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「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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  ★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2020/10/11 (Sun)
ルイズルイス加部さん、
エドワード・ヴァン・ヘイレンと、
続けて、
身近な存在の訃報に接し、
そのあたりのお話をしたいところではありますが、

その前に…

昨日待望の○○が届きまして、
今週はそれについて語りたいと思います。

さて、
○○とは…
「ギター」のことですが、
ただのギターではありません。

世界に一本しかない、
正真正銘、
私のオリジナルモデルです。

2年前に、
博多のSPOONという工房に、
12弦ギターの制作を依頼し、
昨年12月に、
それをメインとした演奏を披露したわけですが、
今回は同じ仕様の6弦ヴァージョンを企画したのです。

それは、
シンライン・ボディ(Fホールがあり空洞になっている)を採用し、
フェンダーのリプレイスメント・パーツとして有名な、
WARMOTH製のネックを取り付けるという仕様をベースに、
およそ今までの人生で、
「ストラトに装備したい」
と思ったことのある機能を加えたものとなりました。







まず指板。
寄る年並みと共に衰える握力のため、
ここ数年はローズ指板ばかり使っていましたが、
ストラトはやはり、
メイプル指板の方が出音がシャープで、
イメージした音に近くなるので、
今回はメイプル指板を採用しました。

問題はツルツルして滑りやすく、
ローズ指板より強く握らないとならない部分で…

ここは、
かつて所有していた、
フェンダー・デュオソニックに採用されていた、
貼りメイプル指板…
指板部分にメイプル材を貼ったもの、
が弾きやすかったことを思い出し、
塗装はわざとザラザラ感を残す、
サテン仕上げとし、
フレットも大きめのものを採用しました。

これにより、
通常のメイプル指板とは、
比べ物にならないほど、
ツルツル感がなく、
楽に運指ができるようになっています。

やはり、
ストラトはメイプルに限りますじゃ…
そういえば、
クラプトンもヴァン・ヘイレンも、
そうでしたね。

次にピックアップ。
ストラトの弱点は、
ここ一発という時のパワー不足で、
とくにライブでは、
リードを弾いている時や、
フィードバックしてほしい時に、
「も〜っ」と思うことが多々あります。

そこで採用したのが、
シリーズ配線というもので、
真ん中のトーンコントロールを引っ張ると、
上2つのピックアップ、
または下2つのピックアップで、
ハムバッキング構造になります。

ハムと言っても、
シングル2つの構造なので、
いわゆるギブソンのそれよりは、
音抜けがよく、
私のような極端なシングル派には、
とても扱いやすい音といえます。

ここは、
正直な話、
想定以上の効果がありまして…
とくに、
フロント側のハムの音が、
サンタナを思わせる艶っぽいトーンで、
これが意外と、
このギターの“売り”かもしれませんね。

このピックアップは、
工房オススメのベア・ナックルという、
玄人受けするメーカーのもので、
楽器店に勤める知人から、
実戦的で使えるピックアップ!
と太鼓判を押されたものでした。

歪ませると、
シングルのままでも、
十分パワフルなのです。

そして、
見てお分かりのように、
ミドルピックアップをリアに寄せて、
外見的にもハムを思わせるようにしてみました。

この配置はかつて、
ロビー・ロバートソン(ザ・バンド)がやっていたのですが、
もはや忘却の彼方でしょうね(笑)
私は個人的に、
ヴァン・ヘイレンのデビューアルバムに写っている、
白黒のストラトに衝撃を受け、
あの感じを再現したかったのですが、
いい感じになったと思います。

そしてフィニッシュですが、
このギターは、
レスポールのようなチェリーサンバースト仕上げで、
いわゆるフェンダーの、
黒が外側に入るサンバーストではありません。

このままでもよかったのですが、

サンバーストのストラトといえば、
ロリー・ギャラガーやエイドリアン・ブリューのように、
適度に塗装が剥がれたものがよいと思い、
ボディシェイプに合わせて、
擦れた程度のハゲをデザインしてみました。
(頭髪の薄い方には申し訳ない表現ですが…)

あまりやり過ぎると、
嫌味な感じになるので、
かなりシンプルに抑えましたが、
いい雰囲気になったと思っています。
(剥がし方はイラストで指定しました)

このような仕様を今年の年初に固め、
2月の終わりにオーダーしたのですが、
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、
ボディとネックの制作をする、
アメリカでの作業が大幅に遅れ、
発注から納品まで、
実に7ヶ月を要し、
昨日ようやく届いたのでありました。

私はこのギターを、
「matsuZACKモデル2020」と命名し、
「12(FREEDOM)」と兄弟モデルとしています。
今回も、
制作してくれた、
SPOONの今村さんに感謝です。
(いろいろ面倒な注文をして申し訳ありません)



さて、
このような最終兵器と思われるギターを入手し、
準備万端なのですが、
今年は恒例の「忘年会ライブ」も、
ご多分にもれず中止となり、
エネルギーを持て余し気味です。

まぁ…地道に、
宅録は続けていくつもりですが…
さすがに、
それだけではねぇ?
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★ ILLUSTRATION BY nyao