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「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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  ★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2016/09/04 (Sun)
今日は、
6歳年上のいとこの長男の結婚式に出ました。

最近では、
親戚が、
葬式以外で顔を合わせる機会がめっきり少なくなり、
それ以前に…
生存している叔父叔母が数えるほどになってしまい、
付き合いが疎遠になりがちです。

そんな中、
いとこの子の結婚式に出るなんて、
たいへん貴重な機会になるわけですが、
出生直後から見ている人の結婚式に出るとは…
思えば遠くへ来たもんだと、
感心するやらあきれるやらです。

私は結婚式というとすぐに、
パンタが頭脳警察時代に発表した、
「いとこの結婚式」という曲が頭に浮かんできます。

これは、
反体制派ロッカーである自分が、
いとこの結婚式に出席した際の、
居心地の悪さというか、
妙な違和感を絶妙のタッチで表現している傑作です。


結婚式に出たんだ
いとこの結婚式に
スリーピースのスーツを着こんで

結婚式に出たんだ
あの恐ろしい儀式に
ジロジロ見られてワサワサヘアーで

結婚式に出たんだ
凡人面さらして
笑って歌って相づちうって

結婚式に出たんだ
おめでとうって手をとって
おじさんおばさん
このたびはって


さすがに、
最近の私は、
ワサワサヘアーではありませんが、
この感じはよくわかります。

反体制派が社交の場で、
ごく普通に振る舞っているときの、
なんとも言えない後ろめたさ…
公的な場は拒否できますが、
さすがに血縁の集まりだけは拒否できないので、
こうならざるを得ない状況…
笑えますね。

私などは、
反体制派を気取っていた10代を昔語りに…
社会人になってから30年以上も経っていながら、
今だに毎回、
こんな気持ちになるのです。

三つ子の魂、百まで?


なんて僕は世渡りがうまいんだろう
2つの顔を持って
でもちょっと不安なのさ
薄い紙切れみたいになってきたんで


もう私などは、
完全に「薄い紙切れ」になってしまいましたね(笑)

長い歳月が、
反体制派の少年を「薄い紙切れ」にしてしまったのですが、
我ながらおかしくはあっても、
不思議と今の環境の居心地は悪くありません。

居心地が悪くないので、
社交の場で普通に振る舞うことに何の抵抗もありませんが、
芯の部分はあまり変わっていないわけで…

「薄い紙切れ」のくせに、
芯に毒があるというのは、
ムキダシの毒よりも、
タチが悪いと思いますが、
いかがでしょう?

反体制派の少年は、
もっともタチの悪い大人になっているかもしれません(笑)

結婚式に出るたびにそんなことを考えてしまいます。


↓文中の曲はこのアルバムに収録されています…
「♪ 銃をとって叫べ!」のアルバムですよ

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★2016/08/28 (Sun)
週明けにまた台風がやってくるとか。

二週続きはカンベンしてほしいなぁ…
私は明日から山形へ出張する予定なのです。

先週は千葉から先のJRが全滅したので、
帰宅途中の家族が千葉に集合し、
焼肉パーティーの上タクシーで帰宅という、
ワザワイ転じて福となる的な展開となりましたが、
今回はどうなることでしょう。

台風といえば、
「颱風歌」という曲が、
サディスティック・ミカ・バンドの『黒船』に収録されていました。
イントロがハウンドドックのヒット曲に似ています…って、
逆ですね。

ハウンドドックに、
この曲に似たリフのヒット曲があります(笑)

サディスティック・ミカ・バンドといえば、
高中正義さんがギターですが、
この当時はヤマハのSGではなく、
1959年のサンバーストのストラトを弾いていました。
(大昔、
CMで「ブルー・ラグーン」を弾いていたのを、
覚えているかな?)

そして、
ストラトの前には、
ギブソン・レスポールJRという、
マウンテンのレスリー・ウェストで有名なギターを
メインにしていたそうです。

なんでも、
ジョージ吾妻アニキから買ったそうな…



サディスティック・ミカ・バンドのファーストは、
ほとんどコレだったようで、
「ダンス・ハ・スンダ」などで聴ける、
ちょっとコモッたようなオーバードライブ・サウンドは、
P90ピックアップによるものだったのです。

同じようなサウンドは、
マウンテンはもちろん、
SGスペシャルのブラック・サバスや、
70年代前半のザ・フー、
レスポールJRと同じく、
1ピックアップ仕様のTVを使った、
ジョニー・サンダースや、
キース・リチャーズの録音やライブ映像で聴くことができます。

これっ…
わりと好物です。

Charがこのピックアップが2発入っている、
ゴールドのレスポールを愛用していましたが、

どうやら、
レスポールの標準的な肉厚のボディではなく、
薄型軽量のボディの方が相性がよいらしく、
あの音を求めるなら、
ゴールドトップはパスしたいところです。
(レスポールJRはバインディングのない薄型軽量ボディです)

最近、
このP90を搭載した、
1ピックアップ仕様の、
ギブソンSGジュニアというのが、
2016年限定で出ていて、
よく見かけます。



1ピックアップというのが潔くてよいのですが、
SGジュニアというのはデザインがオシャレで、
じつは昔から大好きなのです。

このギターをメインで使った人は、
プリテンダーズのクリッシー・ハインドぐらいで、
(白いヤツでしたが…画像がない)
あまり思いつかないので、
一本ほしーなぁと思う、
今日この頃であります。
(誰も使っていない、
はポイント高いですね)

SGはかつて非常にアコガレて、
手にしたことがありますが、
そのサウンドをモノにできず手離してしまいました。

あれから30年…
(こう書くとスゴイ!)
今手にすると、
また違う関係を築けるかもしれません。

年配者には、
なによりも、
軽量であることがありがたい。

などと…

現実逃避しようとしても、
台風は確実にやってくるようです。

ああ…雨が降ったら休むことができた、
学生時代がなつかしい。


↓ギターが小さく見えるレスリー・ウェスト

★2016/08/21 (Sun)
何を思う…

どうやら、
毎年この時期になると、
同じことを言っているようです。

ジワジワとやかましい、
アブラゼミの鳴き声に、
ツクツクボウシの鳴き声が混ざるようになると…
ああ、もうじき夏も終わりだなぁ。
振り返れば、
今年ももう半分以上が過ぎてしまったんだ…
と少し感傷的になるのでした。

あとは、
つるべ落としの秋の夕暮れのように、
バタバタと坂を下るように、
年末へ向かうのでありますが…

そんな今日、
私は何をしていたかと言えば、
このクソ暑い中、
ギターとエフェクトを抱え、
バンドのリハに出動していたのです。

いつになく熱心に…

じつは、
オリジナルメンバーによる、
我がバンド…
LOOSE CONNECTIONが復活しているのです。

「web-magazine GYAN GYAN」の
「たたかふ ちうねんろっかぁ」でも紹介している、
LOOSE CONNECTIONは、
2002年に今の4人になり、
以来15年近く、
不動のメンバーで活動していますが、
じつは、
それ以前に、
1983年から1986年あたりに、
同じ名前で活動していた…
当初は4人、
最終的にはトリオになったバンドがありました。

もちろんギターは私、
ヴォーカルは今も変わらないmarcさん、
トリオ時代は彼がベースを弾いておりました。

このときのドラマーが、
復帰の意向を示してきたのが、
今年の初めのこと…
そして、
30年ぶりで、
オリジナルLOOSE CONNECTIONがよみがえりました。

もはや化石になったと思っていたバンドですが、
音を出してみれば、
意外としなやかで、
流行が一巡したせいか、
それなりに時代に合った音でもあり、
何かできそうな手ごたえを感じ、
定期的にリハを続けているのです。

おもしろいのは、
メンバーが2人も重なっているのに、
トリオと4人組では、
かなり出てくる音が違うことです。

我々のバンド活動の全盛期は、
1970年代の後半から80年代の前半ですが、
トリオの方は、
70年代前半から60年代後半の色が濃く、
ファンクっぽいノリが特徴です。
4人組の方は、
80年代前半の色が濃く、
あまり黒っぽくありません。

私のギターも、
4人組の方では、
ディレイを多用して、
スペイシーな感じを強調しますが、
トリオではそれは少なく、
ストレートで暴力的になります。

そして、
4人組の方では、
リードギターよりバッキング重視で、
あまりアドリブはやりませんが、
トリオでは、
リードギターを弾く場面が多く、
アドリブも頻繁です。

私は昔から、
バンドのカケモチはやらない主義でしたが、
こうまで出す音が変わると、
これはこれでおもしろく、
今回は抵抗なく2つのバンドを楽しんいます。

どちらも、
私の音だし、
自然に出てくる音なのです。

このまま行くと、
年末は、
2つのバンドのライブを、
ここで紹介できるかもしれません。

問題は…
どちらも、
LOOSE CONNECTIONを名乗っていることです(笑)

今年の秋は、
例年より忙しくなりそうです。


★2016/08/14 (Sun)
日本中が夏休みですね…

私もご多分にもれず、
休暇をいただいておりますが、
どこかへ遠出をすることもなく、
だららんと過ごしております。

夏休みと言えば、
宿題…
小学生の頃は自由研究なるものがあり、
工作や標本を作るための昆虫採取に励んだものです。

大人になってから気づいたことですが、
戦車や戦闘機、戦艦などのミリタリーものに興味を持つ人は、
小さい頃に、
昆虫や海洋生物が好きだった人が多いようで…
じつは私もその一人であります。

これらの生物の形状や動きに、
メカニカルな魅力を感じたんですね…

最近は水族館がひそかなブームで、
訪れる機会も多いのですが、
そんな私は、
時間を忘れて水槽の世界に見入ってしまいます。

ということで今回は、
夏休みの自由研究として、
品川アクアパークで撮影した、
動く兵器たち…
ミリタリーマニアが見ると、
海の生き物たちはこう見える、
というお話しです。


↓メカニカルな動きでピカイチなのは、
やはりエビでしょう。
そういえば、
ゴジラシリーズにエビラってのがいましたね。
(マンマや…)



↓潜水艦というより、
ジェット戦闘機のような、
エイやサメの姿





↓こちらもメカニカルで、
まるで装甲車のような、
イグアナとバジリスク。
バジリスクは水の上を走るので
水陸両用車ですね。





↓まさに潜水艦のような、
ミノカサゴ。
素晴らしいデザインとしか言いようがありません。



↓ドクヤガエルは迷彩塗装でしょう。



↓かわいい顔のハリセンボンも、
戦闘ボートにみえます。
(アメリカ軍は兵器の前面に顔を書いたりします)




品川アクアパークは、
同じ系列の仙台水族館などに比べると、
演出に凝っていて、
少し大人向けになっています。

とくに、
ライトアップされたクラゲの姿は、
たいへん幻想的でありますが、
私には、
パラシュート部隊が降下しているように見えます。




明日は終戦記念日だから、
こんなことを感じるのかな?

無心に水槽を見入る子供たちの横顔を見ていると、
平和な世界は素晴らしいと思いますね。

兵器は模型の世界だけで十分です。
★2016/08/07 (Sun)
徳永英明さんが、
女性歌手のヒット曲をカヴァーして、
何枚ものアルバムを製作したことは、
記憶に新しいですが、
これ以降、
カヴァーはひとつのブームになっているようです。
(徳永氏は少々やり過ぎた感じでしたが…)

今回紹介するのは、
そんなカヴァー・アルバムですが、
なんと、
元KISSのエース・フレーリーが、
ティーンの頃に影響を受けた曲のカヴァー集を発表したのです。

タイトルは『ORIGINS VOL1』
収録曲は以下の通りです。
White Room(CREAM)
Street Fighting Man(THE ROLLING STONES)
Spanish Castle Magic(JIMI HENDRIX)
Fire And Water(FREE)
Emerald(THIN LIZZY)
Bring It On Home(LED ZEPPELIN)
Wild Thing(CHIP TAYLOR)
Parasite(KISS)
Magic Carpet Ride(STEPPENWOLF)
Cold Gin(KISS)
Till The End Of The Day(KINKS)
Rock And Roll Hell(KISS)

「Wild Thing」はトロッグスだろう?
と思ったら、
この方がオリジナルだそうです。

また、
「Parasite」「Cold Gin」「Rock And Roll Hell」は、
いわゆるセルフカヴァーになります。

ロックを聴き始めた中学の頃、
私のアイドルだったKISSですが、
自分がギタリスト志望であったこともあり、
メンバーではエース・フレーリーがいちばん好きでした。

ポール・スタンレーとジーン・シモンズという、
強烈極まりないフロントマンの横で、
ちょっと陰影のある、
憂いを帯びた表情で、
レスポールをギュイ〜ンとうならせるエースに、
それはそれはアコガレたものです。

そんなエースは1982年にKISSを脱退、
しばらくはソロ活動の情報が入ってきたものの、
やがて音信不通になり、
アルコール中毒がヒドくて廃人状態だの、
ホームレスになっているだのと、
悲惨な話ばかりが聞こえてくるようになりました。

ですから、
1996年にKISSがオリジナルメンバーで復活したときには、
ホッと胸をなでおろしたものです。
「おー、エース生きていたかーっ」

そして、
2002年のフェアウェル・ツアーを最後に、
再びKISSから脱退。
以降はマイペースで音楽活動を続けているとのこと。

まずは順調に年を重ねているようで、
祝着ではあります。



そんなエースですが、
私は彼のルーツを、
ブルースブレイカーズ〜クリームの頃のクラプトン、
またはポール・コソフ、
乗りは…ストーンズあたりかな?などと予測していたので、
今回の収録曲を見た瞬間、
「ああ…やっぱり」

アタマの2曲が、
見事にクラプトンとストーンズ、
そして1曲おいてフリーですからね…
ファンの分析はかくのごとく正確なのです。

ギターコンボで、
エースと似たようなアプローチをするギタリストは、
なぜか我が国に多く、
キャロル時代の内海利勝さん、
ストリート・スライダーズ時代の土屋公平さん(蘭丸)などが、
代表的なところだと思います。

つまり…
歌を邪魔しないように、
バッキングはコード主体で、
ときどき気の利いた、
ブルース・フィーリングにあふれたオブリガードを入れ、
リードギターはシンプルなフレーズをコンパクトにまとめる…

蘭丸はインタビューで、
ブルースブレイカーズ時代のクラプトンが好きだ、
と答えており…
それが印象に残っておりました。

それで、
エースもそんな感じじゃないかな?
と予想していたのです。

その「White Room」は、
クラプトン本人による別バージョンじゃないか、
と思えるほど、
こなれたカヴァーで、
エースがどれだけこの曲を弾いたかがわかる出来になっています。

ただ…このドラムは、
あんまり好みではありませんなぁ…
なんだかオカズをまきちらしているというか、
おさまりの悪い叩き方をするので、
タイトな叩き方を好む私にはイマイチであります。

とはいえ、
続く「Street Fighting Man」は、
文句なしにカッコよく、
このヴァージョンでコピーしてみようか、
と思ったほど。

「Fire And Water」では旧友、
ポール・スタンレーが歌っております。

意外だったのは、
ウルトラマンで怪獣が登場するシーンに流れるようなリフの、
「Emerald」(笑)
レスポール好きだから、
シン・リジイに興味を持っていたのかな?

それから、
後半の
「Magic Carpet Ride」と
「Till The End Of The Day」の出来がよく、
こういう曲をこんな風に弾くとカッコイイんだ…
と新たな発見をしました。

KISSのセルフカヴァーはいずれも、
オリジナルよりヘヴィメタル度が上がっていて、
例のストイックでスカスカした感じはなくなっています。
エースという人はたいへん早口で有名ですが、
(どうも賑やかな人らしい…)
彼のリズムに合わせるとこうなるのでしょうか?
だとすると、
ドラマーの選択もそのせいかな?

ということで…
ファンとしてはエースが健在なだけでもありがたいのに、
このような作品を届けていただき、
たいへん幸せな気分になりました。

アルバムタイトルにVOL1がついているところを見ると、
VOL2が用意されているのではないでしょうか?

とすると今度は、
ハンブル・パイなんか入るんじゃないかな?
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★ ILLUSTRATION BY nyao