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「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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  ★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2021/02/21 (Sun)
ドラマーにスポットを当てた、
『レコード・コレクターズ 2月号』の特集です。

『Guitar magazine』のように、
Apple Musicにプレイリストが用意されていないので、
自分で誌面に紹介されている曲を、
順番に並べたプレイリストを作ってみました。

すると…
編集者の意図がわかるというか、
この順番が、
実に見事な流れを作っていることに気づきました。

それは以下の通りです。

「Be My Baby」The Ronettes
「Ticket To Ride」The Beatles
「Cold Sweat」James Brown
「White Room」Cream
「Good Times Bad Times」Led Zeppelin
「Cissy Strut」The Meters

ここで盛り上がりを見せ、

以下、
「21st Century Schizoid Man」King Crimson
「Soul Sacrifice」Santana
「Fireball」Deep Purple
…と続きます。

ロックのリズムというものが、
どのように確立され、
一方、ソウルやファンクといった、
ブラックミュージックでは、
それと並行して、
どのような動きがあったのか、
一聴して理解できる構成になっています。

そして、
ZEPが(というかボンゾが)
デビューアルバムの1曲目のイントロで、
いかに革新的なリズムを提示したか、
あらためて認識するに至るのですが、

その後、
ミーターズを聴いて、
あらっ驚いた、
これはボンゾの叩き方にそっくりではありませんか、
となるのです。

俗に、
ボンゾはこのミーターズのドラマー、
ヨゼフ・ジガブー・モデリストに影響された、
と言われていますが、

前述の2曲は、
ともに1969年の発表なので、
そうではなく、
お互いの狙ったリズムが、
同じ方向性であったということだと思います。

とはいえ、
「Cissy Strut」が収録されている、
ミーターズのデビューアルバムを聴くと、
3曲目(「Cardova」)のリズムパターンが、
のちにZEPが発表する
「The Ocean」にそっくりだったりするので、

案外、
そのウワサは本当だったのかもしれません。

The Ronettes→The Beatles→James Brown→Cream
からZEPのリズムを導き出すというのは、
正解というか、
なかなか目の付け所がよろしく、
あの特異なアプローチは、
突然変異ではなかったことが、
よくわかります。

とはいえ、
それを見事に形にした、
ボンゾはスゴイなぁ…とあらためて感心し、
その偉業を称えたくなりました。

2000年の初頭、
スライ&ロビーが出した、
ZEPのカヴァー集を愛聴していた時期がありましたが、

彼らのスマートなアプローチの後に、
ZEPのオリジナルを聴くと、
ボンゾのプレイがミョーに野暮ったく、
奇異なリズムに聴こえたものですが、

やはり、
あのリズムアプローチは只事ではなく、
スマートとかそういうレベルを超越して、
凡人には再現できないものなのであります。

そして、
今回の『レコード・コレクターズ』の後半は、
ZEP以降、
リズムがどのように洗練されていったか
を俯瞰するようになっていて、
なかなか鋭い切り口なのでありました。

今回は、
Apple Musicを最大限に活かすと、
このような楽しみ方がある、
ということを認識した次第です。

そして、
蛇足ですが、
やはりいくつになっても、
ビートルズは素晴らしく、
聴くたびに新鮮な感動を与えてくれる、
ということも再認識しました。

今回も、
ドラムに注目して「Ticket To Ride」を聴いたわけですが、
こんなにイイ曲だったっけ?
と驚くことしばし、でした。

ボカロに歌わせてみようかな?(笑)
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★2021/02/15 (Mon)
本日、
満59歳になりました。

来年の今月で定年を迎え、
役職を解かれ、
再雇用契約を結ぶことになります。

そろそろ仕事と趣味の比重を、
仕事>趣味から、仕事<趣味に切り替え、
生活パターンを変えたいところですが…

すでに、
コロナ禍で予行演習を済ませた感があり、
準備は万端というところでしょうか? (笑)

ずっとギターを弾いていたいなぁ…
★2021/02/14 (Sun)
昨夜はひさびさに、
大きな地震だったので、
身構えてしまいました。

揺れ始めてしばらくしたら、
さらに激しくなり、
回転するような揺れ方に変わったので、
10年前の震災を思い出したほどです。

幸い、
自宅近辺は大事ありませんでしたが、
被災された地域の方々には、
お見舞い申し上げます。


そんな今日は、
セントバレンタインデーですが…

日曜日であり、
なおかつ、
コロナ禍で、
会社の女性陣はテレワークを入れ、
出社がまばらであり、
繁華街に買い物にも行けず、
今年は失礼いたしますと、
早々に言われ、

歴史上まれに見る、
義理チョコゼロの年になりそうです…

などと思っていたら、

さきほど、
娘から送られてきて、

ゼロではなくなりました。

まぁ…そんな話はどうでもよいというか、
今日よりも、
明日なんですよね、
私にとって重要なのは。
(以下、明日に続く…)
★2021/02/07 (Sun)


70年代、ブルーノートLAのギタリストたち。

昨年末から、
よく聴いている1枚です。

これは、
「Guitar magazine」誌が、
2020年10月号の特集に合わせて
編集した企画盤です。

同誌は、
Apple Musicに、
毎号の誌面の特集に合わせた
プレイリストをupしていますが、

今回はそれと重複しない曲を、
こちらに編集したのでした。
(ちなみに、2枚組です)

音楽雑誌のもどかしいところは、
誌面から音が出てこないこと…
つまり、
誌面で紹介されている楽曲に興味があれば、
自分で探して、
何らかの形で購入しなければならないことですが、
「Guitar magazine」誌はこの問題を、
見事に解決しているといえるでしょう。

そして今回の企画は、
じつにマニアックで、
(いや、今回に限らずマニアックなものが多いか…)
オリジナルは入手困難である作品が多く、
それを一気に聴くことができる点が、
高く評価できると思います。

ギターが主人公でない作品から、
バッキングの妙技にスポットを当て、
その職人芸を称賛するなど、
およそ考えられない企画といえます。

とくに、
この年代のこのあたりの作品群…
フュージョン、クロスオーバーなどと称される以前に、
ジャズとファンク、ソウルを融合させたもの…
は、

それぞれの分野のファンから酷評され、
輸入LPがひと山いくら、
で叩き売りされていたものでした。

そこにスポットが当てられたのは、
1980年代後半以降のクラブシーンの台頭からで、
先日紹介した、
ブルーイが在籍していたインコグニートなどは、
このシーンを代表するバンドといえるでしょう。

『THE GUITAR OF BN-LA』は、
まさにそんなサウンドが満載で、
disc2全編にわたる、
David T.Walkerのプレイなどは、
この分野におけるギターの教則本のようです。

シブいよなぁ…

年齢のなせる技なのか、
最近では、
派手なソロプレイよりも、
こういったバッキングの職人芸にシビれることが多く、
本作も長いこと、
聴き続けているというわけです。

ここに、
トミー・ボーリンの名前が並んでいるのは、
けっこう驚きですが、

ビリー・コブハムや、
アルフォンス・ムザーン(ウェザーリポート初代ドラマー)
のソロ作品に参加していたわけで…

誌面のインタビューで、
リー・リトナーが証言しているように、
ドラッグでヘロヘロでなく、
そして…
ディープ・パープルに参加していなかったら、

もう少し違った評価になっていただろうなぁ…
などと、
感慨ひとしおであります。

トミーも、忘却の彼方になりつつありますね。
★2021/01/31 (Sun)


ジャケ買いでした…

真紅の背景にゴージャスな金色の薔薇、
手にするギターは、
エレキのロールスロイスと言われたモズライト、
白い衣装はシルクかラメか(笑)

“エレキの神様” 寺内タケシさんが、
1971年に発表した作品を、
昨年11月にタワーレコードが、
紙ジャケで復刻したCDです。

予想以上に売れたようで、
増産したとか…

作品は2枚組で、
1枚目は、
「津軽じょんがら節」をはじめとする民謡が12曲、
2枚目は、
「運命」「剣の舞」などクラシックが12曲、

ウワサによると、
全曲一発録りのスタジオライヴということです。

いままで、
寺内さんの作品と向かい合ったことがありませんでしたが、
(映画「エレキの若大将」ぐらいか…)
正直なところ、
予想以上に衝撃的だったのです。

「カッチョイイ」という言葉がピッタリだと思いますよ(笑)

民謡の方では、
「津軽じょんがら節」と、
続く「おこさ節」が、
パンキッシュでイケています。

クラシックのほうでは、
「運命」「剣の舞」もよいですが、
「ペルシャの市場にて」「チゴイネルワイゼン」
「ハンガリアン舞曲」などが気に入りました。

ギタープレイもさることながら、
特筆すべきは、
エレキギターの音(トーン)が素晴らしいことで、

ジェフ・ベックがヴォリュームを下げて、
爪弾くように弾いているときや、

リッチー・ブラックモアが、
ライヴなどで、
やはりヴォリュームを落として、
クラシックのフレーズを引用するときの音に、
よく似ていて、

私はこの上なく魅了されたのでありました。
(とくにクラシックの、
わかりやすいフレーズのアプローチや、
3連や4連のトリルを正確にこなすあたりは、
リッチーによく似ております)

それは、
一瞬、「モズライト買おうかな?」などと思ったほどで、
セイモア・ダンカンがその音を研究していた、
という噂話に納得した次第です。

さて、
このように掘り下げれば掘り下げるほど、
未知の領域に出会うのが芸の道で、
私もまだまだ修行が足りないということなのでしょう。

今年は「津軽じょんがら節」をコピーしようか、
などと思ってしまう私でありました。

こういうギターは得意なんですよね(笑)
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★ ILLUSTRATION BY nyao