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「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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  ★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2024/11/23 (Sat)
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★2008/11/23 (Sun)
今回は、
ユーライア・ヒープの
凄腕ベーシストたちを話題にしたタイミングなので、
いままで文字にすることのなかった、
私が好きなベーシストたちについて、
語ってみたいと思います。

〓ジョン・エントウィッスル(ザ・フー)
〓クリス・スクワイア(イエス)
〓ゲディ・リー(ラッシュ)

いわゆる、
“ゴリゴリ、ドリドリン”派です。
もし、
私がベースを弾いたら、
間違いなく、
このように弾くことでしょう。

ジョン・エントウィッスルについては、
フレーズのみならず、
音色が素晴らしいですね。
彼は生前、
弦高を極限まで下げて、
他のフレットにビビる音が好きだ、
と語っておりましたが、
そのまま普通にやっても、
こんなに綺麗に鳴らすことは、
なかなかできないでしょう。
それから、
薄笑いを浮かべながら、
物凄いプレイをする、
いかにも“不良っ”というたたずまいも、
素晴らしいですね。

クリス・スクワイアは、
ジョン・エントウィッスルに影響を受けたということですが、
私が好きなのは、
ビル・ブラッフォードとのコンビネーションで
変拍子をビシバシと決める瞬間。
アルバム『こわれもの』のプレイです。
じつは彼は、
イエスの影のリーダーだったようで、
たしかに、
あのベースがなくなるとイエスじゃない、
ということになりますね。
それにしても、
イエスのコピーバンドをやるなら、
ギターよりベースをやりたいなぁ。

ゲディ・リーも、
系統的には先の2人とまったく同じですが、
この方は、
歌は歌うは鍵盤は弾くはで、
実に多才というか、
大道芸的な技術の持ち主です。
私は20歳前後の時期に、
トリオこそロックバンドの理想形、
などと考えていたことがあり、
彼のようなベーシストがいないものか、
とマジで探したことがありました。
ラッシュのプレイは、
かなり“ゴリゴリ、ドリドリン”度が高いのですが、
この人はピックを使わず、
指オンリーなんですね。
もっとも、
そうでなければ、
いきなり鍵盤を押さえることができないわけで、
当たり前といえば当たり前のことですが…。

というわけで、
私は「リッケンバッカー♯4001」ベースが好きです。
もっとも実際に弾いてみたら、
弾きにくいわ、
音はボワンボワンだわで、
ダメだこりゃ状態でしたが…ね。

〓パーシー・ジョーンズ(ブランドX)
〓ミック・カーン(ジャパン)
〓ジャコ・パストリアス

“ゴリゴリ、ドリドリン”の一方で、
フレットレスベースの
摩訶不思議さと色気も捨てがたいですね。

パーシー・ジョーンズは、
露骨にジャズっぽくなく、
クールで陰影に富んでいるところがGOODです。
ブランドXの『ライブストック』は、
まさに恰好のサンプルですが、
それでいて、
とつぜんファンキーになったり、
ジャズっぽくなったり、
基本的にはかなり器用な方のようです。
ブランドXは、
クロスオーバーやフュージョンに対する、
イギリスからの回答ということで、
そのいかにも英国人らしい気質もGOODですね。

ミック・カーン、
この“ぶび、ぶばっ、みょ〜ん”の、
金魚男のプレイにブッ飛んだのは、
「孤独の影」のPVを見て以来で、
たしか以前はこんな感じではなかったようですが、
このへんからはかなりイッていて、
たいへんGOODです。
彼は、
前述のパーシー・ジョーンズを
敬愛しているということですが、
ソロ・アルバムなどを聴くと、
パーシーほど柔軟な曲展開ではなく、
ゴツゴツとした彫刻のような、
(そういえば、彫刻家でもありましたな…)
断片的でコラージュっぽい曲に特徴があり、
それが、
“ぶびっ、ぶぱっ、みょ〜ん”と、
音の隙間と
フレットレスならではの気持ち悪さを生かした音に、
たいへんマッチしているといえるでしょう。
ソロアルバム『BESTIAL CLUSTER』はサイコーです。

で…、
ベタですが、
やはりジャコ・パストリアスは素晴らしい。
ただ私としては、
彼の場合ソロよりも、
バンド形態の作品の方がいいと思います。
それは、
彼のベースの持ち味は、
主旋律にうまく寄り添ったときに、
信じられない程美しい空間が演出できる点
だと思うからです。
そう考えると、
パット・メセニーのファーストアルバムや
ウェザー・リポートの諸作品がGOOD、
ということになるのでしょう。

〓ジョン・ポール・ジョーンズ(レッド・ツェッペリン)

まぁ…フツーに考えて、
ギタリストから見れば、
この人は理想のベーシストでしょうね。
鍵盤を扱えて、
弦のアレンジができて、
その上、
肝心のベースプレイは文句のつけようがない、
ときているわけですから。
少々性格が悪くても…ねぇ。
(べつに、ジョンジーの性格が悪い、
とは言ってませんよ)
彼のベーシストとしての力量は、
ライブ時によく表れるようで、
映画『永遠の詩』のタイトル曲の後半で、
さりげなく、
下の方から全体を盛り上げるあたりなど、
やはりタダ者ではないな、
と唸ってしまいますね。

というわけで、
フェンダー・ジャズベースも大好きです。
このベースはネックが細くて弾きやすいですね。
ギタリスト向けのベース。

〓ビル・ワイマン(ローリング・ストーンズ)

じつは私、
キースの次に好きなストーンズのメンバーが彼で、
ルックスもさることながら、
その、
ミョーなところで顔を出すベースも
かなりイケてると思うのです。
「サティスファクション」や
「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」のイントロは、
ギターだけでやってもあの感じは出ません。
ギターの後ろで妖しく自己主張する、
あのベースのフレーズがないと、
リフの威力が半減してしまうんですね。

〓ルイズルイス加部

日本人では、
この方を置いて他にいないですね。
その圧倒的な存在感と、
誰にも真似のできないプレイ。
私には、
ゴールデン・カップスの「銀色のグラス」を
初めて聴いたときの衝撃が忘れられません。
デイブ平尾が、
「♪ぎ、ん、い、ろの、ぐらす〜にっ」と歌う後ろで、
エディ藩のギターより速く、
ドリドリドリンとくるその破壊力たるや…。
とはいえ、
曲の雰囲気を壊すまでには至らない、
センスはたいしたものだと思います。
感覚派でしょうね。
CHARとやっていた最後の頃は、
まさに緩急自在のプレイで、
表情も、
悟りの境地のようになっていて、
神々しいばかりの存在になっていました。
もう、ベースは弾かないのでしょうか。
残念なことです。

もうひとり挙げると、
ちょうど10人になるのですが、
もうひとりがドングリの背比べなので、
ここでやめておきましょう。

ベーシストは低音担当ではなく、
1曲まるまるリードギターを弾いている、
と言った先輩がおりましたが、
まさにその通りだと思います。
だから、
プレイヤーもそういう人が多いのです。
けっこうみんな、
自分が主役だと思っているからなぁ…。
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★ ILLUSTRATION BY nyao