「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2016/01/10 (Sun)
「海賊盤」
今では一般的に、
違法コピーして作成された映画を指す単語になっていますが、
我々がティーンの頃はそうではなく、
コンサート会場で非公式に録音されたライヴ盤を意味していました。
新宿には「海賊盤」専門店が存在しており、
適当に作成された安っぽいジャケットのクセに、
正規のアルバムより高値がつけられたレコードが、
店内狭しと並んでいたものです。
ライヴアルバムを発表しないアーティストや、
正規のライヴアルバムとは違った選曲を求めて、
我々はこの禁断の領域に手をのばしました。
私も第3期ディープ・パープルの海賊盤を集めたものです。
中には、
正規のライヴアルバムをはるかにしのぐ演奏で、
マニアの間で名盤扱いされるレコードもあり、
有名なLED ZEPPELINのコピーバンドは、
「197X年X月X日の海賊盤ヴァージョン」をいくつか再現して、
話題になっていました。
昨年末から、
私がよく聴いているのは、
かつては、
そのような「海賊盤」の名盤として扱われていた、
トッド・ラングレン&ユートピアの、
1978年8月、
サンフランシスコはオールド・ウォルドーフにおけるライヴです。
(『LIVE 1978 LIVE AT THE OLD WALDORF』)
「海賊盤」とは言え、
この盤は、
コンサート会場のPA卓からライン録りされており、
当時はこれを地元FM局がオン・エアしたということで、
音質的にはまったく問題のないものです。
ただ、
そのせいで、
観客の声がほとんど入っておらず、
臨場感には欠けるのですが、
今回はこのマスターテープに手を加え、
晴れて正規盤として発売されたのでした。
選曲は、
ソロ活動からの作品と、
ユートピア名義の作品で、
バランスよく構成されており、
当時ユートピアの最新作であった、
『OOPS, WRONG PLANET(悪夢の惑星)』からも、
数曲演奏されております。
一方、
トッドはこの時期に、
『BACK TO THE BARS』という、
ベストアルバム的な選曲をした、
正規のライヴ・アルバムを発表しています。
こちらは、
ソロ活動の延長っぽく、
多数のゲストを含めた大編成のバンドで、
選曲もソロ活動の作品で占められていますが、
どうやら今回のユートピアのライヴは、
この作品と対になっている位置付けのようです。
ユートピアはシンプルな4人編成のため、
演奏がきわめてタイトでまとまりがよく、
私は『BACK TO THE BARS』より本作の方が、
はるかにすぐれたライヴ・アルバムと評価しています。
4人全員がヴォーカルをとれることに加え、
他の楽器もこなせるようで、
途中で担当楽器を変えた演奏も入っており、
飽きのこない構成になっています。
(ちなみに、
その部分でトッドはドラムを叩いています)
演奏は、
これがライン録りの直音源だとしたら、
信じられないくらい完璧な演奏で、
まったく破綻していないことに驚かされます。
全盛期のトッドの、
ソロとバンド両方からベストな選曲なので、
当然、
珠玉のメロディのオンパレードになるわけですが、
それを完璧に演奏されたら、
こりゃたまらんらん…と、
私は見事にヤラレてしまいました。
トッド未体験の方には、
ぜひおススメしたいほど、
素晴らしい作品です。
トッドはあまり、
ギタリストとして注目されることはありませんが、
私はユートピア時代の、
ちょっとスペーシーでグニョグニョした音が大好きです。
いかにも、
エフェクターで歪ませましたーっ的な音に、
エコーやフランジャーをかまして、
のけぞりながら弾きまくるトッドが、
とても微笑ましいのです。
愛用のギターは、
ギブソンSGと、
フェンダー・ムスタング、
それから、
アンペグのクリスタルギターですが、
一般的には天と地ほども音が違うそれらのギターを、
ほぼ同じ音…
というかギターによる違いがわからないほどに仕上げており、
そんなところが、
かなりのエフェクター小僧ではないか、
と思わせるところであります。
ちなみに、
トッド愛用のSGは、
クラプトンがクリーム時代に愛用していた、
サイケデリック・ペイントのもので、
これを譲り受けて、
長く使っていたということです。
フランク・ザッパといいトッドといい、
この時代に、
異常なまでに音作りにこだわった人は、
なぜかSGを使う傾向があり、
これはちょっと研究してみたいテーマです。
オープニングは、
名盤『SOMETHING/ANYTHING』に収録されていた、
スローテンポの、
ピアノ中心の曲で、
こんなしっとりした曲で始めるのもいいなぁ…と思い、
一方で、
これを軽やかに、
まるで鼻歌でも歌うように歌う、
トッドのセンスは並大抵のものではないと、
舌を巻きました。
こんな歌い方で、
ファルセットまでこなすトッドは、
ものすごく歌がウマイということでしょうね。
私もこんな風に歌えるようになりたい…
今回の作品ですが、
トッド・ラングレン・アーチヴ・シリーズという、
イギリスのレーベルが発掘音源の発表を進めている流れのようで、
他にも魅力的なアイテムが並んでいます。
トッドは、
ソウルとプログレという、
ほぼ対極にある音を、
ハードロックの切り口で、
いっしょの土俵で表現してしまったという、
たいへんな偉業を成し遂げておりますが…
これって、
まさに私の好みと一致しており…
そういう意味では、
私の性感帯を知り尽くしたかのような音(笑)
と言えるでありました。
ダメよそこは弱いのよ…
という攻め方をされるので、
新年早々たまらないのです。
SGねぇ…
そういえば、
ボウイの新作が出ていたんだっけ…
この調子では、
しばらくそこへは到達しないでしょうね(笑)
今では一般的に、
違法コピーして作成された映画を指す単語になっていますが、
我々がティーンの頃はそうではなく、
コンサート会場で非公式に録音されたライヴ盤を意味していました。
新宿には「海賊盤」専門店が存在しており、
適当に作成された安っぽいジャケットのクセに、
正規のアルバムより高値がつけられたレコードが、
店内狭しと並んでいたものです。
ライヴアルバムを発表しないアーティストや、
正規のライヴアルバムとは違った選曲を求めて、
我々はこの禁断の領域に手をのばしました。
私も第3期ディープ・パープルの海賊盤を集めたものです。
中には、
正規のライヴアルバムをはるかにしのぐ演奏で、
マニアの間で名盤扱いされるレコードもあり、
有名なLED ZEPPELINのコピーバンドは、
「197X年X月X日の海賊盤ヴァージョン」をいくつか再現して、
話題になっていました。
昨年末から、
私がよく聴いているのは、
かつては、
そのような「海賊盤」の名盤として扱われていた、
トッド・ラングレン&ユートピアの、
1978年8月、
サンフランシスコはオールド・ウォルドーフにおけるライヴです。
(『LIVE 1978 LIVE AT THE OLD WALDORF』)
「海賊盤」とは言え、
この盤は、
コンサート会場のPA卓からライン録りされており、
当時はこれを地元FM局がオン・エアしたということで、
音質的にはまったく問題のないものです。
ただ、
そのせいで、
観客の声がほとんど入っておらず、
臨場感には欠けるのですが、
今回はこのマスターテープに手を加え、
晴れて正規盤として発売されたのでした。
選曲は、
ソロ活動からの作品と、
ユートピア名義の作品で、
バランスよく構成されており、
当時ユートピアの最新作であった、
『OOPS, WRONG PLANET(悪夢の惑星)』からも、
数曲演奏されております。
一方、
トッドはこの時期に、
『BACK TO THE BARS』という、
ベストアルバム的な選曲をした、
正規のライヴ・アルバムを発表しています。
こちらは、
ソロ活動の延長っぽく、
多数のゲストを含めた大編成のバンドで、
選曲もソロ活動の作品で占められていますが、
どうやら今回のユートピアのライヴは、
この作品と対になっている位置付けのようです。
ユートピアはシンプルな4人編成のため、
演奏がきわめてタイトでまとまりがよく、
私は『BACK TO THE BARS』より本作の方が、
はるかにすぐれたライヴ・アルバムと評価しています。
4人全員がヴォーカルをとれることに加え、
他の楽器もこなせるようで、
途中で担当楽器を変えた演奏も入っており、
飽きのこない構成になっています。
(ちなみに、
その部分でトッドはドラムを叩いています)
演奏は、
これがライン録りの直音源だとしたら、
信じられないくらい完璧な演奏で、
まったく破綻していないことに驚かされます。
全盛期のトッドの、
ソロとバンド両方からベストな選曲なので、
当然、
珠玉のメロディのオンパレードになるわけですが、
それを完璧に演奏されたら、
こりゃたまらんらん…と、
私は見事にヤラレてしまいました。
トッド未体験の方には、
ぜひおススメしたいほど、
素晴らしい作品です。
トッドはあまり、
ギタリストとして注目されることはありませんが、
私はユートピア時代の、
ちょっとスペーシーでグニョグニョした音が大好きです。
いかにも、
エフェクターで歪ませましたーっ的な音に、
エコーやフランジャーをかまして、
のけぞりながら弾きまくるトッドが、
とても微笑ましいのです。
愛用のギターは、
ギブソンSGと、
フェンダー・ムスタング、
それから、
アンペグのクリスタルギターですが、
一般的には天と地ほども音が違うそれらのギターを、
ほぼ同じ音…
というかギターによる違いがわからないほどに仕上げており、
そんなところが、
かなりのエフェクター小僧ではないか、
と思わせるところであります。
ちなみに、
トッド愛用のSGは、
クラプトンがクリーム時代に愛用していた、
サイケデリック・ペイントのもので、
これを譲り受けて、
長く使っていたということです。
フランク・ザッパといいトッドといい、
この時代に、
異常なまでに音作りにこだわった人は、
なぜかSGを使う傾向があり、
これはちょっと研究してみたいテーマです。
オープニングは、
名盤『SOMETHING/ANYTHING』に収録されていた、
スローテンポの、
ピアノ中心の曲で、
こんなしっとりした曲で始めるのもいいなぁ…と思い、
一方で、
これを軽やかに、
まるで鼻歌でも歌うように歌う、
トッドのセンスは並大抵のものではないと、
舌を巻きました。
こんな歌い方で、
ファルセットまでこなすトッドは、
ものすごく歌がウマイということでしょうね。
私もこんな風に歌えるようになりたい…
今回の作品ですが、
トッド・ラングレン・アーチヴ・シリーズという、
イギリスのレーベルが発掘音源の発表を進めている流れのようで、
他にも魅力的なアイテムが並んでいます。
トッドは、
ソウルとプログレという、
ほぼ対極にある音を、
ハードロックの切り口で、
いっしょの土俵で表現してしまったという、
たいへんな偉業を成し遂げておりますが…
これって、
まさに私の好みと一致しており…
そういう意味では、
私の性感帯を知り尽くしたかのような音(笑)
と言えるでありました。
ダメよそこは弱いのよ…
という攻め方をされるので、
新年早々たまらないのです。
SGねぇ…
そういえば、
ボウイの新作が出ていたんだっけ…
この調子では、
しばらくそこへは到達しないでしょうね(笑)
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★2016/01/01 (Fri)
年が明けました。
あいにく喪中なので、
お祝いの言葉を言うことができませんが、
いい年になることを祈っています。
サル年だから、
キャピキャピと、
明るくいきたいですね。
今年もよろしくお願いします。
あいにく喪中なので、
お祝いの言葉を言うことができませんが、
いい年になることを祈っています。
サル年だから、
キャピキャピと、
明るくいきたいですね。
今年もよろしくお願いします。
★2015/12/31 (Thu)
あと数時間で年が明けます。
今年は“激動”などと、
簡単に一言で片付けられないほど、
いろいろなことが起こりました。
昨年は年末に、
インフルエンザになってしまい、
会社の仕事納めにも顔を出せず、
年末年始の家族旅行にも参加できず…
ちょうど今頃は、
年老いた両親と静かに過ごしておりました。
しかし、
人の世は、
時に不思議な力が働くものか…
おかげで父と最後の正月を、
いっしょに過ごすことができたのです。
父は胃ガンを克服したと安堵した直後の、
1月下旬に胆管ガンが見つかり、
満84歳の誕生日を迎えた1月27日に、
余命は半年から一年と宣告されました。
それから、
亡くなるまでの半年間は、
入退院の繰り返しで…
私はその最中に、
長年担当した部署から異動し、
最後の大仕事として、
神戸で一大イベントに参加し、
手術後の定期検診を受診し…
なにしろ無我夢中で、
毎日を過ごしておりました。
夏以降は、
家の諸々の手続きを進めながら、
徐々に生活を元に戻し、
昨年は手術直後であったため参加できなかった、
「吉祥寺曼荼羅2」のLIVEに出演し、
ようやく一息ついた、
というところです。
平家物語の序文ではありませんが、
人の世は諸行無常であり、
自然はただ淡々と四季を繰り返す…
我々はそれを受け止め、
そして己の使命を全うしようとするのみ。
それを痛感した一年でありました。
さて、
来年はどのような出来事が待ち受けているのでしょう。
それは誰にもわかりません。
ですが…
何があっても、
前を向いていたいですね。
ちなみに…
人間の目は、
前に向いているんですから…
こればかりは、
どうにもなりませんよ(笑)
来年もよろしくお願いします。
今年は“激動”などと、
簡単に一言で片付けられないほど、
いろいろなことが起こりました。
昨年は年末に、
インフルエンザになってしまい、
会社の仕事納めにも顔を出せず、
年末年始の家族旅行にも参加できず…
ちょうど今頃は、
年老いた両親と静かに過ごしておりました。
しかし、
人の世は、
時に不思議な力が働くものか…
おかげで父と最後の正月を、
いっしょに過ごすことができたのです。
父は胃ガンを克服したと安堵した直後の、
1月下旬に胆管ガンが見つかり、
満84歳の誕生日を迎えた1月27日に、
余命は半年から一年と宣告されました。
それから、
亡くなるまでの半年間は、
入退院の繰り返しで…
私はその最中に、
長年担当した部署から異動し、
最後の大仕事として、
神戸で一大イベントに参加し、
手術後の定期検診を受診し…
なにしろ無我夢中で、
毎日を過ごしておりました。
夏以降は、
家の諸々の手続きを進めながら、
徐々に生活を元に戻し、
昨年は手術直後であったため参加できなかった、
「吉祥寺曼荼羅2」のLIVEに出演し、
ようやく一息ついた、
というところです。
平家物語の序文ではありませんが、
人の世は諸行無常であり、
自然はただ淡々と四季を繰り返す…
我々はそれを受け止め、
そして己の使命を全うしようとするのみ。
それを痛感した一年でありました。
さて、
来年はどのような出来事が待ち受けているのでしょう。
それは誰にもわかりません。
ですが…
何があっても、
前を向いていたいですね。
ちなみに…
人間の目は、
前に向いているんですから…
こればかりは、
どうにもなりませんよ(笑)
来年もよろしくお願いします。
★2015/12/20 (Sun)
いろいろあった今年もあとわずか…
ということで、
恒例の「2015年マイベストアルバム」です。
冒頭で述べたように、
今年はいろいろあったから、
あまり音楽に接していなかったのでは?
などと思ったりしたのですが、
こうして棚卸しをしてみると、
実際はそうでもなく、
それなりに収穫があったようです。
それでは、発表です。
【新譜部門】
収穫があった…と言いながら、
新譜はほとんど聴いておらず、
残念ながら、
ここにノミネートされるべき作品が見当たりません。
んーっ、
過去にこのような事態はなかったのですが…
さすがに、
新しモノ好きの私でも、
琴線にかかる作品が少なくなってきたのか、
それとも…
ムッシュかまやつじゃないけれど、
そろそろ好奇心が衰えてきたのか…
どちらでござろう?
【再発部門】
☆ブルーフォード『フィールズ・グッド・トゥ・ミー』『ワン・オヴ・ア・カインド』
☆ゴング『ユー』
今年はこれらの紙ジャケ再発盤をきっかけに、
ジャズ寄りのプログレッシヴ・ロックのよさを再認識した年でした。
ブルーフォード初期の2枚は甲乙つけ難く。
一方のゴングはあえて、
インスト路線に方向転換する直前の、
デヴィッド・アレンのカオス満載の作品を選びましたが、
どちらの作品にもいえるのは、
今聴いても古さを感じさせないところです。
このあたりの流れが、
現代につながっているのでしょうね。
☆ロビン・トロワー『ロビン・トロワー・ライヴ!』
変な話ですが、
ロビン・トロワーを聴いて、
ジミ・ヘンドリックスを再認識し、
第2期ジェフ・ベック・グループを思い出し、
最近では、
シンプリー・レッドにハマっているのでした。
そーなんです。
私はソウルとかファンクに目がないのです。
このへんの音は、
先のジャズっぽいプログレの音よりも、
より確実に現代につながっていますね。
【特別賞】
☆ザ・バーズ『霧の五次元』『昨日よりも若く』
12弦ギターというヤツは、
一度手にしてみたいなと思いながら、
今に至っているわけです。
ふとしたきっかけから掘り下げた、
ザ・バーズはあまりに素晴らしく、
あやうく、
リッケンバッカーを買うところでした。
コイツを入手していたら…
今頃、
今年の一大反省として、
ここに書かれていたかもしれません。
12弦は6弦とダブルネックになっていれば、
ライブなどで使えると思うのですが、
重い上に扱いにくくて…
およそ老境に近づいた人が手にするギターとは思えませんね。
【追悼】
☆石田長生
本当のところ、
追悼のトップは、
ウチの親父なんですけれど…
そのせいか、
ほぼ同じ時期に、
同じくガンで逝った石やんには、
格別の思い入れがあります。
もう自分も、
そういう年齢に突入しているので、
ある種の覚悟と、
悔のない毎日を送ることを心がけたいところです。
何があっても年末はやってくる。
来年は今年以上に、
いろいろな形態で音楽活動を充実させたい、
などと思いながら…
ろけんろーるに年が暮れてゆくのでありました。
ということで、
恒例の「2015年マイベストアルバム」です。
冒頭で述べたように、
今年はいろいろあったから、
あまり音楽に接していなかったのでは?
などと思ったりしたのですが、
こうして棚卸しをしてみると、
実際はそうでもなく、
それなりに収穫があったようです。
それでは、発表です。
【新譜部門】
収穫があった…と言いながら、
新譜はほとんど聴いておらず、
残念ながら、
ここにノミネートされるべき作品が見当たりません。
んーっ、
過去にこのような事態はなかったのですが…
さすがに、
新しモノ好きの私でも、
琴線にかかる作品が少なくなってきたのか、
それとも…
ムッシュかまやつじゃないけれど、
そろそろ好奇心が衰えてきたのか…
どちらでござろう?
【再発部門】
☆ブルーフォード『フィールズ・グッド・トゥ・ミー』『ワン・オヴ・ア・カインド』
☆ゴング『ユー』
今年はこれらの紙ジャケ再発盤をきっかけに、
ジャズ寄りのプログレッシヴ・ロックのよさを再認識した年でした。
ブルーフォード初期の2枚は甲乙つけ難く。
一方のゴングはあえて、
インスト路線に方向転換する直前の、
デヴィッド・アレンのカオス満載の作品を選びましたが、
どちらの作品にもいえるのは、
今聴いても古さを感じさせないところです。
このあたりの流れが、
現代につながっているのでしょうね。
☆ロビン・トロワー『ロビン・トロワー・ライヴ!』
変な話ですが、
ロビン・トロワーを聴いて、
ジミ・ヘンドリックスを再認識し、
第2期ジェフ・ベック・グループを思い出し、
最近では、
シンプリー・レッドにハマっているのでした。
そーなんです。
私はソウルとかファンクに目がないのです。
このへんの音は、
先のジャズっぽいプログレの音よりも、
より確実に現代につながっていますね。
【特別賞】
☆ザ・バーズ『霧の五次元』『昨日よりも若く』
12弦ギターというヤツは、
一度手にしてみたいなと思いながら、
今に至っているわけです。
ふとしたきっかけから掘り下げた、
ザ・バーズはあまりに素晴らしく、
あやうく、
リッケンバッカーを買うところでした。
コイツを入手していたら…
今頃、
今年の一大反省として、
ここに書かれていたかもしれません。
12弦は6弦とダブルネックになっていれば、
ライブなどで使えると思うのですが、
重い上に扱いにくくて…
およそ老境に近づいた人が手にするギターとは思えませんね。
【追悼】
☆石田長生
本当のところ、
追悼のトップは、
ウチの親父なんですけれど…
そのせいか、
ほぼ同じ時期に、
同じくガンで逝った石やんには、
格別の思い入れがあります。
もう自分も、
そういう年齢に突入しているので、
ある種の覚悟と、
悔のない毎日を送ることを心がけたいところです。
何があっても年末はやってくる。
来年は今年以上に、
いろいろな形態で音楽活動を充実させたい、
などと思いながら…
ろけんろーるに年が暮れてゆくのでありました。
★2015/12/13 (Sun)
不動産登記の名義変更をするため、
亡父の出生からすべての記録が必要になり、
本籍地の役所から取り寄せたところ、
三世代前の戸主からの、
それは膨大な戸籍謄本が届きました。
三世代前…
つまり、
私の祖父の祖父の代ということで、
そこに記されている戸主の生年は、
弘化四年…
西暦1847年となっておりました。
じつに、
今を遡ること170年近くの過去、
ということになります。
おそらく、
明治維新後に、
戸籍が整備されてからの全記録ということでしょう。
それにしても驚きました。
私の、
いやおそらく、
亡父も知らなかったであろう、
我が家のご先祖様。
亡父は、
家に伝わる言い伝えとして、
何代か前の当主が、
幕末の頃、
水戸の天狗党に入り、
攘夷を志したのですが、
年が若いということで家に帰され、
手先が器用だったことから宮大工になった…
と語っていたことがありました。
それが、
この戸籍謄本の筆頭に記載されている人だったのです。
年代の辻褄がピッタリ符合します。
ちなみに、
手先が器用なのと血の気が多いのは、
我が家の血統のようです(笑)
さらに驚いたのが、
こうして系譜をたどると、
私が、
この家の宗家…
つまり本流を継ぐ立場であった、
ということです。
今回、
父が亡くなって、
仏壇やら墓所やらを手配し、
諸々を新たにしましたが、
これはどうやら、
ご先祖様の意志だったようです。
オマエがしっかりして、
家を守ってくれ…
そう言っているんでしょうね。
年末になんだか、
身の引き締まる思いがしました。
それにしても、
こんな詳細な記録が残っているなんて、
日本の戸籍はスゴイものです。
調子に乗って、
家系図なんか作っちゃおうか、
などと考えていたりして…(笑)
亡父の出生からすべての記録が必要になり、
本籍地の役所から取り寄せたところ、
三世代前の戸主からの、
それは膨大な戸籍謄本が届きました。
三世代前…
つまり、
私の祖父の祖父の代ということで、
そこに記されている戸主の生年は、
弘化四年…
西暦1847年となっておりました。
じつに、
今を遡ること170年近くの過去、
ということになります。
おそらく、
明治維新後に、
戸籍が整備されてからの全記録ということでしょう。
それにしても驚きました。
私の、
いやおそらく、
亡父も知らなかったであろう、
我が家のご先祖様。
亡父は、
家に伝わる言い伝えとして、
何代か前の当主が、
幕末の頃、
水戸の天狗党に入り、
攘夷を志したのですが、
年が若いということで家に帰され、
手先が器用だったことから宮大工になった…
と語っていたことがありました。
それが、
この戸籍謄本の筆頭に記載されている人だったのです。
年代の辻褄がピッタリ符合します。
ちなみに、
手先が器用なのと血の気が多いのは、
我が家の血統のようです(笑)
さらに驚いたのが、
こうして系譜をたどると、
私が、
この家の宗家…
つまり本流を継ぐ立場であった、
ということです。
今回、
父が亡くなって、
仏壇やら墓所やらを手配し、
諸々を新たにしましたが、
これはどうやら、
ご先祖様の意志だったようです。
オマエがしっかりして、
家を守ってくれ…
そう言っているんでしょうね。
年末になんだか、
身の引き締まる思いがしました。
それにしても、
こんな詳細な記録が残っているなんて、
日本の戸籍はスゴイものです。
調子に乗って、
家系図なんか作っちゃおうか、
などと考えていたりして…(笑)