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「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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  ★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2010/05/23 (Sun)


人生50年、下天のうちをくらぶれば、
などと言っていたら、
またもや訃報が…。

ロニー・ジェイムズ・ディオ、
5月16日に胃がんのため死去、
享年67歳。

最近の写真を見ると、
ずいぶん痩せたなぁと思っていたのですが、
胃がんと闘っていて、
それを2009年に公表していたんですね。
ちっとも知らなかった…。

ロニーといえばレインボー。
リッチーがお馴染みのリフを弾くなり、
「♪あいびーん、みすとぅりーてーーーーーーーーーーーっ」
っと、
30秒ぐらい雄叫びを上げ、
聴く者すべてに鳥肌を立たせたのが、
ホントーに衝撃的でした。
この、
たった一節で、
デビカバを奈落の底に突き落とし、
“King Of 鉄の喉”の地位を確立したのでありました。
(横でリッチーはほくそ笑んでいたことでしょう…)

オープニングで「Over The Rainbow」が流れ、
バンドがそのフレーズをハードに決め、
リッチーがイントロのギター、
コージーがツインバスと格闘するように入ってきて、
(そういえば、彼もとっくに逝ってましたね…)
ロニーの雄叫び一発、
「おーっ!」ですべて決まってしまう、
問答無用の「Kill The King」。
いや〜、かっこよかったっす〜。



1942年生まれだから、
あの頃すでに30代半ばだったわけでしょう?
体は小柄だし、
ファッションも地味だったけど、
驚くほどぱわふるで、
存在感のある人でした。

当時は、
ロニーのようなタイプのヴォーカリストが、
続けて登場しており、
私の周囲では、
スコーピオンズのクラウス・マイネ、
ユーライア・ヒープのジョン・ロートンと並べて、
パワフル・新御三家などと称していました。

私にとっては、
あのリッチーが、
全面的に認めたヴォーカリストでもあったので、
ただただ、
ロニーには敬服するのみでした。

ところが、
いい時期は長く続かないもので、
その後、
レインボーがレインボーでなくなって行く過程で、
ロニーはなんと、
ブラック・サバスに加入、
サバスのレインボー化に貢献するわけです。

私は当時、
サバスはオジー(オズボーン)がいたからサバスだったわけで、
ロニーのような端正な歌い手が加入したら、
サバスでなくなっちゃうじゃん、
などと言い、
これを拒否してしまいました。

おかげでこれ以降の彼の活動はあまりよく知りません。

しかし、
世間ではこの時期の評価が高いようなので、
この際、
マジメに聴き直してみようかと思う、
今日この頃です。
(「♪ねおんない〜」)



そのオジーも、
サバス脱退後のブリザード・オブ・オズでは、
レインボーのような端正な音を展開したわけで、
どうも当時のハードロッカーたちは、
同じ目的地に向かっていたのではないか?
と思えてきます。

いずれにしても、
またひとり、
偉大なヴォーカリストを失ってしまいました。

追悼のために、
近所迷惑を顧みず、
『虹をかける覇者』を大音響で聴くのだ。

ロニー、
あんたの残した声は、
永遠に輝き続けるよ。
いつまでも、
いつまでも…。


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★2010/05/16 (Sun)
ここ数年続いた、
怒濤の紙ジャケ・リリースは
ようやく一段落したようで、
おかげで財政困難に陥らなくなった、
今日この頃です。(笑)

落ち着いて聞き直してみて、
さすがにこの年齢になると、
旧譜であらためて感動するものは少なく、
手元に置いておくべき作品を、
限定してもよいのでは?と思ったりします。

そろそろ身の回りのものを整理し始めるって?
いやそうではなくて(笑)、
人生の新しい局面に来ているかな?
と感じるのです。

つまり…、
ガツガツせずに、
のんびりマイペースで楽しむ、
そんな年齢に達したかな?
ということです。(笑)

どーでもいーじゃん、気持ちよければーっ…。

などと言っている矢先に、
げげっこれは…、
と驚くような作品がリリースされ、
私の気持ちはまたもや揺れてしまうのであります。(笑)

プログレ・ファン、
というよりユーロロックに興味がある人は、
この際黙って買ってくれ(笑)、
と言いたくなるような作品が、
なななんとっ、
紙ジャケSHM-CD仕様で再発されます。

それは、以下の3アーティストです。

①SFF(スイス)
70年代のシンフォニックロックにおける、
最高傑作と言われているグループの3作、
すべてがリリースされます。(5/25)
とくにファーストアルバム『Symphonic Pictures』は、
問答無用の傑作。



ついで、
セカンドアルバム『Sunburst』がよろし。



SFFはメンバーの名前の頭文字で、
たしか、
「しっけ・ふろーりんぐ・ふゅあーず」だったかな?
ドラムス、キーボード、
ギターとベースを兼任という、
トリオのバンドで、
全編インストで歌なし。
叙情的なメロディと、
変拍子ビシバシの展開が多く、
ラッシュやジェネシスのファンなら、
悶絶しそうな曲ばかりが並んでいます。
ぜーったい買って損しないので、
黙って言うこと聞いてみてください。(笑)
ん…でも、
サードアルバム『Ticket To Everywhere』はかなりレベルが下がるので、
ちょーしに乗って、
3枚一気に買わない方がいいかも…。(笑)

②IL BALLETTO DI BRONZO(イタリア)



「いる・ばれっと・でぃ・ぶろんぞ」と読みます。
これは70年代中盤のイタリアに、
突如として現われたバンドで、
『Ys』1枚で消えてしまいました。
内容はプログレというより、
バロック・メタル?
クラシカルなメロディで、
ヘヴィな音を出す…、
今でいうゴシック・メタルの元祖的な存在。
そーとードロドロした音ですが、
裏ジャケに写っている4人のメンバーのカッコいいこと。(笑)
イケメン揃いの上に、
すげーケバいファッション。
今だったら、
かなりウケると思われるルックスですが、
当時はまったく泣かず飛ばずだったようです。
これもね…いいですよ。
もう、針を振り切っている感じ。(笑)

③IL LOCANDA DELLE FATE(イタリア)



「いる・ろかんだ・でら・ふぁーて」…。
これも1978年だったかな?
『Forse Le Luccide Non Si Amano Piu』という作品、
1作のみで消えてしまったのですが、
この作品こそが、
70年代イタリアンロックの最高傑作と言われているのであります。
私は、
ここのヴォーカルの声質があまり好きではなく、
そこまではオーバーな、
と思いましたが、
やはり作品の完成度としては、
かなりのもの。
叙情的な音を好む人でしたら、
まず間違いなくストライクの音でしょう。

これらのアルバム、
LP時代には、
みんな中古で○○万円ぐらいした作品なのです。
(『Ys』が25万円で売られていたのを見たことが…)
そのため、
『web-magazine GYAN GYAN』で紹介することを控えていたのです。
それがなんとっ、
フツーに手に入る商品になるなんてっ。
(しかも、高音質ですよ)

いや〜スゴい世の中になりましたね…、
というより、
もう紙ジャケもネタが尽きてきたんだなぁ…。(笑)
★2010/05/09 (Sun)
1週間ぶりの登場です…。
GWにのんびりし過ぎたおかげで、
新しい記事を書くことをすっかり忘れてしまい、
たいへん失礼いたしました。
私はすこぶる元気ですので、
心配しないでください。(笑)

さて…。

女優S・Eさん離婚か?困惑する夫…。
GW直前にマスコミを騒然とさせた話題でしたが、
私はそれほど意外な感じはしませんでした。
もしろ、当然の結果かな?と思ったほどです。

あのままでは、
大器の片鱗を見せていたS・Eさんは、
開花しないで終わってしまうところでした。
自分でそこに気がついた、
もしくは誰かがそれを忠告した、
というところでしょう。

S・Eさんが結婚したのは、
例の、
「別に…」発言のあった不機嫌会見の後でした。
芸能界全体からのパッシングを浴び、
かなり不安定になっていた時期です。

そんなとき彼女を支えたのが、
15歳年上の今のご主人。
イヤな言い方をすれば、
人生経験豊富な男性から見れば、
今こそ落とすチャンス。
大器と騒がれていたものの、
そこはまだ20代前半の女性のことですから、
それこそ赤子の手をひねるように落ちたはず…。(←ホントか?)
男性から見れば、
これだけレベルの高い、
いわば“無理めの女”をモノにしたのですから、
得意の絶頂であったことでしょう。

しかし…、
しれゆえに、
彼は彼女を自分だけのモノにしておこうとしたのです。
芸能活動への復帰は確約せず、
ひたすらマスコミを避けるように留学だなんだと、
海外生活を続けました。

で、そのうち彼女は考えるようになったわけです。
このままでいいの?
やっぱり女優としての可能性を試したいと…。

ご主人の方は、
経済的に支えていたのは自分だとか、
何ひとつ不自由な思いはさせていなかったとか言っていますが、
あなたはカンジンなことを忘れていたのです。
それは、
女優S・Eが女優として大成するためのサポート。
自分が相手を高めるためのパートナーになること。
結果としてそれができなかったとすれば、
役不足だったんでしょうね、あなたでは。

つまり、
冒頭で述べたように、
当然の結果だった、ということになるわけです。

このように、
“無理めの女”をモノにしたけれど破綻したケースとしては、
やはり、
モデル出身の女優F・Nさん(K1でもおなじみの)と、
お笑い芸人のカップルの例がありました。

この二人も、
詳しい事情はよく知りませんが、
やはり女性の扱いに長けているお笑い芸人が、
見事に彼女とゴールインしたものの、
彼女のパートナーとしては役不足だった…と。
(この場合は経済的な問題もあったようですね)

つまり、
カップルのどちらかが、
何かの才能を持っていて、
それを伸ばそうとしているときに、
パートナーがどう関わるかはたいへん重要な問題で、
(共に高め合うことはもちろん、
邪魔にならないようにする場合もあると思いますが…、)
それがうまく行かなかった場合、
そのことに気がついた方が、
急速に愛情を失っていくことになります。

かつての我が国では、
“三行半”なる文化が存在しており、
このような事例は男性側からのアプローチが多かったのですが、
最近では女性側から“三行半”を突きつけることが多くなったようで…、
時代は変わりましたなぁ。(笑)

一時の感情だけでは長続きしない男女の関係…。
難しいものですね。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『web-magazine GYAN GYAN』は、
本年5月4日をもって創刊から満9年を迎えました。
10年目に入った現在でも、
スローペースですが、
ときどき更新しております。(←年に数回程度)
今後ともご愛顧の程よろしくお願いいたします。

ところで、
『web-magazine GYAN GYAN』の創刊当初、
兄弟サイトとして仲良くしていた、
『70's Rock Rare Pictures 秘蔵写真館』の管理人、
影武者こと横畑さんが、
今年の1月7日に急逝されました。
私はここで多くの方々と知り合いになり、
(JADEさん、サキツミベイビーさん、toyaさん、JINさん…)
その後の音楽人生に多大な影響を受けました。
(みんなでオフ会などやりましたね)
たしか50そこそこだったはずですから、
早過ぎたとしか言いようがありませんが、
この場を借りてご冥福をお祈りいたします。

人生50年、下天のうちをくらぶれば…ですね。
★2010/04/25 (Sun)
♪やってきたきょーりゅー街はかーい
むかえうつーわたしーさいきっくー♪



いいですね、この唐突で意味のない歌詞。(笑)

最近の若い人の歌は、
ミョーに老成して人生を悟ったようなことを言ったり、
やたら説教くさかったりして、
辟易することが多かったのですが、
こういうのはいいですね。

そして、このウィスパーヴォイス。
確信犯の匂いがします。

バンド名は「相対性理論」。(笑)

ファースト・ミニアルバムは、
ガレージっぽいサウンドで、
タイトルが『シフォン主義』。(笑)
セカンド・アルバムは、
ソウルやファンクっぽいサウンドで、
タイトルが『ハイファイ新書』。(笑)



サウンド的にはかなり考えられているので、
優秀なブレーンがいることは間違いありません。
しかも、
ライブ以外ではいっさい顔を出さず、
歌番組にも出演しないそうで、
徹底的にイメージを創り上げています。

享楽的に時代をおちょくることも必要ではないでしょうか?

若者よーっ、
もっと時代を謳歌しろーっ。
暗い顔して暗い歌ばかり歌うなーっ。
人生はまんざらじゃないはずだぞーっ。

こんなことを声を大にして言ってみたかった、
今日この頃です。(笑)
★2010/04/18 (Sun)
なかなか暖かくなりませんなぁ…。(笑)

私は昔から、
特定のミュージシャンの作品ばかりを聴くことができず、
そのとき気になる作品を、
それこそ気ままに聴いてきました。

よくいるじゃないですか…、
ビートルズの作品ばかりコレクションしているとか、
ボブ・ディランのブートレグを全部持っているとか…、
ああいう方々の感覚はよく理解できません。

まぁ…、
コレクターというのはそういう人種なのでしょうけれど、
同じミュージシャンの作品ばかり聴いていて、
正直なところ、
飽きないのでしょうか?…ねぇ。(笑)

暖かくなると聴きたくなるのは、
アメリカンロックだと前回言いましたが、
もっと暑くなってくると、
ボサノヴァ、レゲエ、
そしてなぜかヴェンチャーズが登場してきます。

共通項としては、
あまり考えずに、
気楽に聴けること…。
暑くなるにしたがって、
思考力が低下するからでしょうか?(笑)

アメリカンロックのスゴいところは、
普段着でラフに演奏してサマになってしまうことだとは、
かつて『web-magazine GAYN GYAN』でも語ったことですが、
これはなかなか日本人には真似のできないことです。

この件では、
ジョー・ウォルシュがイーグルスに加入する直前(1976年)に発表した、
『ジョー・ウォルシュ・ライブ(You Can't Argue With A Sick Mind)』
がサイコーで、
いまだにこれを超える作品にお目にかかったことがありません。



このアルバムは、
こうやったらカッコいいよなぁ…とか、
こうやったら気持ちいいよなぁ…という、
ロックの楽しい要素を凝縮していながら、
それを、
普段着でラフに表現している点がたいへん優れています。

陽気のいい日曜日の午前に似合う作品。(笑)

これに近い作品は他にないかな?と見渡してみたところ…、
そうそうデイヴ・メイスンのライブがありました。
『情念(←ところで、この邦題はなぜ?Certified Live)』



これはかなりウォルシュの作品に近いのですが、
メイスンがえげれす人のせいか、
適度な陰影があります。
で…それが、
ソウルとかファンクの音を引っ張ってきていたり、
アコースティックは12弦を多用していたりして、
ウォルシュほどスコーンと抜けた感じはしません。
(とはいえ、これはこれでカッコいい作品です)

ドゥービーは少々田舎っぽいというか…、
よくあるでしょう?
地方のニイちゃんたちが、
ちょっと不自然に派手な服を着ている…、
そんな感じがあり、
イーグルスは少々乾き過ぎで、
少し油分がほしくなります。

つまり、
ウォルシュの作品は、
すばらしいバランス感覚の上で成り立っており、
適度に軽く、
適度に重く、
適度にアコギが入り、
適度にコーラスが入り、
適度にブルースあり、
軽くファンキーで、
その、
テキトーな感覚がすばらしいのです。

そうそう、
あとこれに近い作品として、
ジョニー/エドガー・ウィンター兄弟のライブがあるのですが、
タイトルが思い出せない上に、
どうも現在は発売されていないようで、
困っております。
marcさんがLPを持っていたんだよなぁ…、
オープニングが「ボニー・モロニー」で、
ライチャス・ブラザースの「ふられた気持ち」が入っているヤツ…。
誰か知っていたら、教えてくれませんか?(笑)

↓ジェイムズ・ギャング時代のウォルシュ。
 例のライブでもオープニングの「うぉーく・あうぇい」。
 これはドイツのTV局の映像で、
 かつて「ビートクラブ」に収録されていたもの。
 あまりにも貴重な映像なので、掲載してみました。


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★ ILLUSTRATION BY nyao