「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2016/04/03 (Sun)
前回、
映画音楽の話題になりましたが、
そんな先週、
BSプレミアムで、
『地獄の黙示録』が放映されました。
すごいタイミング…
それも、
ディレクターズ・カットではなく、
劇場公開版のリマスターだったので、
久しぶりに全編を一気に見てしまいました。
やはり、スゴイ…
後に『プラトーン』が話題になりましたが、
文学的なテーマや、
戦場のリアルさはこちらがはるかに上です。
何度見ても圧巻なのは、
主人公であるウィラードの船を、
河口まで誘導するため、
ベトコンの村を襲撃するシーン…
テンガロンハットをかぶった将校が、
早く片付けてサーフィンをやるんだ、
ここの高波は素晴らしいと、
イカれた発言をし周囲を歪ませます。
早朝に飛び立つ、
戦闘ヘリコプターの群れ…
襲撃間近になると、
心理作戦と称しワグナーを大音量で流します。
ロケット弾を飛ばし、
応戦するベトコンを撃破…
負傷者を乗せたヘリに、
手榴弾を投げ込む女性…
最後は、
ジェット戦闘機がナパーム弾で、
林を焼き払い戦闘は終わります。
迫力ある描写で、
まるで、
戦場へ放り込まれたような感覚になってしまいます。
これはベトナム戦争を象徴しているシーンです。
マトモな感覚では戦争などできないことを痛感されられます。
しかし、
ここはまだ地獄の一丁目。
慰問のプレイメイツを目の前にして、
暴動が起きそうになる補給地を後に、
最前線に到着すると、
そこはもはや軍隊の機能も崩壊し、
ただ気が狂ったように戦闘を繰り広げている状況。
地獄そのものの光景に、
ジミヘンっぽいサイケなブルースがマッチしています。
(サキツミベイビーさんいわく、
この演奏はランディ・ハンセン…
覚えていますか?
白人なのに、
ジミヘンのコスプレをして、
そっくりな演奏をしていた人…)
ここへ至り、
ウィラードは、
暗殺を命じられたカーツが狂っているのか、
この場所においては狂気が正常なのではないだろうか?
と疑問を持つようになり、
ついにカーツと対峙する…
私は、
1979年のロードショーで見たとき、
高校3年…17歳の生意気盛り。
松田優作氏の『野獣死すべし』とこれを見て…
価値観の逆転とか、
神の冒瀆とか、
大騒ぎをした記憶があります(笑)
コッポラは、
この作品の前に、
『ゴッドファーザー』で同じようなテーマを取り上げていましたが、
『地獄の黙示録』のトンガリ方は、
ハンパではありません。
1970年代の最後の年にふさわしい作品といえるでしょう。
論理も倫理も、
夢も幻想も、
最前線(現場)では意味を成さない。
最前線の論理や倫理がある。
そして、
それは日常のモノサシで測れることばかりではない…
それにしても、
音楽のセンスが抜群ですね。
黒澤明監督も音楽には相当コダワったそうですが、
コッポラも同じです。
これも名監督の条件でしょうか。
ロックの入口に、
映画音楽があるのは、
わかる気がします。
映画音楽の話題になりましたが、
そんな先週、
BSプレミアムで、
『地獄の黙示録』が放映されました。
すごいタイミング…
それも、
ディレクターズ・カットではなく、
劇場公開版のリマスターだったので、
久しぶりに全編を一気に見てしまいました。
やはり、スゴイ…
後に『プラトーン』が話題になりましたが、
文学的なテーマや、
戦場のリアルさはこちらがはるかに上です。
何度見ても圧巻なのは、
主人公であるウィラードの船を、
河口まで誘導するため、
ベトコンの村を襲撃するシーン…
テンガロンハットをかぶった将校が、
早く片付けてサーフィンをやるんだ、
ここの高波は素晴らしいと、
イカれた発言をし周囲を歪ませます。
早朝に飛び立つ、
戦闘ヘリコプターの群れ…
襲撃間近になると、
心理作戦と称しワグナーを大音量で流します。
ロケット弾を飛ばし、
応戦するベトコンを撃破…
負傷者を乗せたヘリに、
手榴弾を投げ込む女性…
最後は、
ジェット戦闘機がナパーム弾で、
林を焼き払い戦闘は終わります。
迫力ある描写で、
まるで、
戦場へ放り込まれたような感覚になってしまいます。
これはベトナム戦争を象徴しているシーンです。
マトモな感覚では戦争などできないことを痛感されられます。
しかし、
ここはまだ地獄の一丁目。
慰問のプレイメイツを目の前にして、
暴動が起きそうになる補給地を後に、
最前線に到着すると、
そこはもはや軍隊の機能も崩壊し、
ただ気が狂ったように戦闘を繰り広げている状況。
地獄そのものの光景に、
ジミヘンっぽいサイケなブルースがマッチしています。
(サキツミベイビーさんいわく、
この演奏はランディ・ハンセン…
覚えていますか?
白人なのに、
ジミヘンのコスプレをして、
そっくりな演奏をしていた人…)
ここへ至り、
ウィラードは、
暗殺を命じられたカーツが狂っているのか、
この場所においては狂気が正常なのではないだろうか?
と疑問を持つようになり、
ついにカーツと対峙する…
私は、
1979年のロードショーで見たとき、
高校3年…17歳の生意気盛り。
松田優作氏の『野獣死すべし』とこれを見て…
価値観の逆転とか、
神の冒瀆とか、
大騒ぎをした記憶があります(笑)
コッポラは、
この作品の前に、
『ゴッドファーザー』で同じようなテーマを取り上げていましたが、
『地獄の黙示録』のトンガリ方は、
ハンパではありません。
1970年代の最後の年にふさわしい作品といえるでしょう。
論理も倫理も、
夢も幻想も、
最前線(現場)では意味を成さない。
最前線の論理や倫理がある。
そして、
それは日常のモノサシで測れることばかりではない…
それにしても、
音楽のセンスが抜群ですね。
黒澤明監督も音楽には相当コダワったそうですが、
コッポラも同じです。
これも名監督の条件でしょうか。
ロックの入口に、
映画音楽があるのは、
わかる気がします。
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