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「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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  ★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2018/03/11 (Sun)
先週は、
妻の実家で法事があり、
(義父の三十三回忌法要)
岩手県宮古市におりました。

7年前の今日…
3月11日は、
東日本大震災が発生した日です。

法事のおかげで、
奇しくも、
被災した現地の、
現在の姿を見ることができました。

まず目立つのは、
沿岸部を走る道路沿いに、
かなりの高さの防潮堤が築かれていることです。

これが延々と続いているので、
海岸の景色を見ることができなくなっています。
(ところどころに小さな窓があり、
ここに透明のアクリルをはめるということですが、
ドライブしながら景色を見ることはできなくなりました)

そして、
住宅を造成する予定地が、
ビルの3階程度の高さまで、
土地をかさ上げしているのが目につきます。

道路の整備状況は驚くべきものがあり、
7年前には存在しなかった、
自動車専用道路が沿岸ではなく、
少し内陸寄りの高台にいくつも建設され、
町から町への移動時間が短縮されました。

どの道路も道幅が広く、
さすがに大物政治家を何人も輩出している県だな、
と感じてしまいます。
(我が家の近辺の道の粗悪さは比較になりません)

そして、
鉄道も着々と整備されており、
かつてJR山田線の一部だった、
宮古・釜石間の沿岸区間は、
線路の敷設がかなり進み、
三陸鉄道の運営による復旧を待つばかりになっています。

↓完成間近の陸中山田駅



↓仮設住宅内にあった商店街は駅周辺に移転し、
駅前の繁華街が復活しつつある



このように、
インフラや土地の復興が進む一方、
岩手・宮城・福島の沿岸部で被災した、
17万人もの方々は他の地域で生活をしており、
元の居住地に戻ることが難しくなっている、
という実状があります。

7年間という歳月は、
小学校に入学した子が、
中学生になっているほどの期間であり、
この間を別の土地で過ごしてしまえば、
もはや帰りたくないという心境も、
わかる気がします。

それほど、
この震災の被害は甚大なものであったと、
あらためて、
復興した街並みを見ながら、
痛感した次第です。

人の往来を含め、
かつての賑わいを取り戻すには、
まだまだかなりの歳月が必要と思われます。

私の半世紀ちょっとの人生で、
東日本大震災、
そして熊本大震災という、
2回の大きな自然災害に遭遇し、
どちらも被災直後に現地を訪問するなど、
何かの因縁を感じずにはいられません。

2020東京で盛り上がる最近ですが、
震災の復興はまだまだであることを、
多くの方に知っていただきたいと思います。

↓復旧した宮古市魚市場から対岸の重茂半島を見る
美しい風景に見とれていたら、
iPhoneをエサと勘違いしたウミネコに襲撃され、
この後ほうほうの体で逃げる私でありました(笑)

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★ ILLUSTRATION BY nyao