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「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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  ★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2009/05/08 (Fri)
キリ番踏んだの誰ですか?

恥ずかしがらずに申告してください。
PR
★2009/05/05 (Tue)
『web-magazine GYAN GYAN』の記事を更新しました。↓
http://matsuzack.jougennotuki.com/index.html

よろしくお願いします。

★2009/05/03 (Sun)
忌野清志郎さんが亡くなりました。
58歳…まだ若いですね。
ガンが転移して再入院したと聞いたときから、
嫌な予感はしていたんですが…。

私は、
フォーク時代のRCサクセションはあまり知らず、
いわゆる「雨上がりの夜空に」をリアルタイムで体験した世代です。

1979年か80年か…、
なにしろ大学入学前後の頃のこと、
渋谷陽一さんのラジオで、
フリクションとリザードといっしょに、
RCサクセションが紹介されたことを覚えています。
(ちなみにこのときもっとも気に入ったのは、
フリクションの「クール・フール」でした…)

そのときの印象と、
キヨシローさんのルックスから、
私は当初、
彼らのことを、
パンクバンドだと思っていました。

しばらくしてから、
実際にRCサクセションのステージを見る機会があって、
あ〜ぜんぜんパンクじゃねーじゃんっと、
驚くと同時に、
あの頃、
あんな感じでソウルっぽい音を出していたバンドが他になく、
ん〜イカしてるじゃんっと、
感動した記憶があります。

アルバムは1枚も持っていないのですが…、
私が好きだったのは「トランジスタ・ラジオ」という曲でした。


授業中あくびしてたら
口がでっかくなっちまった

彼女、
教科書ひろげてるとき、
ホットなナンバー空にとけてった

ベイエリアから
リバプールから
このアンテナがキャッチしたナンバー


この曲を聴くと、
高校時代に、
屋上で授業をサボって、
ロックを聴いてきた光景を思い出します。

なんか、
うまく言えないけど…、
大人になってから、
こんなことを素直に歌えるなんて、
この人きっとピュアな魂を持っているんだな、
と感心した記憶があります。

そういえば、
RCサクセション時代の相棒だった、
ギタリストのチャボさんはこんなことを言っていました。

RCに参加しようという話になって、
キヨシの家に遊びに行って、
遅くまで盛り上がってしまったので、
泊まることになったんだけど、
キヨシが俺に着替えのシャツを用意してくれたのよ、
そしたら、
そのシャツの襟が切り取ってあってさ…。(笑)
キヨシにどうしたの?って聞いたら、
チャボ襟のあるシャツ嫌いでしょ?だからハサミで切ったって。
俺が襟のあるシャツを嫌いなこと、
知ってたんだよね。
それにしてもさ…。
その瞬間、
コイツとバンドやらなくちゃっと思ったよ。
信じられないくらいいいヤツだよ、キヨシは…。

いい話だと思いません?

それにしても、
魂がピュアな人は、
早くに神に召されてしまうのでしょうか?

私はつい先日、
そんなキヨシローさんのイチオシだった、
ローウェル・フルスンの『トランプ』というアルバムを、
手に入れたばかりだったのですが…。
これが単なる偶然とは思えなくて、
仕方ありません。

キヨシローさんからの贈り物だったのかな?



★2009/04/26 (Sun)
「私の人生を変えたアルバム」シリーズを、
『web-magazine GYAN GYAN』で継続させようと決めたおかげで、
ここで続けられるシリーズものがなくなってしまいました。

下世話な話題ばかり展開するのもねぇ…、
なにしろ、
ブログのタイトルが『ROCKのある風景』ですから、
このままではマズイと思案を重ねた結果…、
ROCKの“名盤紹介”というのはいままでいろいろとやってきましたが、
そういえば“名曲紹介”というのはやったことがなかったことに思い当たり、
始めてみようということになりました。

シリーズのタイトルはまだ決めていませんが、
第1回は、
リック・デリンジャーの
「ロックンロール・フー・チー・クー」です。

--------------------------------------------------------------------------------

あれは、
私が高校に入学した頃のことです。
そろそろ、
『ミュージック・ライフ』に物足りなさを覚え始めた私は、
当時はまだ、
一部マニアの同人誌の域を脱していなかった、
『プレイヤー』を定期購読することにしました。

定価が500円以下だったこともありましたが、
日本のプロミュージシャンが執筆に加わっていることもあって、
内容がより実践的で、
『ミュージック・ライフ』より
身近にロックを感じられることがポイントでした。

その記念すべき1冊目、
たしか1977年5月号、
表紙はジョニー・ウィンターだったと思いますが、
その巻頭インタビューが、
当時、自らの名前を冠したデリンジャーというバンドで活動していた、
リック・デリンジャーでした。

デリンジャーは、
リックをはじめとするメンバーのルックスがよかったおかげで、
マスコミの注目を集めていましたが、
私のようなギター小僧は、
このバンドが新興ブランド、
「BCリッチ」のギターを使用していたことに、
注目していたのです。

「BCリッチ」は、
独特のボディシェイプと、
独自の電気系サーキットを持つ、
ハンドメイドのギターで、
モッキンバードやイーグル、ビッチ
といったラインアップを揃えていました。
当時の日本ではかなり高価で、
40万前後の定価だったと記憶しております。
(この後、エアロスミスも使い始めますね)

さて、
リック・デリンジャーは、
この「BCリッチ」の他、
ヘッドが逆V字型(俗にいうバルタン・ヘッド)の
ギブソン・エクスプローラなどを使っていて、
インタビューでもさかんにそのへんのギターの話を展開していました。

これが、
ギター小僧のハートをくすぐらないワケはありませんね。

プレイヤー誌のインタビューを読んで数週間後、
ラジオで『デリンジャー・ライブ』の放送があり、
私は当然のごとくエア・チェックをして(なつかしい言葉だ)、
カセットテープに録音した演奏を聴き込みました。



かなり期待していたのですが、
大半の曲は、「まぁ…、こんなもんか?」と思える程度の、
いわゆる平均的な楽曲で、
「BCリッチ」のトーンはさすがに素晴らしかったものの、
それほど印象に残らない演奏でした。
ところが、
アンコールの1曲だけが、
ものスゴい存在感で、
しばらく耳から離れなくなったのです。

それが「ロックンロール・フー・チー・クー」。
当時の正直な感想は、
「エアロスミスみたいでカッコイイ~」でした。

「ロックンロール・フー・チー・クー」は、
1973年発表のリック・デリンジャーのソロ・アルバム
『オール・アメリカン・ボーイ』に収録されています。

シングルカットされて大ヒットしたわけではありませんが、
アメリカでは人気の高い曲のようです。

リック・デリンジャーという人は、
こういうポップな曲が得意らしく、
マッコイズ時代には「ハング・オン・スルーピー」
の大ヒットを記録していることで有名です。

私は「ロックンロール・フー・チー・クー」のスタジオテイクを求め、
あちこちのレコード店を探したのですが、
当時は『オール・アメリカン・ボーイ』のLPは入手困難で、
アルバムを手に入れたのは、
それからだいぶ時間が経ってからになりました。

おかげで、
かなりの期間、
カセットテープのライブ音源だけが、
私の愛聴盤でした。
音は悪くても名曲は名曲ですね。

のちに『オール・アメリカン・ボーイ』を見つけた時は、
驚喜したものですが、
またしても1曲目の
「ロックンロール・フー・チー・クー」以外は印象に残らず、
結局、
私にとってリック・デリンジャーは、
「ロックンロール・フー・チー・クー」だけの存在、
ということになりました。



「ロックンロール・フー・チー・クー」は、
リフを中心として2本のギターがからむ構造になっており、
後にエアロスミスの成功によって一般的になる、
ちょっとだけハネるリズムをベースにした、
ツインギターによるハードロックの先駆的存在といえます。

曲調からセッションに向いており、
いろいろと重宝な曲ではあります。

セッションといえば、
この曲で、
リック・デリンジャーが
エドガー・ウィンター・グループと共演している映像を
見たことがありますが、
ギターソロになった瞬間から、
リックの目がイッってしまい、
猛然と凄まじいフレーズを連発するのを見て、
リックとエドガーの兄、ジョニー・ウィンターが出会った場所が
精神病院であったという話を思い出し、
(ふたりともジャンキーだったそうです)
背筋がゾクゾクッとしました。

そういえば、
リック・デリンジャーって、
どことなく、
ブライアン・ジョーンズに似ているような気がするのですが、
いかがでしょう?

いずれにしても、
「ロックンロール・フー・チー・クー」は、
これ以降、
私の好きな、
ハード・ロックンロールの代表曲になり、
いまでもときどき聴いては、
アタマを振っております。

聴いたことのない人には、
ぜひ一度耳にしてほしいのですが…、
「宅ファイル便」でお届けしましょうか?
★2009/04/19 (Sun)
エリカ様といっても、
沢尻エリカさんのことではありません。

私が現在、
もっとも注目している若手女優は、
戸田恵梨香さんです。

彼女は1988年生まれで、
小さい頃からモデルの仕事をしておりましたが、
2006年に映画「デスノート」へ出演し女優デビューを果たし、
それ以降は「コード・ブルー」や「流星の絆」といった、
テレビドラマを中心に活躍しております。

そんな戸田恵梨香さんが、
たいへん華やかなオーラをまとっていると感じるのは、
私だけでしょうか?

オーラというと、
いま流行りのスピリチュアルな世界の話題になりそうですが、
私はとくにそのような世界を信じているわけではありません。
ただなんとなく、
その言わんとしていることが理解できるだけです。

それは別に、
顔立ちやファッションが派手であるということではなく、
なにげない立ち振る舞いの中に現れるもののようです。

ロックミュージシャンの中にも、
オーラを感じる人がいますが、
それは直接その存在を感じ取ることができる、
ステージを見た際に確信できます。

オーラをまとっている人は、
その影響によるものか、
顔立ちやファッションが派手な人が多いようですが、
顔立ちやファッションが派手でも、
オーラを感じられない人はたくさんおり、
(とくにギタリスト…エディ・ヴァン・ヘイレンなどはいい例)
これはどうやら、
人格とか魂とか…、
人の内面から生じている力であることは間違いありません。
(ちなみに、ロックミュージシャンの中では、
デヴィッド・ボウイから、桁違いのオーラを感じました)

つまり、
オーラをまとってる人は、
芸能人だけでなく、
一般の人の中にもいるわけで、
それは何かと問われて、
もう少し具体的に表現すると、
“その場の雰囲気を変えられる人”、
もしくは、
“その場の雰囲気を支配する人”
とでも言いましょうか。
う〜ん…、
これでもまだ具体的ではありませんね。(笑)
やはり、
かなり抽象的であり観念的なものであるので、
スピリチュアルな世界で語られることが多くなるのでしょう。

スピリチュアルといえば、
先日、
三輪明宏さんの若い頃の映像を見る機会がありましたが、
彼(彼女?)もまた、
華やかで妖しいオーラをまとっていました。
それも、
今よりも若い頃の方が強烈でしたね。

現在の三輪さんが、
その種のテレビ番組に出ていることを考えると、
オーラを敏感に感じ取ることができるのは、
自らもオーラをまとっている人ということになるようで、
もし私がオーラをまとっているのなら、
戸田恵梨香さんは将来、
大女優になるはずなのですが…、
さていかがなものでしょう?

先代のエリカ様のように、
つまらないことで墜落しなければよいのですが…。
非常事態に遭遇しても、
優雅に切り抜けられることが、
オーラをまとっていることのアカシでしょうね。



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★ ILLUSTRATION BY nyao