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「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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  ★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2019/07/07 (Sun)
消費増税を間近に、
アメリカと中国の経済摩擦が激化するのを見て、
これはiPhoneも値上げするのではと思い、
以前から検討していた機種変更を、
このタイミングで実行してみました。

いままで使っていたのは…

忘れもしない、
網膜穿孔と剥離を2回にわたって手術をした、
2014年の秋に購入した…

iPhone 6で、

そろそろ満5年を迎えます。

バッテリー不具合騒動があり、
昨年の初めに、
格安でバッテリー交換をしたのですが、
そろそろそれも寿命を迎え、
本気で機種変更を考えなければならない時期でありました。

今年5月の長期連休の際に、
一度検討し、
iPhone 8plusにしようと思い立ったのですが、

通信事業者の店舗で購入できないことを知り、
それではと、
カラフルなiPhone XRを注文したところ、
いつになっても入荷の連絡がなく、
アタマに来て(笑)
キャンセルしてしまいました。
(通信事業者 はS社です…)

それ以来、

なるべく…
その件には触れないようにしていたのですが(笑)
最近のトランプ氏の発言を聞くにつけ、
危機感を募らせ、
今回の決断に至ったという次第です。

購入したのは、
iPhone 8Plus(256GB)です。

やはり、
何度考えても、
iPhone Xは価格と仕様のバランスが悪く、
XRより少々安い 8Plusのカメラの機能が、
上位機種のXSと遜色ないことは、
無視することができませんでした。

そして、
iPhone 8については、
通信事業者での扱いこそないものの、
Appleには在庫があり、
即日発送が可能ということを知り、

面倒くさい通信事業者の勧誘を聞く、
無益な時間を消費することを避けるために、
Appleのオンラインショップを利用して、
機器を購入し、
引き継ぎ処理をすべて自分でやってみたのです。

私は元々、
Macユーザーで、
自宅のパソコンで
iPhoneのバックアップを取れる環境にあったこともあり、
引き継ぎ処理は極めて簡単でした。

もっとも注意が必要と言われる、
LINEの引き継ぎも無事に終わり、
小1時間程度で、
いままで通りの画面で、
いままで通りの使い勝手で、
iPhoneを使うことができ、
たいへん満足しているところです。

その理由のひとつには、
iPhone 8の画面が、
iPhone 6とほぼ同じ、
ということがありますが、
2つ上位の機種と同じ、
高性能のカメラが素晴らしく、
早く「鉄」の撮影で試してみたいと思います。

私は、
何事にも“凝り症”なので、
今回もいろいろと調べ上げてから行動しましたが、
世の中には知らないと損をすることがたくさんあり、
そして、
それを知らせずに商売をしている輩がいるので、
なにやら複雑な気持ちになりました。

iPhone 8plusは、
少々大きめのサイズですが、
手元が見ずらいお年頃には、
かえって見やすく、
性能もよろしいのでオススメです。
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★2019/06/30 (Sun)
先週の土日は仕事で、
高知「食のプラットホーム」
第1回セミナー&交流会に参加し、
県庁近くの高知共済会館というところで、
セミナー講師をしてきました。

高温多湿な気候のみならず、
どちらかといえば夜型の生活リズムに、
南国特有の雰囲気を感じるのですが、
この市内にも、
鹿児島、熊本、広島、松山と同じく、
軌道線(いわゆる市電ですな)が走っていて、
「鉄」にはたまらない場所となっております。

高知の市電は、
正式には土佐電気鉄道、
通称「とさでん」と呼ばれ、
かんざしの逸話で有名な、
はりまや橋を中心に、
東は後免町、
西は伊野、
南は港に向かった桟橋通五丁目、
北はJR高知駅を結んでいます。



はりまや橋の交差点は、
東西と南北の路線が交差する、
絶好の撮影スポットとなっているので、
宴会明けの日曜の早朝に、
例によって、
iPhone片手に撮影して来ました。
(ホテルからすぐだったので…)

とさでんの車両は、
他の鉄道会社から払い下げられたものは少なく、
参考にした車両こそあれ、
オリジナルの車両ばかりなので、
マニア心を刺激されます。
(有名な車両と似ているので誤解しがちですが…)

いずれも、
昭和に製造された車両ばかりなので、
カラフルな広告をまとっていると、
年寄りの厚化粧的な感じは否めませんが、
趣のある風貌が魅力的です。

↓昭和25年から32年製造というから驚き。
 バラエティ豊かな200形。





↓個人的に一番気に入った500形。
 あまり派手な色でないところに好感が持てる。



↓はりまや橋交差点から高知駅へ向かう1000形。
 新しい車両という印象だが、これも昭和56年の製造。



出張なので、
どこへ行っても観光することはなく、
詳しくなるのは、
飲食店と夜のオネーさん(笑)程度ですが、
私の場合「鉄」なので、
限られた時間の中で、
このような楽しみ方ができるわけです。

あと4県で、
全ての都道府県に足を踏み入れたことになるのですが、
その日は近い?
★2019/06/16 (Sun)
先週は仕事で、
岐阜県の産地見学会というツアーに参加し、
農業・水産・畜産の現場を訪問、
飛騨牛と長良川鮎を堪能しました。

そして、
週末の昨日は大雨の中…

例の12弦「FREEDOM」を片手に、
LOOSE CONNECTIONのリハに参加、
いつになく創作意欲を刺激されたおかげか、
次から次へとリフを繰り出し、
他のメンバーを困惑させ…(笑)

その後、
毎年恒例になっている、
6月第三土曜日、
高校のクラス会に参加してきたのです。

さすがに、
この年齢の同世代の集まりとなると、
どうしても話題が、
病気のこと、定年のこと、親の介護のこと、
などと…(笑)

あまりポジティヴな内容にならないのですが、
話している当人達の表情は、
案外そうでもなく、
これはこれでストレスの発散になっているのでは、
などと思ったりしました。

あらためて、
高校を卒業して40年になる、
という事実を認識し、
その時間の経過に呆れると同時に、

(スタジオ帰りだったので)
ギターを持参した我が身を振り返り、
やっていることは、
当時とほぼ変わっていないことに気がつき、
古文調で表現するならば、
「いとおかし」と思ったところです。

あと、
何年ぐらいクラス会を開催できるだろう、
という話になって、
平均寿命を考えると、
20年ぐらいは楽勝でいけるのでは?
となりましたが、
私は20年後もギター持参で行くのでしょうか?(笑)

来週の週末は、
高知県で開催される「食のプラットフォーム」
というイベントにゲスト参加する予定で、
(クリックしてみてください)
今度はカツオと
底なしの日本酒を堪能することになると思いますが(笑)

いちおうマジメに仕事もしているので、
公私のバランスが取れている、
と言えるかもしれません。

今年は、
このようなイベントにあちこち顔を出すので、
どこかで見かけるかもしれませんよ。

↓郡上の長良川あゆパーク





↓古い町並みにはアンバランスな、高山駅のモダンなデザイン

★2019/06/09 (Sun)
5月末に発売されたばかりの、
STINGのニュー・アルバム
『MY SONGS』は、
自身の人生を振り返り、
過去の楽曲を再演した作品です。



正直なところ、
POLICE以降の彼の楽曲は、
あまり知らなかったのですが、
今回聴いてみて、
なかなかよいなぁ…と、
認識を新たにしたところです。

STINGもデヴィッド・ボウイと同じで、
いつも時代の音に敏感に反応し、
それを自分の音に取り込んでいたことが
よくわかりました。

声だけでなく、
ベースのトーンが同じなので、
様々なタイプの音が出ていても、
散漫なイメージにならず、
全体に統一感が出るのでしょう。

この自分の音にする、
消化の仕方はハンパではなく、
まずはここに感服しました。

そして、
POLICEのナンバーは、
さすがに、
アレンジの仕様がないのか、
はたまたアレンジしたくないのか、
ほぼ原曲に忠実に再演されていますが…

STINGの歌が、
円熟しているというか、
当時のややキンキンした感じが消え、
余裕で声を出している感があって、
非常に聴きやすいことに気がつきました。

それは、
「Every breath you take」で顕著で
このことにより、
楽曲の斬新さが際立ち、
各曲の良さを改めて認識することができました。

私にとって、
POLICEの登場は、
かなりの衝撃で…

それは、
レゲエ+ロックという、
斬新な曲の構造もさることながら、
アンディ・サマーズのギターのトーンが、
それまでのロックギターの価値観を
一変させてしまったことによります。

つまり…

あまり歪んでいない音に、
フランジャーを緩くかけて、
「ジョワ〜ン」と…(笑)
ニュアンスに富んだコード一発で、
曲をキメてしまうということです。

この音、
いわゆる1980年代に入ってから流行する、
コンプレッサー+コーラスの音とは一線を画していて、

コンプではなく、
マーシャルのような基本的には歪むアンプで、
歪みを抑えるセッティングにして、
コーラスではなく、
フランジャーをマイルドにセットしているのです。

そして、
そこへデジタルディレイなどを加えると、
「Waiting on the moon」になるわけです。

「デッデデー、ジョワ~ン」(笑)

とにかく、
このギターのトーンが、
当時ハードロック小僧だった私には、
衝撃だったのです。

なんてカッコイイ音だ、
と思ったもんです…

そして、
「Message in a bottle」のリフで使われる、
9thの響き…

POLICEは、
9thとか13thなど、
ロックでは通常使用しない、
テンションコードを多用したことも知られています。

これは、
アンディ・サマーズのセンス
とばかり思っていたのですが、
今回のライナーで確認すると、
STINGのアイデアであったようです。

そういえば、
POLICEのオリジナルギタリストは、
生粋のパンクロッカーで、
STINGの指定するコードに対応できず、
クビになったという話を、
以前に聞いたことがありました。

このあたりのセンスも抜群と言えるでしょう。

当時の私は、
POLICEの影響で、
従来のハードロックに飽き足らなくなり、
RUSHという、
あの時代では、
かなりマニアックなバンドを支持するようになり、

テンションコードの面白さにハマり、
ジョニー・ルイス&チャーをコピーする…
そして、
それらのバンドが全てトリオであったことから、
トリオこそ、
ロックバンドの究極である、
などとのたまうようになったのです。

このあたりの影響力はハンパではなく、
その後の私のギタースタイルを決定してしまった、
といえるでしょう。

そんな風に、
自分の人生まで振り返ることになった、
STINGの新作ですが、
これは名作ですよ。

じつは、
昨年の暮れに、
アンディ・サマーズが使用していた、
tc electronicのアナログ・フランジャーを、
ひそかに手に入れていたりして…(笑)

運命の女神に弄ばれているかもしれませんね。
★2019/06/02 (Sun)
2週間のご無沙汰です。

何かトラブルがあったわけではなく、

5/19(日)は、
三島「SKYWALK」という、
伊豆半島の付け根あたりにある、
日本一長い大吊橋(全長400m)へ
日帰りバスツアーで行き…





5/26(日)は、
バンドの練習に向かう際に、
滅多にお目にかかれない、
JR東日本E491系電車(通称 East i-E)
という軌道・架線・信号計測用の車両に
お目にかかったり…
(黄色い新幹線よりレアです)



ネタはいろいろありましたが、
両日共に帰宅が遅くなり、
アルコールが入っていたこともあって、
投稿をサボっていたという次第です(笑)

さて…

GW10連休が明けてから、
よく聴いているのが、
沖縄から取り寄せた、
IRIS(イーリス)の『虹鳥(kotori)』という作品です。

IRISは、
沖縄は石垣島をベースに活動している、
姉妹(デュオ)で、
私は2013年5月に石垣島を訪れた際に、
ライヴを見て感動し、
当時の記事はココをクリック
その後、
彼女たちがIRIS以前に活動していた、
ma-yunというユニットのCDを購入したりして、
その時期、
ひとりで盛り上がっていました。



今回、
何かのきっかけで、
そんなIRISが、
2017年にアルバムを出していたことを知り、
「これはしまった」とばかりに、
慌てて購入したという次第ですが…

果たしてその中身は、
いかがなものであったのでしょう?

簡単に言ってしまうと、
ma-yunが残した2枚のアルバムを、
1枚に凝縮したような感じで、

前半は、
j-pop的(というか、歌謡曲的?)な曲が並び、
後半は、
八重山民謡に現代風のアレンジを施した曲が並んでいます。

ここで特筆したいのは、
その後半の8、9、10が非常に面白く、
私はたいへん感銘を受けてしまった、
ということです。

八重山民謡をビートに乗せ、
三線をペダルポイント的に、
ファンクのベースパターンのように置き、
そのリズムと曲全体のリズムが、
ズレたり重なったり、
いわゆるポリリズムのような構造になっていて、
心地よい高揚感を生んでいます。
(プログレファンに説明する場合は、
Yesみたいな変拍子の組み合わせ…としておきましょう(笑)

その上に、
彼女たちの美しい歌声が、
ユーモアに溢れた歌詞をまとい、
なんとも言えない、
おキャンで華やかな雰囲気を醸し出すのです。

このミクスチュア感…
まるで1970年代前半のマイルス・デイビス…
いや、
もっと新しいところで、
よく似た感じを体験したことがあったような…

そうだ、
Hassan Hakmoun & ZAHARの『Trance』(1992年)だ。

Hassan Hakmounはナイジェリア出身で、
シンティールという三線みたいな民族楽器を弾き、
グナワというファンクみたいな民族音楽をベースに、
ニューヨークでグルーヴィンな音を出していた人ですが…

そういえば、
これと感じがよく似ているのです。

ZAHARには、
Anthony Michael Petersonという、
ビル・フリーゼルみたいな、
モダンなギタリストが在籍して、
存在感を示していましたが、
IRISのバックにもそんな存在がいて、
ジャズっぽい9曲目などで、
かなりぶっ飛んだプレイを聴かせてくれます。

これは面白いですね。

『虹鳥』終盤の3曲の感じで、
アルバム1枚作ってくれたら、
ジェフ・ベックやサンタナのような作品ができると思うのですが、
さていかがなものでしょう?

地元で活動している方々なので、
ライヴを体験するには石垣島へ行かねばならず…
ハワイの後は石垣へ行くか(笑)

何よりも、
私の歌姫が健在であったことが、
ありがたかったですね。
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★ ILLUSTRATION BY nyao