と世に出ることはなかったでしょう。
私は当時、
すでに『シングル・マン』を聴いていましたが、
正直なところ、
「スローバラード」を除いて、
その魅力がよくわかりませんでした。
フォークなのに、
なぜかホーンセクションが入っていて、
ソウルっぽい雰囲気もあり、
ちょっと散漫な印象を受けたものです。
もともと、
フォークが大嫌いだった私には、
歌詞が私小説っぽく、
かなりヘヴィーであったことも、
敬遠する理由になったと思います。
それが…今回、
番組で、
この作品の背景を紹介され、
さらに各トラックのバランスを変え、
原曲のイメージを前面に出した音を聴くに至り、
ああ…いい作品じゃないか、
と思うようになったのです。
そして、
30年ぶりに、
もう一度聴き直してみた、
という次第です。
おもしろかったのは、
私が1980年当時に感じた、
ホーンセクションに対する違和感は、
じつはキヨシローさんも同じであったということ。
キヨシローさんは、
この3人でできる“ソウル”を目指していたのでしょう。
ホーンセクションを入れるのはいいが、
作り込みが不十分で、
短絡的に“ソウル”をイメージさせる音にしかならなかったことを、
嫌がっていたものと思われます。
しかも、
当時全盛だったニュー・ミュージック的なアレンジも、
随所に散りばめられており…
これが当時の私の耳には、
散漫な印象に聴こえた原因だったと思います。
今となってみると、
ニュー・ミュージックというものが何であったか、
しっかりと理解できているので、
冷静に聴くことができるのです。
さて、
私が今回感銘を受けたのは、
「うわの空」という曲で、
この独特の浮遊感は、
ジミヘンの「エンジェル」や、
フェイセズの「デブリ」を想起させ、
歌詞の解釈からは、
ユーミンの「海を見ていた午後」の男性版、
という見方もでき、
とても魅力的な作品だと思いました。
女性から急に別れ話を告げられると、
男性はアタマが真っ白になり、
フワフワしちゃうんですね(笑)
反対に女性は、
そのときの光景を冷静に記憶しているという…
悲しい男の性(さが)
番組の中では、
この曲の破簾ケンチのギターを絶賛していましたが…
たしかに、
この感じはなかなか出せないでしょう。
フレーズ弾くと同時にハーモニクスが出る…
ミックスダウンで、
ヴォリュームを下げられてしまったのは、
惜しいことです。
リンコさんのウッドベースも、
かなりの腕前だということがわかり、
あらためて、
この3人はおもしろい組み合わせだったんだなぁ…
ということを痛感しました。
RCサクセションのスタジオ作品は、
この後、
ライブアルバムをはさんで、
『PLEASE』になります。
ここへ至ると、
ホーンセクションの使い方もうまくなり、
歌詞もオブラートでくるんだように、
直接的な毒を感じさせない表現になり、
なるほど、
1980年代を代表するサウンドに仕上がっているのですが、
ここに至る原動力が、
『シングル・マン』で味わった、
強烈な挫折感であったとすると、
今回のNHKは、
非常に興味深い検証をしたことになります。
BBキングのような名人芸を確立するのは、
並大抵のことではないのです。
キヨシローさんが高齢になったら、
何をどうやって表現するのだろうか?
レコードは文字通り、
その瞬間の記録であることを実感した、
『シングル・マン』でした。
★2015/05/06 (Wed)
今日でGWも終わりですが、
みなさんはいかがお過ごしでしょう?
私はプライベートでバタバタしていたので、
昨日までは動くことができませんでしたが、
今日はどこかへ行こうと思い立ち、
千葉県は市原市の養老渓谷へ行ってきました。
一泊するほど時間に余裕もなく、
とはいえ、
小旅行気分を味わいたい…
そこで思いついたのが、
小湊鉄道でした。
JR内房線の五井から、
養老渓谷を通り上総中野へ抜けるローカル私鉄です。
終着の上総中野では第三セクターのいすみ鉄道に連絡。
こちらは大多喜を経由してJR外房線の大原へ抜けます。
五井は東京から1時間…
いわゆる通勤圏の距離です。
そんな雰囲気に似合わないのが、
この駅の片隅から発着する、
赤とクリームの2両編成の気動車。
これが小湊鉄道です。
昭和40〜50年代製造の、
古色蒼然とした車両たちが、
いまだ都市開発の手の届かない風景の中を走る…
気分は昭和そのまま。
まるで時間が止まっているような錯覚にとらわれてしまいます。
それゆえに、
小湊鉄道は鉄道ファンの間で人気が高く、
関東の名駅100選の上位にランクインされたりするのです。
↓五井を一歩出ると、
そこは田園風景。
国鉄からJRへ移行して、
地方ローカル線にも近代的な車両が走るようになった現在。
こんな風景に出会うには、
寅さんの映画でも見るしかありません。
養老渓谷は、
こんな雰囲気の中、
五井からゴトゴトと1時間程度揺られたところにあります。
渓谷は駅から歩くと、
およそ30分ぐらいの、
旧温泉街から四方へ伸びていて、
最深部まで行くと、
滝がたくさんあったりしますが、
そこまで行くには、
けっこう気合いを入れなければならず、
今回はもっと手前をブラブラするにとどめました。
旧温泉街にはかつての賑やかさはなく、
廃館になった旅館がそのまま残され、
荒れ放題になっていたりで、
物悲しい雰囲気がただよっています。
今回は、
この場末感というか…
終末感みたいなものが、
かえって心地よかったりしました(笑)
とはいえ、
頼朝ゆかりの観音様や、
絶景の吊り橋などもあり、
けっこう見どころもあります。
渓谷というのは、
目に見える景色だけでなく、
体で感じる気温や、
川のせせらぎの音など、
五感総出で、
癒される場所です。
そこにいるだけで…
ボーっとしているだけで効くのがよいのです。
マイナスイオンが体にしみわたる〜(笑)
それにしても、
旅行を演出する鉄道車両の効果には絶大なものがあり、
もし小湊鉄道が近代的な銀色の車両だったら、
ここまで渓谷の効果は高まらないだろうと思いました。
何でもかんでも近代化されればいい、
というものではありませんね。
↓停車中にじっくり撮影できるのもローカル線ならでは…
それにしてもいい顔しているキハ20
みなさんはいかがお過ごしでしょう?
私はプライベートでバタバタしていたので、
昨日までは動くことができませんでしたが、
今日はどこかへ行こうと思い立ち、
千葉県は市原市の養老渓谷へ行ってきました。
一泊するほど時間に余裕もなく、
とはいえ、
小旅行気分を味わいたい…
そこで思いついたのが、
小湊鉄道でした。
JR内房線の五井から、
養老渓谷を通り上総中野へ抜けるローカル私鉄です。
終着の上総中野では第三セクターのいすみ鉄道に連絡。
こちらは大多喜を経由してJR外房線の大原へ抜けます。
五井は東京から1時間…
いわゆる通勤圏の距離です。
そんな雰囲気に似合わないのが、
この駅の片隅から発着する、
赤とクリームの2両編成の気動車。
これが小湊鉄道です。
昭和40〜50年代製造の、
古色蒼然とした車両たちが、
いまだ都市開発の手の届かない風景の中を走る…
気分は昭和そのまま。
まるで時間が止まっているような錯覚にとらわれてしまいます。
それゆえに、
小湊鉄道は鉄道ファンの間で人気が高く、
関東の名駅100選の上位にランクインされたりするのです。
↓五井を一歩出ると、
そこは田園風景。
国鉄からJRへ移行して、
地方ローカル線にも近代的な車両が走るようになった現在。
こんな風景に出会うには、
寅さんの映画でも見るしかありません。
養老渓谷は、
こんな雰囲気の中、
五井からゴトゴトと1時間程度揺られたところにあります。
渓谷は駅から歩くと、
およそ30分ぐらいの、
旧温泉街から四方へ伸びていて、
最深部まで行くと、
滝がたくさんあったりしますが、
そこまで行くには、
けっこう気合いを入れなければならず、
今回はもっと手前をブラブラするにとどめました。
旧温泉街にはかつての賑やかさはなく、
廃館になった旅館がそのまま残され、
荒れ放題になっていたりで、
物悲しい雰囲気がただよっています。
今回は、
この場末感というか…
終末感みたいなものが、
かえって心地よかったりしました(笑)
とはいえ、
頼朝ゆかりの観音様や、
絶景の吊り橋などもあり、
けっこう見どころもあります。
渓谷というのは、
目に見える景色だけでなく、
体で感じる気温や、
川のせせらぎの音など、
五感総出で、
癒される場所です。
そこにいるだけで…
ボーっとしているだけで効くのがよいのです。
マイナスイオンが体にしみわたる〜(笑)
それにしても、
旅行を演出する鉄道車両の効果には絶大なものがあり、
もし小湊鉄道が近代的な銀色の車両だったら、
ここまで渓谷の効果は高まらないだろうと思いました。
何でもかんでも近代化されればいい、
というものではありませんね。
↓停車中にじっくり撮影できるのもローカル線ならでは…
それにしてもいい顔しているキハ20