「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2010/06/27 (Sun)
出たーっ。
「蠍団爆発(TOKYO TAPES)」!
「サソリ団ばくはつ」!!!(笑)
今を去ること32年前(←こう書くと、何かスゴい感じが…)、
都立高校に通う16歳の少年だった私に、
ICBM(たいりくかんだんどーだん)級の衝撃を与えた、
ドイツが誇るロリータ集団(←軽いジョークです)
スコーピオンズのらいぶ。
それも、
黒地に真っ赤なバラ、
裏を返すと、
真ん中を日本刀が貫いているという、
よく考えると、
ひじょーにえっちな(笑)、
しかし美しいことこの上ない、
オリジナル日本盤を再現した紙ジャケ、
高音質 Blu-Spec CD仕様(←よくわからん)で、
出たーっ。
LPは聴き込み過ぎて、
擦り切れているため(←マジ)、
もはや再生不可能な状態になって久しく、
今回の発売は待ちに待ったものであーった。
とーぜんっ予約したーっ。
発売予定日ジャストに送られてきたーっ。(笑)
聴いたらやっぱりスゴかったーっ。
来日するまでの彼らは、
スタジオ盤がそうなっていたせいもあって、
ツインリードをキメるグループと思われていた。
しかーしっ、
来日公演でベールを脱いだ、
スコーピオンズの真の姿は、
フライングVでガッガッと、
ひたすらリフとコードに徹する、
「硬」のルドルフ・シェンカーと、
ストラトキャスターを高めに構え、
フィードバックやハウリングをコントロールしながら
超絶的なテクニックを披露する、
「軟」のウルリッヒ・ロスという、
対照的な2人のギタリストが、
キッチリと役割分担をするグループであった。
つまり、
ツインリードではなく、
リズムギターとリードギターだったのだ。
多くの同世代のギタリストたちは、
この2人のどちらかに影響を受けたといっても過言ではないが、
リッチー・ブラックモアにインスパイアされ、
エキセントリックなギタリストを目指していた
matsuZACK少年はとーぜんのごとく、
ウルリッヒにアコガレたーっのだ。
そう、
ウルリッヒは、
リッチーの発展系である。
ストラトを使い、
マイナー系を得意とし、
クラシックの香りをただよわせている…。
そして、
まさに発展系…、
日本中の誰もが思ったはず。
こんなにギターがウマい人間、
見たことねーって。
もっと言うと、
こんなに複雑なフレーズを速く弾けるヤツ、
見たことねーっ!!!
予想外だったんですなぁ…、
彼らの破壊力は。
英米以外の国に、
こんなにスゴい連中がいるなんて、
誰も思わなかったんですね。
そして、
百聞は一見に如かずってことです。
らいぶ見なけりゃ何もわからん。
そんなタイミングで出たアルバムだから、
私としては、
奏法を検証するのに重宝したわけです。
あっ、ここでワウを使うのか、
あっ、ここでエコーのスイッチ踏んだ…とか。
(テープエコーのスイッチを入れると、
ガチャン、ガチャン、ガチャン…と、
クリックノイズが入ったものです)
そして、
あのピーっとか、
ギャウ〜ンとかいう、
ハウリングやフィードバック。
そんな細かい部分が手に取るようにわかるのも、
ライブアルバムならではのこと。
ちなみに、
当時はなぜか、
ジミヘン第2世代ということで、
このウルリッヒやフランク・マリノが注目されていましたが、
みんなこの、
ピーっとかギャウ〜ンをやっておりました。
(マホガニー・ラッシュのライブも同じようなことをやっていましたね)
後年になって気がつくのは、
このピーっとかギャウ〜ンをコントロールするのは、
とってもむずかしーっということ。
今でも、よーコントロールでけへんわーっ。
私がこのアルバムでもっとも好きだったのでは、
LPのB面、
今回のCDでは1枚目の後半に当たる、
「We'll Burn The Sky」から「Fly To The Raimbow」あたり、
いかにもヨーロッパという感じの、
マイナーなメロディに支配されていて、
とってもエキゾチックな部分です。
このへんのギターのトーンの使い分け、
クリアな音と歪んだ音の切り替えは、
大いに参考になりますなぁ。
いや〜なつかしい。
そして、
やはり、
すんばらすぃ〜っ。(笑)
ウルリッヒはアコガレになったと同時に、
私に、
ギターテクニックの限界を教えた人でもあります。
私は「カロンの渡し守」という曲の、
イントロのフレーズがコピーできず、
大きな壁に突き当たることになりました。
いろいろな経験を積んだ今になると、
あっ、これは…、
ディミニッシュコードを分解して半音ずつ上げてるな…、
とか、
少なくとも何をやっているかは理解できるようになりましたが、
当時はぜんっぜん、
そんなことはわかりませんから、
うわーっ何やってるのかさっぱりわからんっ、となり、
お手上げになったのでした。
今回、
YOU TUBEで探したら、
あったんですねーっ、この曲の画像が、
これは指の動きがわかるから、
もう一度挑戦してみようかしらん?
↓この最初の1分ちょっとを見て、
みなさんも衝撃を受けてくだされ。
(歌が入ると、ただちにつまらない曲になりますが…(笑)
こういうディスコっぽいリズムは、
スコーピオンズの特徴ですなぁ…。
らいぶでも、
こんな感じのドラムをバックに、
ウルリッヒがファンキーなギターを弾く場面がありました。
(「Polar Nights」のイントロだね)
当時はディスコ大国だったからなぁ、西ドイツは。
(♪もすこーっ、もすこーっ♪)
それにしてもウルリッヒ御大は、
涼しい顔して弾いていますね…。
うむむ…仙人っぽい。
でもじつは、
「Virgin Killer」をはじめとする、
問題作の作詞は彼だし、
ジミヘン神様っが嵩じて、
ついにはジミの最後の女、
モニカ・ダンネマンと同棲するに至るなど、
ちょっと変態っぽい感じがしなくもありませんが(←失礼)、
私がこの大きな壁を克服していたら、
イングウェイ・マルムスティーンみたいになっていたんだろうなぁ、
などと思うことがあります。
いずれにしても、なつかしーなぁ…。
最近になって、
若さの秘訣は?と聞かれ、
少年時代の感動を忘れないことですよ、
と答えた私でした。
(だからと言って、プリン食ってニコニコするのもどうかと…(笑)
イイものはいつ聴いてもいいのだ。
それにしても…、
やっぱ、
ハードロックはええなぁ。
「蠍団爆発(TOKYO TAPES)」!
「サソリ団ばくはつ」!!!(笑)
今を去ること32年前(←こう書くと、何かスゴい感じが…)、
都立高校に通う16歳の少年だった私に、
ICBM(たいりくかんだんどーだん)級の衝撃を与えた、
ドイツが誇るロリータ集団(←軽いジョークです)
スコーピオンズのらいぶ。
それも、
黒地に真っ赤なバラ、
裏を返すと、
真ん中を日本刀が貫いているという、
よく考えると、
ひじょーにえっちな(笑)、
しかし美しいことこの上ない、
オリジナル日本盤を再現した紙ジャケ、
高音質 Blu-Spec CD仕様(←よくわからん)で、
出たーっ。
LPは聴き込み過ぎて、
擦り切れているため(←マジ)、
もはや再生不可能な状態になって久しく、
今回の発売は待ちに待ったものであーった。
とーぜんっ予約したーっ。
発売予定日ジャストに送られてきたーっ。(笑)
聴いたらやっぱりスゴかったーっ。
来日するまでの彼らは、
スタジオ盤がそうなっていたせいもあって、
ツインリードをキメるグループと思われていた。
しかーしっ、
来日公演でベールを脱いだ、
スコーピオンズの真の姿は、
フライングVでガッガッと、
ひたすらリフとコードに徹する、
「硬」のルドルフ・シェンカーと、
ストラトキャスターを高めに構え、
フィードバックやハウリングをコントロールしながら
超絶的なテクニックを披露する、
「軟」のウルリッヒ・ロスという、
対照的な2人のギタリストが、
キッチリと役割分担をするグループであった。
つまり、
ツインリードではなく、
リズムギターとリードギターだったのだ。
多くの同世代のギタリストたちは、
この2人のどちらかに影響を受けたといっても過言ではないが、
リッチー・ブラックモアにインスパイアされ、
エキセントリックなギタリストを目指していた
matsuZACK少年はとーぜんのごとく、
ウルリッヒにアコガレたーっのだ。
そう、
ウルリッヒは、
リッチーの発展系である。
ストラトを使い、
マイナー系を得意とし、
クラシックの香りをただよわせている…。
そして、
まさに発展系…、
日本中の誰もが思ったはず。
こんなにギターがウマい人間、
見たことねーって。
もっと言うと、
こんなに複雑なフレーズを速く弾けるヤツ、
見たことねーっ!!!
予想外だったんですなぁ…、
彼らの破壊力は。
英米以外の国に、
こんなにスゴい連中がいるなんて、
誰も思わなかったんですね。
そして、
百聞は一見に如かずってことです。
らいぶ見なけりゃ何もわからん。
そんなタイミングで出たアルバムだから、
私としては、
奏法を検証するのに重宝したわけです。
あっ、ここでワウを使うのか、
あっ、ここでエコーのスイッチ踏んだ…とか。
(テープエコーのスイッチを入れると、
ガチャン、ガチャン、ガチャン…と、
クリックノイズが入ったものです)
そして、
あのピーっとか、
ギャウ〜ンとかいう、
ハウリングやフィードバック。
そんな細かい部分が手に取るようにわかるのも、
ライブアルバムならではのこと。
ちなみに、
当時はなぜか、
ジミヘン第2世代ということで、
このウルリッヒやフランク・マリノが注目されていましたが、
みんなこの、
ピーっとかギャウ〜ンをやっておりました。
(マホガニー・ラッシュのライブも同じようなことをやっていましたね)
後年になって気がつくのは、
このピーっとかギャウ〜ンをコントロールするのは、
とってもむずかしーっということ。
今でも、よーコントロールでけへんわーっ。
私がこのアルバムでもっとも好きだったのでは、
LPのB面、
今回のCDでは1枚目の後半に当たる、
「We'll Burn The Sky」から「Fly To The Raimbow」あたり、
いかにもヨーロッパという感じの、
マイナーなメロディに支配されていて、
とってもエキゾチックな部分です。
このへんのギターのトーンの使い分け、
クリアな音と歪んだ音の切り替えは、
大いに参考になりますなぁ。
いや〜なつかしい。
そして、
やはり、
すんばらすぃ〜っ。(笑)
ウルリッヒはアコガレになったと同時に、
私に、
ギターテクニックの限界を教えた人でもあります。
私は「カロンの渡し守」という曲の、
イントロのフレーズがコピーできず、
大きな壁に突き当たることになりました。
いろいろな経験を積んだ今になると、
あっ、これは…、
ディミニッシュコードを分解して半音ずつ上げてるな…、
とか、
少なくとも何をやっているかは理解できるようになりましたが、
当時はぜんっぜん、
そんなことはわかりませんから、
うわーっ何やってるのかさっぱりわからんっ、となり、
お手上げになったのでした。
今回、
YOU TUBEで探したら、
あったんですねーっ、この曲の画像が、
これは指の動きがわかるから、
もう一度挑戦してみようかしらん?
↓この最初の1分ちょっとを見て、
みなさんも衝撃を受けてくだされ。
(歌が入ると、ただちにつまらない曲になりますが…(笑)
こういうディスコっぽいリズムは、
スコーピオンズの特徴ですなぁ…。
らいぶでも、
こんな感じのドラムをバックに、
ウルリッヒがファンキーなギターを弾く場面がありました。
(「Polar Nights」のイントロだね)
当時はディスコ大国だったからなぁ、西ドイツは。
(♪もすこーっ、もすこーっ♪)
それにしてもウルリッヒ御大は、
涼しい顔して弾いていますね…。
うむむ…仙人っぽい。
でもじつは、
「Virgin Killer」をはじめとする、
問題作の作詞は彼だし、
ジミヘン神様っが嵩じて、
ついにはジミの最後の女、
モニカ・ダンネマンと同棲するに至るなど、
ちょっと変態っぽい感じがしなくもありませんが(←失礼)、
私がこの大きな壁を克服していたら、
イングウェイ・マルムスティーンみたいになっていたんだろうなぁ、
などと思うことがあります。
いずれにしても、なつかしーなぁ…。
最近になって、
若さの秘訣は?と聞かれ、
少年時代の感動を忘れないことですよ、
と答えた私でした。
(だからと言って、プリン食ってニコニコするのもどうかと…(笑)
イイものはいつ聴いてもいいのだ。
それにしても…、
やっぱ、
ハードロックはええなぁ。
PR
★2010/06/20 (Sun)
なぜかこの数ヶ月、
「ホット・ツナ」にハマっています。
それも、
ジェントル・ジャイアントの時と同じで、
紙ジャケ再発からかなり経って、
そろそろ店頭で売り切れ始めた頃になって、
ボソボソ1枚ずつ揃えているのです。
とりあえず、全作品を聴きたいんですね。
なぜ、こんなに惹かれるのだろうか?
ホット・ツナは、
ジェファーソン・エアプレインのオリジナルメンバー、
ヨウマ・コウコネン(Guitar & Vocal)と
ジャック・キャサディ(Bass)が、
バンド活動と並行しながら、
自分達が本当にやりたい音楽を追求するために結成したバンドです。
当初はアコースティックギターの弾き語りで、
カントリーブルースを演奏していました。
その様子がファーストアルバムに収録されております。
この作品が名盤の誉れ高い
『ニューオリンズ・ハウスのホット・ツナ』。(1970年)
私が今回の再発に際して、
唯一予約したアルバムがコレです。
すでにこのアルバムに、
ホット・ツナの魅力は満載されています。
派手ではないが、
流麗な指さばきでアコースティックギターを弾く、
ヨウマ…歌はけっしてウマくないんだけど、
力を抜いて楽に歌っており、
そのテキトーな脱力感が心地よい。
そして、
そんなボトムに似つかわしくない、
ブリブリと歪んだ音でベースを弾く、
ジャック…文字にするとなんかミスマッチ?な感じがしますが、
絶妙なカラミ方でギターに寄り添ってくるので、
見事なアンサンブルを成立させています。
あのジミヘンが、
エレクトリック・レディ・ランドのセッションに、
この人を呼んだ理由がよくわかります。
この2人の息の合い方と、
テキトーな力の抜き方が、
ホット・ツナの魅力です。
セカンドアルバム『エレクトリック・ホット・ツナ』もライブですが、
こちらはタイトル通りアコではなくエレキ。
ヴァイオリンとドラムスをレギュラー化しています。
(前作同様、ハーモニカが客演)
この編成で初めてスタジオ製作したのが、
サードアルバム『バーガーズ』。
エレキギターに持ち替えても、
ヨウマのスタイルは変わらず、
ギター特有の響きを生かした、
深みのあるコードを多用しています。
そして、
極上のエレキサウンドを聴かせてくれます。
(↑このへんが私にとってストライク!なのでしょう)
その後1972年、
ヨウマとジャックは、
徐々にメジャーになっていく
ジェファーソン・エアプレインから脱退し、
ホット・ツナに専念することになります。
(逆に、ヴァイオリンのパパ・ジョン・クリーチは、
ジェファーソン・エアプレインに加入してしまいます)
ここからが本領発揮。
バンドは究極の形態であるトリオになり、
さらにサウンドに磨きをかけます。
とはいえ…、
活動はマイペース。
ヨウマの歌がとつぜん上達するわけはなく、
だからといって、
ヴォーカリストを勧誘するわけでもなし、
ヒット曲もなく、
ファッション性や派手なステージとも無縁。
ひたすら、
ただひたすら、
自分達のやりたい音楽だけを追求し、
この後1978年までに5枚のアルバムを残して解散。
5枚目のアルバム
『アメリカズ・チョイス』から、
突如として激しい音…、
いわゆるハードロック的なサウンドを展開するようになり、
いっそうイカしたバンドになっていきます。
この時期のライブは2部構成になっていて、
まずはアコースティック・セットで、
つづいてエレクトリックになって、
ハードにガツンとキメていたとか…。
(↑いいですねこれ、一粒で二度おいしい?(笑)
その後再結成され、
なんと!今も活動を続けているのです。
これって…、
理想的なバンドの姿というか、
“バンドの鏡”と言っても過言ではないと思いませんか?
本当に好きな音楽をマイペースでやる。
やりたいことが2つあれば2面性を持たせる。
売れなくてもーじゃん。
そんなに力を入れなくてもいーじゃん…。(笑)
それにしてもこの2人、
やはりアメリカ人ですね。
カントリーっぽい音が、
自然に出てくるというか、
何をやっても自然体な感じ。
我々日本人には真似のできないことです。
そのへんは少し…、
妬ましかったりして。(笑)
「ホット・ツナ」にハマっています。
それも、
ジェントル・ジャイアントの時と同じで、
紙ジャケ再発からかなり経って、
そろそろ店頭で売り切れ始めた頃になって、
ボソボソ1枚ずつ揃えているのです。
とりあえず、全作品を聴きたいんですね。
なぜ、こんなに惹かれるのだろうか?
ホット・ツナは、
ジェファーソン・エアプレインのオリジナルメンバー、
ヨウマ・コウコネン(Guitar & Vocal)と
ジャック・キャサディ(Bass)が、
バンド活動と並行しながら、
自分達が本当にやりたい音楽を追求するために結成したバンドです。
当初はアコースティックギターの弾き語りで、
カントリーブルースを演奏していました。
その様子がファーストアルバムに収録されております。
この作品が名盤の誉れ高い
『ニューオリンズ・ハウスのホット・ツナ』。(1970年)
私が今回の再発に際して、
唯一予約したアルバムがコレです。
すでにこのアルバムに、
ホット・ツナの魅力は満載されています。
派手ではないが、
流麗な指さばきでアコースティックギターを弾く、
ヨウマ…歌はけっしてウマくないんだけど、
力を抜いて楽に歌っており、
そのテキトーな脱力感が心地よい。
そして、
そんなボトムに似つかわしくない、
ブリブリと歪んだ音でベースを弾く、
ジャック…文字にするとなんかミスマッチ?な感じがしますが、
絶妙なカラミ方でギターに寄り添ってくるので、
見事なアンサンブルを成立させています。
あのジミヘンが、
エレクトリック・レディ・ランドのセッションに、
この人を呼んだ理由がよくわかります。
この2人の息の合い方と、
テキトーな力の抜き方が、
ホット・ツナの魅力です。
セカンドアルバム『エレクトリック・ホット・ツナ』もライブですが、
こちらはタイトル通りアコではなくエレキ。
ヴァイオリンとドラムスをレギュラー化しています。
(前作同様、ハーモニカが客演)
この編成で初めてスタジオ製作したのが、
サードアルバム『バーガーズ』。
エレキギターに持ち替えても、
ヨウマのスタイルは変わらず、
ギター特有の響きを生かした、
深みのあるコードを多用しています。
そして、
極上のエレキサウンドを聴かせてくれます。
(↑このへんが私にとってストライク!なのでしょう)
その後1972年、
ヨウマとジャックは、
徐々にメジャーになっていく
ジェファーソン・エアプレインから脱退し、
ホット・ツナに専念することになります。
(逆に、ヴァイオリンのパパ・ジョン・クリーチは、
ジェファーソン・エアプレインに加入してしまいます)
ここからが本領発揮。
バンドは究極の形態であるトリオになり、
さらにサウンドに磨きをかけます。
とはいえ…、
活動はマイペース。
ヨウマの歌がとつぜん上達するわけはなく、
だからといって、
ヴォーカリストを勧誘するわけでもなし、
ヒット曲もなく、
ファッション性や派手なステージとも無縁。
ひたすら、
ただひたすら、
自分達のやりたい音楽だけを追求し、
この後1978年までに5枚のアルバムを残して解散。
5枚目のアルバム
『アメリカズ・チョイス』から、
突如として激しい音…、
いわゆるハードロック的なサウンドを展開するようになり、
いっそうイカしたバンドになっていきます。
この時期のライブは2部構成になっていて、
まずはアコースティック・セットで、
つづいてエレクトリックになって、
ハードにガツンとキメていたとか…。
(↑いいですねこれ、一粒で二度おいしい?(笑)
その後再結成され、
なんと!今も活動を続けているのです。
これって…、
理想的なバンドの姿というか、
“バンドの鏡”と言っても過言ではないと思いませんか?
本当に好きな音楽をマイペースでやる。
やりたいことが2つあれば2面性を持たせる。
売れなくてもーじゃん。
そんなに力を入れなくてもいーじゃん…。(笑)
それにしてもこの2人、
やはりアメリカ人ですね。
カントリーっぽい音が、
自然に出てくるというか、
何をやっても自然体な感じ。
我々日本人には真似のできないことです。
そのへんは少し…、
妬ましかったりして。(笑)
★2010/06/13 (Sun)
「ギターほしー病」が重症化している今日この頃です…。(笑)
ずっと、
気になっていたブライアン・メイ・ギター↓ですが、
経済的になんとか購入できるメドが立ったにも関わらず、
(よーするに、ヘソクリがたまったのだ(笑)
いまだに購入に踏み切れないのは、
どうやら、
コントロール関係の配置にあるようです。
まず、
ヴォリュームが遠いーっ。
長くストラトに慣れてしまったせいでしょうか、
ヴォリュームは、
ピックを持つ右手の小指が届く範囲にないと、
どうも落ち着かないのです。
このギターだと、
小指が30cmぐらいないと…、
届きませんなぁ。(笑)
それと、
ご丁寧に、
各ピックアップごとに設定されている、
ON-OFFスイッチ、
そして、
フェイズアウトのON-OFFスイッチ。
ピックアップを切り替えるために、
計6個のミニスイッチと格闘しなければならないことになります。
そう考えると、
ステージでは扱いにくいギターかも…。
などと、
考えるようになった頃に、
見つけた2種類のギター。
現行のフェンダーUSAの、
アメリカンデラックス・シリーズという、
ストラトには、
S-1というシステムが搭載されており、
なんとこれを使うと、
ブライアン・メイ・ギターと同じような、
ピックアップの使い方ができるのです。
注目すべきは、
そのためのスイッチが、
ヴォリュームに搭載されていて、
ヴォリュームのアタマを押すだけで、
簡単に切り替えることができるのです。
これはいいなぁ…、外観は普通のストラトなのに。
しかも、
私にとってありがたいのは、
長年慣れ親しんだメイプル指板仕様が、
当然のごとく用意されていることで、
これにより、
まったくストレスを感じることなしに、
ギターを持ち替えることができます。
やっぱ、ストラトなのかな〜?
結局、ストラトになってしまうの?(笑)
まぁ…仕方ないかも。
なにしろ、
もう30年も主力として使っているわけですから…ねぇ?。
(ちょっと、つまらない気もしますが…(笑)
せめてカラーリングだけでも、
ブライアン・メイ・ギターのイメージでと思ったら、
近い感じがあるんですね。↓
この赤い方のピックガードをベッコウに替えれば、
おっけーなんですが、
下のオレンジがかったナチュラルも悪くないですなぁ…。
ということで、
どうやら、
というか…やっぱり、
ストラトに落ち着きそうですが、
このへんを購入するには、
少々軍資金が足りないので、
もうしばらく時間がかかりそうです…。
(また、その間にいろいろ迷うのか?(笑)
おまけに、
今回見つけた掘り出しモノ。
ジャクソン・ランディ・ローズ・モデル。↓
アウトレット品で、新品なのに定価の半額…。
しかも…うっ、うつくしー。
ところが、
家族にソッコー却下されてしまいました。
「似合わない」
「年相応なモノを持ちなさい」…(かなしーっ(笑)
アリアのRSといい、
スルーネック構造のギターって、
大好きなんですよね。
まぁ…いいや、
こっちは、
RSの中古を安く見つけてやるぞ。
(で、結局何本買うんだ?(笑)
ずっと、
気になっていたブライアン・メイ・ギター↓ですが、
経済的になんとか購入できるメドが立ったにも関わらず、
(よーするに、ヘソクリがたまったのだ(笑)
いまだに購入に踏み切れないのは、
どうやら、
コントロール関係の配置にあるようです。
まず、
ヴォリュームが遠いーっ。
長くストラトに慣れてしまったせいでしょうか、
ヴォリュームは、
ピックを持つ右手の小指が届く範囲にないと、
どうも落ち着かないのです。
このギターだと、
小指が30cmぐらいないと…、
届きませんなぁ。(笑)
それと、
ご丁寧に、
各ピックアップごとに設定されている、
ON-OFFスイッチ、
そして、
フェイズアウトのON-OFFスイッチ。
ピックアップを切り替えるために、
計6個のミニスイッチと格闘しなければならないことになります。
そう考えると、
ステージでは扱いにくいギターかも…。
などと、
考えるようになった頃に、
見つけた2種類のギター。
現行のフェンダーUSAの、
アメリカンデラックス・シリーズという、
ストラトには、
S-1というシステムが搭載されており、
なんとこれを使うと、
ブライアン・メイ・ギターと同じような、
ピックアップの使い方ができるのです。
注目すべきは、
そのためのスイッチが、
ヴォリュームに搭載されていて、
ヴォリュームのアタマを押すだけで、
簡単に切り替えることができるのです。
これはいいなぁ…、外観は普通のストラトなのに。
しかも、
私にとってありがたいのは、
長年慣れ親しんだメイプル指板仕様が、
当然のごとく用意されていることで、
これにより、
まったくストレスを感じることなしに、
ギターを持ち替えることができます。
やっぱ、ストラトなのかな〜?
結局、ストラトになってしまうの?(笑)
まぁ…仕方ないかも。
なにしろ、
もう30年も主力として使っているわけですから…ねぇ?。
(ちょっと、つまらない気もしますが…(笑)
せめてカラーリングだけでも、
ブライアン・メイ・ギターのイメージでと思ったら、
近い感じがあるんですね。↓
この赤い方のピックガードをベッコウに替えれば、
おっけーなんですが、
下のオレンジがかったナチュラルも悪くないですなぁ…。
ということで、
どうやら、
というか…やっぱり、
ストラトに落ち着きそうですが、
このへんを購入するには、
少々軍資金が足りないので、
もうしばらく時間がかかりそうです…。
(また、その間にいろいろ迷うのか?(笑)
おまけに、
今回見つけた掘り出しモノ。
ジャクソン・ランディ・ローズ・モデル。↓
アウトレット品で、新品なのに定価の半額…。
しかも…うっ、うつくしー。
ところが、
家族にソッコー却下されてしまいました。
「似合わない」
「年相応なモノを持ちなさい」…(かなしーっ(笑)
アリアのRSといい、
スルーネック構造のギターって、
大好きなんですよね。
まぁ…いいや、
こっちは、
RSの中古を安く見つけてやるぞ。
(で、結局何本買うんだ?(笑)
★2010/06/06 (Sun)
静岡県は浜松市に
「SONIX」という楽器屋さんがあります。
なんとここは、
諸般の事情でコピーモデルの製造ができなくなった、
バ○○スのギターが、
ごく少数ではあるものの、
年に数回入荷するお店として、
一部マニアの間では知られている存在です。
価格は15万から10万程度。
この値段で、
倍以上の価格はする本家と同等、
場合によってはそれ以上の品質のギターが手に入るのですから、
目が離せません。
たとえば、
ここ1年の間ですと、
こんなの↓
が入荷されました。
ゴールドのレスポールは、
本気で購入を検討したのですが、
結局実現には至りませんでした。
最近では、
こんなの↓
が入っていて、
また悩み始めている、
今日この頃です。(笑)
バンドのメンバーや、
ガールフレンド(?)に聞いて決めようかしらん…。
上記3本のうちで、
私に似合いそうなのは、
どれでしょう?…なんてね。(笑)
どうも決断に至らないのは、
手にとって見ることができないから、
という理由が最大のようです。
お見合いじゃないので、
写真だけでは決められませんよね。
といって、
浜松というのが、
中途半端な距離で、
行こうと思えば行けるというのが、
クセモノです…。
(とはいえ、このためだけでは…、ねぇ?)
それと、
今回の3本は、
ヘッドにブランドネームが入っていないのですが、
どうもこれもよろしくないですね。
いつもは「SONIX」って入っているのに、
なんでだろう?
ブランドネームが入っていないと、
いかにも“いわくつき”というか、
何か後ろめたいものを感じてしまいます。
(フェンダーのシールを貼れ、
と言われているような気がして…(笑)
とはいいながら、
いいなぁ…コイツら。
どうしよう?
などと言っていたら、
「SONIX」オリジナルの、
シェクター製ムスタングなんてのもありました↓
うむむ…、
「SONIX」さん、
首都圏に出店してくださいよ〜。
いや…、
浜松に出張させてくれよ〜。(笑)
(写真をクリックすると、拡大表示されます)
「SONIX」という楽器屋さんがあります。
なんとここは、
諸般の事情でコピーモデルの製造ができなくなった、
バ○○スのギターが、
ごく少数ではあるものの、
年に数回入荷するお店として、
一部マニアの間では知られている存在です。
価格は15万から10万程度。
この値段で、
倍以上の価格はする本家と同等、
場合によってはそれ以上の品質のギターが手に入るのですから、
目が離せません。
たとえば、
ここ1年の間ですと、
こんなの↓
が入荷されました。
ゴールドのレスポールは、
本気で購入を検討したのですが、
結局実現には至りませんでした。
最近では、
こんなの↓
が入っていて、
また悩み始めている、
今日この頃です。(笑)
バンドのメンバーや、
ガールフレンド(?)に聞いて決めようかしらん…。
上記3本のうちで、
私に似合いそうなのは、
どれでしょう?…なんてね。(笑)
どうも決断に至らないのは、
手にとって見ることができないから、
という理由が最大のようです。
お見合いじゃないので、
写真だけでは決められませんよね。
といって、
浜松というのが、
中途半端な距離で、
行こうと思えば行けるというのが、
クセモノです…。
(とはいえ、このためだけでは…、ねぇ?)
それと、
今回の3本は、
ヘッドにブランドネームが入っていないのですが、
どうもこれもよろしくないですね。
いつもは「SONIX」って入っているのに、
なんでだろう?
ブランドネームが入っていないと、
いかにも“いわくつき”というか、
何か後ろめたいものを感じてしまいます。
(フェンダーのシールを貼れ、
と言われているような気がして…(笑)
とはいいながら、
いいなぁ…コイツら。
どうしよう?
などと言っていたら、
「SONIX」オリジナルの、
シェクター製ムスタングなんてのもありました↓
うむむ…、
「SONIX」さん、
首都圏に出店してくださいよ〜。
いや…、
浜松に出張させてくれよ〜。(笑)
(写真をクリックすると、拡大表示されます)
★2010/05/30 (Sun)
前回からのつづきです。
ロニー・ジェイムズ・ディオの死去をきっかけに、
「どうも世間ではこの時期(ブラック・サバス在籍時)
の評価が高いようなので、
マジメに聴き直してみようかと思う、
今日この頃です。」
などと思った私ですが、
4月21日に発売された後期ブラック・サバスの
紙ジャケ(SHM-CD)再発盤シリーズは、
大手CDショップでほぼ完売状態、
輸入盤の入荷のメドが立たないほどだそうで、
遅きに失したなぁ…と悔いることしきりでした。
ところが、
なんの気なしに立ち寄った、
地方の小さなCDショップに、
あった、
あった、
ありました。
『ヘヴン&ヘル』が1枚だけ、
売れ残っているじゃありませんか〜。
これぞ、
神のお導きとばかりに、
さっそく購入して聴いてみたのですが…、
どうも「ネオンの騎士」意外は、
ピンときませんなぁ。(笑)
これは私がレインボー信者だったからかもしれませんが、
なんとな〜く、
どの曲もメロディラインが、
レインボーっぽいんですね。
で、
レインボーと比較すると、
ビル・ウォードのドラムは、
もったりとして重く、
コージー・パウエルのようなキレがありません。
トニー・アイオミのギターは、
これまたモコモコした音で、
手数が多いわりには不器用な感が拭えず、
リッチー御大のように、
耳に残る華麗なフレーズがありません。
私がブラック・サバスのメンバーの中で唯一、
一目置いている、
ギーザー・バトラーに至っては、
この時期は脱退騒動のおかげで、
満足にベースを弾いておりません。
(「N.I.B」のイントロは忘れられません)
ということで、
やっぱり、
「ネオンの騎士」だけなんですよね〜。
(コイツだけは無類のカッコよさを誇っています)
だいたい、
私とブラック・サバスの付き合いは、
こんな感じで、
アルバム単位で全面的に認めるのは、
あまりのダークさに思わず全思考が停止してしまうような、
ファースト『黒い安息日』
とセカンド『パラノイド』のみ。
3枚目の『マスター・オブ・リアリティ』では、
「スイート・リーフ」1曲。
4枚目の『Vol4』では、
「トゥモロウズ・ドリーム」だけ。
5枚目以降になると、
もはや気に入る曲なしで、
『ヘヴン&ヘル』に至って前述の「ネオンの騎士」。
例外として、
オジー・オズボーンの最初のソロ・アルバム
『ブリザード・オブ・オズ』だけはアルバム単位で聴きこんだものの、
(コイツは名盤!
しかし、これはランディ・ローズのおかげでしょう)
あとはせいぜいアルバム1枚に1曲、
お気に入りの曲があるかなしでした。
それなのに、
それなのに、
なぜか気になる。
何かのきっかけがあると作品を手に入れたくなる、
不思議な存在なのです。
なんでだろ?
(↑そーいえば、あのお笑い芸人はいまいずこ?(笑)
あのB級感覚が気になるのかしら?
ん〜、たしかに…。
ファンには悪いけれど、
ブラック・サバスって、
“ジャンク・フード”みたいなんですよね。
こればっか食べていると飽きちゃうし、
もちろんお腹いっぱいにもならないし、
どうも栄養もなさそうだし、
健康にもよくなさそうなんだけど…、
ときどき無性に食べたくなっちゃうという…(笑)
珍しいですよね?そんなミュージシャンって。
しかも、
ヴォーカルがロニーに替わっても同じだったという、
私にはかなり笑える発見でした。
PS:
↓私が『ブリザード・オブ・オズ』でいちばん好きな曲、
「グッバイ・トゥ・ロマンス」
歌詞もいいんですよ。(以下、対訳)
きのうは去ってしまった
明日は太陽に出会えるだろうか、それとも雨か?
みんな楽しんでいるのに、俺はひとりぼっち
つまらない生活さ
さよならロマンス
さよなら愛しい人よ
すべての過去にさようなら
またいつの日にか会えるだろう?
王様になったことも、道化師になったこともある
翼を傷つけながらも、まだ墜ちはしない
再び自由の身さ
砕けた王冠をかぶった道化師さ
今度こそ無意味な恋はよそう
さよならロマンス
さよなら愛しい人よ
すべての過去にさようなら
またいつの日にか会えるだろう?
空模様もよさそうだし
太陽もまた輝くだろう
気分も晴れたし、過去はすっかり消えてしまった
ロニー・ジェイムズ・ディオの死去をきっかけに、
「どうも世間ではこの時期(ブラック・サバス在籍時)
の評価が高いようなので、
マジメに聴き直してみようかと思う、
今日この頃です。」
などと思った私ですが、
4月21日に発売された後期ブラック・サバスの
紙ジャケ(SHM-CD)再発盤シリーズは、
大手CDショップでほぼ完売状態、
輸入盤の入荷のメドが立たないほどだそうで、
遅きに失したなぁ…と悔いることしきりでした。
ところが、
なんの気なしに立ち寄った、
地方の小さなCDショップに、
あった、
あった、
ありました。
『ヘヴン&ヘル』が1枚だけ、
売れ残っているじゃありませんか〜。
これぞ、
神のお導きとばかりに、
さっそく購入して聴いてみたのですが…、
どうも「ネオンの騎士」意外は、
ピンときませんなぁ。(笑)
これは私がレインボー信者だったからかもしれませんが、
なんとな〜く、
どの曲もメロディラインが、
レインボーっぽいんですね。
で、
レインボーと比較すると、
ビル・ウォードのドラムは、
もったりとして重く、
コージー・パウエルのようなキレがありません。
トニー・アイオミのギターは、
これまたモコモコした音で、
手数が多いわりには不器用な感が拭えず、
リッチー御大のように、
耳に残る華麗なフレーズがありません。
私がブラック・サバスのメンバーの中で唯一、
一目置いている、
ギーザー・バトラーに至っては、
この時期は脱退騒動のおかげで、
満足にベースを弾いておりません。
(「N.I.B」のイントロは忘れられません)
ということで、
やっぱり、
「ネオンの騎士」だけなんですよね〜。
(コイツだけは無類のカッコよさを誇っています)
だいたい、
私とブラック・サバスの付き合いは、
こんな感じで、
アルバム単位で全面的に認めるのは、
あまりのダークさに思わず全思考が停止してしまうような、
ファースト『黒い安息日』
とセカンド『パラノイド』のみ。
3枚目の『マスター・オブ・リアリティ』では、
「スイート・リーフ」1曲。
4枚目の『Vol4』では、
「トゥモロウズ・ドリーム」だけ。
5枚目以降になると、
もはや気に入る曲なしで、
『ヘヴン&ヘル』に至って前述の「ネオンの騎士」。
例外として、
オジー・オズボーンの最初のソロ・アルバム
『ブリザード・オブ・オズ』だけはアルバム単位で聴きこんだものの、
(コイツは名盤!
しかし、これはランディ・ローズのおかげでしょう)
あとはせいぜいアルバム1枚に1曲、
お気に入りの曲があるかなしでした。
それなのに、
それなのに、
なぜか気になる。
何かのきっかけがあると作品を手に入れたくなる、
不思議な存在なのです。
なんでだろ?
(↑そーいえば、あのお笑い芸人はいまいずこ?(笑)
あのB級感覚が気になるのかしら?
ん〜、たしかに…。
ファンには悪いけれど、
ブラック・サバスって、
“ジャンク・フード”みたいなんですよね。
こればっか食べていると飽きちゃうし、
もちろんお腹いっぱいにもならないし、
どうも栄養もなさそうだし、
健康にもよくなさそうなんだけど…、
ときどき無性に食べたくなっちゃうという…(笑)
珍しいですよね?そんなミュージシャンって。
しかも、
ヴォーカルがロニーに替わっても同じだったという、
私にはかなり笑える発見でした。
PS:
↓私が『ブリザード・オブ・オズ』でいちばん好きな曲、
「グッバイ・トゥ・ロマンス」
歌詞もいいんですよ。(以下、対訳)
きのうは去ってしまった
明日は太陽に出会えるだろうか、それとも雨か?
みんな楽しんでいるのに、俺はひとりぼっち
つまらない生活さ
さよならロマンス
さよなら愛しい人よ
すべての過去にさようなら
またいつの日にか会えるだろう?
王様になったことも、道化師になったこともある
翼を傷つけながらも、まだ墜ちはしない
再び自由の身さ
砕けた王冠をかぶった道化師さ
今度こそ無意味な恋はよそう
さよならロマンス
さよなら愛しい人よ
すべての過去にさようなら
またいつの日にか会えるだろう?
空模様もよさそうだし
太陽もまた輝くだろう
気分も晴れたし、過去はすっかり消えてしまった