「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2014/07/27 (Sun)
あまりの暑さに
思考回路が停止し、
先週は投稿をサボってしまい、
たいへん失礼しました。
さて…
インターネットを使って、
簡単にショッピングが出来るようになり、
たいへん便利な世の中になったわけですが、
そのおかげで、
めっきり足を運ばなくなった場所が、
レコード(CD)屋さんと本屋さんです。
かつては、
ちょっとした用事を果たすために、
近所のお店に立ち寄り、
そこで新しい知識との出会いがあったりしたわけですが、
最近これがまったくなくなりました。
スマホで簡単に探し物をして、
その場ですぐに注文ができ、
現金のやりとりをせずにカード決済でOKとなれば、
多忙な毎日、
わざわざお店に足を運ぶことをしなくなるのは、
当然のことではないでしょうか。
そんな時代に、
休日に
わざわざ訪ねてみようと思うお店があるとしたら、
よほど魅力的な空間であると言えるでしょう。
東京は代官山にある、
蔦屋書店は、
そんな空間のひとつです。
ここへ来ると、
美しい装丁の本を眺めまわり、
興味を惹くタイトルを開き、
時間の経過を忘れてしまいます。
あーっ、
やっぱり本屋さんっていいなーっ
つくづくそう思う瞬間です。
デジタル書籍がいくら流行しても、
私はそれを支持しません。
本というものは、
眺めて、手に取って、それから読んで、
はじめて身になるものであり、
それゆえに美しいものであると思うからです。
先日、
蔦屋書店を訪問した際に、
思わず購入してしまった本が2冊…
「透明標本」(小学館)
「昭和40年男」(CRETE)
「透明標本」は美しい、
彩色が施された骨格標本の写真集。
深海魚、
甲殻類、
軟体動物、
魚類一般、
両生類、
爬虫類、
鳥類、
哺乳類、
と分類に従って展開される、
骨格構造の特徴がおもしろくて、
時間を忘れてひとつひとつの標本に見入ってしまいます。
ミーハーな私は迷うことなく、
著者(冨田伊織氏)のサイン入り本を手に入れてしまいました。
だって…あと2冊しかなかったんだもん…(←限定販売にも弱い)
「昭和40年男」は隔月刊で、
その年代の大衆文化を、
その年代に生まれた人が語るという、
私がかつて関わっていた、
「ニュー・ルーディーズ・クラブ」と似たコンセプトの雑誌。
最新号はマジンガーZが表紙だったので、
思わず手にしてしまいました。
今回はスーパーロボットがテーマだったので、
テレビ放映されたヒーローの話題に始まり、
スーパーロボットに憧れた世代が
最新のテクノロジー開発に携わっていることを中心に、
同時期のテレビ番組やアイドルの話にまで及ぶのですが、
個人的にうれしかったのは、
私がたいへん高く評価している、
故石川賢先生の「ゲッターロボ」に関するコラムがあったことで、
ここは大きく共感すると共に、
もっと話題を展開させたい、
などと思ったりしました。
(コミックでは、
主人公ともうひとりが、
過激で暴力的なアンチヒーローとして描かれており、
過剰ともいえる描写と相まって強烈な印象を残しています…)
私が注目したのは、
日本におけるロボットものの誕生過程の分析で、
そこに終戦の記憶が大きく関わっている、
とした部分…
そうなんですよ、
あらためて気がついたのですが、
昭和40年(1965年)は第2次世界大戦が終わってから、
まだ20年しか経っていなかったということです。
20年なんて、
少し前という程度の過去ですよ。
今から20年前が1990年代ですから…
そう考えると実感できると思います。
私なども、
アラ昭和40年男(昭和37年:1962年生まれ)ですから、
自分が生まれた年などは、
20年を切る、
戦後17年だったことを考えると、
少々驚きです。
私が今回、
蔦屋書店を訪問したのとほぼ同じ時期に、
BSで「人間の証明」(1977年)が放映されていましたが、
これも戦争の記憶に端を発するストーリーでした。
戦争がそんなに間近の出来事だったとは…
そう…そうでしたね…
私が子供の頃、
上野の山へ行くと、
戦争で傷ついた傷痍軍人の方が、
歌を歌ったり楽器を演奏しているのを見かけたものです。
子供心に、
とってもコワかった…
学生運動もロックが生まれたのも、
みんなこの時期だったことを考えると、
この“終戦の記憶”というキーワードは、
我々の時代を語る際に、
実は、
もっとも意識しなければならないテーマであったのかもしれません。
ここ数日、
報道を賑わしている、
ウクライナやパレスチナのニュースを見るにつけ…
終戦記念日が近づくこの季節に、
そんなことを痛感した次第です。
終戦の廃墟からの驚異的な復興、
高度経済成長の高揚感、
経済停滞と共にやって来たシラケた雰囲気、
ふたたびバブル景気による享楽的な未来観、
終わらないテロや戦争による閉塞感、
出口のない閉塞感と環境の変化による終末感…
我々がたった50年間生きている間に、
社会はこのように劇的な変化をとげているのです。
考えてみると、
スゴい時代を生きてきたわけだ…
その出発点に、
“終戦の記憶”があったことを、
すっかり見落としていたことに気がつき、
少しそこへ目を向けてみよう、
と思っている今日この頃でした。
思考回路が停止し、
先週は投稿をサボってしまい、
たいへん失礼しました。
さて…
インターネットを使って、
簡単にショッピングが出来るようになり、
たいへん便利な世の中になったわけですが、
そのおかげで、
めっきり足を運ばなくなった場所が、
レコード(CD)屋さんと本屋さんです。
かつては、
ちょっとした用事を果たすために、
近所のお店に立ち寄り、
そこで新しい知識との出会いがあったりしたわけですが、
最近これがまったくなくなりました。
スマホで簡単に探し物をして、
その場ですぐに注文ができ、
現金のやりとりをせずにカード決済でOKとなれば、
多忙な毎日、
わざわざお店に足を運ぶことをしなくなるのは、
当然のことではないでしょうか。
そんな時代に、
休日に
わざわざ訪ねてみようと思うお店があるとしたら、
よほど魅力的な空間であると言えるでしょう。
東京は代官山にある、
蔦屋書店は、
そんな空間のひとつです。
ここへ来ると、
美しい装丁の本を眺めまわり、
興味を惹くタイトルを開き、
時間の経過を忘れてしまいます。
あーっ、
やっぱり本屋さんっていいなーっ
つくづくそう思う瞬間です。
デジタル書籍がいくら流行しても、
私はそれを支持しません。
本というものは、
眺めて、手に取って、それから読んで、
はじめて身になるものであり、
それゆえに美しいものであると思うからです。
先日、
蔦屋書店を訪問した際に、
思わず購入してしまった本が2冊…
「透明標本」(小学館)
「昭和40年男」(CRETE)
「透明標本」は美しい、
彩色が施された骨格標本の写真集。
深海魚、
甲殻類、
軟体動物、
魚類一般、
両生類、
爬虫類、
鳥類、
哺乳類、
と分類に従って展開される、
骨格構造の特徴がおもしろくて、
時間を忘れてひとつひとつの標本に見入ってしまいます。
ミーハーな私は迷うことなく、
著者(冨田伊織氏)のサイン入り本を手に入れてしまいました。
だって…あと2冊しかなかったんだもん…(←限定販売にも弱い)
「昭和40年男」は隔月刊で、
その年代の大衆文化を、
その年代に生まれた人が語るという、
私がかつて関わっていた、
「ニュー・ルーディーズ・クラブ」と似たコンセプトの雑誌。
最新号はマジンガーZが表紙だったので、
思わず手にしてしまいました。
今回はスーパーロボットがテーマだったので、
テレビ放映されたヒーローの話題に始まり、
スーパーロボットに憧れた世代が
最新のテクノロジー開発に携わっていることを中心に、
同時期のテレビ番組やアイドルの話にまで及ぶのですが、
個人的にうれしかったのは、
私がたいへん高く評価している、
故石川賢先生の「ゲッターロボ」に関するコラムがあったことで、
ここは大きく共感すると共に、
もっと話題を展開させたい、
などと思ったりしました。
(コミックでは、
主人公ともうひとりが、
過激で暴力的なアンチヒーローとして描かれており、
過剰ともいえる描写と相まって強烈な印象を残しています…)
私が注目したのは、
日本におけるロボットものの誕生過程の分析で、
そこに終戦の記憶が大きく関わっている、
とした部分…
そうなんですよ、
あらためて気がついたのですが、
昭和40年(1965年)は第2次世界大戦が終わってから、
まだ20年しか経っていなかったということです。
20年なんて、
少し前という程度の過去ですよ。
今から20年前が1990年代ですから…
そう考えると実感できると思います。
私なども、
アラ昭和40年男(昭和37年:1962年生まれ)ですから、
自分が生まれた年などは、
20年を切る、
戦後17年だったことを考えると、
少々驚きです。
私が今回、
蔦屋書店を訪問したのとほぼ同じ時期に、
BSで「人間の証明」(1977年)が放映されていましたが、
これも戦争の記憶に端を発するストーリーでした。
戦争がそんなに間近の出来事だったとは…
そう…そうでしたね…
私が子供の頃、
上野の山へ行くと、
戦争で傷ついた傷痍軍人の方が、
歌を歌ったり楽器を演奏しているのを見かけたものです。
子供心に、
とってもコワかった…
学生運動もロックが生まれたのも、
みんなこの時期だったことを考えると、
この“終戦の記憶”というキーワードは、
我々の時代を語る際に、
実は、
もっとも意識しなければならないテーマであったのかもしれません。
ここ数日、
報道を賑わしている、
ウクライナやパレスチナのニュースを見るにつけ…
終戦記念日が近づくこの季節に、
そんなことを痛感した次第です。
終戦の廃墟からの驚異的な復興、
高度経済成長の高揚感、
経済停滞と共にやって来たシラケた雰囲気、
ふたたびバブル景気による享楽的な未来観、
終わらないテロや戦争による閉塞感、
出口のない閉塞感と環境の変化による終末感…
我々がたった50年間生きている間に、
社会はこのように劇的な変化をとげているのです。
考えてみると、
スゴい時代を生きてきたわけだ…
その出発点に、
“終戦の記憶”があったことを、
すっかり見落としていたことに気がつき、
少しそこへ目を向けてみよう、
と思っている今日この頃でした。
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