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「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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  ★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2012/02/15 (Wed)
本日、満50歳になりました。

よく、
「下天のうちをくらぶれば…」
などと言いますが、
正直なところ…、

ずいぶん長いこと生きてきたなぁ…
と思います(笑)

子供の頃の記憶などは、
前世のように感じられますよ。

ここまで生きてこられたことに感謝、
ですね。

これからも、
毎日が感謝の日々です。
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★2012/02/12 (Sun)
まだまだ寒い日が続いていますが、
2月に入ってからはなんとなく、
日差しが春めいてきたように感じられます。
もう春はそこまで来ているのかもしれません。

春といえば、
私事ですが…、
昨年就職した我が家の長男が、
初年度の研修期間を終え、
本配属先が決まり、
昨日家を出ました。

関東圏内なので、
無理に通勤すればできないこともなかったのですが、
片道2時間は少々キツいかな?っと…。
会社で借り上げ社宅を用意してくれたこともあり、
23年間慣れ親しんだ家から、
ようやく巣立っていったという次第です。

長女の方は早々と、
昨年末に大学が決まっていたので、
今年の我が家の春は、
新生活が始まる季節という感じになっています。

そんな中、
父親(私)は相変わらず、
“ろけんろ〜る”な毎日です(これでよいのか?…よいのだろう(笑)

さて、
前回は、
アメリカで注目度No1の、
KURT VILE(カート・ヴァイル)を紹介しましたが、
イギリス…ロック発祥の地は、
今どうなっているのでしょう?

イギリスで今もっとも注目されているのは、
KASABIAN(カサビアン)という2人組で、
どうやら先日、
来日していたようです。



フロントの2人(ヴォーカルとヒゲのギター)がカサビアンで、
あとのメンバーはサポートということです。

この…、
ガレージっぽいというか、
パンクロック以降(といっても、もう30年以上経ちますが)のガシャガシャした音で、
ちょっとオリエンタルなメロディを奏で、
エレクトロニクスのフレーヴァーが加わるサウンドは、
現代イギリスシーンを象徴しています。

演奏はものスゴくシンプルですよ。

ヒゲはちょっと汚らしいけど、
存在感ありますね。
このタイプのリッケンバッカーを使っている人は、
あまり見かけませんが…、
ヘンな音(笑)
でも、カッコいいな。
残りのメンバーがフツーのニイチャンなのも、
ヘンな感じですね。

私は数年前から、
ARCTIC MONKEYS(アークティック・モンキーズ)と
CHEMICAL BROTHERS(ケミカル・ブラザース)というグループに注目していたのですが、
カサビアンの音は両者を足して2で割ったような感じです。





カサビアンについては、
これはこれでカッコいいとは思いますが、
なんか…、
終わっているというか、
正確に言うと、
終末感とか閉塞感を感じる上に、
退廃的な印象を受け、
いわゆる、
ヨーロッパの死臭がプンプンしているように思えて、
仕方ありません。

かつてのブリティッシュ・ロックの感じを今求めるならば、
むしろ、
アメリカのグループの方で、
イギリスのグループは、
かつてのユーロロックのような音になっている。
これが現代のロックシーンの状況だと思うのですが、
みなさんはいかがでしょう?

この雰囲気も悪くはないのですが、
ずっと聴いていると…ね、
希望がなくなってくるというか、
だんだんヘコんできちゃうんですよ〜(笑)

イギリスってこんななのかしら?
でも悲しいかな、
今の日本だって大差ありませんね。
★2012/02/05 (Sun)
まず、
コイツを聴いてみてください。



どうですか?

私はブッ飛んでしまいました。

このピュアな音の感触。
少しイレギュラーな音をはさみながら、
独特のメロディ・ラインを生み出しています。
(意識的にアウトな音を入れていると思います)

最初に音を聴いたときに、
これはフェンダー系ではなく、
2ハムのギター(ギブソン系に多い)で、
トグルスイッチを真ん中にしたときの音だな…、
と思っていたら、
案の定…でも、これ80年代前半に出ていた、
THE PAULというかなり珍しいギターですね。

アルバムジャケットに写っているギターもそうだけど…、
けっこうビザールギター・マニアかもしれません。
そのへんは、
ライ・クーダーみたい。

一瞬バンドのように見えますが、
これ全部、
本人ですよね?(笑)
つまり、
一人多重録音…それにしても、
ギターの選び方がマニアックです。
ベースなんか、
昔のフェンダー6弦ベースですよ。

とにかく、
ひさびさに、
“ギターに感動!”です。

コイツは、
KURT VILE(カート・ヴァイル)という、
アメリカはフィラデルフィア出身のシンガー・ソングライターで、
インディ・シーンで注目を集め、
2009年にメジャー・デビューを果たしています。

アメリカでは、
ダイナソーJr、ディアハンター、ソニック・ユースのメンバーたちが絶賛していることもあり、
注目を集めているようですが、
日本では、
昨年12月7日にリリースされた、
4枚目のアルバム『スモーク・リング・フォー・マイ・ハロー』が、
初めての国内盤扱いだそうで、
まだまだ知名度は低い状態。



多分にミュージシャンズ・ミュージシャン的な、
いわゆるクロート好みの音ではありますが、
これは、
素晴らしいミュージシャンですよ。

来日しないかなぁ…。
ぜひ、ライブを体験してみたい音ですね。
★2012/01/29 (Sun)
ギターを弾き始めて35年ぐらいになりますが、
初めて「フラット・ワウンド弦」というモノを使ってみました。

そもそも、
それは何だ?ということになりそうなので、
以下、
ウィキペディアからの引用を参照してください。

ラウンド・ワウンド弦 (Round wound string)

丸い断面の巻線を使用するもので、最も一般的な巻弦。音の立ち上がりが早く、ブライトな音質で、サステインが得られやすい。ギターでは現在最も一般的な弦として4~6弦に使われるが、一部3~6弦のセットというものも存在する。

フラット・ワウンド弦 (Flat wound string)

平らな断面の巻線を使用する巻弦。表面が滑らかになっている。ウォームな音質で、フレットノイズが出ない。

つまり、
我々がフツーに使っているのは、
「ラウンド・ワウンド弦」ということになります。

では、
「フラット・ワウンド弦」は誰が使っているのか?
というと、
多くはジャズ・ギタリストになります。

昨年以来、
私もジャズ・ギターに取り組んでいるわけですが…、
ジャズでよく使われるフルアコのエレキを入手しようか、
それとも、
アコースティックギターを入手しようか、
いまだに結論が出ておらず…、
とはいえ今年は、
生誕50周年記念ということもあり(笑)…
どうしても記念に1本仕入れたいと思う、
今日この頃ではあります。

最近になって、
生誕50周年=原点に帰る、
ということで、
やっぱアコースティックギターだよなぁ…、
と思うようになってきていますが、
いつも私がアコースティックギターの入手を躊躇してしまう理由が、
あの固い弦、
いわゆるブロンズ弦に慣れることができるだろうか、
ということでした。

ただでさえ、
最近は寄る歳波のせいか、
激しくギターを弾くと、
翌日になって、
左腕から肩、背中、
場合によっては首筋までが筋肉痛になることが多く、
この上、
エレキよりはるかに弦の固い、
アコースティックギターなどを弾いたら、
体が持つだろうか?などと(笑)
若い頃には想像すらしなかった悩みに、
真剣に向き合っているのでありました。

そこで、
考えたわけです。

とりあえず、
手持ちのエレキに太い弦を張って、
体を慣らしていこう、と…(笑)

まずは、
ジャズ・ギタリストがよく使っている、
太いゲージ…、
それも「フラット・ワウンド弦」に挑戦してみよう!
となり、
ダダリオの012〜052という弦を購入し…、

私はこの弦を、
手持ちのギターの中で、
もっともジャズに似合うであろう、
バッカスの「デュークスタンダード」↓
(早い話が、レスポールのコピーです)
に張ってみました。



1弦が012って、
いつも使っている弦の2弦(011)より太いじゃないか…。
(通常は、009~046というゲージを使っています。これでもボトムは太めです)
値段も普通の弦の1.5倍ぐらいするし…ブツブツ。
わっ、スゴいテンション。
弾き終わったら弦をゆるめておかないと、
ネックが反り返ってくるかも…。

で…弾いてみたら…。

なんですか?これは…、
いままで味わったことのない世界…。

まず、
ウィキペディアの解説にもあったように…、
表面がツルツルしているので、
弦をこすっても音がでません。
ジェフ・ベックは困るだろうな…(笑)
あのグイ〜ンとか、カシュッという音は、
どれだけ努力しても出ないと思います。

それどころか、
複数の弦をまたいで、
指を移動させるときの、
かずかなノイズすら聴こえません。

むむっ…これは、かなりプレイの印象が変わってしまうかも…。

そして、
ゲージが太いから、
コードをかき鳴らしたときの、
鳴ること鳴ること…。

私のデュークは、
そろそろ購入してから10年になり、
ハンドメイドの丁寧な作りも幸いして、
それなりに“鳴る”ギターにはなっていますが、
いままでと比較にならないほど、
ボディ全他がよく鳴ります。

腰に当てていると、前立腺が刺激されるかも…(笑)

アンプに通してみたら、
やはり、
音の感じが、
いままでとはまったく別物でした。

フロントピックアップを使っても、
コモらずなめらか…、
というよりエレキの感じがあまりしないんですよね。

そっかー、
こういうことだったのか…。
いままでジャズギターのコピーをしても、
どうも似た感じにならなかったのは、
このせいだったんだ…。

この弦を張ると、
エレキがアコースティックギターのように、
それも、
スティール弦ではなく、
ガッド弦を張ったような音になるんです。
(つまり、フォークではなくクラシックギター)

ジャズギタリストが求めていたのは、
このサウンド…つまり、
ガッド弦のアコースティックギター・サウンドを、
エレキで増幅した音だったというわけです。

たかが弦、されど弦。
弦を変えただけで世界が変わる、
そんなことってあるんですね。

自分がまだ未熟者であることを思い知らされた気がします。

この弦に慣れて、
さらに、
アコースティックギターへ移行したら、
新しい世界が見えて来ることでしょう。

やっぱ今年は、目指せアコースティックギターです…。
それも、スティール弦とガッド弦の両方がほしいかも…(笑)

楽器って、奥が深いですね。
★2012/01/22 (Sun)
昨年末に15話で完結した、
「私の人生を変えたアルバム」シリーズですが、
なぜかそこには登場しなかったミュージシャンの話を、
いくつか補足してみたいと思います。

まずは、レッド・ツェッペリン。

私も、
この世代のロックファンとして、
レッド・ツェッペリンという、
唯一無比の存在からは大きな影響を受けています。
『web-magazine GYAN GYAN』参照)

しかしそれは、
「私の人生を変えたアルバム」で紹介したミュージシャンのように、
ミーハー的な感覚ではなく、
どちらかと言うと、
研究素材の対象であったようです。

正直なところ、
レッド・ツェッペリンのライブ映像などを見て、
ミーハー的に「カッコいい」と感じたことは、
ほとんどありません。
したがって、
私の彼らに関する興味は、
純粋に音のみであったと言えます。

私がロックに興味を持った頃、
レッド・ツェッペリンは『プレゼンス』を発表する直前の時期でした。
しかし、
なぜか私は、
後追いだったにもかかわらず、
彼らの作品をファーストから順番に聴いているのです。

まず、
ファースト・アルバムですが、
これがスゴい。
いままでに聴いた回数も、
他のアルバムに比べてダントツに多いと思います。





このアルバムには、
レッド・ツェッペリンのルーツである、
ブルースやソウル、トラッドフォーク、そしてインド音楽が、
バラエティ豊かに並べられています。

いわゆる、
ハードロックの体裁を整えているのは、
「グッドタイムズ・バッドタイムズ」と
「コミュニケーション・ブレイクダウン」ぐらいで、
初心者の耳には、
「?」と感じられるかもしれません。

フォークソングのパターンから、
徐々にハードなサウンドへ展開する
「ベイビー・アイム・ゴナ・リーヴ・ユー」
地味なブルースを派手にアレンジした
「ユー・シュック・ミー」
幻想的な「眩惑されて」
キーボードをフューチャーした、
「時が来たりて」
モロにインド音楽の
「ブラック・マウンテン・サイド」…などなど。

彼らはここから、
いろいろな音楽を吸収し、
独自のサウンドへ昇華させるのですが、
ファースト・アルバムの時点ですでに、
その方向性が示されていたというわけです。

その後、
レッド・ツェッペリン・サウンドが具体的な音として完成されたのは、
5枚目の『聖なる館』だと思います。



私が彼らのアルバムで、
もっとも評価しているのが、
この『聖なる館』です。



ここに至っては、
どんなサウンドがベースにあっても、
すべてツェッペリン印が押されて、
アウトプットされてきています。

レゲエですら、
あんなになっちゃうんですから…。
(「デ・ジャ・メイク・ハー」)



これは、
ドラムのジョン・ボーナムによるところが大きいのですが…、
あまり器用でない上に、
リズムを細かくとらず(ほとんど2ビート感覚)、
最後はパワー一発で押し切る…、
言ってしまえば、
かなり力技の芸当ですが…、
天才ゆえに許されるこの技法が、
レッド・ツェッペリン・サウンドの核になっていることは、
いまさら言うまでもないことでしょう。

このアルバムからは、
揺るぎない自信に裏付けられて、
自分たちのサウンドを追求していくわけですが、
6枚目の『フィジカル・グラフィティ』に至ると、
もはやギターは歪んでもおらず、
楽曲には起承転結もなく、リフが一発あればよし状態になり…、

7枚目の「プレゼンス」に至っては、
たとえミスをした演奏であっても、
ノリがよければレコードにしてしまうという、
もう、
そんな瑣末なことはどうでもいいというレベルにまで到達します。
(タイトルに、自信の程が表れていますね)

私はこのあたりの、
いわゆる後期ツェッペリンこそ、
究極のバンドの姿であると、
高く評価している次第です。

バンドでオリジナル曲を作り始めた時期、
もっとも意識したのが、
この、
後期ツェッペリンだったということになりますが、
いろいろなリズムに関心を持つこと、
リフがよければ無理な起承転結を考えなくてもいいこと、
この2つはいまだに座右の銘になっています。

カッコいいロックバンドを実現したければ、
レッド・ツェッペリンの全アルバムを聴き込むべし、
でしょうなぁ…。

演奏以外の、
素行の点は…、
真似できるものならやってごらん、
というところでしょうね。(笑)
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★ ILLUSTRATION BY nyao