忍者ブログ
「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
  ★ カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
  ★ フリーエリア
  ★ 最新コメント
[01/25 matsuZACK]
[01/23 shiba]
[01/02 matsuZACK ]
[01/02 ういん]
[12/27 shiba]
  ★ 最新記事
(02/16)
(02/15)
(02/13)
(02/06)
(01/30)
  ★ 最新トラックバック
  ★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
  ★ バーコード
  ★ ブログ内検索
  ★ P R
  ★ カウンター
  ★ お天気情報
[421] [420] [419] [418] [417] [416] [415] [414] [413] [412] [411]
★2024/11/23 (Sat)
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

★2016/01/24 (Sun)
かつて私が書いた記事の情報修正です…
デヴィッド・ボウイの左目は義眼ではなく、
瞳孔が開いたまま閉じなくなったということでした。

こんな小ネタがわかるほど、
この数週間は、
デヴィッド・ボウイを特集したマニアックな番組が、
いくつも放送されておりました。

やはり、
本国イギリスで制作された番組は、
どれも興味深い内容で…

例の「ROCK LEGENDS」でも、
2013年制作の作品を追悼特集として、
再放送していましたが…

昨晩NHK-BSで放送された、
「デビッド・ボウイ 5つの時代」という、
2013年BBC制作の作品は、
その中でも群を抜いた内容で、
何回もビデオを見返してしまいました。

これは、
ボウイのインタビューだけでなく、
重要なキャリアに関わったミュージシャンに対し、
音楽面から分析をしてもらうという構成で、

リック・ウェイクマンがピアノを弾きながら、
ボウイの作曲のセンスについて解説したり、
カルロス・アロマーがギターを弾き、
ひとり多重録音をしながら、
「フェイム」を再現したり…

トレバー・ボルダー、
ミック・ロンソン、
アール・スリック、
イーノ、
ロバート・フリップ(!)などなど…
貴重な証言と未公開映像満載で、
ファンだったら涙を流してしまう内容になっています。

この作品と『ROCK LEGENDS』を見ると、
イギリスでは、
『ヤング・アメリカンズ』と『ヒーローズ』が、
高く評価されていることがよくわかります。
(個人的には、
『ダイアモンド・ドッグス』を無視しないでほしいのですが…)

そんな中、
ようやく最新作『★』が手に入りました。

ジャズとヒップホップを取り入れ、
非常に意欲的な作品に仕上がっている…
という前評判でしたが、
実際に聴いてみると、

ジャズとはいっても、
いわゆる古いタイプのジャズではなく、
最近のヨーロッパ系のジャズであり、
ヒップホップとはいっても、
巷で一般的になっているタイプではなく、
ボウイ流の…

そう、
そうなんです…
あくまでも、
ボウイが消化して出した形になっていて、
ひとひねり効いているのです。
う〜ん、
さすがですね。

遺作ということで話題になっていますが、
そうでなくても、
これは問題作だったと思います。

まだ数回しか聴いておりませんが、
今のところ私のお気に入りは、
2曲目の「`Tis A Pity She Was A Whore」

今回のメンバーでは、
ドラマーが素晴らしくて、
カーンと張りの効いたスネアの音で、
まるで打ち込みのようなプレイをしています。

こういうリズムは好みなので、
生で見てみたかったところですね。

たしかに、
全体に暗めで重い雰囲気はありますが…
思い出してください。
『ステイション・トゥ・ステイション』
や『ヒーローズ』を作った方です。

もともと、
こういうアプローチが得意…
というか、
創作意欲が旺盛な時期に、
暗めで重い雰囲気の作品を残しているのです。

そう考えると『★』は、
ボウイにとって重要な作品だったといえるでしょう。

しかし、
ここからどういう展開を構想していたのか…
それは永遠の謎になってしまいました。

死してなお、
我々の想像力をかきたてるなんて、
偉大過ぎるアーティストであります。
PR
忍者ブログ★ [PR]

★ ILLUSTRATION BY nyao