「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2021/08/29 (Sun)
キース・リチャーズは、
多くのインタビューの中で、
チャーリーあってのストーンズである、
ということを強調してきました。
ギタリストにとって、
ドラマーが叩き出すリズムはたいへん重要で、
これによって、
ひとつのリフが、
どのような曲に発展するか、
決まってしまいます。
多くのギタリストは、
最良の相棒に巡り合い、
本領を発揮できるのです。
したがって、
ジミー・ペイジが、
ボンゾの逝去でバンドの解散を決意したのは、
無理のないことと言えるでしょう。
チャーリーのリズムは、
ロックというより、
ジャズに近いスイング感があり、
この感覚が、
キースの
Openチューニング5弦ギターから放たれる、
独特のリフにマッチするのです。
シンプルで、
手数も少ないのに、
あの感じはなかなか出せない、
と言われています。
「Street Fighting Man」は、
スーツケースに入るような、
簡単なセッション用キットで録音したそうで、
弘法、筆を選ばず、
チャーリー、ドラムキットを選ばず、
何を使っても、
あのリズムを叩き出せるのは、
スゴイことだと思います。
(一方のキースも、
同曲はアコースティックギターを、
ラジカセで録音したそうで、
こちらにも同じことが言えるでしょう)
1970年代の中頃になると、
チャーリーは短髪になり、
ボサボサの長髪勢の中にあって、
ルックスでも異彩を放つようになりました。
『Black and Blue』の中ジャケットでは、
短髪にスーツという、
およそ、
ロックミュージシャンに見えない姿で、
存在感を示しております。
(中学生の私が、
このアルバムを購入した際、
父親が「あ…この人いいね」と
言ったことを覚えています(笑)
さて、
私の記憶に残る、
チャーリーのプレイといえば、
まずは「Honky Tonk Women」
このスッカスカで空間だらけのリズムは、
まさに、
先ほど申し上げた、
ジャズのスイング感満載のロックビート、
の代表例と言えるでしょう。
そして、
呆れるほど後ろにアクセントを持ってきた、
極端なアフタービート…
これもチャーリーの特徴で、
私のように、
ロック入門編でストーンズを聴いていた者は、
このアクセントが身体に染み付いてしまい、
一生取り除くことができなくなります。
(そういう方は、
リズムカッティングをすると、
すぐにわかりますね…)
「Honky Tonk Women」のイントロこそ、
チャーリー・ワッツの真髄、
と言えるのではないでしょうか。
さて、
次は「Rocks Off」
(『Exile on Main ST』の1曲目ですね)
このたたみかける感じも、
チャーリーならですが…
KISSのピーター・クリスが、
そっくりな叩き方をするので、
影響を受けたドラマーは
意外と多いかもしれません。
こうやって後ろから煽られ、
キースが振り返ってニヤリとする…
目に浮かぶような光景です。
この曲のビートなどはまさに、
Openチューニング5弦ギターによる、
思いっきりタメの効いたカッティングにピッタリです。
そして、
「Melody」(『Black and Blue』)
これはもうモロにジャズっぽい曲なので、
しなやかにスイングするチャーリーが堪能できます。
基本的に器用なので、
レゲエでもスカでもこなすのですが、
やはりこのような曲では本領発揮とばかりに、
素晴らしいグルーヴを出しています。
羽毛のようなリズムですね。
そんなチャーリーのドラムによく合ったのが、
ビルのモコモコした不思議なベースですが、
こちらはチャーリーほど称賛される機会がないので、
ちょっぴり気の毒です。
(とくに、キースが冷たい(笑)
さて…
そんな名人のプレイを、
直接聴く機会がなくなってしまい、
たいへん残念ではありますが、
何か彼の訃報に接し、
勝手に“Last Summer”という言葉が浮かんできたりして、
今年は何かが終わろうとしているタイミングなのかなぁ…
1969年の再来のように…などと、
残暑厳しい中、
そんなことを思ったりしています。
多くのインタビューの中で、
チャーリーあってのストーンズである、
ということを強調してきました。
ギタリストにとって、
ドラマーが叩き出すリズムはたいへん重要で、
これによって、
ひとつのリフが、
どのような曲に発展するか、
決まってしまいます。
多くのギタリストは、
最良の相棒に巡り合い、
本領を発揮できるのです。
したがって、
ジミー・ペイジが、
ボンゾの逝去でバンドの解散を決意したのは、
無理のないことと言えるでしょう。
チャーリーのリズムは、
ロックというより、
ジャズに近いスイング感があり、
この感覚が、
キースの
Openチューニング5弦ギターから放たれる、
独特のリフにマッチするのです。
シンプルで、
手数も少ないのに、
あの感じはなかなか出せない、
と言われています。
「Street Fighting Man」は、
スーツケースに入るような、
簡単なセッション用キットで録音したそうで、
弘法、筆を選ばず、
チャーリー、ドラムキットを選ばず、
何を使っても、
あのリズムを叩き出せるのは、
スゴイことだと思います。
(一方のキースも、
同曲はアコースティックギターを、
ラジカセで録音したそうで、
こちらにも同じことが言えるでしょう)
1970年代の中頃になると、
チャーリーは短髪になり、
ボサボサの長髪勢の中にあって、
ルックスでも異彩を放つようになりました。
『Black and Blue』の中ジャケットでは、
短髪にスーツという、
およそ、
ロックミュージシャンに見えない姿で、
存在感を示しております。
(中学生の私が、
このアルバムを購入した際、
父親が「あ…この人いいね」と
言ったことを覚えています(笑)
さて、
私の記憶に残る、
チャーリーのプレイといえば、
まずは「Honky Tonk Women」
このスッカスカで空間だらけのリズムは、
まさに、
先ほど申し上げた、
ジャズのスイング感満載のロックビート、
の代表例と言えるでしょう。
そして、
呆れるほど後ろにアクセントを持ってきた、
極端なアフタービート…
これもチャーリーの特徴で、
私のように、
ロック入門編でストーンズを聴いていた者は、
このアクセントが身体に染み付いてしまい、
一生取り除くことができなくなります。
(そういう方は、
リズムカッティングをすると、
すぐにわかりますね…)
「Honky Tonk Women」のイントロこそ、
チャーリー・ワッツの真髄、
と言えるのではないでしょうか。
さて、
次は「Rocks Off」
(『Exile on Main ST』の1曲目ですね)
このたたみかける感じも、
チャーリーならですが…
KISSのピーター・クリスが、
そっくりな叩き方をするので、
影響を受けたドラマーは
意外と多いかもしれません。
こうやって後ろから煽られ、
キースが振り返ってニヤリとする…
目に浮かぶような光景です。
この曲のビートなどはまさに、
Openチューニング5弦ギターによる、
思いっきりタメの効いたカッティングにピッタリです。
そして、
「Melody」(『Black and Blue』)
これはもうモロにジャズっぽい曲なので、
しなやかにスイングするチャーリーが堪能できます。
基本的に器用なので、
レゲエでもスカでもこなすのですが、
やはりこのような曲では本領発揮とばかりに、
素晴らしいグルーヴを出しています。
羽毛のようなリズムですね。
そんなチャーリーのドラムによく合ったのが、
ビルのモコモコした不思議なベースですが、
こちらはチャーリーほど称賛される機会がないので、
ちょっぴり気の毒です。
(とくに、キースが冷たい(笑)
さて…
そんな名人のプレイを、
直接聴く機会がなくなってしまい、
たいへん残念ではありますが、
何か彼の訃報に接し、
勝手に“Last Summer”という言葉が浮かんできたりして、
今年は何かが終わろうとしているタイミングなのかなぁ…
1969年の再来のように…などと、
残暑厳しい中、
そんなことを思ったりしています。
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