「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2017/12/31 (Sun)
紅白見ていますか?
私は、
一年間 iPhoneに撮った画像を整理して、
ここの記事をまとめながら一杯飲む、
というお決まりのコースでこの時間を過ごしています。
明ければ 2018年…
思えば遠くへ来たもんだ。
未知の世界は、
どんなもんじゃろ。
よいお年を。
私は、
一年間 iPhoneに撮った画像を整理して、
ここの記事をまとめながら一杯飲む、
というお決まりのコースでこの時間を過ごしています。
明ければ 2018年…
思えば遠くへ来たもんだ。
未知の世界は、
どんなもんじゃろ。
よいお年を。
★2017/12/24 (Sun)
どうして、
海外の紙ジャケはこのように粗悪なのだろうか…
ロキシー・ミュージックもそうだったけど、
これでは、
インナースリーブに印刷した程度じゃないか…
ブツブツ…
などという、
紙ジャケ・コレクターの不満はさておき、
フォーカスの紙ジャケBOXセット
『HOCUS POCUS BOX』(13枚組)が届きました。
暮れも押し詰まったこの時期に、
フォーカス三昧の日々を送るとは、
予想だにしなかった出来事で、
そのついでに、
と言っては何ですが…
この際、
ソフトの関係で更新できなくなってしまった、
『web-magazine GYAN GYAN』の、
「コレクターにならずに、ユーロ・ロックを聴く方法(第7回)」に予定していた、
フォーカスの特集をお届けしたいと思います。
「コレクターにならずに、ユーロ・ロックを聴く方法(第7回)」FOCUS
前回PFMの項でお話しした、
1973年のレディング・フェスティバルでトリを務めたのが、
フォーカスです。
さらに、
この年のメロディ・メーカー誌の人気投票では、
グループ部門で2位(1位はイエス)
ギタリスト部門ではヤン・アッカーマン(フォーカス)が1位
(2位はエリック・クラプトン)
キーボード部門ではタイ・ヴァン・レア(フォーカス)は5位
シングル「Sylvia」が2位、「Hocus Pocus」が3位
という、
ユーロピアン・プログレッシヴ・ロック系のバンドとしては、
二度と達成できない記録を打ち立てました。
当時のイギリスの音楽ファンの目が、
自国以外のヨーロッパのシーンに向けられていたことは、
間違いありませんが、
フォーカスはその中でも別格の存在で、
ロックの本拠地イギリスを脅かす勢力として、
オランダからやってきた黒船だったのです。
フォーカスは、
前出のタイ・ヴァン・レアとヤン・アッカーマンが出会い、
1970年に結成されました。
以降、
1976年にヤン・アッカーマンが脱退するまでを全盛期としていますが、
その後もバンドは後任を迎え存続し、
1985年には、
再び合流しアルバムを1枚だけ発表しました。
それから現在に至るまで、
何度か再結成されてはいるものの、
ヤンは参加せずにマイペースでソロ活動を続けています。
タイ・ヴァン・レアは、
コンセルバトワール(「のだめカンタービレ」参照)で正規の音楽教育を受け、
各種学位を取得しています。
ヤン・アッカーマンはタイ・ヴァン・レアほどではないものの、
やはり正規の音楽教育を5年間受け、
成績優秀であったため奨学生になっています。
このため、
フォーカスはヨーロッパ古典音楽の理論に基づき、
演奏を組み立てていたそうで、
3代目ドラマーとしてイギリスから参加した、
コリン・アレン(前任のピエール・ヴァン・ダー・リンデンはトレースに移籍)は、
アレンジ変更や転調を、
セッションの中で簡単にこなしてしまう、
メンバーの技術の高さに圧倒されたという話が残っています。
そして、
ポップ・ミュージック(ロックを含む)が英米発祥
と理解されていることに否定的であり、
音楽史から見てもヨーロッパ(大陸側)が主体である、
と主張していたようです。
そのせいか、
ヤン・アッカーマンはエリック・クラプトンに対し、
「いいギタリストだが技術的には自分の方がはるかに上だ」
とコメントを残しているだけでなく、
後にインタビューでクラプトンについて尋ねられると、
何も答えなかったと言うエピソードを残しています。
さしずめ、
正規の音楽教育を受けた彼から見れば、
ブルースなどを愛聴しているクラプトンなどは、
素人のギター少年であるというところでしょう。
そんなフォーカスのポリシーが具体的に表現されているのが、
セカンドアルバム『MOVING WAVES』(1971年)冒頭に収録されている、
ヒット曲「Hocus Pocus」です。
そうあの有名な…
鋼鉄リフから歌に入るといきなりヨーデルになり、
「よいろろ、よいろろ、ろんぱっぱ〜」となるアノ曲です。
(邦題「悪魔の呪文」はいえてます)
英米中心のロックに対しシニカルな視線を投げかけた、
この曲以外は、
バロックの香りがする小曲や、
いわゆるシンフォニック・ロックと呼ばれる組曲で構成されていますが、
これこそがフォーカスの真骨頂といえます。
ちなみに、
我が国でも当時の学園祭の定番だった、
大ヒット曲「Sylvia」を含む、
サード・アルバム『FOCUS 3』(1972年)、
メンバーは納得していない演奏のようですが、
ライヴの名盤に数えられる『AT THE RAINBOW』(1973年)に続く、
5枚目のアルバム『HAMBURGER CONCERTO』(1974年)は、
『MOVING WAVES』とまったく同じ構成をとっており、
「Harem Scared」でまたもや、
ブルースをおちょくったような演奏を披露しています。
(このアルバムのドラマーは前出のコリン・アレン)
フォーカス未体験の方には、
『MOVING WAVES』か『HAMBURGER CONCERTO』から
入ることをおススメいたします。
ヤン・アッカーマンのギターは、
ブルース・ブレイカーズ〜クリームあたりの
クラプトンによく似たトーンでありながら、
クラシック仕込みの流麗なフィンガリングに加え、
(このあたりはリッチー・ブラックモアに近い…)
フレーズの語尾に絶妙なビブラートを添えるという、
名人芸ともいえる高度なテクニックを誇っています。
ロックギター好きに受ける要素が満載なのです。
そんな彼はフォーカスを脱退すると、
ジャズ色を強め、
いわゆるフュージョンっぽい音を聴かせるようになり、
こちらも絶妙なのですが、
また別の機会にお話するとしましょう。
ユーロロックの世界で、
もっとも支持を受けたバンド、
それはフォーカスであることは、
間違いないことでしょう。
↓「よいろろ、よいろろ、ろんぱっぱ~」である…
海外の紙ジャケはこのように粗悪なのだろうか…
ロキシー・ミュージックもそうだったけど、
これでは、
インナースリーブに印刷した程度じゃないか…
ブツブツ…
などという、
紙ジャケ・コレクターの不満はさておき、
フォーカスの紙ジャケBOXセット
『HOCUS POCUS BOX』(13枚組)が届きました。
暮れも押し詰まったこの時期に、
フォーカス三昧の日々を送るとは、
予想だにしなかった出来事で、
そのついでに、
と言っては何ですが…
この際、
ソフトの関係で更新できなくなってしまった、
『web-magazine GYAN GYAN』の、
「コレクターにならずに、ユーロ・ロックを聴く方法(第7回)」に予定していた、
フォーカスの特集をお届けしたいと思います。
「コレクターにならずに、ユーロ・ロックを聴く方法(第7回)」FOCUS
前回PFMの項でお話しした、
1973年のレディング・フェスティバルでトリを務めたのが、
フォーカスです。
さらに、
この年のメロディ・メーカー誌の人気投票では、
グループ部門で2位(1位はイエス)
ギタリスト部門ではヤン・アッカーマン(フォーカス)が1位
(2位はエリック・クラプトン)
キーボード部門ではタイ・ヴァン・レア(フォーカス)は5位
シングル「Sylvia」が2位、「Hocus Pocus」が3位
という、
ユーロピアン・プログレッシヴ・ロック系のバンドとしては、
二度と達成できない記録を打ち立てました。
当時のイギリスの音楽ファンの目が、
自国以外のヨーロッパのシーンに向けられていたことは、
間違いありませんが、
フォーカスはその中でも別格の存在で、
ロックの本拠地イギリスを脅かす勢力として、
オランダからやってきた黒船だったのです。
フォーカスは、
前出のタイ・ヴァン・レアとヤン・アッカーマンが出会い、
1970年に結成されました。
以降、
1976年にヤン・アッカーマンが脱退するまでを全盛期としていますが、
その後もバンドは後任を迎え存続し、
1985年には、
再び合流しアルバムを1枚だけ発表しました。
それから現在に至るまで、
何度か再結成されてはいるものの、
ヤンは参加せずにマイペースでソロ活動を続けています。
タイ・ヴァン・レアは、
コンセルバトワール(「のだめカンタービレ」参照)で正規の音楽教育を受け、
各種学位を取得しています。
ヤン・アッカーマンはタイ・ヴァン・レアほどではないものの、
やはり正規の音楽教育を5年間受け、
成績優秀であったため奨学生になっています。
このため、
フォーカスはヨーロッパ古典音楽の理論に基づき、
演奏を組み立てていたそうで、
3代目ドラマーとしてイギリスから参加した、
コリン・アレン(前任のピエール・ヴァン・ダー・リンデンはトレースに移籍)は、
アレンジ変更や転調を、
セッションの中で簡単にこなしてしまう、
メンバーの技術の高さに圧倒されたという話が残っています。
そして、
ポップ・ミュージック(ロックを含む)が英米発祥
と理解されていることに否定的であり、
音楽史から見てもヨーロッパ(大陸側)が主体である、
と主張していたようです。
そのせいか、
ヤン・アッカーマンはエリック・クラプトンに対し、
「いいギタリストだが技術的には自分の方がはるかに上だ」
とコメントを残しているだけでなく、
後にインタビューでクラプトンについて尋ねられると、
何も答えなかったと言うエピソードを残しています。
さしずめ、
正規の音楽教育を受けた彼から見れば、
ブルースなどを愛聴しているクラプトンなどは、
素人のギター少年であるというところでしょう。
そんなフォーカスのポリシーが具体的に表現されているのが、
セカンドアルバム『MOVING WAVES』(1971年)冒頭に収録されている、
ヒット曲「Hocus Pocus」です。
そうあの有名な…
鋼鉄リフから歌に入るといきなりヨーデルになり、
「よいろろ、よいろろ、ろんぱっぱ〜」となるアノ曲です。
(邦題「悪魔の呪文」はいえてます)
英米中心のロックに対しシニカルな視線を投げかけた、
この曲以外は、
バロックの香りがする小曲や、
いわゆるシンフォニック・ロックと呼ばれる組曲で構成されていますが、
これこそがフォーカスの真骨頂といえます。
ちなみに、
我が国でも当時の学園祭の定番だった、
大ヒット曲「Sylvia」を含む、
サード・アルバム『FOCUS 3』(1972年)、
メンバーは納得していない演奏のようですが、
ライヴの名盤に数えられる『AT THE RAINBOW』(1973年)に続く、
5枚目のアルバム『HAMBURGER CONCERTO』(1974年)は、
『MOVING WAVES』とまったく同じ構成をとっており、
「Harem Scared」でまたもや、
ブルースをおちょくったような演奏を披露しています。
(このアルバムのドラマーは前出のコリン・アレン)
フォーカス未体験の方には、
『MOVING WAVES』か『HAMBURGER CONCERTO』から
入ることをおススメいたします。
ヤン・アッカーマンのギターは、
ブルース・ブレイカーズ〜クリームあたりの
クラプトンによく似たトーンでありながら、
クラシック仕込みの流麗なフィンガリングに加え、
(このあたりはリッチー・ブラックモアに近い…)
フレーズの語尾に絶妙なビブラートを添えるという、
名人芸ともいえる高度なテクニックを誇っています。
ロックギター好きに受ける要素が満載なのです。
そんな彼はフォーカスを脱退すると、
ジャズ色を強め、
いわゆるフュージョンっぽい音を聴かせるようになり、
こちらも絶妙なのですが、
また別の機会にお話するとしましょう。
ユーロロックの世界で、
もっとも支持を受けたバンド、
それはフォーカスであることは、
間違いないことでしょう。
↓「よいろろ、よいろろ、ろんぱっぱ~」である…
★2017/12/17 (Sun)
今年はいつになく、
サクサクと年末の準備を進めていて、
恒例の「2017年マイベストアルバム」を先週に発表したばかりか、
この時期に年賀状まで作り終えてしまいました(笑)
で、
調子に乗って、
ピンク・フロイドの紙ジャケ・シリーズも
まだチェックし切れていないというのに、
フォーカスの紙ジャケBOXセット(13枚組!)などという、
大それたモノを購入するという暴挙に出てしまいました。
(今年の夏にリリースされていたようです)
おかげで年末年始はプログレ漬けの日々になりそうです…
そんな今夜は、
大河ドラマ『おんな城主 直虎』が最終回を迎えます。
最初は、
ちょっと前まで柴咲コウさんが好きだったことから、
興味を持ったのですが…
前作『真田丸』の最後の方で、
大阪夏の陣の際に、
真田信繁の向かい側に布陣したのが、
井伊直政(直虎の養子)であることを知り、
そういえば、
武田の赤備えは真田が受け継ぎ、
さらに井伊が受け継いだことに気がつき、
そのあたりの因縁めいたつながりにも関心を持つようになり、
結局、
毎週見ることになったのです。
要するに…
桶狭間の合戦で、
当主を始めとする、
多くの重臣を失い、
近隣の大国に翻弄され、
一度は家名の存続をあきらめながら、
結局は、
江戸幕府の最後まで、
家名を存続させることになる…
そんな井伊家が、
本当に首の皮一枚になった時期に、
直政が家督を継ぐまでの間、
ピンチヒッターとして立った人がいて、
それが一部では、
女性であったのでは?と言い伝えられている、
ということですが、
『明治維新の正体』同様、
正史を裏側から見た際に、
こぼれ落ちた話なので、
そこが興味深かったことは確かです。
この時代に、
井伊家と同様の憂き目に会い、
滅んでしまった家は、
数え切れないほどあると思いますが、
不思議な力が働き、
残ることができた…
これは奇跡と言えるでしょう。
桶狭間の戦いを反対側から見ることは、
いまだかつて初めての経験でしたが、
立場が変われば、
こういうことだな…と妙に納得したりしました。
さて、
今夜どのような結末で終わらせるのか、
演出家のメッセージに注目です。
肝心の柴咲コウさんのことは何もないのか?
と言われると、
若い時代の設定だった稚児装束より、
還俗して中年っぽい装いになった方が、
「キレイだな」と思ったことは確かで…
女優さんも年齢相応の役柄で、
魅力を発揮するものだなと、
もう一つ、
ミョーな納得をしたりしました(笑)
ところで、
来年の大河は…
見る気がしないのでありました。
来年は日曜の夜に予定を入れられますよ(笑)
サクサクと年末の準備を進めていて、
恒例の「2017年マイベストアルバム」を先週に発表したばかりか、
この時期に年賀状まで作り終えてしまいました(笑)
で、
調子に乗って、
ピンク・フロイドの紙ジャケ・シリーズも
まだチェックし切れていないというのに、
フォーカスの紙ジャケBOXセット(13枚組!)などという、
大それたモノを購入するという暴挙に出てしまいました。
(今年の夏にリリースされていたようです)
おかげで年末年始はプログレ漬けの日々になりそうです…
そんな今夜は、
大河ドラマ『おんな城主 直虎』が最終回を迎えます。
最初は、
ちょっと前まで柴咲コウさんが好きだったことから、
興味を持ったのですが…
前作『真田丸』の最後の方で、
大阪夏の陣の際に、
真田信繁の向かい側に布陣したのが、
井伊直政(直虎の養子)であることを知り、
そういえば、
武田の赤備えは真田が受け継ぎ、
さらに井伊が受け継いだことに気がつき、
そのあたりの因縁めいたつながりにも関心を持つようになり、
結局、
毎週見ることになったのです。
要するに…
桶狭間の合戦で、
当主を始めとする、
多くの重臣を失い、
近隣の大国に翻弄され、
一度は家名の存続をあきらめながら、
結局は、
江戸幕府の最後まで、
家名を存続させることになる…
そんな井伊家が、
本当に首の皮一枚になった時期に、
直政が家督を継ぐまでの間、
ピンチヒッターとして立った人がいて、
それが一部では、
女性であったのでは?と言い伝えられている、
ということですが、
『明治維新の正体』同様、
正史を裏側から見た際に、
こぼれ落ちた話なので、
そこが興味深かったことは確かです。
この時代に、
井伊家と同様の憂き目に会い、
滅んでしまった家は、
数え切れないほどあると思いますが、
不思議な力が働き、
残ることができた…
これは奇跡と言えるでしょう。
桶狭間の戦いを反対側から見ることは、
いまだかつて初めての経験でしたが、
立場が変われば、
こういうことだな…と妙に納得したりしました。
さて、
今夜どのような結末で終わらせるのか、
演出家のメッセージに注目です。
肝心の柴咲コウさんのことは何もないのか?
と言われると、
若い時代の設定だった稚児装束より、
還俗して中年っぽい装いになった方が、
「キレイだな」と思ったことは確かで…
女優さんも年齢相応の役柄で、
魅力を発揮するものだなと、
もう一つ、
ミョーな納得をしたりしました(笑)
ところで、
来年の大河は…
見る気がしないのでありました。
来年は日曜の夜に予定を入れられますよ(笑)
★2017/12/10 (Sun)
さて、
今年も残りわずかとなったところで、
例年より早いのですが、
恒例の「2017年マイベストアルバム」の発表です。
【新譜部門】
☆チャック・ベリー『チャック』
今年3月18日に90歳で他界した、
史上最長寿のロケンローラーの新作。
(そういえばエンケンも逝ってしまいましたなぁ…)
新作とはいえ、
かなり以前の録音(1980年代?)もあり、
前作からの38年間にわたって録り貯めていたものを、
このタイミングで発表した、
という印象でした。
相変わらず、
ワンパターンとも言える、
名人芸的なフレーズのオンパレードですが、
リズム隊が新鮮で、
86歳までライヴをやっていたという、
御大の現場感覚にはアタマが下がりました。
余計な思い入れ抜きで、
単純に新譜として聴いても、
冒頭の2曲は素晴らしく、
今年を象徴する一枚と言えるでしょう。
☆デヴィッド・ボウイ『ライヴ・ナッソー・コロシアム’76』
『クラックド・アクター~ライヴ・ロサンゼルス’74』
こちらは、
昨年他界したボウイの未発表作。
『ライヴ・ナッソー・コロシアム’76』は既に、
別の企画に含まれていたものですが、
単体としては今回が初出になります。
いずれも、
ジギー以降、
ボウイのキャリアでもっとも評価が高い、
ベルリン3部作の後『レッツ・ダンス』に至る、
ちょうど中間に当たる、
いわゆるソウルに傾倒していた時期の作品ですが、
後述のように、
ジャズ・ファンクに再びハマった、
今年の私には、
たいへん響いた作品群でありました。
どちらも、
ソウルやファンクに根ざした音ではあるものの、
ヨーロッパ的な音の解釈により、
独自の世界を展開している点が、
「さすが!」というところです。
この時期(1970年代中盤)のボウイは、
一般には、
わりと評価が低いのですが、
クラブやジャズ・ファンクがブームになった後の、
21世紀の今になると、
非常に新鮮なサウンドに聴こえます。
『★』は、
このへんの延長にある音でしたからね。
もっと発掘音源を出してくれないかなぁ。
【再発部門】
☆ピンク・フロイドの紙ジャケ・シリーズ
これは、
買わずにはいられない、
悪い企画(笑)でしたが、
あらためて、
ピンク・フロイドの偉大さを痛感させてくれました。
とくに、
『狂気』の完璧さ、
『ウマグマ』の意外な存在感、
そして、
今になって聴くと、
素晴らしさが際立つ『炎』…
最近はこの3枚にヤラレています。
『狂気』はもはや、
クラシックの域ですね。
小学校の授業で聴くようになるのも、
時間の問題かと…
その他、
マイ・ブームとして、
『Guitar Magazine』の企画がよくて、
12ヶ月のうち7冊を購入するという、
この20年間では珍しい事件がありました。
とくに、
『進撃のジャズファンク』と
『モータウンの歩き方』は傑出しており、
私に再び、
ジャズ・ファンク三昧の日々を送らせることになったのです。
昨年のこのコーナーでは、
2016年を総括し、
「ルーツを再確認し開き直った年」である、
としていましたが、
今年はまさに、
その流れの延長にあったと思います。
その結果、
ジャズ・ファンクがやって来て、
『ダニー・ハザウェイ・ライブ』を聴き直し、
これからはコレで行こう、
と決意を新たにしたところです。
そんな年末になって、
BSで放送された、
昨年ハイド・パークで開催されたという、
キャロル・キングの『つづれおり』再現コンサートを見て、
そのあまりの素晴らしさに感動し、
こちらも座右の銘としようと決心したところです。
『ダニー・ハザウェイ・ライブ』と『つづれおり』
ここに行き着いたら、
フリーと2期ジェフ・ベック・グループが愛おしく…
まぁ、そんな年末であります。
「ルーツを再確認し開き直った」昨年に対し、
「明確な指針を得た」
これが今年だったと思います。
あと3週間で今年も終わりですね。
今年も残りわずかとなったところで、
例年より早いのですが、
恒例の「2017年マイベストアルバム」の発表です。
【新譜部門】
☆チャック・ベリー『チャック』
今年3月18日に90歳で他界した、
史上最長寿のロケンローラーの新作。
(そういえばエンケンも逝ってしまいましたなぁ…)
新作とはいえ、
かなり以前の録音(1980年代?)もあり、
前作からの38年間にわたって録り貯めていたものを、
このタイミングで発表した、
という印象でした。
相変わらず、
ワンパターンとも言える、
名人芸的なフレーズのオンパレードですが、
リズム隊が新鮮で、
86歳までライヴをやっていたという、
御大の現場感覚にはアタマが下がりました。
余計な思い入れ抜きで、
単純に新譜として聴いても、
冒頭の2曲は素晴らしく、
今年を象徴する一枚と言えるでしょう。
☆デヴィッド・ボウイ『ライヴ・ナッソー・コロシアム’76』
『クラックド・アクター~ライヴ・ロサンゼルス’74』
こちらは、
昨年他界したボウイの未発表作。
『ライヴ・ナッソー・コロシアム’76』は既に、
別の企画に含まれていたものですが、
単体としては今回が初出になります。
いずれも、
ジギー以降、
ボウイのキャリアでもっとも評価が高い、
ベルリン3部作の後『レッツ・ダンス』に至る、
ちょうど中間に当たる、
いわゆるソウルに傾倒していた時期の作品ですが、
後述のように、
ジャズ・ファンクに再びハマった、
今年の私には、
たいへん響いた作品群でありました。
どちらも、
ソウルやファンクに根ざした音ではあるものの、
ヨーロッパ的な音の解釈により、
独自の世界を展開している点が、
「さすが!」というところです。
この時期(1970年代中盤)のボウイは、
一般には、
わりと評価が低いのですが、
クラブやジャズ・ファンクがブームになった後の、
21世紀の今になると、
非常に新鮮なサウンドに聴こえます。
『★』は、
このへんの延長にある音でしたからね。
もっと発掘音源を出してくれないかなぁ。
【再発部門】
☆ピンク・フロイドの紙ジャケ・シリーズ
これは、
買わずにはいられない、
悪い企画(笑)でしたが、
あらためて、
ピンク・フロイドの偉大さを痛感させてくれました。
とくに、
『狂気』の完璧さ、
『ウマグマ』の意外な存在感、
そして、
今になって聴くと、
素晴らしさが際立つ『炎』…
最近はこの3枚にヤラレています。
『狂気』はもはや、
クラシックの域ですね。
小学校の授業で聴くようになるのも、
時間の問題かと…
その他、
マイ・ブームとして、
『Guitar Magazine』の企画がよくて、
12ヶ月のうち7冊を購入するという、
この20年間では珍しい事件がありました。
とくに、
『進撃のジャズファンク』と
『モータウンの歩き方』は傑出しており、
私に再び、
ジャズ・ファンク三昧の日々を送らせることになったのです。
昨年のこのコーナーでは、
2016年を総括し、
「ルーツを再確認し開き直った年」である、
としていましたが、
今年はまさに、
その流れの延長にあったと思います。
その結果、
ジャズ・ファンクがやって来て、
『ダニー・ハザウェイ・ライブ』を聴き直し、
これからはコレで行こう、
と決意を新たにしたところです。
そんな年末になって、
BSで放送された、
昨年ハイド・パークで開催されたという、
キャロル・キングの『つづれおり』再現コンサートを見て、
そのあまりの素晴らしさに感動し、
こちらも座右の銘としようと決心したところです。
『ダニー・ハザウェイ・ライブ』と『つづれおり』
ここに行き着いたら、
フリーと2期ジェフ・ベック・グループが愛おしく…
まぁ、そんな年末であります。
「ルーツを再確認し開き直った」昨年に対し、
「明確な指針を得た」
これが今年だったと思います。
あと3週間で今年も終わりですね。