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「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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  ★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2016/07/31 (Sun)
『LOUD HAILER』
大声で呼びかけるの意とか…

聞くところによると、
師匠は最近、
世界で起きているいろいろな出来事に、
言いたいことがあるそうで…

今回のアルバムは、
11曲中9曲が“ヴォーカル入り”となっております。

“ヴォーカリ入り”といえば、
『FLASH』の悪夢が蘇ります。
また師匠の気まぐれが凶と出るのか…

アルバムは、
師匠らしい、
歯切れのよいギターのトーン…
バネで弦を弾いているような音…
で幕を開けます。

ハスキーな声の女性ヴォーカルと、
もうひとりのギタリストが女性…
それも若い女性で、
師匠なかなかやりますな、
と言いたいところですが、
そのせいか…
バンドの音が若い。



いわゆる、
現代の音が出ているのは驚きです。

ギターのトーンにジェフ・ベック印が押されているのですが、
そこを隠してしまったら、
最近メジャーになったバンドの作品と言っても、
何の疑問も抱かないでしょう。

そのぐらいのレベル…

シングルカットされた、
2曲目「Live in the dark」は、
ライヴで定番になった「Nadja」のような、
エキゾチックな中近東風メロディが印象的なナンバー。

カッコイイですね。

女性ヴォーカルとの相性はピッタリというか…
師匠は女性的なメロディを弾くことが多いので、
いままでだったらギターで奏でるメロディラインを、
この娘が歌うことに違和感を感じないのでしょう。

そう考えると、
今回の“ヴォーカル入り”は正解だった、
と言えますね。

5曲目の「Scared for the children」は、
たいへん美しいメロディのバラード。
出だしが「Across the universe」に似ているのですが、
だんだん「Little wing」になっていきます(笑)

そう…アルバム全体にいえることですが、
今回の師匠は、
ジミヘンを意識しているようなフレーズが目立ちます。

もっとも、
ジミヘンほどガッツリ弾いてはおらず、
例の…
大音量でも、
軽く爪弾いているような…
師匠独特のタッチは崩しておりませんが。

それがもっとも顕著に表れているのが、
6曲目「Right now」です。

これはハードロック好きな師匠の本領発揮で、
最近の作品の中でも出色の傑作。

なにしろリフがカッコイイ…カッコよ過ぎるのです。

7曲目「Shame」も、
師匠が大好きな、
甘々のハチロクのソウルバラード。

かつて「I’m so proud」や
「Goodbye pork pie hat」を取り上げた、
師匠ならではの作風です。

この中盤あたりの曲は、
いつになく師匠の趣味が丸出しになっているのですが、
リズムの解釈が現代風なので、
懐メロにはなっておりません。

このへんがスゴイところですね。

リズムといえば、
10曲目の「O.I.L」はモロにジェームズ・ブラウンで、
イントロのカッティングで秒殺されます。
もしかするとこれは、
相棒の女性ギタリストのプレイかもしれませんが、
切れ味が鋭くて素晴らしい。

後半でおマジナイのようになる、
ラップ調の歌詞もイケています。
(TOM TOM CLUBを思い出しました)

最初こそ、
“ヴォーカル入り”ということで、
少々引いたのですが、
前評判通り、
『LOUD HAILER』は最近の作品の中でもトップクラスの出来で、
早くも2016年のベストアルバムの声が挙がりそうです。

この、
ベテラン(というか巨匠だろう)なのに、
しっかりと現代に根ざした作風は、
デヴィッド・ボウイの遺作『★』に通じるところがあり、
つくづくこの2人の偉大さを感じる部分であります。

ところで…
前回来日した際の、
オープニングの2曲は、
『LOUD HAILER』には影も形もなく…
やはり、
あのミョーなミニアルバム、
『YOSOUGAI(予想外)』を入手しなければならないのか…

これだけは何とかしてほしかったですね。
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★2016/07/24 (Sun)
最近になって、
バンドの古いレパートリーを演奏する機会が増えたので、
当時の音を再現してみることにしました。

まず、
当時は今より歪んだ音が基本だったのですが、
これはアンプをチューブ系に変えれば済むことで、
何の造作も必要ありません。

チューブ系のアンプがなくても、
オーバードライブをコントロールすれば何とかなります。
どうしてもという場合は、
伝家の宝刀…
数年前に手に入れた、
FUZZフェイスのリニューアル版を使えば、
まず問題ないでしょう。
(ジミヘンの足元に転がっている、赤くて丸い物体です)



ワウペダルはさすがに、
ウン10年にわたって使用していなかったので、
接続しても稼働せず、
これは新しいモノを手に入れることにしました。

そして、
活躍する場面は少ないものの、
エスニック料理のスパイスのように…
ここでコイツを使わないとピリッとしないんだよね〜
という劇的な効果を生むのが、
フランジャー…

私はジョワ〜ンという、
裸のラリーズの水谷氏のような、
ジェットフランジングと呼ばれる音しか出しませんが…

これもウン10年にわたって使用していないので、
ついでにリニューアルすることにしました。

エレキギターを弾いている人ならわかることですが、
この2つのエフェクターは、
比較的高価なモノが多く、
一気に手当をするとなると、
それなりの出費を覚悟しなければなりません。

今年は、
SGを何とかしようと企んでいるのに…
これで計画は一時中断だなぁ。

私のギター基金(世間一般ではヘソクリという)は、
昨年のフライングV以来、
まだ十分に回復していないのです。

そんな中、
父の法事も一段落し、
なぜか仕事も一息ついていた先週、
まずはフランジャーから手配しようと、
思い立ったのでした。

そして、
夕方に渋谷へ行く用事があった日の帰り、
楽器店に寄ることを企んだのですが、
この日は出先で手土産をもらってしまい、
(これがまた、重いモノで…)
雨降りであったこともあり、
あっさり断念…

翌日は、
行きつけの楽器店へ立ち寄ってみると、
これがいつの間にか、
中古専門店に変わっているではありませんか。

おいおい、いつから?
聞いてないよ〜。

2日続きでこんな目に合い、
ふと心に浮かんだのが、
紫色の物体でした…

もしかして、
アイツはまだ使えるのでは?

帰宅して、
使用していないエフェクターを押し込んであるケースを開けると、
奥の方に…
あったよ、ありました。
紫色の物体が…

30数年前に入手した、
BOSSのハイバンド・フランジャーが、
少々サビ、
カビみたいなものが生え、
汚しくなってはいるものの、
他のエフェクターの間で独特の存在感を放っていたのです。

そういえばコイツは、
音を出してみなかったっけ…
でも、
ダメだろう?
30年近く使っていないんだぜ…

ペダルワウだけでなく、
当時使っていた、
ピッチシフターも、
ウンともスンとも言わなかったので、
そう考えたとしても無理のないことです。

ところが…

アンプにつなぎ、
ギターのヴォリュームを上げると…

おおっ、
ちゃんと音が出るっ!

赤いパイロットランプが煌々と灯る中、
ガリもなければノイズも出ず、
私のフランジャーは、
当時と変わらないジェットフランジングを奏でたのです。

だーから、
俺を使えってばーっ。

紫色の物体は私にそう話しかけてきたような気がしました。

ネットで調べてみると、
この機種は、
比較的上品な音が特徴だったとか、
それゆえに、
現代のシーンで使っても違和感がなさそうです。

おかげで、
ひとつ出費が減ったなぁ…

お礼とばかり、
よーく磨き上げて、
セッティングのポイントを示すシールを
新しく貼り替えたところ…

このような誇らしげな顔になりました。



この青い星のシールのところにツマミを合わせると、
裸のラリーズみたいな音が出るんですよ。

可愛いヤツです。
★2016/07/18 (Mon)
街角に
満面の笑みをたたえたネーチャンが立っていたんだ。
で…俺は「アンタ何してんの?」って聞いたわけ。
たぶんカノジョはKISSしたがっているんだよ。
「ネーチャン、名前はなんつーの?」
俺らは同じことを考えていたはずさ。
もうガマンできない、
恥ずかしがっている場合じゃない、
駐車料金が上がる前にどっか行こうぜ。

これでいいのだ。

…って、
平均年齢20歳弱のバンドの作品ですから、
大目に見てやってください。

最近、
このFREEの「All Right Now」を演奏する機会があり、
さすがに50過ぎるとこの歌詞はテレるなぁ…
などと思った一方で、
楽曲は実によくできていると、
あらためて感心した次第です。

ポール・コゾフという人は、
レスポール愛用者ですが、
たいへん繊細なタッチでギターを弾くことで有名です。

ニュアンスに富んだコードを多用し、
細かいカッティングやアルペジオを駆使したバッキングを聴くと、
ストラトの方が合っているんじゃないかい?
と思うことがあります。
(そのせいか、
ソロになってからはストラトを使うようになりました)

図太いサウンドで有名なレスポールも、
弾き手によってはこうなるという、
格好のサンプルでしょうね。

そして…

ロックの名曲数あれど、
「All Right Now」のイントロほど、
アマチュアギタリストの間で議論になったリフはありません。

単純にAとDをかき鳴らしても、
あの感じは出ないのです。

Dに聴こえるコードは、
じつは…
Aにsus4と6thを乗っけたもので、
キース(リチャーズ)が5弦ギターでよくやる…
ほら「Brown Sugar」のリフと同じパターンを、
コゾフはレギュラーチューニングでやっているのです。

しかも…雰囲気を出すために、
最初のA(オープンコード)に6弦5フレットの音を加えています。
(今回スタジオテイクを研究したのですが、
1弦5フレットを押さえた方が雰囲気が出るような…)

サビのコードなども、
シンプルに2つの音で構成しているのですが、
片方の音だけ変えて、
ガラッとコードが変わる効果を出していたり、
なかなか一筋縄ではいかないボイシングを使っています。

加えて、
リードギターになると、
あのヴィブラートですから…
後にキッスのエース・フレイリーが、
「ギュイ〜ン」という大きなヴィブラートで話題になりますが、
コゾフのはもっと細かく震える感じなので、
人呼んで「チリメンヴィブラート」。

一音一音に、
丁寧にこのヴィブラートがかかるのです。
まるで細川たかしさんの歌声のように…

コゾフは「All Right Now」発売時にちょうど20歳…
恐るべき早熟の才能ではあります。

加えて、
このコゾフよりさらに2歳年下…
若干18歳の、
アンディ・フレイザーのベースがまた凄い。

サビのバッキング、
ギターソロの後半…
いずれも一度聴いたら忘れられないほど、
ユニークなベースラインでバンドをあおります。

ライヴでは、
なぜかコゾフがバッキングで演奏をしない(やめる?)部分があり、
リズム隊だけで歌を支えることがあるのですが、
それでも音の薄さを感じさせない、
ケタ違いの存在感…
恐るべき未成年であります。

リズムの大黒柱、
サイモン・カークは、
コンマ8秒ぐらいリズムが後ろにズレる、
脅威のアフタービートを淡々と刻み続け、
かくして、
コゾフとフレイザーはじつに…
じつに自由にプレイを展開するのでした。

ここへ、
稀代の歌唱力を誇る、
ポール・ロジャースが、
冒頭の、
“青い青〜い“歌詞を、
圧倒的な迫力でぶつけてくると…
はい、
一丁上がり、
FREEサウンドの出来上がり、
となるわけです。

これをブルースと言わずして、
何がブルースなのでしょう。

これでいいのだ。

そう…本当に、

これでいいのだ…と、
妙な納得をしながら、
私はギターを弾くのでした。

かつての名曲を、
この年齢になって、
もう一度紐解いてみると、
また違った光景が見えるようです。

私のロックの旅は当分終わりそうにありません。

★2016/07/10 (Sun)
あーっスッキリした…

と言っても、
便秘が解消したワケではありません。

昨日(7/9)、
父の一周忌法要を行い、
新しく完成した墓石の下へ、
無事に遺骨を納めることができました。

あれから一年、
諸々の手続きを終え、
これでようやく落ち着きます。

父が生まれ育った土地であり、
私が生まれた土地でもある、
東京は足立区、
北千住にある、
古いお寺にお墓を持つことを決めたのが、
昨年の8月頃…
四十九日法要の前でした。

このお寺は、
母方の菩提寺であるだけでなく、
私が生まれた家のすぐ近くにあり、
父は生前からここへお墓を持つことを願っておりました。

ただし、
生前にはいろいろあって、
これを決めることができず、
亡くなってからの話となったのです。

ひとつには、
父の家系の宗派と、
このお寺の宗派が違っていたことでしたが、
実際にやってみると、
このケースの改宗は、
それほど難しいものではありませんでした。

ただし、
そうなる可能性があるという前提で、
葬儀の際の仏事一切をとり行う必要があり、
これにはけっこう神経を使いました。

その後は、
お寺が教えてくれる手順で、
諸事を進めてきましたが、
今まで、
神や仏と縁遠い生活を送っていたため、
何をやるにしても経験がなく、
手探りでひとつずつ片付けてきたのです。

昨日も…

お墓が新しいので、
まずは開眼供養をして、

その後に一周忌法要、
そして納骨の儀、
となるわけですが、

あいにく、
午前中からの大雨…
いや雨だけでなく風も凄くて、
これでは開眼供養ができないかもしれない、
ということになり、
にわかに大騒ぎとなりました。

最初の手順を踏まないと、
納骨ができないわけで、
とはいえ、
お客様を呼んでしまったので、
法要まで中止するわけにもいかず、
最悪の場合は、
法要だけを執り行い、
後は後日に延期…
とまでなりました。

なにしろ、
台風のような雨でしたからね。
我々がお寺に到着した時刻にはすでに、
風で傘があおられる状態でした。

仕方がないので、
お客様に説明をし、
ほんの一時でも風雨がおさまったら、
開眼供養を行うので、
しばらく待っていてください、
ということになりました。

そして、
小一時間が過ぎ、
もう延期しかないかな、
と覚悟を決めた頃…

なんと、
にわかに風雨がおさまり、
空が明るくなってきたではありませんか…

うわっ、奇跡かぁ…?

お寺のみなさんも、
今ならできますとばかり、
急遽準備に取りかかり、
開眼供養が始まりました。

それまでの荒天がまるで嘘のよう…

読経が始まりしばらくすると、
ほとんど雨は止んでいる状態になり、
その後、
納骨が終わるまでの一時間ほどの間、
その状態が続きました。

その後、
法要の宴会が始まる頃には、
ふたたび土砂降りになり、
夕方まで天気は回復しませんでした。

お坊さんはじめ、
お寺のみなさんには、
施主の方々の日頃の行いがよいからですよ…
などと言われましたが、
いちばん行いがよかったのは、
亡くなった父だったんでしょうね(笑)

おかげで、
めでたく予定は完了しました。

あーっスッキリした…
なのです。


これから、
お盆、秋のお彼岸などと、
ささやかではありますが、
仏事が続きます。

仏事を大切にするということは、
一年に何回か、
亡くなった人や祖先を思い出すということで…
自分がここに存在することに対して、
感謝をするということなんですね。

私は、
今回の法要に来てくれた、
祖母方の親戚から聞いた、
我が家の祖先の話がたいへん気になっており、
このへんの探索をしようか、
などと考えています。

叔父には、
家系図でも作って、
俺にも一部分けてくれ、
と頼まれたし…
やってみるかな(笑)


それにしても…

昨日のあの一時間は…
やはり奇跡だろうなぁ。
★2016/07/03 (Sun)
ユウウツな雨の季節が終わりに近づいてきたら…
やって来ました日本の夏が!
と言わんばかりの猛暑になってしまいました。

NASAの発表によれば、
今年は今世紀最高に暑い夏になりそうだとか…
今から先が思いやられます。

そんな今週…

GWの頃に苗を買い、
庭の片隅に植えておいた、
トマトと枝豆が、
実りの季節を迎えています。





どちらも、
植えた後は放置プレイで、
何も世話をしておりませんが、
もともと荒地で育つ作物なので、
スクスクと成長しました。

トマトなどはスゴイ成長ぶりです。



アウトドアが苦手な上に、
怠けモノの私にも、
ここまで恩恵をいただけるとは、
いやはや、
ありがたいことです。

収穫した野菜で冷たいビールを一杯…
たまりませんね(笑)

暑い夏は年々苦手になりますが、
水々しい野菜たちが上った、
夏の食卓の光景は大好きです。

なんか、
生命が躍動する感じがして、
活力が湧くのです。

野菜を食べて、
夏を乗り切るのだ。
(夏の私は、枝豆が主食というウワサが…)

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★ ILLUSTRATION BY nyao