「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2019/11/10 (Sun)
ロキシーミュージックのギタリスト、
フィル・マンザネラのプロジェクトである、
『801 Live』の、
2019リマスター紙ジャケ仕様を購入した際に、
HMVオンラインショップで、
いろいろと特典があったため…
購入のタイミングを逃していた、
数枚のアルバム(すべて紙ジャケ)を一気に、
揃えたのですが、
なぜかプログレ系作品が並ぶことになりました。
その中で、
フランスはアトールのデビュー作『Musiciens magiciens』
そしてユーライア・ヒープが、
アンプラグドでセルフカバーに挑戦した『Acoustically driven』
に感銘を受けた私は、
その後、
迷うことなく、
四人囃子の
『一触即発デラックスエディション』を予約したのです。
(2019/10/23発売)
これは、
説明の必要がない、
我が国が誇る名バンドの、
衝撃のデビューアルバムをリマスターし、
未発表音源(ライブ)を加えた3枚組で、
目玉は、
1973/7/21杉並公会堂で行われた、
四人囃子初のワンマンコンサート、
「ミラージュ・オブ・四人囃子」の、
全演奏が収録されていることです。
すでに、
このコンサートの翌月に当たる、
1973/8/21六本木俳優座のライブは、
『’73 四人囃子』として、
1978年にLPレコードで発表され、
CD化もされていますが、
今回発表された
「ミラージュ・オブ・四人囃子」の音源が揃うことで、
アルバムデビューする前の、
貴重な演奏を堪能できるようになりました。
初期の四人囃子というと、
ピンク・フロイドと比較されがちですが、
実際にこの時期の彼らを見た人によると、
「いや、むしろ“ディープ・パープル”っぽかった」
という答えが返ってきます。
(BOWWOWの山本恭司氏は当時、
松江で「Burn」を演奏する彼らを見たそうな…)
今回収録されている、
「ミラージュ・オブ・四人囃子」のアタマ2曲を聴くと、
その発言に頷けます。
オープニングの「ライト・ハウス」は、
彼らにとって、
初のオリジナル作品ということですが、
冒頭の、
ハウリング&フィードバックに、
派手なアーミングの応酬があるところは、
初めは「ジミヘンだな…」と思うのですが、
次第に「リッチー?」と思えてきます。
第2期ディープ・パープルのライブ映像…
2期でも初期の頃の映像(1期の曲をやっているヤツです)ですが、
あのあたりでよく見かける、
リッチーのアドリブパートの感じに、
そっくりなのです。
当時は、
これらの映像はあまり一般的ではなかったはずで、
森園氏はどこからインスパイアされてのでしょう?
もしかして、
ジミヘン好きにプログレ色が入ると、
こうなるのかもしれません。
そして、
フィードバックさせながら、
なんと!
我が国の国歌が…
ジミヘンのアメリカ国歌よろしく、
登場するところがあり…
これは、
竹中茶々丸先輩の、
JL&Cのファーストアルバム(ライブ)で、
冒頭に出てくるヤツ…
先輩はもしかすると、
森園氏をパクったのでしょうか?(笑)
そして、
「ライト・ハウス」本編に入ると、
ギターとオルガンによる、
ヘヴィーなリフがメインで、
まさにディープ・パープル!です。
2曲目は、
「羅生門」という舞台で使われた、
「藪の中」という、
これまた未発表曲ですが、
こちらのイントロでは、
絶妙なエコーのかけ方がいくつか披露され、
格好イイこと、
この上ありません。
これ、
ハタチそこそこの若造の演奏じゃないよ〜
スゴ過ぎて言葉が出ません。
それにしても、
森園氏のストラトはエエ音してはりますなぁ…
やっぱストラトはエレキの王様です。
「藪の中」はインストで、
ここから「ピンポン玉の嘆き」につながり、
(これライブでやるとは思ってもいませんでした)
これ以降は、
すでに発表されている俳優座のライブと、
同じ選曲になっています。
「おまつり」
「空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ」
「中村君の作った曲」(タイトル考えろよ〜(笑)
「泳ぐなネッシー」
「一触即発」
(「泳ぐなネッシー」は、
LP時代の『’73 四人囃子』には、
時間の関係で収録されなかった曲ですが、
CD化に際して収録されています)
1ヶ月後の俳優座ライブと比べると、
かなり荒々しい音で、
(あっちは綺麗にまとまっています)
「空飛ぶ円盤〜」のドラムソロも、
たいへん長尺になっていますが、
若さというか、
エネルギッシュな熱気があって、
これはこれで面白いと思います。
何度も言いますが、
これがハタチそこそこの若造の演奏とは…
とうてい信じられないことであります。
笑えるのは、
この異常にボルテージの高い演奏の合間に入る、
森園氏のボソボソしたMC…(笑)
神奈川の奥で合宿していたので、
疲れ果てていますとか…
虫と蒸し暑さに悩まされたとか…
親父ダジャレを交え、
なぜか饒舌に喋るのでした(笑)
『’73 四人囃子』は、
「ネッシー」を加えてCD化された際に、
ものの見事に、
このようなMCがすべてカットされてしまい、
何だか物足りなく感じた覚えがあります。
(冒頭「4番エコーを切ってください」から
「最後に出るから偉いんじゃなくて〜」
という内輪にしか受けないネタばかり続くのですが…)
まぁ…このへんの朴訥さというか、
飾らない感じが、
独特の日本語の歌詞に表れているわけで、
これを含めて四人囃子の魅力、
と言えるわけです。
それにしても、
改めて再認識した、
四人囃子のスゴさ…
これは後世に語り継がれるべきものですよ。
ちなみに私は、
名曲の誉れ高い「一触即発」よりも、
「おまつり」と「空と雲」が好きで、
そして「なすのちゃわんやき」が好きです。
あんな感じのストラトサウンドが再現できたら、
サイコーなんですけどね。
言ってしまえば、
我が国では珍しい、
トリップ・ミュージックなんですよ。
気持ちよくなれる?(笑)
フィル・マンザネラのプロジェクトである、
『801 Live』の、
2019リマスター紙ジャケ仕様を購入した際に、
HMVオンラインショップで、
いろいろと特典があったため…
購入のタイミングを逃していた、
数枚のアルバム(すべて紙ジャケ)を一気に、
揃えたのですが、
なぜかプログレ系作品が並ぶことになりました。
その中で、
フランスはアトールのデビュー作『Musiciens magiciens』
そしてユーライア・ヒープが、
アンプラグドでセルフカバーに挑戦した『Acoustically driven』
に感銘を受けた私は、
その後、
迷うことなく、
四人囃子の
『一触即発デラックスエディション』を予約したのです。
(2019/10/23発売)
これは、
説明の必要がない、
我が国が誇る名バンドの、
衝撃のデビューアルバムをリマスターし、
未発表音源(ライブ)を加えた3枚組で、
目玉は、
1973/7/21杉並公会堂で行われた、
四人囃子初のワンマンコンサート、
「ミラージュ・オブ・四人囃子」の、
全演奏が収録されていることです。
すでに、
このコンサートの翌月に当たる、
1973/8/21六本木俳優座のライブは、
『’73 四人囃子』として、
1978年にLPレコードで発表され、
CD化もされていますが、
今回発表された
「ミラージュ・オブ・四人囃子」の音源が揃うことで、
アルバムデビューする前の、
貴重な演奏を堪能できるようになりました。
初期の四人囃子というと、
ピンク・フロイドと比較されがちですが、
実際にこの時期の彼らを見た人によると、
「いや、むしろ“ディープ・パープル”っぽかった」
という答えが返ってきます。
(BOWWOWの山本恭司氏は当時、
松江で「Burn」を演奏する彼らを見たそうな…)
今回収録されている、
「ミラージュ・オブ・四人囃子」のアタマ2曲を聴くと、
その発言に頷けます。
オープニングの「ライト・ハウス」は、
彼らにとって、
初のオリジナル作品ということですが、
冒頭の、
ハウリング&フィードバックに、
派手なアーミングの応酬があるところは、
初めは「ジミヘンだな…」と思うのですが、
次第に「リッチー?」と思えてきます。
第2期ディープ・パープルのライブ映像…
2期でも初期の頃の映像(1期の曲をやっているヤツです)ですが、
あのあたりでよく見かける、
リッチーのアドリブパートの感じに、
そっくりなのです。
当時は、
これらの映像はあまり一般的ではなかったはずで、
森園氏はどこからインスパイアされてのでしょう?
もしかして、
ジミヘン好きにプログレ色が入ると、
こうなるのかもしれません。
そして、
フィードバックさせながら、
なんと!
我が国の国歌が…
ジミヘンのアメリカ国歌よろしく、
登場するところがあり…
これは、
竹中茶々丸先輩の、
JL&Cのファーストアルバム(ライブ)で、
冒頭に出てくるヤツ…
先輩はもしかすると、
森園氏をパクったのでしょうか?(笑)
そして、
「ライト・ハウス」本編に入ると、
ギターとオルガンによる、
ヘヴィーなリフがメインで、
まさにディープ・パープル!です。
2曲目は、
「羅生門」という舞台で使われた、
「藪の中」という、
これまた未発表曲ですが、
こちらのイントロでは、
絶妙なエコーのかけ方がいくつか披露され、
格好イイこと、
この上ありません。
これ、
ハタチそこそこの若造の演奏じゃないよ〜
スゴ過ぎて言葉が出ません。
それにしても、
森園氏のストラトはエエ音してはりますなぁ…
やっぱストラトはエレキの王様です。
「藪の中」はインストで、
ここから「ピンポン玉の嘆き」につながり、
(これライブでやるとは思ってもいませんでした)
これ以降は、
すでに発表されている俳優座のライブと、
同じ選曲になっています。
「おまつり」
「空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ」
「中村君の作った曲」(タイトル考えろよ〜(笑)
「泳ぐなネッシー」
「一触即発」
(「泳ぐなネッシー」は、
LP時代の『’73 四人囃子』には、
時間の関係で収録されなかった曲ですが、
CD化に際して収録されています)
1ヶ月後の俳優座ライブと比べると、
かなり荒々しい音で、
(あっちは綺麗にまとまっています)
「空飛ぶ円盤〜」のドラムソロも、
たいへん長尺になっていますが、
若さというか、
エネルギッシュな熱気があって、
これはこれで面白いと思います。
何度も言いますが、
これがハタチそこそこの若造の演奏とは…
とうてい信じられないことであります。
笑えるのは、
この異常にボルテージの高い演奏の合間に入る、
森園氏のボソボソしたMC…(笑)
神奈川の奥で合宿していたので、
疲れ果てていますとか…
虫と蒸し暑さに悩まされたとか…
親父ダジャレを交え、
なぜか饒舌に喋るのでした(笑)
『’73 四人囃子』は、
「ネッシー」を加えてCD化された際に、
ものの見事に、
このようなMCがすべてカットされてしまい、
何だか物足りなく感じた覚えがあります。
(冒頭「4番エコーを切ってください」から
「最後に出るから偉いんじゃなくて〜」
という内輪にしか受けないネタばかり続くのですが…)
まぁ…このへんの朴訥さというか、
飾らない感じが、
独特の日本語の歌詞に表れているわけで、
これを含めて四人囃子の魅力、
と言えるわけです。
それにしても、
改めて再認識した、
四人囃子のスゴさ…
これは後世に語り継がれるべきものですよ。
ちなみに私は、
名曲の誉れ高い「一触即発」よりも、
「おまつり」と「空と雲」が好きで、
そして「なすのちゃわんやき」が好きです。
あんな感じのストラトサウンドが再現できたら、
サイコーなんですけどね。
言ってしまえば、
我が国では珍しい、
トリップ・ミュージックなんですよ。
気持ちよくなれる?(笑)
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