「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2014/01/12 (Sun)
浮き世を忘れ去った9連休も過ぎ…
年明け早々のハードな1週間が過ぎ…
いつもと変わらない毎日が戻って来ました。
ああ…諸行無常かな(笑)
みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
さて、
今年の音初めは、
年末にワッと発売された紙ジャケシリーズのうち…
年明けまで封印していた、
パリスの2枚でした。
パリスは、
1977年「エボニー・アイズ」のヒットで有名になった、
ボブ・ウェルチ(Vo&G)が、
フリートウッド・マック脱退後、
ソロ活動に至るまでの短い期間に、
元ジェスロ・タルのグレン・コーニック(B)と結成したグループで、
1976年に2枚のアルバムを発表しています。
今回、
リマスターされて、
紙ジャケ仕様で再発されたのは、
この2枚のアルバムです。
(長らく廃盤状態だった…)
ファーストアルバム『パリス』では、
トッド・ラングレンが在籍していた、
元ナッズのトム・ムーニーがドラムスを担当、
セカンドアルバム『ビッグ・タウン2061』では、
これまたトッド・ラングレンの『ラント』に参加した、
ハント・セールス(のちにデヴィッド・ボウイ『ティン・マシーン』に参加)
がドラムスを担当。
後年、
ボブ・ウェルチは、
準備不足でスタジオ入りしたことを悔いていましたが、
そればかりか、
満足なプロモーションもできず、
ライヴもほとんど行えず、
結局パリスは短命で終わってしまいました。
しかし、
日本では、
あの渋谷陽一氏が絶賛したこともあり、
ファンクラブができるほど盛り上がったので、
私ぐらいの年代の方は、
名前ぐらいは耳にしたことがあるのではないでしょうか。
当時、
渋谷陽一氏は、
レッド・ツェッペリンのフォロワーとして、
このパリスと、
ディティクテイヴ(元シルバーヘッドのマイケル・デ・バレスが在籍)に
注目していたのですが、
たしかに、
パリス(とくにファーストの方)は、
『聖なる館』『フィジカル・グラフィティ』あたりの
レッド・ツェッペリンを彷彿させる音になっています。
つまり…
リフ中心の、
変拍子ビシバシのハードロック…
たしかに…
これはレッド・ツェッペリンを意識した音ですなぁ…
私は…
ファースト・アルバムの方は、
「レリジョン」という、
それこそ、
リフを使った、
変拍子ハードロックの名曲以外は、
それほど印象に残っておらず、
大々的にファンクを取り入れた、
セカンド・アルバム『ビッグ・タウン2061』の方が、
聴くべきところが多いと評価しております。
今回のリマスターで、
以前より音がクリアになった感じがするので、
いっそう作品の魅力が際立ったように思えます。
ドラマーの力量の差というのは…
克明にサウンドに反映されますなぁ。
私が、
パリスに惹かれるのは、
まず、
ギターの音が歪んでいないこと。
おそらく、
レスポールのトグルスイッチを真ん中にして、
少しヴォリュームを下げた音…
ペケペケした音(笑)…
だと思うのですが、
それをメインにしていること。
こういう音は私の大好物なのです。
そして、
モジュレーション系のエフェクター、
コーラスやフランジャーといったエフェクターを、
ギターだけでなく、
ヴォーカルや、
バンド全体のサウンド処理に使っていて、
特有のスペーシーな雰囲気を出していること。
このセンスがモダンで、
非常によいのです。
コーラス好きの私には、
こりゃたまらんらん、
なのです(笑)
このような音処理は、
後にラッシュあたりが得意とするのですが…
その原型はパリスにあると、
私は評価しています。
前述の「レリジョン」は、
楽曲を練り込む時間がなく、
アレンジができていない後半を、
強引にこのような処理でゴマカした、
ということですが…
おかげで、
スペーシーというより、
グチャグチャにサイケな感覚の、
イケてる音になっているのでした。
脳内物質の代謝が盛んになる音…(笑)
ボブ・ウェルチのこの感覚は、
ソロ作『フレンチ・キッス』で花開くわけですが、
この作品、
当初は、
パリスのサード・アルバムとして構想されていた、
ということですから、
パリスの2枚のアルバムがなかったら、
彼の成功はなかったかもしれませんね。
ロックの歴史では、
まったく評価されていないんですけどねぇ…
この2枚は…
ボブ・ウェルチは残念ながら、
昨年に亡くなってしまいましたが、
このタイミングで、
歴史の彼方に埋もれそうになっていた
旧作がリリースされたことは、
たいへんよかったのではないでしょうか。
興味をもたれた方はぜひ、
この機会にパリスを聴いてみてください。
私などは、
また、
ファンクを現代流に解釈して、
曲作りに反映させてみようかな?
などと企んでおります。
ROCKバカ一代、
今年もよろしくです。
年明け早々のハードな1週間が過ぎ…
いつもと変わらない毎日が戻って来ました。
ああ…諸行無常かな(笑)
みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
さて、
今年の音初めは、
年末にワッと発売された紙ジャケシリーズのうち…
年明けまで封印していた、
パリスの2枚でした。
パリスは、
1977年「エボニー・アイズ」のヒットで有名になった、
ボブ・ウェルチ(Vo&G)が、
フリートウッド・マック脱退後、
ソロ活動に至るまでの短い期間に、
元ジェスロ・タルのグレン・コーニック(B)と結成したグループで、
1976年に2枚のアルバムを発表しています。
今回、
リマスターされて、
紙ジャケ仕様で再発されたのは、
この2枚のアルバムです。
(長らく廃盤状態だった…)
ファーストアルバム『パリス』では、
トッド・ラングレンが在籍していた、
元ナッズのトム・ムーニーがドラムスを担当、
セカンドアルバム『ビッグ・タウン2061』では、
これまたトッド・ラングレンの『ラント』に参加した、
ハント・セールス(のちにデヴィッド・ボウイ『ティン・マシーン』に参加)
がドラムスを担当。
後年、
ボブ・ウェルチは、
準備不足でスタジオ入りしたことを悔いていましたが、
そればかりか、
満足なプロモーションもできず、
ライヴもほとんど行えず、
結局パリスは短命で終わってしまいました。
しかし、
日本では、
あの渋谷陽一氏が絶賛したこともあり、
ファンクラブができるほど盛り上がったので、
私ぐらいの年代の方は、
名前ぐらいは耳にしたことがあるのではないでしょうか。
当時、
渋谷陽一氏は、
レッド・ツェッペリンのフォロワーとして、
このパリスと、
ディティクテイヴ(元シルバーヘッドのマイケル・デ・バレスが在籍)に
注目していたのですが、
たしかに、
パリス(とくにファーストの方)は、
『聖なる館』『フィジカル・グラフィティ』あたりの
レッド・ツェッペリンを彷彿させる音になっています。
つまり…
リフ中心の、
変拍子ビシバシのハードロック…
たしかに…
これはレッド・ツェッペリンを意識した音ですなぁ…
私は…
ファースト・アルバムの方は、
「レリジョン」という、
それこそ、
リフを使った、
変拍子ハードロックの名曲以外は、
それほど印象に残っておらず、
大々的にファンクを取り入れた、
セカンド・アルバム『ビッグ・タウン2061』の方が、
聴くべきところが多いと評価しております。
今回のリマスターで、
以前より音がクリアになった感じがするので、
いっそう作品の魅力が際立ったように思えます。
ドラマーの力量の差というのは…
克明にサウンドに反映されますなぁ。
私が、
パリスに惹かれるのは、
まず、
ギターの音が歪んでいないこと。
おそらく、
レスポールのトグルスイッチを真ん中にして、
少しヴォリュームを下げた音…
ペケペケした音(笑)…
だと思うのですが、
それをメインにしていること。
こういう音は私の大好物なのです。
そして、
モジュレーション系のエフェクター、
コーラスやフランジャーといったエフェクターを、
ギターだけでなく、
ヴォーカルや、
バンド全体のサウンド処理に使っていて、
特有のスペーシーな雰囲気を出していること。
このセンスがモダンで、
非常によいのです。
コーラス好きの私には、
こりゃたまらんらん、
なのです(笑)
このような音処理は、
後にラッシュあたりが得意とするのですが…
その原型はパリスにあると、
私は評価しています。
前述の「レリジョン」は、
楽曲を練り込む時間がなく、
アレンジができていない後半を、
強引にこのような処理でゴマカした、
ということですが…
おかげで、
スペーシーというより、
グチャグチャにサイケな感覚の、
イケてる音になっているのでした。
脳内物質の代謝が盛んになる音…(笑)
ボブ・ウェルチのこの感覚は、
ソロ作『フレンチ・キッス』で花開くわけですが、
この作品、
当初は、
パリスのサード・アルバムとして構想されていた、
ということですから、
パリスの2枚のアルバムがなかったら、
彼の成功はなかったかもしれませんね。
ロックの歴史では、
まったく評価されていないんですけどねぇ…
この2枚は…
ボブ・ウェルチは残念ながら、
昨年に亡くなってしまいましたが、
このタイミングで、
歴史の彼方に埋もれそうになっていた
旧作がリリースされたことは、
たいへんよかったのではないでしょうか。
興味をもたれた方はぜひ、
この機会にパリスを聴いてみてください。
私などは、
また、
ファンクを現代流に解釈して、
曲作りに反映させてみようかな?
などと企んでおります。
ROCKバカ一代、
今年もよろしくです。
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