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「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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  ★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2024/12/04 (Wed)
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★2021/04/04 (Sun)
昨年、
ジェフ・ベック師匠の発掘音源(ライブ)が、
7枚一挙にリリースされた、
Alive The Liveシリーズから、

今年は3月後半に、
ピンク・フロイドが3枚リリースされました。

◾️Montreux 1970
◾️Montreux 1971
◾️Live in London 1972

アルバムリリースに合わせて、
組曲「Atom Heart Mother」が
セットリストに入った1970、

アルバムリリース前の
「Echoes」が披露された1971、

そして、
同じくアルバムリリース前の
『The Dark Side Of The Moon』(狂気ですな)
が披露された1972、

いずれも聴きどころ満載です。

とくに私が注目していたのは1972ですが、
これはスゴかった…

CDは当日のセットリストが、
そのまま収められているそうで、
たしかに…
オープニングから
アンコールまでしっかり入っていました。

演奏はいきなり、
「Breath」から始まり、
『The Dark Side Of The Moon』全曲が、
60分弱かけて披露されます。

この時期すでに、
LP時代のB面…
「Money」から「Eclipse」は完成していたようで、
長年にわたり慣れ親しんだ、
スタジオテイクとほぼ同じ演奏が聴けます。

まだ模索していたのは、
A面の方で、
2曲目の「On The Run」と
4曲目の「The Great Gig In The Sky」
(虚空のスキャットですな…)の2曲は、
違うタイトルの、
まったく別のインストになっていました。

2曲目はギルモアさんのギター中心、
4曲目はSEを使った現代音楽的な展開です。

一方、
「Breath」と「Time」はほぼ、
“あの形”になっていて、
「Time」のイントロ部分に、
時計の音こそないものの、
ニック・メイスンによるメロディックタムのプレイも
それらしく聴こえ、
かなりの完成度になっています。

なんといっても、
ギルモアさんのギターが素晴らしい!

ライブなだけに、
ギタープレイが前面に出て、
よく聴こえることもあり、
クリアなアルペジオ、
粘っこいチョーキングが、
いっそう際立つのでありました。

やっぱ、ええなぁ…

演奏は、
このような大作の後、
「One Of These Days」
(吹けよ風、呼べよ嵐、ブッチャーですな)
「Careful With That Axe, Eugene」
と続きますが、

この「Careful With That Axe, Eugene」はスゴイ!

『Ummagumma』のライブテイクで聴ける、
一発強烈な「キャー」(悲鳴)があり、
それを合図に演奏が激しくなるパターンで、

スタジオテイクや、
その他のライブで聴ける
ダラダラいつまでも「キャー」ではありません。

そいつにモニターで音響効果を加えているから、
トリップ感がハンパないのです。

ここで、
小休止が入り(CDは2枚目へ)
スタジオそのままの「Echoes」でエンディング。

アンコールが
「A Sauceful Of Secrets」(神秘ですな)
「Blues」(ギター中心のセッション風インスト)
「Set The Controls For The Heart Of The Sun」
(太陽讃歌ですな)

こんな濃厚な演奏を2時間も聴かせられたら、
お腹いっぱいでゲロゲロ状態になってしまいそうです。

「A Sauceful Of Secrets」と
「Set The Controls For The Heart Of The Sun」も
先の「Careful With That Axe, Eugene」同様、
『Ummagumma』のライブテイクに近く、
迫力満点なのです。

「Blues」はギルモアさんのルーツがわかる、
コテコテのブルースで、
私のようなファンが狂喜すること間違いなし…

もう大興奮の連続で、
血圧上昇必至ですが、

みなさん忘れていましたよね?

ピンクフロイドはライブバンド、
数え切れないほどのライブで鍛え上げたバンドだった、
ということを…

私もうっかり忘れていましたが、
今回、
強烈に思い出させていただきました。

あ…他の2枚を書くスペースがなくなってしまった…

まぁ、いいか。
それはまたの機会として、
何しろ物凄いライブであります。

昨年の仇を、
一気に返された感じ?

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