「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
★ カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
★ フリーエリア
★ 最新コメント
[01/25 matsuZACK]
[01/23 shiba]
[01/02 matsuZACK ]
[01/02 ういん]
[12/27 shiba]
★ 最新トラックバック
★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
★ ブログ内検索
★ 最古記事
★ P R
★ カウンター
★2019/03/24 (Sun)
先週は多忙につき、
投稿をサボってしまいました。
さて、
年始から続いていた、
クイーン研究ですが、
ファーストアルバムから、
6枚目の『世界に捧ぐ』までを、
すべて紙ジャケット仕様で揃えるという快挙を成し遂げ、
満足感でいっぱいです…(笑)
その中で、
すでに愛聴していた『オペラ座の夜』は別として、
もっとも気に入ったのは、
ファーストアルバムの前半(LP時代のA面ですね)
セカンドアルバムの後半(LP時代のブラックサイド)、
そして、
『華麗なるレース』が予想外によかった…
そんな感じです。
どうやら、
私はこのバンドに、
ヨーロッパ的な美意識を求めた、
ということになるようです。
ファーストアルバムとセカンドアルバムには、
どのバンドもそうですが…
バンドのコンセプトが、
これでもかとばかりに詰まっています。
それはたいていの場合、
アルバム1枚では収まり切らず、
セカンドアルバムにまで及びます。
古くはZEP、
同時代のキッスやエアロスミスも同じ傾向といえます。
そして、
セカンドアルバムはスタジオ録音に慣れるせいか、
ファーストアルバムより重い音に仕上がります。
クイーンの最初の2枚も、
まさにその通りですが、
コンセプトがあまりにもヨーロッパ的で、
ブッとんでいるので、
ブライアン・メイのハードなギターがなかったら、
そちらの世界に行ってしまったかもしれませんね。
私の感覚では、
ジェネシスやジェントル・ジャイアント、
さらには、
初期のヴァン・ダー・グラフ・ジェネレイター
と同じ範疇に入りそうな…
そんな印象の音です。
ところが、
そうはならなかったのは、
初期のクイーンがあくまでも、
ハードロックを基盤としていたこと、
そして独自の美意識を主張して、
何の迷いもないフレディ・マーキュリーの
存在があったからだと思います。
そんなクイーンの転機は、
3枚目の『シアー・ハート・アタック』ですが、
ここで彼らは隠し技であった、
ポップな感覚を前に出したのです。
フレディの引き出しの豊富さと、
それを自分たちの音に仕上げてしまう、
メンバーの発想の柔軟さには脱帽モノです。
この流れはキッスも同じで、
彼らも3枚目の『地獄への接吻』を
ポップに仕上げたのでした。
3枚目のアルバムというのは、
非常に重要な位置を占めることが多く、
前述のZEPは、
大々的にアコースティック・ギターを取り入れ、
ファンの間で物議を醸しましたが、
それを経由して音楽性が広がり、
4枚目で実を結ぶことになるのです。
『シアー・ハート・アタック』は、
『オペラ座の夜』を聴いた後では、
少々物足りなく感じますが、
「キラー・クイーン」のヒットを始め、
数々のチャレンジが、
『オペラ座の夜』につながっています。
キッスも、
ライヴをはさんだ、
4枚目のスタジオ・アルバムが『地獄の軍団』で、
エアロスミスも、
4枚目は『ロックス』ということで、
いずれも初期の代表作となっているのです。
そしてなぜか、
どのバンドも、
完成度の高かった4枚目の後に、
原点回帰のような作品を作ります。
キッスもエアロスミスも同様ですが、
クイーンの場合それが『華麗なるレース』
ということになるわけです。
このアルバムは、
大ヒットも経験し、
円熟期に入ったバンドが、
あらためて初期のコンセプトに向き合ったので、
マニアックさに磨きがかけられ、
驚くべき完成度を誇っているのです。
したがって、
私が初期2作の次に気に入ったというのも、
「なるほど」ということになりますね。
その後のクイーンは、
「ウィー・ウィル・ロック・ユー」と
「伝説のチャンピオン」のヒットを気に、
世界的なポップバンドになってしまい、
初期のアングラっぽい、
ヨーロッパの香りは消えてしまいます。
クイーンと似ている例に挙げた、
ジェネシスも、
ヴォーカリストの交代を機に、
世界的なポップバンドになるわけですが、
やはり私が気になるのは、
初期のアングラっぽい音の方です。
(フィルになってからの2枚目あたりまではイケます…)
リアルタイムには、
アイドルっぽい印象のおかげで、
真っ当に評価することができなかったクイーンですが、
思わぬきっかけで、
半世紀近く経った今、
私の中に入ってきました。
これが、
今後の音楽人生に、
どのような影響を与えるのかは、
興味深いテーマです。
↓アルバムジャケットあるある…
テンペストと『華麗なるレース』
(そうそうテンペストもクイーンっぽいです)
ユーライア・ヒープと『クイーン2』
(ジョンはインタビューで「ヒープ大好き」と言っていました)
投稿をサボってしまいました。
さて、
年始から続いていた、
クイーン研究ですが、
ファーストアルバムから、
6枚目の『世界に捧ぐ』までを、
すべて紙ジャケット仕様で揃えるという快挙を成し遂げ、
満足感でいっぱいです…(笑)
その中で、
すでに愛聴していた『オペラ座の夜』は別として、
もっとも気に入ったのは、
ファーストアルバムの前半(LP時代のA面ですね)
セカンドアルバムの後半(LP時代のブラックサイド)、
そして、
『華麗なるレース』が予想外によかった…
そんな感じです。
どうやら、
私はこのバンドに、
ヨーロッパ的な美意識を求めた、
ということになるようです。
ファーストアルバムとセカンドアルバムには、
どのバンドもそうですが…
バンドのコンセプトが、
これでもかとばかりに詰まっています。
それはたいていの場合、
アルバム1枚では収まり切らず、
セカンドアルバムにまで及びます。
古くはZEP、
同時代のキッスやエアロスミスも同じ傾向といえます。
そして、
セカンドアルバムはスタジオ録音に慣れるせいか、
ファーストアルバムより重い音に仕上がります。
クイーンの最初の2枚も、
まさにその通りですが、
コンセプトがあまりにもヨーロッパ的で、
ブッとんでいるので、
ブライアン・メイのハードなギターがなかったら、
そちらの世界に行ってしまったかもしれませんね。
私の感覚では、
ジェネシスやジェントル・ジャイアント、
さらには、
初期のヴァン・ダー・グラフ・ジェネレイター
と同じ範疇に入りそうな…
そんな印象の音です。
ところが、
そうはならなかったのは、
初期のクイーンがあくまでも、
ハードロックを基盤としていたこと、
そして独自の美意識を主張して、
何の迷いもないフレディ・マーキュリーの
存在があったからだと思います。
そんなクイーンの転機は、
3枚目の『シアー・ハート・アタック』ですが、
ここで彼らは隠し技であった、
ポップな感覚を前に出したのです。
フレディの引き出しの豊富さと、
それを自分たちの音に仕上げてしまう、
メンバーの発想の柔軟さには脱帽モノです。
この流れはキッスも同じで、
彼らも3枚目の『地獄への接吻』を
ポップに仕上げたのでした。
3枚目のアルバムというのは、
非常に重要な位置を占めることが多く、
前述のZEPは、
大々的にアコースティック・ギターを取り入れ、
ファンの間で物議を醸しましたが、
それを経由して音楽性が広がり、
4枚目で実を結ぶことになるのです。
『シアー・ハート・アタック』は、
『オペラ座の夜』を聴いた後では、
少々物足りなく感じますが、
「キラー・クイーン」のヒットを始め、
数々のチャレンジが、
『オペラ座の夜』につながっています。
キッスも、
ライヴをはさんだ、
4枚目のスタジオ・アルバムが『地獄の軍団』で、
エアロスミスも、
4枚目は『ロックス』ということで、
いずれも初期の代表作となっているのです。
そしてなぜか、
どのバンドも、
完成度の高かった4枚目の後に、
原点回帰のような作品を作ります。
キッスもエアロスミスも同様ですが、
クイーンの場合それが『華麗なるレース』
ということになるわけです。
このアルバムは、
大ヒットも経験し、
円熟期に入ったバンドが、
あらためて初期のコンセプトに向き合ったので、
マニアックさに磨きがかけられ、
驚くべき完成度を誇っているのです。
したがって、
私が初期2作の次に気に入ったというのも、
「なるほど」ということになりますね。
その後のクイーンは、
「ウィー・ウィル・ロック・ユー」と
「伝説のチャンピオン」のヒットを気に、
世界的なポップバンドになってしまい、
初期のアングラっぽい、
ヨーロッパの香りは消えてしまいます。
クイーンと似ている例に挙げた、
ジェネシスも、
ヴォーカリストの交代を機に、
世界的なポップバンドになるわけですが、
やはり私が気になるのは、
初期のアングラっぽい音の方です。
(フィルになってからの2枚目あたりまではイケます…)
リアルタイムには、
アイドルっぽい印象のおかげで、
真っ当に評価することができなかったクイーンですが、
思わぬきっかけで、
半世紀近く経った今、
私の中に入ってきました。
これが、
今後の音楽人生に、
どのような影響を与えるのかは、
興味深いテーマです。
↓アルバムジャケットあるある…
テンペストと『華麗なるレース』
(そうそうテンペストもクイーンっぽいです)
ユーライア・ヒープと『クイーン2』
(ジョンはインタビューで「ヒープ大好き」と言っていました)
PR
この記事にコメントする