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「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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  ★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2024/11/23 (Sat)
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★2015/08/23 (Sun)
この夏は、

亡父のお墓を、
母方の菩提寺である、
東京は足立区の古いお寺に決めたおかげで、

高校卒業以来、
あまり顔を出していなかった“地元”を、
頻繁に訪問することになりました。

当時とは見違えるようになった駅前を過ぎ、
一歩裏道に入ると、
そこには、
昔と変わらない街の景色が私を待っていたのです。

ああ…なつかしい。

中学の同級生の顔が浮かび、
いくつかの印象的な場面が記憶に蘇り、
私にしては珍しく、
感傷にひたってしまったのです。

これが、“地元”ってことかぁ…。

私は、
思春期の頃、
この“地元”が好きではありませんでした。

日本のロックの中心地は、
中央線沿線だったし…

チャボ(仲井戸麗市さん)が当時語っていたように、
「(東京の)東側から来るヤツがさぁ、
みんなコレで(リーゼント)
コレ(バイクに乗る)だったから…」

と言われるほど、
文化とは縁遠いエリアだったからです。

そのせいか、
当時は、
とにかくココから離れよう…
中央に出ていこう、
と考えるばかりでした。

それが…
あれから40年近くの歳月が流れ、
人生の酸いも甘いも理解できる年齢になったら、
そんなこと以前に、
訳もなく、
“地元”が懐かしくなってしまったのです。

理屈抜きで自分を受け入れてくれる場所、
隣り近所がみんな知っている人ばかり…
これがいいんですね。

こんな空間のありがたさを
思い知らされるなんて…
お寺でも言われたことですが…
亡き父の導きでしょうか?
とても不思議な縁と言わずにはおられません。

そんな“地元”で、
昭和30〜40年代の足立区の写真集、
を手に入れました。
これはスゴイ。
写真の向こうに、
当時の自分が見える…。

長い人生において、
最も重要なのは、
成人するまでの期間ではないか?
などと思う今日この頃です。
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★ ILLUSTRATION BY nyao